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Title: ワンクリックコピーツール
Author: 7happy7
Adviser: C-take
License: CC BY-SA 3.0
Title: サイドバー
Source: SCP-JPサンドボックスII
Author: UNKNOWN, SCP-JPwiki
License: CC BY-SA 3.0
本家ページへのリンク、親ページ:http://www.scp-wiki.net/experiment-log-914
本家ページへのリンク、1ページ目:http://www.scp-wiki.net/fragment:experiment-log-914-001
日本語ページへのリンク:http://scp-jp.wikidot.com/fragment:experiment-log-914
全ての研究者へ向けての注意:
全ての記録に貴方の名前を記録してください。日付とアイテムがいくつ"改造"されたかも記録してください。
実験者は"出力"された全てのものについて責任を負います。実験によって死傷事件が引き起こされたならば、実験者は管理審査および懲戒処分の対象になります。
生体実験は無期限停止されています。いかなる生体実験もO5による認可が必要です。
実験ログ形式:
全ての実験は以下の形式に則って報告の事。
実験者:
日付: DD/MM/YYYY
品目:
入力:
設定:
出力:
テスト 11828-U5: SCP-914の性質及び構造の調査
O5の承認を受け、SCP-914の"出力"部から歯車を一つ取り除く。どのベルトも緩めることなくどの部分も傷つけることがないような場所を選出し、歯車の元の配置は慎重に記録。"入力"ブースに鉄の箱を入れた後、実験エリアは完全に清掃され封印されました。SCP-914の元へ D-00104を送り込み、"かぎ"を回しSCP-914を稼働させるように指示。
D-00104は「ゼンマイがかからねえんだけど」と報告。主ゼンマイにかかることなく"かぎ"が空転することが観察された。この間、SCP-914によるいかなる活動も認められなかった。
オリジナルの歯車と同じ金属(真鍮)でまったく同じコピーを作成し、取り外した場所へ組み込んだ。"入力"ブースに鉄の箱を再び入れ、"1:1"に設定しSCP-914を稼働させた。ゼンマイを巻いてから3.5秒後に、SCP-914は通常通り動き出した。"改造"が終わり、元の鉄の箱と同じ体積の鉄球が出力された。オリジナルの歯車はSCP-914に戻した。
メモ: ああ、このくそったれを修理できるってことに神に感謝しようじゃないか。……もしも俺たちが壊れてる場所を見つけることができたらの話だがな。しかし、このくそったれはもう壊れてるんだろうさ。どれだけ俺の頭を苦しめたものか知れたもんじゃないぜ…… - ██████████博士
テスト 914-0101
実験者: ギアーズ博士
日時: ██/██/20██
品目: ギアーズ博士の懐中時計4個
入力: 金メッキの懐中時計1個
設定: Fine
出力: ゼンマイ仕掛けの小鳥。しっぽを押すと、コマドリの鳴き声を奏でる。
入力: 金メッキの懐中時計1個
設定: Fine
出力: 玩具の列車用ゼンマイ式エンジン。
入力: 金メッキの懐中時計1個
設定: Fine
出力: 小さな古時計。完全に機能する。
入力: 金メッキの懐中時計1個
設定: Fine
出力: 小さな金属製のピアノの彫刻。
注釈: SCP-914による"改造"結果は、はなはだしくランダムであるようだ。しかしながら、元々の構成要素をいくらかは保存するようだ。今回の実験では、ゼンマイ仕掛けがそれにあたる。しかしこれは絶対の法則ではなく、高い可能性があるというにすぎない。金属棒を"改造"させたとき、内燃機関よりはシンプルな金属のオブジェが"出力"される可能性が高いだろうが、それは可能性にすぎない。 - ギアーズ博士
テスト 914-0102
実験者: ギアーズ博士
日時: ██/██/████
品目: SCP-914に関する全文書・写真・実験記録を含むコピー 3部
入力: SCP-914の文書コピー 1部
設定: 1:1
出力: 入力したドキュメントと同じもの。ただし時系列順に整理されていた。
入力: SCP-914の文書コピー 1部
設定: Fine
出力: 400pのハードカバー。グラフ・写真・その他いかなる種類のビジュアル的なものは含まれていない。ページは黒一色に塗りつぶされたように見えるが、顕微鏡検査の結果、1ページにつきおよそ20万文字が書き込まれていることが判明した。文章は既知のいかなる文体系とも相関関係をもたず直列の文字列でもない。一つの文は、複数のページにまたがって広がる文字によって構成される。解読するためには、はなはだしく複雑な計算式が一文につき一つ必要になる。
メモ:現在までの225労働時間におよぶ作業の結果、二つの文を解読することに成功した。おそらくこの本はSCP-914の内部構造について記述してある。
入力: SCP-914の文書コピー 1部
設定: Very Fine
出力: 一枚の紙。重さは元の文書と同一。右にめくると次のページの内容が紙の上に現れ、左にめくると前のページの内容が現れる。新しい文章は含まれてはいないが、非常に保存が簡単になった。参照する時間の長さを考えなければだが。
メモ: こいつは私たちをからかっているんじゃないか?自意識がないという証明なんて知ったことではない、こいつは私たちを嘲笑っている! - ████████将軍
注釈: "Fine"と"Coarse"の設定の意味を解釈するのは少々困難な点があるようだ。この機械には、"入力"されたものを元にして複雑化(対象の機能の追加や構成要素の接続性の増加と、これに伴ったエントロピーの減少)と単純化(機能の削除と構成物質への分離)の"改造"を行う能力があるようだ。 - ギアーズ博士
テスト 914-0103
