概要
Containment Fictionとは、SCP Foundationを筆頭とする「異常存在を記録し、それに対応する組織を描く作品群」という創作ジャンルのことである。この名称は2021年、SCPwikiを離れたpixelatedHarmony (旧名義: Roget) が興した同名のサイトで提唱された。
CFコミュニティの代表例はSCP FoundationやRPC Authorityであるが、それ以外にも数多くの中小・零細コミュニティが存在している。特に2018年の大シスマ以後、同様のサイト作成の機運が世界的に高まり、多数の類似創作コミュニティが興された。これらの大部分は統合、活動停止ないしは消滅しているが、一部は独自の創作体系を見つけ出し、現在まで存続している。
元/現SCPメンバーなどが、政治的衝突、問題行動による追放、ニュービーの革命的野心であったり、あるいは単なる趣味をきっかけに設立した、いわゆる“SCP分派”のサイトには共通の性質がある。
いわゆる“SCP分派”は共通の性質がある
報告書メイン、Talesの名称維持、比較的高い解釈の自由度、ライセンス
歴史的対立がある場合でもメンバー同士が相互交流していたり、時の流れに伴って対立が沈静化したりすることもある
興り──CF前夜
人智を超えた存在に対処する秘密機関というアイデアは一般的なもので、古今東西の都市伝説、陰謀論、あるいはフィクションに見ることができる (TV Tropes: 秘密の政府倉庫)。こうした作品の代表格として、Xファイルやウェアハウス13が挙げられる。特にウェアハウス13は異常存在を収容する施設が出てくる点が興味深い。
1990年代に作成された"Secret Contents of a Certain Government Warehouse"は、様々な異常物品をナンバリングして収蔵する施設の共同創作であり、直接の関係は無いもののSCPとの類似性が見て取れる。これは馬場秀和氏が“某国秘密倉庫収集品目録”として日本にも和訳していた時期があり、日本支部も存在していた。
また、インターネット上での怪異談の人気の高まりもCF誕生の背景にある。2000~2010年代にかけて勃興したCreepy Pastaは、土壌の形成という点においてCF史にも大きな影響を与えている。また、日本国内で言うならば、同時期に洒落怖や意味怖などの掲示板発のネット怪談が流行していたことが、SCP-JPの発展の一助となっているだろう。
Holder
2006年、
先述したCFwikiでは元祖Containment Fictionとして扱われている
Holder: 最初期のCFシリーズ。/x/のクリーピーパスタを起点に、同種の怪異談を作っていた、SCPの兄貴分。品質管理に問題があり、次第に衰退。SCPにVoteシステムが設けられた遠因でもある。現在はほぼ消滅状態。
SCP
/x/時代
EditThis wiki時代
Wikodot時代
第三の時代へ
まあいっぱいエッセイあるからそれを見てほしい
関連コミュニティ
SCP Commune
https://www.containmentfiction.net/wiki/timeline-of-containment-fiction/