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各記事での2000の扱われ方
DJカクタスの提言Ⅲ - 終焉の在り方
- O5-2"ナザレ人"が存在する場所の門にSCP-2000を象った彫刻が「地の底で静かに眠る巨大な機械。」として存在
D-2000
- SCP-2000をSCP-4932の試験に使用する1250人の人員の生産機として使用。
- 生産された人間を「生産品」と呼称
- 「人格コンポーネント」によって人格を生成している…?
- 奇形として生産されることや血友病を持って生産されることもある(職員は「血友病バグ」と呼称)
- 2000のことを「イエローストーンの下に隠された50万トンの機械」と形容
- 人格を強制的に植え付けることも可能
- 「ボカノフスキー分割機」という単語が登場(詳細は不明)
- 生産品が2000の存在を「母親」と形容
Machina ハブ
- 人類滅亡後、財団が開発したアンドロイドにより、2000が起動される。(覚書:起動には生身の人間を必要とする訳ではない)
SCP-1000 - ビッグフット
- SCP-1000によって使用されてきたことが知られている異常オブジェクトの中で最も重要である可能性が高いオブジェクトに関する報告書が2000の下に固定されている(覚書:何故2000の下にあるのかは不明。2000にSCP-1000の技術を使用している可能性)
SCP-3812 - 背後から聞こえる声
- 自身を終了しようと試みた国を地球上から消失させるSCP-3812に対し、 SCP-2000が活性化し、SCP-3812は直ちに深刻な損傷を受けた。
SCP-4002 - 黒き月は烏兎の果てより吼ゆる
- いつか起きるであろうKクラスシナリオや既存のアノマリーへの対抗策として2000を開発(プロジェクト:ラザルス)
- 2000開発に10年以上かかっている
SCP-4005 - 神聖なる天上の中国伝説都市
- 現実を虚言とし、その文脈を遂行するものが2000だとしている
SCP-4833 - 失神交響楽
- 再構築はKクラスシナリオが終息してから行われる(覚書:Kクラスシナリオを何らかの方法で終息させないと2000は使用できない)
- 再構築後の文明復興の中で労働するためだけに2000によって生産された人間はDクラス職員の服を着て奴隷として扱われる
- 2000によって生産された人間は同一の容姿
- 1970年に人類が滅び、1940年の文明の発展段階から再構築が開始された
- 手段ラザルス-01の最後に行われる記憶処理剤ENUI-5の散布によって、“再構築”以前の世界に属していた人物の姿や声が記憶できなくなる(覚書:自身が再構築前の人間であれば自身の姿や声が認識出来なくなる)
- 2000のことをO5の一人が「彼ら(財団)を真に恐怖させる存在」と形容
- SRAやXACTS以外にも多数の時間や因果律を捻じ曲げる装置が2000には組み込まれている
- 遮蔽壕という再構築の記憶処理剤等の影響を受けずにいて、過去を記憶できる場所が存在する?
- その年代における傑出した政治的および文化的指導者をファイルの記述的/遺伝的情報を利用して製造開始し、同様に選択された時代に整合する世界規模の一般大衆の複製も行う(生産される人間は再構築前と全くと言っていいほど同一)。
- “ケネディ大統領”の暗殺やベトナム戦争が起きるとSCP-4833に再構築前の記憶を植え付けられた被検体が語るが、その財団世界ではそんなことは起こっていない(覚書:人間が再構築前と同一だとしても、再構築前の歴史と多少の齟齬が生じる)
- 2000は”再構築”で過去にあった出来事をなかったことにする(覚書:たとえ全人類の過去の記憶が全て忘れ去られようとも、異常により人類が滅びぬようあらゆる手段を用いるという意志を表している?)
SCP-5000 - どうして?