実験者: グランガン博士
日付: ██/██/████
品目: 成人男性の死体 5体
入力: 死体 1体
設定: Rough
出力: 人間の遺体の山。四肢、臓器、骨の全てが高熱に、そして引き裂かれたことによって、大まかに分離しているように見える。”不安定”と記述された出力。
入力: 死体 1体
設定: Coarse
出力: 人間の遺体の山。全ての臓器と骨は何らかの形の切削工具によって取り除かれていた。皮膚、神経系、消化器系、及び循環系は全て、関係する組織のいずれも切断または損傷することなく取り除かれている。研究のため、生産物は凍結された。
入力: 死体 1体
設定: 1:1
出力: アジア人男性の死体1体。元の死体は白人と確認されていた。
入力: 死体 1体
設定: Fine
出力: SCP-008を有する死体1体。対象は直ちに焼却された。
入力: 死体 1体
設定: Very Fine
出力: 緑のスライム。特性と化学構造はSCP-447-2と同一であると判明した。
注釈: O5-█の指令により、SCP-447-2が死体と接触する可能性を最小限にするため、死体はSCP-914での実験をされなくなりました。
テスト 914-0104
実験者: オウロス博士
日時: ██/██/████
品目: SCP-500 1錠
入力: 1錠
設定: Fine
出力: 凝った金属製のロケット1つ、現在SCP-427に指定
テスト 914-0105
実験者: ゼムリャ・セン博士
日付: ██/██/████
品目: 長さ7.6cm(3インチ)の同一の形をした木製のクロスペンダント、2つ
入力: 十字架 1つ
設定: Rough
出力: 同じ質量の木片1つ、3つの側面が平らに切られている。これはより大きな十字架の断片の可能性がある。
入力: 十字架 1つ
設定: Fine
出力: イエス・キリストの複雑な彫刻が施された木製の十字架像1つ。
メモ: SCP-914が宗教を理解していることを意味しているかもしれない。宗教的なアイテムでの更なる実験が必要だ。 - セン博士
注釈: このテストは、SCP-914は入力オブジェクトの使用法だけでなく、その機能も理解していることを示している可能性があります。プラシーボ効果に依存する医薬品を使用した実験を推奨し、出力が問題に対する実際の薬液を提供するかどうかを確認します。 - ピュロス博士
テスト 914-0106
実験者: ギボンズ博士
日時: ██/██/████
品目: 300アメリカドル。一回の実験につき100アメリカドルを使用。
入力: 100アメリカドル
設定: Coarse
出力: 入力物とほぼ同じ質量の、インクの水たまりと少量の綿とプラスチック一山。
入力: 100アメリカドル
設定: 1:1
出力: 75ユーロ。
入力: 100アメリカドル
設定: Fine
出力: 100アメリカドルの価値を持つ、死体石鹸製品社(Soap from Corpses Products)の株券一枚。SCP-914が作為的に財団のフロント企業を選んだのか、他の基準があるのかは不明。
改訂: ██/██/████の時点で、死体石鹸製品社の株価が急騰し、"Fine"出力物の現在価値は$████(アメリカドル)となった。SCP-914が死体石鹸製品社の株価は上昇局面に入ると知っていてこの株券を"選んだ"のか、それともこれは純粋な運の産物なのかは調査中。
テスト 914-0107
実験者: █████博士
日時: ██/██/20██
品目: パイオニア10号・11号の金属板の銅製レプリカ5枚。
入力: 各設定につき金属板1枚。
設定: Rough
出力: いくつかの銅の立方体と銅の球2個。
設定: Coarse
出力: 銅鉱石105グラムとスズの鉱石15グラム。
設定: 1:1
出力: CD数枚。検査により、ボイジャー探査機のレコード盤と同じデータ内容を含むことが判明した。
設定: Fine
出力: レコードサイズの銅製のディスク。試験ではオブジェクトをレコードプレイヤーで使用すると、パイオニア探査機の金属板の内容と意味を説明する、現在未確認の音声の録音が再生されることが示されている。
設定: Very Fine
出力: 高さ15センチの銅製ジャイロスコープ。中央の針は常に一つの方向を指し示している。;検査により、この針はジャイロスコープの位置に関わらず、太陽の方向を指すことが確認された。
テスト 914-0108
実験者: ███████博士
日時: ██/██/20██
品目: 牛粗挽き肉5ポンド
入力: 牛粗挽き肉1ポンド
設定: Rough
出力: 泥状になった牛肉1ポンド。
入力: 牛粗挽き肉1ポンド
設定: Fine
出力: ミディアムに焼かれたラウンドステーキ1ポンド。
入力: 牛粗挽き肉1ポンド
設定: Fine
出力: 山積みのビーフジャーキー1ポンド。
入力: 牛粗挽き肉1ポンド
設定: Very Fine
出力: ウェルダンに焼かれ、わずかに肉汁がしたたる半ポンドのフランクステーキ2枚。
入力: 牛粗挽き肉1ポンド
設定: Very Fine
出力: [削除済]。試験体は死傷者無しで終了された。
テスト 914-0109
実験者: █████博士
日時: ██/██/20██
品目: IRS(訳注: アメリカ合衆国内国歳入庁の略)納税申告用紙1040(未記入) 5枚
入力: IRS納税申告用紙1040(未記入) 1枚
設定: Rough
出力: 薄い紙の細切れ数百枚。
入力: IRS納税申告用紙1040(未記入) 1枚
設定: Coarse
出力: 強烈な臭いのする液体で湿った木のブロック1個。テストの結果、液体は紙の製造工程で用いられる種々の化学物質で構成されていることが示された。
入力: IRS納税申告用紙1040(未記入) 1枚
設定: 1:1
出力: IRS納税申告用紙4868(未記入) 1枚
入力: IRS納税申告用紙1040(未記入) 1枚
設定: Fine
