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怪奇部門

語釈

『SCP-3790 - 怪奇部門』で初登場した、謎の部門。彼らの名前が残された古い施設・物品が相次いで発見されているが、怪奇部門そのものはほとんど姿を見せず、実在するのかさえ曖昧である。施設・物品にはかつてアノマリーの収容や調査を行っていたらしき痕跡があるが、活動実態の詳細は不明。

怪奇部門の解釈は著者・作品ごとに様々だが、財団の過去や秘密と頻繁に関連付けられる。最近では、有名オブジェクトの起源・再解釈を提示するジャンルとして広まっており、更にメタ的な出来事などを元ネタとする作品も増加してきている。一方で、雰囲気や部門概要のみを継承し、特に元ネタの無い作品も一定数存在する。

別名等

Department of Abnormalities (EN)
DoA (上記略称)
反常部 (CN)

関連用語

アダム・ブライト (カクタスバースの怪奇部門長)
アポリオンの冠 (SCP-3790に収容される物品の一つ)

関連記事

SCP-3790 - 怪奇部門
SCP-3220 - パノプティコン II
To Never Again See The Light Of Day (未翻訳)
SCP-4220 - 月の陰
SCP-4182 - サイト-5は実在しない (オマージュ)
SCP-5832 - 汚されて
SCP-1741-JP - ミーム汚染、上から見るか、下から見るか。
SCP-1246-JP - おもかげ
SPC-710-JP - YouはShark (ジョークチック)

怪奇部門

「SCP財団 怪奇部門」もしくは「怪奇部門」の名称が残る施設・物品から存在が推察される存在。施設の設備は古く、荒廃していることも珍しくない。施設・物品にはかつてアノマリーの収容や調査を行っていたらしき痕跡があるが、多くの場合その詳細は不明であるか、財団上層部から機密指定されている。

怪奇部門は僅かな活動内容が推察されるのみで、実在していたかも確定していない。これは初出記事であるSCP-3790において謎めいた登場をしたため、ミステリアス性が特徴として受け継がれたものである。解釈も著者・作品により異なっているが、全般的な空気感、テーマ、特徴はある程度共通している傾向にある。

怪奇部門は過去や秘密を根幹的なテーマとし、多くの作品はホラー調である (感傷的なものもある)。描写は客観的なものが多用され、真相は直接描かずに残滓や外観だけを描く作品が多い。そのため、真相に辿り着くには一考が必要である (ただしSCP-3790はそもそも真相に辿り着かせないという点で特異である)。

また暗示/メタファーの手法を頻繁に用い、特に近年は既存オブジェクトやメタ的な事象の示唆を行う作品が大変多い。また、怪奇部門自体が過去の財団・財団創作のメタファーとして使用されることもある。描写の面では初期代表作であるSCP-3790・SCP-3220のものが踏襲され、封鎖された扉や金属製のプラカード、ハッチといった物品は頻繁に使用される。

その正体については様々な説があり、「財団内部の秘密部門」「初期財団の一部」「旧世界の残骸」「上位世界の流出」「そういう異常存在」などと多様。

C.W.W.は怪奇部門に対して次のように述べている: 「怪奇部門とは、我々が我々の恐ろしい過去を『再び発見できるよう』如何に深く埋めるかのメタファーであって、まるでそれは誰か他人のもののように見えるのです」。この解釈は一定の人気があるような気がする。

また、原著者であるDJカクタスのTale"To Never Again…"においては、少なくとも1967年まで活動していた、アダム・ブライトが部門長を務める (または勤務している)、二度と日の光を見るべきでないものを封印する存在として描かれている。当時の下書きや本人の裏話からは、当初の怪奇部門は現在一般的なそれとは異なるものにする予定だったらしいことが伺えるが、その後の氏の作品に登場する言及は当時の構想にある程度基づいていそうである。

別名等
Department of Abnormalities (EN)
反常部 (CN)

