3年前の7月12日。あの日から全ては変わってしまった。
本当に? 否、彼らは違う。
緞帳が落ち、舞台裏が顕わになったとしても、財団が変わることはない。
正常性の守護者のすべきことはただ一つ。世界を、街を、人類を異常から守るのだ。
「騎兵隊のご到着だ、クソッタレ」
ご存知の通り、財団問題児の一角。テロの現場に偶然居合わせ、その経験を買われてマンハッタン救援隊の第1部隊長に就任する。GOCの事務総長と何やら深い関係があるようだ。
「いえ、財団にホットラインはありません。クレムリンにも」
同じく財団問題児の一角。クレフと共にテロに巻き込まれ、現場で最も階級が上位だったために嫌々ながら報道担当臨時管理官を任されるが……?
「緊急事態です、管理官」
3年前の一件にも関わっていた渉外担当調整官。事件真っ只中の国連本部ビルでGOCとの交渉に奔走した。
「私のところに上がっている報告を信じるなら、島の南側は幽霊とか悪魔で一杯よ」
サイト-310収容スペシャリスト。冷静沈着なプロフェッショナル。
「決まりです。まずは市民を救いましょう」
サイト-310副管理官。壊れた神の教会とは何かと縁があるようだ。
「シット!」
収容担当臨時管理官。空気を読まない問題児たちの言動に振り回されている。
「まあ大丈夫です。基本的には」
かつてのベガス事変でも活躍した、オカルト部門主席研究員。機動部隊O-16とともに魔法少女たちを追う。アノマリーとの交渉にも柔軟に対応できる優秀な研究者。
「アノマリー風情が調子に乗りおって!」
対応部隊連絡員として機動部隊Ζ-23に同行。長年の苦い経験からか、アノマリーを嫌う堅物でもある。
「連中は地図も読めないのか?」
対応部隊連絡員として様々な機動部隊に同行する。経験豊富で優秀だが、常識にとらわれがち。
「さあ、お客さんですよ」
GoI研究のスペシャリスト、異常組織学主任博士。ツインタワー突入部隊の指揮を執る。
「我々は神とて収容するのですから、今回もやり遂げられます」
魔術に関する造詣に優れた機動部隊管理官。サイト-28の奪還と防衛を担当し、複数の機動部隊を指揮する。
「どうやらこの街は派手にローストされかかってるぞ」
財団-FBI連絡員。実力は確かなものの、皮肉屋で規則にこだわらない。
「彼らが一般人かどうかについては大いに議論の余地があるな」
SCPSプロヴィデンス乗組員。マンハッタン島西部沖合における大騒動の目撃者となる。
「すまないプロヴィデンス、もう一度繰り返してくれ」
財団艦隊司令部担当。状況報告に対して耳を疑う。
「要は何が起きてもおかしくなかった」
未詳資料/目録編纂室 編纂官。マンハッタン・カオス関連記録整理を担当するが、そのメチャクチャさに困惑する。
「万全なサポートを行うことを約束いたします」
奇跡論研究部門上席研究員。事件の後処理を行う。
法務部門主席弁護士。事件を収拾するため、ブライト博士からある厄介事を押し付けられた。
サイト-17管理官。長年財団に務める職員。どうやら娘がいるらしく……?
「我々は諦めるべきではない」
別名監督評議会。財団のトップに立つ意思決定機関であり、GOCによるマンハッタン焼却を良しとせず最後まで戦い抜く決断を下す。
マンハッタン救援隊隷下の機動部隊。異常生物への対処が専門。突入初期から動員され、サイト-28の奪還に当たる。
マンハッタン救援隊隷下の機動部隊。対空戦闘に秀でており、サイト-28防衛戦で飛行型実体と激戦を繰り広げる。
マンハッタン島の駐留機動部隊。突入作戦ではインサージェンシーの召喚した巨大神格実体を追撃する。
マンハッタン島の駐留機動部隊。事件初期の混乱の中、事態を収拾するべくノーホー攻略を試みるが……
マンハッタン救援隊隷下の機動部隊。霊体対策に長けるが、多種多様な異常存在の出現に苦戦を強いられる。
マンハッタン救援隊の本隊にあたる機動部隊。クレフ博士の指揮下で1 WTCへの突入を行う。
マンハッタン救援隊隷下の機動部隊。魔女たちに協力して異常次元内部の避難民の救助にあたる。
サイト-28駐留機動部隊。サイトごと異常次元に飲み込まれ、内部で孤立してしまう。
マンハッタン救援隊隷下の機動部隊。島の西側で避難民を護衛し、脱出を支援する。
異常次元内部に取り込まれた財団職員有志で構成された臨時機動部隊。一般市民を異常存在から守るべく戦い続ける。
財団と相対する第2の楔。かつての異常世界の警察。
自らの膝元で起きた未曾有の危機を前にして、彼らは断固たる決意を示す。
連合もまた変わることはなく、あらゆる手段を講じるだろう。
灯火を掲げよ。どれほどの犠牲を払おうとも、人類の安寧と生存のために勝利せよ。
「私たちは世界の連合なのですよ、エージェント」
世界オカルト連合事務総長。クレフ博士と浅からぬ因縁があるらしいが……?