出力: 余白と裏面を含む全ての空白が、以下の言語によるIRSと課税行為一般に対する呪詛で埋められた、1枚のIRS納税申告用紙1040(文章量の多い言語から先に記述)。バスク語、クウェンヤ語(後述)、シュメール語、チェロキー語、湾曲した記号で構成された記述方式を持つ正体不明の言語、古代中国語、英語(明らかに1650年~1750年頃の呪いが用いられている)。█████博士の長きに渡る研究によると、正体不明の記号言語は現行のどの他言語とも共通点を持たなかった。シュメール語の箇所には、3つの既知のどの文章にも見られない単語が含まれていた。クウェンヤ語の箇所には、「モルゴス」と呼ばれる存在によるIRSへの罵倒が散在していた。
入力: IRS納税申告用紙1040(未記入) 1枚
設定: Very Fine
出力: 年齢欄に35歳、名前欄に「ガイウス・ユリウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクス」と記入され、以下全ての通貨単位がローマ数字の「デナリウス」で書かれたIRS納税申告用紙"MXL"。
テスト 914-0110
実験者: クロピン博士
日時: 15/08/2009
品目: HP Photosmart 3310 All-In-Oneを使用して写真用紙に印刷された、11×8.5インチのモナ・リザのコピー5枚
入力: モナ・リザのコピー1枚
設定: Rough
出力: 細切れになった写真用紙一山と、いくつかのインク溜まり
入力: モナ・リザのコピー1枚
設定: Coarse
出力: 8.5×11インチのプラスチックのシートと紙のシート1枚づつ、いくつかのインク溜まり
入力: モナ・リザのコピー1枚
設定: 1:1
出力: 8.5×11インチのウィトルウィウス的人体図のコピー1枚
入力: モナ・リザのコピー1枚
設定: Fine
出力: キャンバスに描かれた8.5×11インチのモナ・リザのコピー1枚。テストの結果、近代由来の油塗料で描かれていることが判明した。
入力: モナ・リザのコピー1枚
設定: Very Fine
出力: ポプラと判別された木製のパネルに描かれた、7×10インチのモナ・リザのコピー。塗料のサンプルをテストすると、塗料は蜜蝋、焼成された骨、積層ガラス、手塗りされた形跡のある鉱物顔料であることが判明した。更なるテストが示唆するところでは、これが描かれたのは16世紀初期である。出力物は現在、クロピン博士のオフィスの壁に掛けられている。
テスト 914-0111
実験者: "Q"教授
日時: 13/02/2010
品目: チェスボート1組、初期配置
入力: チェスボード1組
設定: 1:1
出力: チェスボード1組、白、キングの上のポーンをふたつ前進。
入力: 上記のボード、黒のポーンをルール通りに動かす
設定: 1:1
出力: チェスボード1組、上記から白のクイーンをルール通り斜めに移動。
メモ: ああ、914とチェスをしてみたんだ。うん、914に知覚がないであろうことは知っているよ、しかしそれではなぜ成功しているのかほとんど説明になっていない。 - "Q"教授
テスト 914-0112
実験者: C███████博士
日時: 10/04/2010
品目: ルネ・マグリット作「イメージの反逆」の印刷物5枚
入力: 上記の印刷物1枚
設定: 1:1
出力: 「これはパイプです」と刻まれた、上記の印刷物に描かれているものと同じパイプのミニチュア。
入力: 上記の印刷物1枚
設定: 1:1
出力: 上記のものとほぼ同じだが、オリジナルと同じ筆跡で「これはパイプではありません」と英語で書かれた印刷物。
入力: 上記の印刷物1枚
設定: Fine
出力: ルネ・マグリット作「ふたつの神秘」の印刷物。
入力: 上記の印刷物1枚
設定: Very Fine
出力: 題名のない絵画の印刷物。後にルネ・マグリットの絵画の専門家に確認されたところ、このような絵画が描かれた記録は存在しないとのこと。絵画は「イメージの反逆」に[編集済]が描き加えられたもの。
入力: 上記の印刷物1枚
設定: Very Fine
出力: 観察者にこれはパイプであると思い込ませるミーム的効果を持つ、白紙の紙。この紙はC███████博士が口にくわえて火を付けた偶発事故により失われた。C███████博士は顔の軽い火傷の治療を受けたが、他に負傷者はいなかった。
テスト 914-0113
実験者: J█████ N██████博士
日時: 30/05/2010
品目: 白パンのツナサンド5つ
入力: ツナサンド1つ
設定: Rough
出力: 小麦一山、小さな山一つのイースト、水たまり一つ、ひくひく動く血まみれの肉塊一つ(後ほど、マグロの筋肉組織であると鑑定された。)
入力: ツナサンド1つ
設定: Coarse
出力: 一切れの小さなパン、調理済みのツナ一塊。
入力: ツナサンド1つ
設定: 1:1
出力: ライ麦パンのサーモンサンド。
入力: ツナサンド1つ
設定: Fine
出力: ツナサンド一つ。後ほど判明したところでは、ツナは非常に高品質で、軽く柔らかいパンに挟まれていた。Dクラス人員による試食の結果、認知能力の劇的な向上が見られた。更なる化学検査により、ツナサンドには通常ありえない高いレベルのω-3脂肪酸とω-7脂肪酸が含まれていることが明らかになった。
入力: ツナサンド1つ
設定: Very Fine
出力: 非常に写実的なマグロ型に焼き上げられた、小さな一切れのパン。ドアが開けられると、それは即座に部屋中を"泳ぎ"始め、ドアから出ていった。対象物は行方不明になったと思われる。
テスト 914-0114
実験者: ████████博士
日時: 07/01/2004
品目: 成体のSCP-939を5体。O5により実験を認可。
入力: 入力ごとにSCP-939をSCP-914内部へ設置する。
設定: Rough
出力: 骨の裂片の塊、砕かれた歯、様々な大きさから成る赤い半透明の組織片。組織片には活動を停止するまでの数時間、断続的な痙攣が見られた。得られた資料はさらなる研究のために保存。
