SCP下書き/ショパン・カルト関連

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

説明: SCP-XXX-JPはポーランド共和国マゾフシェ県プウォツク市に位置するゴシック様式の聖堂、プウォツク・フランソワ教会です。SCP-XXX-JPは元々GoI-484C("聖フランソワ教会")1 により利用されていましたが、不明な要因により1996年の冬に突如として放棄されました。

SCP-XXX-JPの内壁は厚さ3cmほどのキチン質からなる層で覆われています。この層は多孔質状であり、表面に開いた無数の穴(平均直径2cm)からは常時セミ体液に類似する液体が漏出し続けています。層状構造は極めて頑丈であり、加えて破壊しても数秒以内に修復されるため、この液体の出処は判明していません。

教会天井からは巨大な脈動する肉塊が吊り下げられており、その表面は推定600匹のセミ成虫群により覆われています。肉塊は故フレデリック・ショパンの『』のリズムに合わせて脈動し、それに合わせる形で周囲のセミ群が鳴き声で楽曲を演奏します。

教会奥には高さ3mほどの十字架が置かれています。この十字架には体長2mほどのセミを象った彫刻が取り付けられていますが、その頭頂部は粗雑に削り取られています。彫刻は身体背部が教会席側に向く構造となっており、ステンドグラスで作られた羽が広げられています。

十字架下の祭壇には

補遺.XXX-JP.01: 歴史: SCP-XXX-JPは13世紀頃に建造され、当初は民間のカトリック教徒に利用されていましたが、1939年のポーランド侵攻の際にソ連赤軍によって一度破壊されました。1941年の再建の際、当時新興教団であった聖フランソワ教会が出資元となったことで、元々特定の所有者がいなかったこともあり、聖フランソワ教会がSCP-XXX-JPを所有・管理することとなりました。

その後、SCP-XXX-JPは聖フランソワ教会の活動に利用されだしました。

せみが みてる

補遺: 1999年現在、SCP-XXX-JPは『ショパニズム系アノマリーに関する超常機構間条約』に基づき、監視レベルⅤに割り当てられています。SCP-XXX-JPの起源、及びSCP-XXX-JP-AはSCP-1710-JPの先に存在すると推定される異次元空間(Nx-98)であることが疑われており、現在積極的な調査が行われています。

機動部隊α-6 ("ダ・カーポ") による探査が現在承認待ちです。


多元宇宙業務部門の調査結果は、EoI-098の起源が別宇宙にあることを示唆しています。

蛇の手フォーマット
ワルツの夜魔(蛇の手)/EoI-098(財団)/KTE-1998-Ex-Machina(GOC)/聖ショパン(MARCH)/???(ショパン正教)

ワルツの夜魔は…


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