「財団はもはや敵ではないのですから」
事務次長。国連総会に出席する事務総長に代わって留守を預かり、108評議会を纏め上げる。
「2日で終わります」
カブール地区長。若く優秀だが、性格に難あり。
「非常に──非常に興味深い」
物理部門北米部局上級将校。有能かつ老獪で嫌味な性格の陰謀家。
「カオス・インサージェンシーに対する世界オカルト連合の優位を示せ」
世界オカルト連合物理部門員、航空管制官。"Max Damage"の戦術管制を担当した。
「悪魔を殺すに相違なし」
108評議会構成組織"サタンと科学者の統一教会" 正二位科学司祭。頑迷で強情。
「共同戦線に否やはない」
108評議会構成組織"バヴァリア啓明結社" 人心教導啓明者。日和見主義的だが人格者。
「それでは、今後の連携を詰めましょう」
3年前の一件にも関わっていた精神部門員。特任使節として財団との交渉を仲介する。
「蟻みてえに湧いてくる、悪魔ってこんな奴らなのか?」
排撃班9999 "Max Damage"部隊員。超重交戦殻8号機"ハーディング"のパイロット。コールサインは"How"。
「だからこうするんだ、馬鹿め」
排撃班6350 "Hound Dog"班長。熟練した優秀な兵士だが、部下に関する不幸なジンクスを持つ。
極東部門所属の対生物脅威排撃班。戦闘強化服を装備する。事件に際して急遽動員された。
極東部門所属の対大型脅威排撃班。超重交戦殻1機を装備する。国連本部警護のためにマンハッタンに駐留していた。
超重交戦殻16機を装備する装甲排撃班。世界オカルト連合の主要正面戦力のひとつ。
蠢動する混沌。自らも含めて誰一人その全貌を知らぬもの。
デルタコマンドの冷徹な指揮の下、彼らは罪なき多くを道連れに破滅の行程を突き進む。
進歩を憂い、後退を善しとするならば続け。
かつて財団だったものは決して、人類が未来なき光の中に踏み出すことを認めない。
ティール師団所属のクラスIV現実改変者。カップケーキを生成し、その構造を自在に変化・破壊することができる。能力をもっぱらカップケーキ型爆弾の製造に用い、敵対者の爆殺を好む危険人物だが、非常に優秀な工作員でもある。
GRU"P"部局出身の元エージェントで、"悪夢姫"の護衛役を務めるガンマクラス工作員。多連装ハンドガン"ヨールカ"を始めとする多様な重火器の扱いに長けた優秀な軍人。魔女狩りのスペシャリスト。
軍需部門の物資輸送を監督するガンマクラス工作員。テロ実行のため、大量の物資と人員をマンハッタンに搬入した。
変装を得意とするガンマクラス諜報員。マンハッタン次元崩落テロ事件の1年前、ギリシャ・レオニディオの街でその諜報技術を遺憾なく発揮し、超常民族の根絶と神格実体の奪取とを成し遂げてみせた。
本来のテロ事件当時はエジプト出身の穏健派人権活動家として暮らしていたのだが、24年の時を経て夏鳥思想に基づく過激派テロ組織首領へと変貌。未来で彼の故郷を襲う惨劇の遠因を排除すべく、禁忌の知識を蓄えて世界変節の瞬間へと舞い戻る。
緋色の王の信奉団体から自身を救い出した恩義に応えるべく、カオス・インサージェンシーの神学研究部門に所属。種々の神格実体を兵器として運用すべく研究を重ね、彼の開発品はマンハッタンにも持ち込まれた。兄は財団所属。
カオス・インサージェンシーの上級命令系統。財団におけるO5に相当するとされ、その正体は謎に包まれている。
古代ギリシャ・ローマ神話に語り継がれる不和と闘争の女神。1年前にギリシャで発生したテロ事件でカオスに捕らえられ、異形の神話生物が複合したような巨大実体としてマンハッタンに降臨させられる。財団&連合からはUE-1109と総称される。
大いなる深淵から這い出した古き神格。マンハッタンの戦乱と混沌に引き寄せられ、自然を模倣した人造の庭園であるセントラル・パークにUE-1110として不完全な状態で顕現する。
1 WTC最上部に出現した謎の神格実体の幼体。カオス・インサージェンシーの儀式によって召喚・強化され、悪魔を従えて異常次元を拡大しながら羽化の時を待つ。指定呼称はUE-1111。
「ようこそ、謁見の間へ」
強大な悪魔の一柱。カオス・インサージェンシーによって召喚されるも、"繭"によって領地と配下の悪魔たちの支配権を奪われ、1 WTC上層階に幽閉されていた。人間態では豊満な妙齢の美女の姿を取る。
異常は日常と化し、奇跡は奇術に堕す。果たして信仰は何をもたらすのか?