設定: Coarse
出力: 対象は複数の生体組織塊に分解。塊は筋組織(おそらく)だけに限られず、2つの骨組織の山(この分割に何の意味があるのかは不明)、歯、皮膚、多数のコイル状に分解された合計およそ17メートルの食道組織、骨片とともに撒き散らされたおよそ15キログラムの人間の腐った肉、布の切れ端、そして所有者がD-09355であることを識別するラミネートされたぼろぼろのIDタグが含まれた。最初の試験と同様、SCP-939が活動を停止する前に数時間の痙攣が見られた。
設定: 1:1
出力: [編集済]
設定: Fine
出力: 同じSCP-939。呼吸が停止していることが認められた。被験者は、直ちに鉄筋コンクリートの封じ込め室に移され、CCTV経由でリモート観測された。駐在警備員には厳戒態勢が敷かれた。対象はすべての刺激に無反応で応え、36時間後に死亡が確認された。検屍からは死因やSCP-914に起因するいかなる解剖学的痕跡ももたらされなかった。さらなる研究のためこのまま保存。
設定: Very Fine
出力: くすぶっている白い灰の堆積物。
テスト 914-0115
実験者: ██████博士
日時: ██/██/20██
品目: 欽定訳聖書の写し9冊
入力: 欽定訳聖書1冊
設定: Rough
出力: なめし革一枚、聖書の3/4程の容積を持つ木のブロック、インクで汚れたぼろきれの山、一巻の糸
入力: 欽定訳聖書1冊
設定: 1:1
出力: コーランの写し一冊
入力: 欽定訳聖書1冊
設定: 1:1
出力: 新しいパピルスに手書きで写された死海文書
入力: 欽定訳聖書1冊
設定: Fine
出力: 表紙を金、ページを鉛で作られた本一冊。言語は不明。
入力: 欽定訳聖書1冊
設定: 1:1
出力: "サタンの聖書"と題された本1冊
入力: 欽定訳聖書1冊
設定: Fine.
出力: 聖書の内容を全てアニメーションによって描写したDVD1枚。
入力: 欽定訳聖書1冊
設定: Fine
出力: 人型の小像。聖書それ自体、あるいは聖書の内容を吹き込んだ事で起動した場合はその続きから語り、それ以外の場合は聖書の一節をランダムに引用する。声は聖書の登場人物にふさわしいものであり、ナレーターは中性的な声である。ただし、聖書が個人の所有物である場合、声はその所有者にとって相応しいものになる。
入力: 欽定訳聖書1冊
設定: Very Fine
出力: 無限にページがあると思われる本一冊(現時点の計測では200万ページを超えている)。内容は既知の宗教全てからの、複数の言語で書かれた論評や補足を備えた経典の写しであり、幾つか(現時点で)未知の宗教の経典も含む。
テスト 914-0116
実験者:** ██████博士
日時: ██/██/20██
品目: 様々な指令が書かれた8.5×11インチの印刷用紙3枚
入力: ██████博士が8.5x11インチの印刷用紙にHBの鉛筆で書いた"クォーターパウンダーのチーズ入り、ピクルス、玉ねぎ抜きで。フライはL、ペプシはMで。"という注文書一枚
設定: 1:1
出力: "ワッパー、ケチャップ、マスタード抜きで。オニオンリングはS、コーラはMで。"と書かれた8.5x11インチの紙一枚
入力: ██████博士が8.5x11インチの印刷用紙にHBの鉛筆で書いた"クォーターパウンダーのチーズ入り、ピクルス、玉ねぎ抜きで。フライはL、ペプシはMで。"という注文書一枚
設定: Fine
出力: アメリカ紙幣の偽札の山。紙は普通紙でHBの鉛筆芯で印刷されている。金額は注文に消費税を足したものと一致。
入力: ██████博士が8.5x11インチの印刷用紙にHBの鉛筆で書いた"クォーターパウンダーのチーズ入り、ピクルス、玉ねぎ抜きで。フライはL、ペプシはMで。"という注文書一枚
設定: Very Fine
出力: 既知の書式のどれとも一致しない記号が記された8.5x11インチの紙一枚。被験者は記号を見た時、突然、猛烈にチーズバーガーが欲しくなったと説明した。
テスト 914-0117
実験者: ウェストリン博士
日時: 23/02/2013
品目: 私のネジ1つ
入力: 私のネジ。
設定: 1:1
出力: 君のネジ。
テスト 914-0118
実験者: シーカ・ブラウン博士
日時: 07/12/20██
品目: 製品タグ付きのままの██████ブランドの"スーパーボール"1個
入力: 製品タグ付きのままの██████ブランドの"スーパーボール"1個
設定: Fine
出力: ██████ブランドの"超スーパーボール"と判別できる製品タグ付きのスーパーボール1個。その挙動は既製品と完全に同じだった。
入力: ██████ブランドの"超スーパーボール"1個
設定: Fine
出力: 製品タグに██████ブランドの"超サイコースーパーボール"と明記された、入力品より小さい形状と異なる色を持つスーパーボール1個。販売元はこの製品を製造していないと思われる。試験により、このボールは一跳ね毎に0.█%の運動エネルギーロスという、極度の高エネルギー効率を持つことが判明した。
入力: ██████ブランドの"超サイコースーパーボール"1個
設定: Very Fine
出力: 入力品と変わらない形状のスーパーボール。しかし、このボールは[編集済]の特性において入力品と異なっており、それはブラウン博士がボールを落下させた際に明らかになった。[削除済]45人の死傷者が発生し、ボールは重力圏の脱出速度に到達した。現在、ボールは火星軌道上に存在すると思われる。
テスト 914-0119
実験者: ボン・ヒルデブラント博士
日時: ██/██/20██
品目: SCP-914の写真、実験ノート、その他研究データの写し一式
入力: 研究データ一式
設定: Fine
