鋭利な飴
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの収容はその性質上困難であるとされています。SCP-XXXX-JPが発生した場合、カバーストーリー「溶けて鋭利になった飴」を流布し、被害を隠蔽します。SCP-XXXX-JPによって生じた負傷は財団フロントの医療機関によって治療します。また、SCP-XXXX-JPによる被害を抑制するため、「飴は噛むべきである」という旨の偽造情報を流布します。

説明: SCP-XXXX-JPは人が飴を摂食している際に生じる異常な現象です。SCP-XXXX-JPの発生は年間で250件ほど確認されています。発生頻度は不規則的です。そのため、SCP-XXXX-JPの発生を事前に予測することは困難であると言えます。

SCP-XXXX-JPが発生した場合、対象が摂食している飴は刃物状の構造に変化します。結果として対象の口腔内および舌部には切傷が発生し、これに伴って微量の出血が引き起こされます。変化後であっても飴の耐久や性質に変化は生じないため、噛み潰すことによって飴を破壊することが可能です。

ロリポップキャンディ(一般に「うずまきキャンディ」と呼ばれる)などの巨大な飴を摂食した際に飴全体が刃物構造へと変化し、舌部が切断されるといった事例が発生する例もあります。財団はこういった事例を抑制するために新規対応プロトコルを立案しようとしていますが、この試みは現在まで成功していません。

発見経緯: SCP-XXXX-JPは2009/08/15に宮城県仙台市にて発生した児童負傷事案を契機として発見されました。当該事案は仙台市の一部地域にて行われていた夏祭りの最中に発生したものであり、被害者の児童は露店にて購入したりんご飴を摂食していたことが明らかになっています。目撃者や当事者の証言から、りんご飴を摂食している際にSCP-XXXX-JPが発生して舌を負傷したこと、負傷後も通常の切傷1と認識していたために摂食を辞めなかったこと、噛まれたことにより破砕した飴の破片が刃物構造となり、食道を初めとする消化器官系に大規模な裂傷が発生したことが判明しています。


タグ: scp jp keter occon25 食物

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