- イエローストーンを噴火させ、2000を財団が消し飛ばした(覚書:物理的な2000の破壊は可能?)わからん。
SCP-8851-J - とっても貧乏プロトコル
- 2000を破棄し、精子バンクに置き換えた。
SCP-CN-1000 - 2300
- 職員の精神安定化のために過去に2000を建造する
問題ない。
- SCP-2000の起動を「ドアを開ける」と形容
- 再構築前の世界を「壊れたドアノブ」と形容
群れる
- 2000が機能するまで千年以上も待たねばならない(覚書:完成するまでか修理が完了するまで、もしくはインターバルのようなものなのかは不明)
SCP-3480 - オリンポス山
- SCP-2000の誤作動によって現実改変者(かなりつよめ)が生産される場合もある。
- そもそも我々は知っているのか?!→知ったことではない。だが我々はそうするしかなかった。
もう思い出せない
- 1422はKクラスシナリオが発生した際に全財団職員が2000のことを「思い出す」ための措置
- 2000など存在していなかった
SCP-2000-伝書使
- 問題無く起動した。おそらく現行カノンで最も最近の起動。
参考にした項(駄洒落では無い)
DJ・カクタスの提言III
空間の最奥にあったのはまた別の扉だった──今度は、財団の紋章の矢印に囲まれていた。重々しい木製のドアで、その枠は緻密な図画の刻まれた美しい石造りのアーチだった。怪物、奇跡、天を衝く塔の他、さまざまなものが地下に蔓延っていた。高く聳える木のゴーレムに立つ人型実体ら。 地の底で静かに眠る巨大な機械。 黒く虚ろな瞳。 名無しの生物らの面々。これらの他にも多彩な存在がアーチを飾っていたが、カルヴィンがそれらに気づくことはなかった。代わりに、その前に立つ人の姿に気づいた。
D-2000
- SCP-4932の試験に使用される1250人のDクラス人員の要求は承認されました。前述の数量のDクラス人員はサイト-18よりバイオサイト-84へただちに輸送されます。
- 「はい。現在人格コンポーネントはより偶然性を持たせられるようになっていますし、血友病バグも修正されました」
- 「月例生産は終了しました。本日の生産高は10万、うち27が生産後ただちに損失。残る99973は月要求高を満たすのに十分であり、散布のために表層へ輸送されています」
- 彼らは財団への絶えることのない忠誠心と同様に、鉄の母親を守るという強い責任感を条件付けした。
- 工場のどこか他の場所では、テュカイ・ディーが欠陥のあるボカノフスキー分割機を残りの彼の母親に接続するボルトを緩めるため、自分の道具箱からレンチを手に取った。
SCP-1000
付録1000-276-Q: [データ削除済]に対する特別な報告書は[データ削除済]その構造物の下に固定されている、この番号の付けられていない「ブラックボックス」の異常アイテムは、SCP-1000によって使用されてきたことが知られている異常オブジェクトの中で最も重要である可能性が高くあります。[データ削除済] SCP-1000の異常能力を理解するための要となります。これには[データ削除済]以前にアクセスされた直接的に開発されていない能力を含み[データ削除済]仮にも財団全体での全般的な収容が失敗した場合、現代の財団や人類に対して広く関連します。
Machina ハブ
プロジェクト・オートマトンは成功した。第1世代のアンドロイドたちは財団の全サイトを掌握し、ナノマシンの犠牲とならなかったアノマリーの収容を再確立した。最終的に、アンドロイドたちはSCP-2000を用いて人類を復活させることができるところまで来た。
SCP-3812
過去のある時点で、財団とは独立して1つ以上の政府がSCP-3812を発見し、終了を試みたとされています。この試みの結果、SCP-3812は素早くこれらの国を地球から除去しました。記録によると、このイベントの後に SCP-2000が活性化し、SCP-3812は直ちに深刻な損傷を受けその発展を妨げられています。
SCP-4002
プロジェクトラザルスは完了へ近づいていますが、しかしまだ成功への鍵をそろえる必要があります。カーターとその上官の進捗はこの10年間、戦争による遅れを加味しても容認できぬほど遅々たるものでございます。
我々は異常性への最終勝利の手前まで来ているのです。取るに足らない神も、妖精の災厄も、もはや我々を暗闇へ押しとどめないという保証が。毎年アノマリーは増加し続けています; もしプロジェクトラザルスが執り行われなければ我々のなしたことは全て無意味となるでしょう。