出力: 54cmx42cm、ベラム紙製で256ページ、タイトルを金箔で書かれた大きな革装の本。タイトルや中身の言語は当初不明であったが、のちに古いフィンランドの方言であることが分かった。カリグラフィーを用いて書かれており、ページの半分は色とりどりのインクや金銀箔で精巧な装飾が施されている。翻訳したところ、その内容は入力したデータと完全に同一で年代順に並べたものであった。放射性炭素年代測定によるとこの本は11世紀初期の物である。
時代錯誤的なやり方で、カバーの裏に革のポケットが縫い付けられており、中には直径10cmの現代のCDと思われるものが入っていた。このディスクのデータは未知のコーデックで暗号化されており、コーデックの捜索とデータの解析が進められている。
メモ: この本の内容がクラス分類されてしまったことが残念でならない。これはどんな美術館にも値する作品だ。こんな見事なカリグラフィーを私は見たことがない。しかし、装飾がこの本の最も興味深い点と思わせる時がある。時計仕掛けやその関連機構を描いた装飾が入力、出力オブジェクトの両方の一部にたびたび現れているのだ。おそらく装飾は抽象的というよりも直接的に、装飾したページに関するSCP-914の操作に関わっているのだろう。- ボン・ヒルデブラント博士
テスト 914-0120
実験者: ██████博士
日時: 06/06/2013
品目: 相対性理論について書かれた18×18cm角の小さな紙片5枚。文字は黒インクで██████博士によって書かれた。
入力: 相対性理論について書かれた紙1枚
設定: Rough
出力: 木製パルプ一山と、いくつかのインク溜まり
入力: 相対性理論について書かれた紙1枚
設定: Coarse
出力: 18枚の子供用掛け算の教材カード
入力: 相対性理論について書かれた紙1枚
設定: 1:1
出力: ピタゴラスの5つの多面体が描かれた紙1枚
入力: 相対性理論について書かれた紙1枚
設定: Fine
出力: 小さな黒い象形文字が描かれた陶製の板。文字はまだ解明されていない。
入力: 相対性理論について書かれた紙1枚
設定: Very fine
出力: 複合合金から構成された小さな黒い立方体。立方体は光子の存在下において鋭い音を発する。
テスト 914-0121
実験者: ディスク博士
日時: 01/06/2013
品目: 青銅のインゴット5つ。質量は全て1kg。
入力: 1kgの青銅のインゴット
設定: Rough
出力: 青銅の塊20個。質量は平均50g。
入力: 1kgの青銅のインゴット
設定: Coarse
出力: 大型の青銅のボルト2本。質量はどちらも500g。
入力: 1kgの青銅のインゴット
設定: 1:1
出力: 200gのスズのインゴットと800gの銅のインゴット。
入力: 1kgの青銅のインゴット
設定: Fine
出力: 複雑なブロンズ製ハブキャップ。質量は元のインゴットと同一。刻印は韓国製である事を示唆。
入力: 1kgの青銅のインゴット
設定: Very Fine
出力: 高さ24cm、質量1kgの長方形の青銅製の時計。自動巻機構を備えており、針を動かすと適切な時間に戻る。
注釈: 実験の産物は全てサイト-19に保管されています。
テスト 914-0122
実験者: ファルコン博士
日時: 10/04/2013
品目: ウォルター・アイザックソン著「スティーブ・ジョブズ」のハードカバー書籍3冊
入力: 「スティーブ・ジョブズ」のハードカバー書籍1冊
設定: 1:1
出力: ウォルター・アイザックソン著「ビル・ゲイツ」のハードカバー書籍。本には対象人物の伝記が記されている。
入力: 「スティーブ・ジョブズ」のハードカバー書籍1冊
設定: Fine
出力:: スティーブ・ジョブスの一生をナレーションで叙述するDVD。
入力: 「スティーブ・ジョブズ」のハードカバー書籍1冊
設定: Very Fine
出力: ボタンのついた金属製の立方体。ボタンを押すとスティーブ・ジョブズのホログラムが現れる。ホログラムには知性があり、ジョブズの人生やアップル・コンピュータに関する基本的な質問に答えてくれる。
テスト 914-0123
実験者: 機動部隊ゼータ-9 █████ ███████司令官、ダニエルズ研究助手
日時: 24/12/2016
品目: 弾薬を全て装填した、標準仕様のFN P90アサルトライフル5丁
入力: P90 1丁
設定: Fine
出力: P90空気銃1丁。直接観察では目立った違いを見つけられなかったが、銃の操作では、それが最早弾薬を必要としていない事を示していた。しかし、最大射程700mにわたって430億GPaで圧縮空気を発射した。その為サイトの兵器庫に甚大な損傷を与えた。
テスト 914-0124
実験者: A.サザーランド博士
日時: 22/10/2016
品目: Samsung Galaxy Note 7 1台
入力: Samsung Galaxy Note 7 1台
設定: 1:1
出力: M67破片手榴弾1つで、試験の結果異常な特性を示さなかった。
メモ: 私は好奇心と、自分の携帯電話がポケットの中で爆発するのを防ぐ目的でこの実験を行った。 どうやらSCP-914にはユーモアのセンスがあり、現在の出来事を理解しているようだ。 - A.サザーランド博士
テスト 914-0125
実験者: レヴィ博士
日時: 27/10/2016
品目: コカ・コーラブランドのソーダ330ml缶4本。
入力: コカ・コーラブランドのソーダ缶1本。
設定: Rough
出力: アルミニウムの粕及び砂糖の小さな山。
入力: コカ・コーラブランドのソーダ缶1本。
設定: Coarse
出力: テスコブランドのコーラ缶1本。
入力: コカ・コーラブランドのソーダ缶1本。
設定: 1:1
出力: ペプシブランドのソーダ缶1本。
入力: コカ・コーラブランドのソーダ缶1本。
設定: Fine
出力: コカインの小さな山。
テスト 914-0126
実験者: サンダース博士
日付: 25/12/2015
品目: 『It's A Wonderful Life』が収録されたDVD3枚
入力: 『It's A Wonderful Life』が収録されたDVD1枚