イニシアチブに属するアブラハム宗教の信仰者たちは、常にこの命題と向き合ってきた。
今、平穏は破壊され、街に悪意が溢れている。人々は救いを求めている。
試練のときだ。立ち上がり、武器を取り、証を示せ。"狼"はそのためにこそ在る。
「備えよ戦士、今こそ信仰を輝かせ給え!」
"鉄槌計画"前線指揮官。ギリシャ正教の戦士たちを率い、国際連合本部前方で悪魔実体群らと戦う。
「貴様はアメリカ人ではないな? イラン人でもない? では良い」
"啓示されし者たちの軍"第4戦闘隊長。遠くアラブの地から聖戦に参加し、部下たちからは"アミール"と呼ばれる。故郷では別の名で呼ばれていたそうだが……?
「子供たちの保護者として、全力で仇を取らせてもらうわよ!」
"啓示されし者たちの軍"エージェント。戦闘の中で魔女として立ち上がり、仲間を守るために戦う。
アンリ・ド・モンフォールの指揮下にあるイニチアチブの戦闘部隊。イニシアチブの中でも特に熱狂的・攻撃的な宗派から構成される。
境界線イニシアチブからニューヨークへ派遣された救援隊。侵食する次元異常からマンハッタン島外の近辺地域を防護することを中心として活動。
かつて神はその聖躯を四散させ、教会もまた分裂した。
長きに渡る分断の溝深く、歯車たちは未完成で、かつてのように噛み合うには至らない。
それでもなお、この小さな合同教区が、結合の始まりにならんと願って。
己の心臓の刻む音に従って生きよう。団結し、壊れざる精神に辿り着くために。
「そのとき私は確かに、彼の心が錆び付き軋む音を聞いたのです」
壊れたる教会の"神父"。メアリ・ストゥーシーとマーカス・スパークスの対立に苦労しつつ、マンハッタン内に存在するジェファーソン・ミラー教会において避難民の受け入れを開始する。彼とある少年との出会いが多くの人の運命を変えていくこととなるが、そこにはある人物の意思が継承されていた。
「我らはアレに抗する手段を他に探せねばならない」
歯車仕掛正教の軍事を担当する"ミリタント・フェイスフル"。好戦的で現場主義な性格で、教義の違いもありマーカス・スパークスとは対立している。教会の名前に付けられたジェファーソン・ミラーとは、あるつながりがあり……。
「そいつは野暮でどーも」
マクスウェリズム教会の備品管理を担当する青年。慎重派な技術屋で、教義の違いもありメアリ・ストゥーシーとは対立しているが、その背景には特殊な家庭環境も関係していた。
「何か御用でしょうか、サー」
プロメテウスラボのプロジェクト・バーディーンによって作成されたパラテクノロジー人工知能。相手を"サー"と呼び、SCP-2912-JPの操作を補助する。
ニューヨーク市警察
誰もが皆、変化に順応できるとは限らない。
警察は市民の味方だ。しかし時としてその責務は、彼ら自身に牙を剥く。
いつもと変わらない日のはずだった。日常は崩れ去り、地獄が顕現する。
襲い来る異常に直面したとき、市民と警察官を分けるものなどあるのだろうか?
