鐘を鳴らす者の詩初心者ガイド

Q.このページは何?
鐘を鳴らす者の詩に興味を持ったけど、何から読めば良いの?なんて思ったことはありませんか?そんなあなたにお勧めの作品を紹介していくページです。
他にも、作品の時系列や基本設定などを紹介していきたいと考えております。
我こそは鐘を鳴らす者の詩マスターだという方はこのページの内容は把握されていると思います。ぜひ私の手下になってください。このページを見る必要はないでしょう。

Q.このページ以外に読むページはある?

お勧め作品をここで確認の後、上記のページの該当作品の紹介内容を読んでください。作品理解の一助になると思います。


読む順番

超初心者!右も左も分からないよという君向け

世界の終わりへようこそ、まだ右も左も分からないと思います。そんなあなたは、他のSCPが分かれば楽しめたり、読みやすい世界観を持っていたりする作品が楽しめると思います。

鐘を鳴らす者の詩 ハブ

  • まずはこれを読んで世界観を確認しよう。鐘を鳴らす者の詩も神格化された財団職員が登場するけど、別カノンとはかなり設定が異なっているので、混同しないように気を付けよう。
  • いきなり全員は覚えられないよという場合は、カレフとアビルト、エヴァマンだけは最低限把握してみよう。ダントツで登場回数が多い。

新たな知を得て

  • 新世界(人類の大半が滅亡した後の世界を指している)を生き抜くある商人の物語で、基本的な世界観の設定を把握していれば容易に楽しめる。
  • 唯一難解な点があるとすれば「御書」という言葉であると考えられる。世界観把握までは一旦無視した方が楽しみやすい。

Those You Leave Behind

  • 未訳作品かつ長いことを除けば、読みやすい内容となっていると思われる。
  • 都市で暮らしていた少年が権力者にスリを働き、都市から田舎に逃げる物語。その逃げた先で様々な人と出会い、少年が成長していく様子はどんどん応援したくなっていく作品となっている。

小さな勇者

  • 977と創造主の物語。少し鐘を鳴らす者の詩自体の知識が必要となるが、977が何者であるのかを把握すれば、そう難しい内容でもない。詳しくは飛白第二楽園を参照すれば理解できる筈である。
  • 977の行動は英雄的でこのカノンの中でも珍しいほどにまっすぐな人物かもしれない。

超初心者!だけど他のSCPのことは知ってるよという君向け

Denouement and Epilogue

  • これは鐘を鳴らす者の詩を含んだハブ、気まぐれ王子の寓話が理解できていれば問題なく読み進められる。しかしエピローグなので、これ単体で楽しむことはあまり推奨しない。

再パブリックの為に

  • パブリックドメイン保護サービスの知識があれば比較的読みやすくなる。
  • この世界におけるアノマリーと商人は何を高額で取引することが多いのかというのは前提に必要となるが、新たな知を得てを読んだことがあれば、カレフハイトでの商人については簡単に理解はできていると思われる。

Dreams Of Nothing

  • オネイロイについての知識が求められるが、長すぎず読みやすい作品となっている。
  • 時系列的には他の作品よりもずっと前であると考えられる。時間を抑えれば理解しやすくなるのではないかと考えられる。

流転のアレクサンドリア

  • SCP-4001を舞台にした物語。SCP-4001と上述した「再パブリックの為に」の知識があれば何の問題もなく楽しめる作品となっている。他の作品ほど鐘を鳴らす者の詩の知識も必要とされない。
  • SCP-4001についての知識はその代わり大量に求められる。特にSCP-4001-1のインタビューログ、最後のリンカーン・エイブラムスの記述はしっかりと把握しておこう。
  • SCP-4001のTale、「アレクサンドリア炎上」の内容も把握する方が楽しめるかもしれない。

おしゃべり猫さん

  • SCP-6001の内容が頭に入っていれば、とても楽しむことができる作品。SCP-6001が好きな方は気軽に読んでみてほしいとも思える。
  • 小さな町であるアビルトレイトに暮らす一人の少女とプリムローズの物語。このカノンに存在するもう一つの街であるカレフハイトとの対比が印象的。