設定: 1:1
出力: 『White Christmas』が収録されたDVD1枚
入力: 『It's A Wonderful Life』が収録されたDVD1枚
設定: Fine
出力: 『Home Alone』が収録されたDVD1枚
入力: 『It's A Wonderful Life』が収録されたDVD1枚
設定: Very Fine
出力: 『It's A Wonderful Life』が収録された一見普通のDVD1枚。Dクラス職員12名に視聴させたところ、映画が終了した直後にDクラス職員は消滅した。ちょうど24時間後に帰還。6名は死亡しており、4名は健忘症になった事が判明した。2名はインタビュアーに対し、首尾一貫して、平行世界にいた彼らを誰も認知できていなかったようだと話した。
テスト 914-0127
実験者: デフリース博士
日付: 21/01/2016
品目: "Dungeons and Dragons"第3.5版のゲームブックの完全なコアセットと1瓶の一般的なビタミン'グミ'
入力: "Dungeons and Dragons"第3.5版のゲームブックの完全なコアセット1つ
設定: Fine
出力: "The Complete Dungeons and Dragons Core Set 3.5e"というタイトルの、2インチ×9インチ×11インチの大判本1冊。検査したところ、この本には"Milwich"英語フォントで書かれた第3.5版より前の3つのバージョンのゲームブック全ての内容を含んでいると判断された。
メモ: これを使いたい人が居るのであれば、ラウンジに保管しておきます。それと、今度の木曜日にゲームを行います。自身のキャラクターシートを持ってくる事。 - デフリース博士
入力: 1瓶の一般的なビタミン'グミ'
設定: 1:1
出力: 1瓶の一般的なビタミン錠剤
メモ: なぜこうならないと予期していたのか分からない。 - デフリース博士
テスト 914-0128
実験者: サイクス博士
日付: 02/02/2016
品目: [編集済]ブランドのバイオリン5挺、[編集済]ブランドのバイオリンの弓5本
入力: [編集済]ブランドのバイオリン1挺と弓1本
設定: Rough
出力: 小さく積もったおがくずの山、プラスチックの欠片、金属の削り屑、及び硬く短い毛。
入力: [編集済]ブランドのバイオリン1挺と弓1本
設定: Coarse
出力: 色で分けられた、木、プラスチック、金属及び毛で出来たいくつかの小さな球体。
入力: [編集済]ブランドのバイオリン1挺と弓1本
設定: 1:1
出力: [編集済]ブランドのヴィオラ1挺と弓1本
入力: [編集済]ブランドのバイオリン1挺と弓1本
設定: Fine
出力: 完全無欠に調整された[編集済]ブランドのバイオリン1挺と一見正常な弓1本。さらなる分析によってこのバイオリンは如何なる細工を施しても調子外れになる事はない事が判明した。
入力: [編集済]ブランドのバイオリン1挺
設定: Very Fine
出力: 表面にぼんやりと青く光る模様が描かれたバイオリン1挺と弓1本。バイオリンは施された細工に関わらず永続的に調整されており、弓はロジンを必要としない。演奏される場合、演奏者の熟練度に関わらず、数年に渡る実践によって習得される程の音を常に演奏でき、またどのような曲でも完璧に演奏できる。この楽器により奏でられた音楽には鎮静効果がある。アイテムはSCP分類待ち。
メモ:"ゴルゴタの丘の上"の音色も素晴らしかった。 - サイクス博士
テスト 914-0129
名前: カーティス博士
日付: 07/02/2016
品目: 完全に調理された[編集済]ブランドのベーコン1ポンド、及びSCP-682の写真1枚
入力: 上記の通り。
設定: Very Fine
出力: 肩までの高さが約5インチ程の、完全に調理された[編集済]ブランドのベーコンと写真用紙から構成されたSCP-682の小さなレプリカ1体。オブジェクトは完全に生きており、全ての生物に対し極めて敵対的である。当日のスタッフ全員の殺害を試み、収容違反を起こした。サイズの小ささ及び構成材質の為に一切の危害を与える事が出来なかった。実体は動く際に"しゅーしゅー"というような音を出した。何人かのスタッフはこれを"耳に心地よい"と説明した。当実体のSCP-682-BACとしての分類は却下された。
メモ: 非常に面白かった、カーティス博士。追って通知があるまで、君は一時的にSCP-914のテストから外される。 とはいえ、美味そうな匂いだった事は認めざるを得ない。 - ギアーズ博士
テスト 914-0130
実験者: ランタン技師
日付: 07/02/2016
品目: 縦横比15×60mmサイズの石英結晶4キログラム
メモ: 落ち着け、今は俺の番だ。ところで、なんでこの部屋はベーコンみたいな匂いがするんだ? - ランタン技師
入力: 上記した結晶1キログラム
設定: Fine
出力: 大きな石英製の音叉1つ。一度実験室の壁に向けて軽く弾いたところ、一時的な聴覚喪失を伴い、[データ削除済]。
メモ: ふむ、仮説通りだ。もう一度試してみよう。 - ランタン技師
入力: 上記した結晶1キログラム
設定: Fine
出力: 水晶製のスズメバチの群れ1つ。普通のスズメバチ同様の振る舞いを見せるが、組成の違いにより耐久性は大幅に向上していた。群れは素早くランタン技師に標的を定めたが、大きな危害を加える前に沈静化された。
メモ:正しいのが嫌になるな。残りは全て次の実験にまとめて放り込もう。 - ランタン技師
入力: 上記した結晶2キログラム
設定: Fine
出力: 地面から浮揚している、直径18センチのよく磨かれた水晶の輪。物体は連続的な信号を放出し、光を発し続けた。
全オブジェクトが撤去された後に実験室から回収された音声: "俺を追い出そうとしているのか、この出鱈目マシンめ?! 天の父よ、した事全てを謝りますから、首にしようとするのだけは止めてくれ!"