人類の栄光のために、
SCP-4005
現在とは虚言だ。それは我々が文脈を与えようと試みるひとつなぎの瞬間であり、しかもその文脈はそれを取り巻く全てによって推敲されており、残されるのは衆愚の混乱のみである。
SCP-4833
- 対象はマリアナ海溝に執着する様子を示し、頻繁にそれが“世界の端っこから落っこちて”いると語る。特筆すべき事に、対象の声明は[編集済]と高い一致を示す。対象は改造実験以前にその存在を知られていなかった高度なピアノ演奏能力を有する。対象はピアノの演奏中は常に未知の言語2で発話する。
- 対象による過去10年間の出来事の予測は完全に不正確であることが証明されている。対象は1960年代および70年代に、“ケネディ大統領”の暗殺や、アメリカ合衆国と“北ベトナム”と呼称される未知の国家(3世紀の趙王朝/ハノイ共和国との関連性アリか?)との間での戦争といった事件が起こるであろうと主張していた。
- カメラはかつて町があった場所に向けられる。今は廃墟となっているが、その各所に大規模な足場と建築材料が見える。不鮮明ながら同一の容姿と思われるヒト型実体群が数千体、建設作業に従事している様子が伺える。他の人物の姿は無い。全ての実体は同じオレンジ色のつなぎを着用している。以前の映像に見られた異常気象は確認できない。
- カメラが撮影者に向けられる — 撮影者の顔と両手は不鮮明になっており、映像の歪みによって視認できない。見て分かる限りの情報から判断すると、撮影者は叫んでいるように思われる。
- 誰も語らない場所がある。イエローストーン国立公園の数マイル地下に埋もれた、創造者である財団にとってすら謎の場所。それは彼らを真に恐怖させる存在だ。
- この場所、この大洞窟めいて広がる鋼鉄とコンクリートの主目的は再増殖であり、復興であり、復元だ。しかし、その中にはもっと広範な目的で埋められた物もある。スクラントン現実錨、シャンク/アナスタサコス恒常時間溝、君には何も分からないその他の埋め込まれた機械。微妙な、未知の、知られざる手段で時間を捻じ曲げ、因果律を変える装置。
- その廊下はもう、決して存在しなかったものになった。このフィルムリールは、他の小さな断片と共にマリアナ海溝の底から回収された。暗闇の中、人間には到達し得ない場所に埋まっていたのだ。かつて在りし物が見つかり得るただ一つの場所。
- いつの日か、君もまた存在しなかったことになるだろう。何かの惨事か、つまらない破局が訪れて、上を下への大騒ぎがまた始まる。掩蔽壕、操作レバー、死と終焉。活動は停止する — それでも交響曲は永遠に続いてゆく。
SCP-5000
財団は意図的にイエローストーンを噴火させ、SCP-2000を消し飛ばした。
SCP-8851-J
SCP-2000は放棄され、精子バンクに置き換えられました。
SCP-CN-1000
実施目的: 職員の精神安定化のための異常建築群SAP-4150の建設、宇宙船SAP-1141の建造。
問題ない
彼はドアを開け歩くことができた。彼が傷つく事は、もう決してない。
彼を追い続くものに、今は全く問題ない。
彼を傷つけるものに、今は全く問題ない。
男は笑う。
ドアにもたれ掛かり、彼は笑う。
男はドアを何度も開けていた。
壊れたドアノブを床に投げ捨て、彼は笑う。
群れる
「現状はどうにもできないと思いますよ。」
ブライト管理官は眉間をおさえながら答えた。
「すでに世界の半分以上が感染して、何をしても無駄なことでしょう。非常用の手段の用意ができるまで待つくらいですかね。」
「お前、それは…」言い出す直前、それを口にすることがタブーであると気づいた。「それは機能するまで千年以上も待たねばならないだろう!」
SCP-3480
SCP-3480-2-5: 失礼。娘を…、休暇中に私の娘をあそこへ連れて行ったな…。 …イエローストーン。そうだ、イエローストーンだ。
もう思い出せない
終末に備えて、アランを含めた財団の職員には仕掛けが施されていた。K-クラスシナリオ。非公式にそう呼ばれる事案が発生した時、条件を満たした職員はその対処法を『思い出す』。SCP-1422はきっとそのための処置だったのだろう。ともかくアランは全ての破滅的な異常存在の目をくぐり抜けて、今この場所にいた。
そこには何も無かった。
あるべきものは何も無かった。
ただ果てしなく広がる空洞があって、そこにあるはずだったSCP-2000は、その痕跡すら見当たらなかった。
そんなもの、最初から無かったかのように。