Tenten_518による98カノン胡乱/ヘッドカノン

ここは98カノンにおける様々なことを書くところです。

ハルピュイア族の生態備忘録

ギリシャ系伝承部族であるハルピュイア族は翼部のEVE発生器官で飛ぶ鳥人族の一種である。主な居住地はギリシャ共和国クレタ地方。

物理法則上、人型の体型は飛行に適しておらず、せいぜい滑空が限界だとされているが、ハルピュイア族はEVE放射による限定的な奇跡術により、その問題を解決している。しかし、バックラッシュとして自身の熱量(カロリー)を多量に消費してしまい、また、ある程度は物理法則を無視できるとはいえ、重量があると飛行に少なからず支障が出るとされる。筋肉は特に体重に影響を与える器官として知られている。そのためなのか、男女共に筋肉量が少ないとされているホモ・サピエンス女性に近い外見(に鳥類の特徴を足した姿)をしている。EVE放射でカロリーを消費するという特性上、ハルピュイア族の食事量は多い。体型的特徴により一気食いは困難であるため、1日の食事を4〜7食に分けている。

ハルピュイア族は鳥類の特徴が強い種族であり、卵生とされる。そのため、哺乳類における「妊娠」はしない。また、ハルピュイア族の男性はいわゆる「男性器」というものを持たない。ハルピュイア族女性の生殖器とは差異が存在するものの、素人には女性器と間違われることが多い。これらの特徴からハルピュイア族の性行為は一見すると女性同士のそれと間違われることが多い。

スペイン二頭君主制構想

ヒュマノ・ヌートリア間対立問題の解決案として構想されている制度。ヒュマノ系王族(イベント・オッタルの影響を免れた分家)とヌートリア系王族の二王家による輪番君主制(もしくはヒュマノ王とヌートリア王による二頭君主制)に移行することで、二種族間和解・融和の象徴にしようというもの。

構想案自体は2016年から出ており、様々な組織や著名人も賛成/推進していたが、マドリード事件(2018年)、二大陸正常回帰事件(2019年)、全世界同時多発テロ事件(2026年)による影響で交渉に陰りが見え始め、そして超常テロリズム防止法1の成立や二頭君主制構想の有力な推進者の一人であったアマリア・リュドリガ2がテロ事件で殺害されたことで交渉は完全に停滞してしまう。

この構想の結実は第三次世界大戦の終結後まで待たなければならなかった。

98世界における第三次世界大戦

2043年に勃発し、2047年に終結した世界大戦。大陸東部の砂漠化による環境変化で生存域の減少が続く状況を危惧した中国共産党政権は、自体の打破のために周辺諸国への軍事侵攻を開始。開戦当初は極東地域が主戦場だったが、戦争による経済の悪化で世界各地の種族間対立にまで飛び火し、世界規模の大戦となっていった。

極東地域では現実空間上での武力衝突が多かったものの、その他の地域では余剰次元、電脳空間、夢界が主戦場だったためか、98世界の後世では「静かなる大戦」とも言われている。しかしながら、前2回の大戦と比較したら少ないものの、現実空間上での破壊行為の発生が確認されているため、この通称には批判も存在している。

南関東大異災原因論争

南関東大異災(通称、東京事変)の発生原因は未だに特定されていない。というのも、南関東大異災は世界重複災害という側面もあり、重複世界毎に原因に繋がる情報が違うためである。以下は今までに提唱(またはほぼ確実視)されている原因を抜粋する。

  • 自然性現実崩落説

発生原因に人為的な要因は無く、あくまでも自然的なものとする説。しかしながらボン岬現実崩落災害と比較しても長期間災害が持続していることから疑問視する声が大きい。

  • 東京大結界暴走説

東京に張られていた大結界が暴走し、周囲の現実性に影響を及ぼしているという説。確かに一部の結界で術式の欠落や不備が見られたが、南関東広域に影響を与えるほどではなかったため、根拠としては弱いとされている。

  • SRA臨界事故説

南関東大異災の被害状況がスクラントン現実錨(SRA)の臨界事故のものに類似していることか提唱された説。SRAは財団が開発した機具であることから責任や事実を問う声も大きいが、財団側は否定している。

  • 神格出現事件説

南関東大異災は東京に出現した神格存在が原因で発生したという説。大異災被災地域で「謎の黒い巨人」の目撃情報が多発したことから、その実体を神格存在もしくはそれに近しい存在として扱っている。一方で過去の神格存在出現事例で確認されていたアキヴァ放射が大異災では感知されていないため、説得力に乏しい。

上記の4つ以外にも様々な仮説が提唱されているが、原因に共通点や接点が少ないか全く無い、被災地域で保護された"漂着者"たちの証言も一致しない、原因に繋がる証拠が別々の場所で複数発見されるなどの要因で、一貫した結論を出すのが困難な状況である。

特に明記しない限り、このページのコンテンツは次のライセンスの下にあります: Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License