テスト 914-0131
実験者: ヴェリタス博士
日付: 08/02/2016
品目: '君には意識があるのか?'と読める同一のメモ5つ(筆記・複製はヴェリタス博士による)
入力: メモ1つ
設定: Coarse
出力: インク溜まりと木材パルプの小山1つ
入力: メモ1つ
設定: 1:1
出力: '君は主観的に感じ、知覚し、経験することができるか?'と書かれた似たサイズのメモ1つ。筆跡はヴェリタス博士のものと一致しない。
入力: メモ1つ
設定: Fine
出力: ラテン語で書かれたルネ・デカルトによる1641年の論文'第一哲学に関する諸省察'からの抜粋が記された似たサイズのメモ1つ。書かれた内容は以下の通り: 'Ego sum, ego existo, quoties a me profertur, vel mente concipitur, necessario esse verum.' (日本語: '私は在る、私は存在する、というこの命題は、私によってこれが言い表され、あるいは、精神によって捉えられる度毎に、必然的に真である。').
入力: メモ1つ
設定: Very Fine
出力: 哲学者ジョン・ロックによるエッセイ'人間知性論'からの抜粋が記された似たサイズのメモ1つ。書かれた内容は以下の通り:
'このアイデアの源泉は、全ての人間が完全に自身の内に持っている……そしてそれは外部の物体とは何の関係もなく、感覚ではない; しかしそれは非常に似ており、そして内部感覚と呼ぶのが妥当かもしれない。'
メモ: このテストのゴールは、SCP-914と会話をする事と、もしSCP-914に個としての自己認識があるならばそれを発見する事だった。これは……'決定的ではない'と結論付けよう。 - ヴェリタス博士
テスト 914-0132
実験者: コワルスキー博士
日付: 09/02/2016
品目: 2016年2月9日付のニューヨークタイムズ3部
入力: 上記した新聞1部
設定: 1:1
出力: オハイオ州、クリーブランドのプレーンディーラー紙、2016年2月9日付の物が1部。該当する新聞と照合した結果、内容は同一の物であると判明した。
入力: 上記した新聞1部
設定: Fine
出力: 2016年2月9日付のニューヨークタイムズ1部。該当する新聞と照合した結果文中に多数の差異があることが判明した。これらの多くは主に、赤ペンと似たような方法を用いた事実誤認の訂正及び文体ミスの識別からなる。
メモ: 映画批評コラムは完全にオリジナルと矛盾している。 - コワルスキー博士
入力: 上記した新聞1部
設定: Very Fine
出力: 2016年2月10日付のニューヨークタイムズ1部。大まかな調査の結果、最後の4ページに何も書かれていない大きな空白箇所がある事が判明した。文面と広告の内容は常に変化しており、同時期に起こった出来事についての記事が出現し、関連する出来事が起きた後にのみ改訂されている。
メモ: 私達はどうやら実際の新聞用紙上に出現している下書きを見ているらしい。興味深い。 - コワルスキー博士
テスト 914-0133
実験者: ハディアン博士
日付: 15/02/2016
品目: 完全なタロットカードデッキ5セット
入力: 完全なタロットカードデッキ1セット
設定: Coarse
出力: 微量の木やプラスチックを含む細かいほこり
入力: 完全なタロットカードデッキ1セット
設定: Rough
出力: 緩く積み重ねられたインクで汚れたカード
入力: 完全なタロットカードデッキ1セット
設定: 1:1
出力: シャッフルされた状態の完全なタロットカードデッキ1セット
入力: 完全なタロットカードデッキ1セット
設定: Fine
出力: タロットカードデッキ1つと、その前に引き出され一列に並べられた3枚のカード。カードはそれぞれ逆位置のカップのキング、逆位置のIII - 女帝、正位置のカップの2。
入力: 完全なタロットカードデッキ1セット
設定: Very Fine
出力: 完全に木とプラスチックで構成された"マジック8ボール"に似た球状の器具。器具は単純な質問に対し、正確かつ首尾一貫した応答をした。今後のテストの為、安全に保存。
メモ: 私は今後2年間ガールフレンドが出来るかどうかについて聞いたんだ。想像より気の滅入る回答だった。 - ヴィッティヒ博士
入力: 上記したデッキの1つから除いた1枚のタロットカード
設定: Very Fine
出力: "ハディアン博士は今夜宝くじを当てる"と小綺麗に書かれた小さな名刺1枚。
メモ: 最後の1つは実現しなかった。なぜだ。 - ハディアン博士
テスト 914-0134
実験者: ハディアン博士
日付: 18/03/2016
品目: 風船と米粒から作られた自家製の"ストレスボール"3個
入力: 上記した"ストレスボール"1個
設定: 1:1
出力: 専門のジャグラーが使う物に似た小さなお手玉1個
入力: 上記した"ストレスボール"1個
設定: Fine
出力: 変化のないストレスボール1個。1分から5分の間のランダムな間隔で、最も近接している人間の顔に勢いよくぶつかっていくストレスボール1個。顔が覆われているか、その他の手段で防御されている場合、胃もしくは股に目標を変更する。オブジェクトは確保され破壊された。
メモ: 恐らく、これは非常に文字通り"ストレス"ボールになったのだろう。痛い。 - ハディアン博士
入力: 上記した"ストレスボール"1個
設定: Very Fine
出力: プラスチックビーズが詰められた、手のひらサイズのテディベア1個。オブジェクトは生きており、足首に抱き着く/鼻を押し付ける事に惹き付けられているようであり、稀に愛情表現を求める。オブジェクトはさらなる研究のため収容された。
メモ: そしてこれをより調べる事を決めた奴が誰でもいいが……こいつには優しくしてやれよ、良いか? - ハディアン博士
