トランプキングは挫けない
アイテム番号: SCP-2909-JP Lv3/2909-JP
オブジェクトクラス: Uncontained Classified

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SCP-2909-JP。


特別収容プロトコル

PoI-1946 ("ドナルド・トランプ")の部分的協力により、財団はSCP-XXX-JPの情報を部分的に取得しています。しかしながらSCP-XXX-JP内での綿密な調査は許可されておらず、また米国法に照らしても財団は当該建造物を確保・収容する権限を有していません。

これらの状態から、財団はSCP-XXX-JPの監視と潜入工作を中心に活動しています。並行してPoI-1946の監視が行われており、対象が不法な異常活動を行わないか監督します。対象の不法活動はまとめられ、財団法務部対PoI-1946チームに送付されます。チームは現在に至るまでPoI-1946の顧問弁護団と係争中ですが、今後の予算編成次第では廃止の可能性が検討されています。

説明

SCP-XXX-JPはアメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタン区ミッドタウンに存在する建造物、トランプ・タワーです。高さ202m、58階建てですが、内部には超常空間工学を用いた拡張が行われ、正確な内部寸法は不明ながらも中都市1つほどの大きさを保有しています。高給アパートメント、ショッピングモール、オフィス、異常/非異常都市中兵器といった各種設備に加え、タワー内にはトランプ・オーガナイゼーションの本部およびその非主流技術事業部門1が設置されています。また所有者であるドナルド・トランプ本人の自宅も存在します。

タワー頂上部には詳細不明な大規模半生体装置が存在し、タワー全体に適用される様々な文化的背景を持つ奇跡論術式を複雑に統合した大規模結界プログラムを管理しています。この装置はSCP-XXX-JP-Aに指定されていますが、現在まで実施調査には及べておらず、詳細は掴めていません。結界の性質は主にタワーとPoI-1946の守護に向けられており、2001年9月11日~15日のマンハッタン次元崩落テロ事件中にはタワー全体を覆う防護結界を構築していたことが確認されています。

PoI-1946はたびたび、正体不明のヒーロー”アイアンキング”として非合法の戦闘活動に従事しています。この活動時には未知の金属を用いたパワードスーツが用いられており、SCP-XXX-JP-Bに指定されています。SCP-XXX-JP-Bの表面にはトランプのスペードを模した意匠が存在し、またその臀部背面にはプロメテウス・メカニカルのロゴが刻印されています。SCP-XXX-JP-Bは様々な武装・機能を備えています: 身体能力強化、奇跡論炎ジェットによる飛行能力、体内に格納された聖別済サブマシンガン等です。これらの収容のため、SCP-XXX-JP-B内部には異常な空間拡張が施されていることが推測されます。

SCP-XXX-JP最上部には非主流技術業務部門のオフィスが置かれ、SCP-XXX-JP-Aおよび-Bが配備されていると考えられます。”アイアンキング”の活動開始時にはオフィスの壁が開き、SCP-XXX-JP-Bを着用したPoI-1946が射出されます。同様に終了時には再度オフィスの壁が開き、帰還したPoI-1946を迎え入れます。オフィスはPoI-1946を支援するための情報司令部としても機能しています。活動時のPoI-1946は秘匿回線を介して司令部と通信しており、またその活動の支援のためにSCP-XXX-JP-Aの結界操作、異常/非異常兵器の供給・火力支援を行うことも確認されます。戦闘により損傷したSCP-XXX-JP-BおよびPoI-1946は、オフィスへの帰還後に修復・治療されているものと見られ、再出現時にはすべて復旧しています。


補遺.XXX-JP.01: 歴史

補遺.XXX-JP.02: 活躍

マンハッタン次元崩落テロ中にドンパチしまくるトランプタワー

  • マンハッタン第一第五教会のモンスター(半分ぐらいミスト)
  • アイアンマンになるドナルド・トランプ
  • ”私の王国(Trump Kongdom)”
  • トランプお抱えの武装魔術結社→超常事業部門
  • 知らないのか? 非主流技術事業部門には裏の顔がある。あれは王様お抱えの魔術結社だ。合衆国だけじゃない、世界中から集められた魔術師どもの集団だよ。テンプル騎士団の子孫、アルカディア残党、ICSUTからの追放者──何でもありだ。奴らには気をつけろ。命がいくつあっても足りん。
  • UIU尋問記録
  • CNNニュースに割り込んで語りだすアイアントランプ
  • マンハッタンを蹂躙するSCP-3456個体をトランプタワーから生えた指向性魔術兵器でブッ飛ばす(できるのか?)
  • Alexilva大学生物学部から逃げ出し、地獄に居着いていた巨大蛸生命体。”Alexilva大学生物学部の資産”と臀部に刻まれている。日本語の都々逸を撒き散らしつつ徘徊し、ビルに登っている。
  • シャークネード。SPCが戦闘。サメを発射、体当たりするなどして前述の蛸と激戦を繰り広げる。
  • ワンダーテインメント博士製の巨大ヒヨコ(モアサイズ)。ある少年が飼っていたものが、少年の危機に際し巨大化。少年を守りつつ実態群と戦う。
  • ザ・ファクトリーの工場。破壊された際に謎の緑の液体を撒き散らし、それに曝露した死体が蘇生・変成し局所的にバイオハザード6の世界になる。
  • マナによる慈善財団。現地支部が救助活動を行っていたものの、異常鮫科実体に襲われ、仕方なく運搬用に利用していたオレンジスーツ(寄贈品)で殴り合いを始める。
  • 夜間、生存者らの無意識から夢界でナイトメア・コレクティブが発生。カック灰による現実性低下も相まって集合改変により現実空間にナイトメア・コレクティブが出現する。
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