キャラクター紹介

文字通りキャラクター紹介です(ここだけは未訳作品のものは含みません、申し訳ない)


時系列

私の推測となりますが、作品を時系列順にまとめたものです。

旧世界

  • Denoument and Epilogue

鐘を鳴らす者の詩の世界からの回想の可能性もあるが、財団の存在したころの世界を書いているあたり、人類の大半を滅ぼす災害よりも前と考えられる。


人類滅亡~新時代の成立まで

  • Lost

唯一具体的な西暦が登場しているかもしれない。2017年にオネイロイの世界にArk博士がアクセスしているので、Visions of the Futureの前と考えられる。

  • Visions of the Future

財団が機能しているころのシーンが登場しているため、流転のアレクサンドリアの前と考えられる。

  • Dreams of nothing

鐘を鳴らす者の詩における人類を滅ぼした原因のようなものが発生しているかつ財団にも人がいる状況なので、流転のアレクサンドリアの少し前の時期であると考えられる。

  • 流転のアレクサンドリア

まだ財団の機能がかすかに残っていたころから、再パブリックの為にのその後までを書いている。


新秩序の成立

  • 不思議の一覧

おそらく財団崩壊後からかなりの時間が経過しているものと思われるが、エヴァマンがサイトュに居たり、財団自体の名残は多く残していると思われる。

  • 小さな勇者

エヴァマンと外科医蟹の物語であり、まだ周辺地域のことも判明していなかったあたり、不思議の一覧よりも古い時代の可能性もあり得るが、根拠にかけるため不思議の一覧の後と考える。

  • SCP-百萬

時期不明、おそらくサイトュ崩壊のころから前身組織のようなものは存在していた可能性が高い。一応不思議の一覧と同時代頃、あるいはほかでSCPがどう呼ばれているのか判明しているあたりもう少し後かもしれない。

  • 求道者

おそらく不思議の一覧と同時代、シイケイトゥがサイトュに居るあたり、不思議の一覧の少し前の可能性もある。

  • 御書

集落が成立しているあたり、前の2作よりも後の可能性が高い。加えてサイトュに儀式的な意味合いが組み込まれ始めているように感じられる。

  • 御言葉

財団の生存戦略の失敗からかなりの時が経っていることを示唆している。加えて小さなコミュニティを形成しているあたり、御書と同時代くらいの可能性が高い。

  • 第二の演説

神々の黄昏の話など、財団はかなり過去のものとなっているうえに、求道者の時点でシイケイトゥはSCP-035に会っていなかったので、求道者より後の時代の話と考えられる。しかし最近の話とも思えないためこの辺りが妥当だろうか。

  • 死者は二度死なず

ヒュブリス卿に仕えている人物の話であり、サイトュの機能がまだ生きていたあたり、第二の演説とは近い時期の可能性が高い。


都市社会の成立

  • 新たな知を得て

都市社会が成立し、都市や村間での交流が進んでいるあたり、先ほどまでの作品と比べると、少し時間が経過したものと思われる。

  • Those You Leave Behind

社会の中に階級が目に見えて成立しているようなので、かなり時代が進んだ後であると考えられる

  • What the Little Bird Told Me Part1

同じ登場人物が出てきているあたり、かなり近い時期の話と思われる。

  • 電子の子供達

北米が舞台であるため時期の特定は困難だが、機械仕掛けの神サイドの人物も明確に壊れてきており、財団が存在していたころが古代とされているあたり、オーストラリアで都市社会が成立しているのと同時代の可能性が高いと思われる。


4000年後の世界

  • 私がついに着陸したこの場所は、故郷ではなかった

作中でベラーの生きていた時代が明確な過去として存在していること、マナーなど集団生活の気質がうかがえることから、都市社会の成立後と推測される。

  • おしゃべり猫さん

神への信仰が形式的なものになっていること、家族という単位が成立するようになっていること、医者が存在していることなどから、都市社会が成立しかなりの時間が経っているように思える。

  • 再パブリックの為に

同作者の流転のアレクサンドリアのより判断。この時点で財団崩壊から4000年が経過している。

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