メモ: 我々の誰もがこれを考え、そして私がそれを口に出した1人になるのだろう。これは薄気味悪いほどにSCP-1048に似ている。追跡機の装着を要請している。 - クリントン博士
テスト 914-0135
実験者: エージェント・アカル
日付: 20/03/2016
品目: ジョニー・ウォーカーウィスキー、瓶5本
入力: ウィスキー、瓶1本
設定: Fine
出力: ラガヴーリンスコッチ、瓶1本
入力: ウィスキー、瓶1本
設定: 1:1
出力: ウォッカ、瓶1本
入力: ウィスキー、瓶1本
設定: Fine
出力: バルヴェニーウィスキー、40年物、瓶1本
入力: ウィスキー、瓶1本
設定: Very Fine
出力: 透明で紫がちりばめられた液体が充填された、マークのない500 mLガラス瓶1本。液体のアルコール度数は55 %であり、高級バーボンのような味がした。液体を摂取した者は極度な陶酔感を報告した。
入力: ウィスキー、瓶1本
設定: Coarse
出力: ガラス片の山、麦芽が含まれる水たまり。
入力: 上述した実験で出力されたウォッカ
設定: Very Fine
出力: コースウォッカ、小型の瓶5本
テスト 914-0136
実験者: ハディアン博士
日付: 30/03/2016
品目: 未解答の数独パズル3つ、未解答のクロスワードパズル3つ
入力: 未解答の数独パズル1つ
設定: 1:1
出力: 未解答の数独パズル1つ。数字は入れ替えられており、原型を留めていない。
入力: 未解答の数独パズル1つ
設定: Fine
出力: 傍注とメモを備えた、完答済の数独パズル1つ。
入力: 未解答の数独パズル1つ
設定: Very Fine
出力: 拡大された数独パズルのような、多数の小さな正方形で構成された巨大な格子。この格子には通常の9×9の数独パズルには含まれない、ギリシャ文字、複数種の意味不詳の絵文字、矢印及び漢字が含まれる。
メモ: この結果は挑戦したい者の為に拡大し、コピーしてある。 - ハディアン博士
入力: 未解答のクロスワードパズル1つ
設定: 1:1
出力: 未解答の単語探しパズル1つ
入力: 未解答のクロスワードパズル1つ
設定: Fine
出力: 様々なタイプの短いフレーズの意味を問う短信。各フレーズはクロスワードにおいて”ヒント”として与えられたものと同一である。
入力: 未解答のクロスワードパズル1つ
設定: Very Fine
出力: くしゃくしゃになった紙が煙を曳きつつ高速で発射された。
メモ: まあ、私もああいうのはあまり好きじゃなかった。- ハディアン博士
テスト 914-0137
実験者: グリーア博士
日付: 02/04/2016
品目: Fox Labs ‘White Lightning’ブランドの唐辛子スプレー缶3本、未開封
入力: スプレー缶1本
設定: Rough
出力: 金属片やプラスチック屑の山、様々な化学物質で構成された水たまり及びトウガラシオレオレジンの小さな水たまり。
入力: スプレー缶1本
設定: 1:1
出力: Fox Labs 'Mean Green'ブランドの唐辛子スプレー1本、未開封
入力: スプレー缶1本
設定: Very Fine
出力: 小さな唐辛子1本。化学分析によってスコヴィル単位評価では300000000を超える事が判明した。これは世界で最も辛い唐辛子である事を示す。
テスト 914-0138
実験者: アルシーニ博士
日付: 20/04/2016
品目: 標準的なグロック19用の9 mm弾倉3個
入力: 上記の弾倉1個
設定: 1:1
出力: UMP45用の弾倉1個。弾倉はやや空いており、元の弾倉と弾薬量が同じである事が判明した。
入力: 上記の弾倉1個
設定: Fine
出力: 入力したものと同一のものに見える弾倉1個。無生物に対し射撃を行っても一切の影響はない。人間を標的として射撃を行った場合、標的とされた人物は射撃を受けたというトラウマ的な記憶を経験し、射撃を受けた事を信じ込み、他人がそうではないと言っても無視するようになる。
メモ: 財団の尋問に有用か? - アルシーニ博士
入力: 上記の弾倉1個
設定: Very Fine
出力: 弾丸は、発射されると人間の標的を積極的に探す。しかしながら速度減少は通常の弾丸と変わらず、運動エネルギーを喪失するまで、旋回速度によって人間の周囲を旋回する軌道で飛び続ける。
メモ: この弾倉を用いた更なる試験は拒否した。我々はこれが廊下を飛び、収容違反を招くリスクを冒すわけにはいかない。- アルシーニ博士
テスト 914-0139
実験者: アーモンド博士及びエージェント・マックナイト
日付: 06/05/2016
品目: J.R.R トールキン著『指輪物語』3冊
入力: 『指輪物語』1冊
設定: 1:1
出力: 3冊のより小さな本。構成は『旅の仲間』1冊、『二つの塔』1冊、『王の帰還』1冊。特筆すべき事として、『指輪物語』三部作はこれら3冊の本によって構成される事が挙げられる。
入力: 『指輪物語』の複写1冊
設定: Fine
出力: 圧縮された紙で作られた、磨かれた金色の指輪。指輪には、『指輪物語』内で描かれた詩が暗黒語で刻まれていた。装着時、指輪は全てのサイズに適合し、装着者に合わせ伸縮する事が判明した。その他の異常性は発見されていない。
入力: 『指輪物語』の複写1冊
設定: Very Fine
出力: 『指輪物語』の3分の1程のページ数の本。題名は『A New Shadow』であり、エルダリオンと呼ばれる少年を中心に据えた構成となっている。特筆すべき事として、J.R.R トールキンは同一タイトルの原稿を破棄したため、出版される事はなかった事が挙げられる。
メモ: アーモンド、君は指輪を持って良い。代わりに私は本が欲しい。私はこれを複写しようと思う。誰か、トールキンファンで読みたい奴は居るか? - エージェント・マックナイト