ニューヨーク市警17分署所属の警部補。シカゴ・スピリットに関連する殺人事件を担当していた。
ニューヨーク市警17分署所属の刑事。最近汚職を疑われている。
ニューヨーク市警17分署所属の刑事。ディア大学出身。
ニューヨーク市警17分署所属の刑事。ローリング・ストーンズのファンだったが、その趣味が災いし……
ニューヨーク市警17分署所属の刑事。10月に結婚を控えている。
ニューヨーク市警17分署に新設された異常犯罪課所属の警部。事件当時17分署で生存者たちの指揮を執った。
ニューヨーク市警20分署所属の巡査部長、エクソシスト。セントラルパークの西側で防衛を担当していた。
合衆国軍
いかなる時も市民を守れ。国家のために死力を尽くせ。
ヴェールの崩壊から3年、軍もまた異常と無縁ではいられない。
空で、海で、陸で、際限なく湧き出る敵との戦いは想定を遥かに超えている。
それでも、合衆国市民の安全が脅かされるとき、そこは常に彼らの戦場だ。
空軍大尉、戦闘機パイロット。テロの発端となったハイジャック機を追跡する。
空軍中尉、戦闘機パイロット。テロの発端となったハイジャック機を最初に目撃した。
空軍中佐、オーティス空軍州兵基地の管制官。ハイジャック機の追跡を指示し、GOC管制官と対立する。
陸軍大尉、ペンタグラムの連絡エージェント。州兵を率いて異常次元周辺への偵察を行う。
沿岸警備隊兵曹長、麻薬取締船長。カオス・インサージェンシーに脅迫され、テロ実行に協力していた。
- ニューヨーク陸軍州兵第42歩兵師団("レインボー")
トロイに本拠地を置く陸軍州兵師団。ペンタグラムの指示を受け、選抜偵察中隊をマンハッタンに派遣する。
避難民たち
ある日突然、見慣れた街は戦場と化した。
悲鳴を上げて逃げ惑うか、部屋の中で息を潜めるか。
人々にできることはたった2つだけ。抗う力などありはしない。
果たして、本当にそうだろうか?
「俺には出来る」
雷を操る現実改変者の少年。奇妙な巡り合わせから、ジェファーソン・ミラー教会を巡る戦いに巻き込まれる。
「気がついたら、私は魔法使いになっていたの」
ブルックリンに住むごく普通の女の子。友人の家でテロ事件に巻き込まれてマンハッタン中を逃げ惑い、絶体絶命の危機を魔法の妖精達に救われる。自身も仮初の魔女となり、カオス・インサージェンシーの尖兵へ立ち向かう。
「私たちは多くの存在と協力してきました」
魔法の力を得た避難民の一人。事件終結が目前に迫る中、避難所の民衆に対して自身の経験を語り、協調の精神を呼び覚ます。
「団結こそが私たちを守るのです」
多くの仲間と共にマンハッタンの空中戦を切り抜けた少女。避難所で見せた演説は、彼女の予想もつかない規模の反響を呼ぶ。
バルトロメオ教会の神父。悪魔たちが迫る中、行き場をなくした避難民を教会に匿う。
アメリカ自然史博物館に勤務する歴史学者。ディア大学出身であり、ネオ・サーキックに属するサーキシスト。専門は奇跡術とネクロマンシー。
遠く遥々紐育、来たりてみれば事件あり、一寸先は紅い闇。
灰降る中を逃げ惑い、上を下への大騒動。
それでもカメラと鉛筆あれば、どこであろうと我らの仕事場。
ああ恋昏崎新聞社、ジャーナリズムの旗手たらん。
「特ダネが撮れたから回線が復旧し次第に速報打てるように準備しといて!」
明大政治経済学部卒、東弊重工本社総務部で10年勤続後退社し、恋昏崎新聞社へ入社。プロメテウスラボによるカック灰の公開実験を取材するために、特派員としてニューヨーク支局へ渡っていたところ事件に遭遇。現場から報道を行う。
「やはりこの事件の背景にあるのは財団を筆頭とするメキシコ湾体制の癒着であるように思えます」
ディア大学歴史・社会科学部卒業後、恋昏崎ニュースエージェンシーに入社。政治部のデスクを務める。恋昏崎新聞社で長年編集長を務めた広末孝行の娘であり、そして……。
「混迷化する事件の概況を恋昏崎新聞社ニューヨーク支局特派員が報告する」
本名不明の恋昏崎新聞社記者。多次元企業ECO出版社とのコネクションを持ち、同社と恋昏崎新聞社の協力関係の窓口となる人物。広末孝行の相方としてともに行動する。
彼らにとって、それは全くの偶然であった。
偶然にあの日、あの場所の、あの建物にいた。
しかし優れたオカルティストはそれを奇跡と、運命と、あるいは世界の意思と呼ぶ。
精神の眼を通じて彼らが見るものは何か。
「もしかすると、人類の精神の再生は為されつつあるのかもしれません」
ニューヨーク同胞団所属の職人。同胞たちと共にマンハッタンロッジに滞在している所をテロに巻き込まれる。儀式の実行を発案し、その記録役を務めた。
「キュプリアは読んだことがあるか?」
ニューヨーク同胞団所属の徒弟。名前の通りギリシャ系であり、その縁か、儀式において恐らくディスコルディアとコンタクトした。読書家。
「私は海カブトムシクリームのシャワーを浴びた」
ニューヨーク同胞団所属の職人。儀式において「繭」及び、その周囲の時空とコンタクトしたと思われる。儀式において嗅覚や味覚のビジョンを見る傾向にある。
「新聞を火に投げ入れた。火が大きくなった。」
本名は黒咲香蓮。東京同胞団所属の職人であり、テロ発生時にはマンハッタンロッジに視察に訪れていた。儀式において緋色の王らしき存在とコンタクトした。
「あの日のマンハッタンのエネルギーは非常に交錯していました。」
ニューヨーク同胞団所属の親方。マンハッタンロッジの指導者であり、儀式ではシャーマンの役割を務めた。儀式後に協会施設を避難所として提供する決定を下した。
その他の勢力
様々な打算や思惑を胸に、戦火の中に降り立つ者たち。
困難と脅威を乗り越えて、彼らは未来を見据えている。
「そう、パパのために…ね」
奇妙な小動物を従える少女。父親を探す旅の途中でテロに巻き込まれ、市民を守るために奔走する。
「君の魔法を見せるときだ」
アリソンに付き従うフェレットに似た小動物。人語を理解し、契約者の魔法を強化する。その目的は誰も知らない。
「今から、ボクが君を守るよ、リータ」
リータと契約した魔法生物。魔法に不慣れな少女を守るために力を尽くす。
「無理はするなよシビル」
レイランドと契約した魔法生物。皮肉げな口調だが、相棒への思いやりは本物。
「現状、我々の最も頼れる武装は水鉄砲なのでね」
ペンタグラムの上席エージェント。軍と財団、境界線イニシアチブの橋渡し役として前線指揮を行う。
「これが最後のチャンスだ、デレク」
異常事件課の刑事。果断な性格で、テロ事件を解決するために積極的な捜査を行う。
「これは彼にとって触れられたくない記憶みたいね」
民間の精神測定能力者サイコメトリスト。UIUに所属する親族、ランデン・エッカートの頼みにより捜査に協力する。実は彼女の親族は、ある奇妙な運命に巻き込まれており……。
「もし成功していれば3年前のポーランドの悪夢を我々は再び見ることになったでしょう」
異学会の分派、竹籠異象考古学研究会の主席である75歳の老人。奇跡論に詳しく、儀式的側面からテロ事件を分析する。
「他の人間の可能性を美しいと感じることができるという事実を、まさにそれを愛する。それが私の人生観」
赤斑蛇の手の主席で、九尾の狐の血を引く狐精術の使い手。異常次元内部へ侵入するための有識者としてマンハッタンに招かれた。ヴェール崩壊を受けて、本来のタイムラインより早く蛇の手に帰還している。
「キエェェェェイ!」
詳細は不明だが、素早い包丁さばきで悪魔を空中で三枚おろしにする技術を持つ。
「因果のレールは切り替わった」
財団時間異常部門に所属する博士。時空間操作技術を用いてジェラルド、ヨモギとともにSCP-2912-JPの構築に協力するが、そこには財団とは別の思惑があるようで……?
「それだけ文句が言えればまだ持ちそうじゃな」
The Doctorに所属する日本人女性。日奉一族の特殊能力に目を付けられ、負号部隊のある医師に改造されてしまったことによって不老になった。光芒の再臨を阻止するために敵対するサーキシストのジェラルドとも手を組み、シャンクとともにマンハッタンへ降り立つ。
「これで、破滅の未来は変えられたんだな?」
ネオ・サーキックの家系に生まれながら、その腐敗に気づきサーキック本来の目的である"支配階級の打倒"へと回帰しようとする青年。マナによる慈善財団と関わりを持ち、操血術ヘモマンシーと呪術を操る。古代サーキックが敵対していたダエーバイト文明の復活を阻止するため、シャンク、ヨモギとともに行動を開始する。
「急げ急げ、新たな神が産まれるぞ!」
トリスメギストス・トランスレーション&トランスポーテーションの社長と副社長。盗人の神として高性能コンピュータを盗みだし、知識の神としてSCP-2912-JPにそれを授けた。また、彼らはある存在の要請によってディスコルディアを連れ戻そうと試みる。
「全米の視聴者が貴方の声を聞いています」
CNNのニュースキャスター。財団広報部門と密かに協力し、報道面でマンハッタンの安定を図る。
「ここは最前線です、皆さん」
CNNニューヨークのリポーター。最前線の国連本部ビルから事件の趨勢を全世界に発信し続けた。
親財団派の第43代アメリカ合衆国大統領。この時空では一般人のようだ。