関連記事

  • SCP-3790
  • SCP-3220
  • SCP-4099
  • To Never Again…
  • SCP-4220
  • SCP-4182 (淡い関連)
  • SCP-5832
  • SCP-5371 (関連示唆)
  • SCP-5218
  • SCP-1741-JP
  • SCP-1246-JP
  • SPC-710-JP
  • SCP-2851-JP

《怪奇部門の歴史》

+英語圏

起源

  • SCP-3790
    • 基本構造の確立
    • 考察や感想
  • SCP-3220
    • ミステリアス
    • 怪奇部門と日本
    • 怪奇部門フォーマットの確立

黎明

  • SCP-4099
    • 文書形式やロゴの発明
    • 怪奇部門の招待に迫ろうと試みた記事。異常にすぎるものを収容する初期の部門。
    • 第一次ブーム。
  • TNA…
    • 当初の構想が垣間見える
    • 当初はもっと怪奇ドラマ的なあれだった
  • SCP-4220
    • 壮大な怪奇部門というやり口
  • 4982: DoAオマージュ。既存記事への豊富な参照。
  • 4309。まだ在り方は確立されていない。
  • SCP-4840
    • アポリオンの冠。怪奇部門とカクタスバースの関係性が浮上。
  • SCP-4182
    • 厳密には怪奇部門そのものではないが、そのテーマ性が『過去の罪が追いかけてくる』であるとしたうえで、オマージュ的に作られた作品。怪奇部門のテーマを1つ明示したということで影響がある。
    • 財団の非倫理的な部分、財団の過去の罪。また少数ながら、この記事から大日本帝国と怪奇部門が中国・台湾で関連付けられるなどしている。
  • 当時はまだDoA=オマージュの図式が完全にはない。これは下書記事からもわかる。

https://scp-wiki.wikidot.com/forum/t-12844967/greenlight-request:the-tartarus-box

  • ラウンダーハウスの1stルール
    • never explain what is going on
    • DoAの説明無しは昔から

爆発、進展

  • SCP-5832
    • 3220式。暗示による既存記事言及・オマージュの流れが確立され、2019年に伸び悩んでいた記事数が急速に増加。第二次ブーム。
  • SCP-3790に追記。暫定的なハブとなる。

2020
SCPD解説 (3790, kaktusverse)
タグ (1st, 2nd, 3rd)

2021/4/12
DSCP, Ep.59

3790: 原点、雰囲気と基本スタイル。考察からメタ性、言及、忘れられた過去、秘密といった要素を抽出。当時の反応: Discord, Twitter。

3220: 特異点。怪奇部門の拡張──「他の有名記事の起源示唆」の確立。JPでは3790と同日に投稿されたこともあり、JPにおける怪奇部門像を「多記事示唆」で決定づけることとなる。参照: フォーラム。これをきっかけに、2018年後期に怪奇部門ブームが起こる。4000コンにも2つの怪奇部門作品が投稿された。

4099: EN最初期の作品。怪奇部門の基本スタイルはまだ確立に至っておらず、これといった他記事示唆はない。怪奇部門を「財団設立以前の部門」として、ギアーズ博士の提言と紐付けて設定を拡張する試み。ちょっと他の怪奇部門作品とは空気感が違っていて、割と怪奇部門の内情を出してくるし、ちょっとベタな探査記録もあるので、否定的な声もあるが全般的には高評価。怪奇部門のロゴやフォーマットを創出しており、これらの要素は後によそにも受け継がれた。JPでは最近まで翻訳されなかった。

To Never Again…: カクタス式の怪奇部門について掘り下げる作品だが、未翻訳。本来、これは在りし日の怪奇部門の活躍を掘り下げていくシリーズの一つとなる予定だったが、空気感があわなくなってきたからか以降は塩漬け状態にある。

4220: 怪奇部門の基本スタイルはまだ確立に至っておらず、割と自由。月全体が怪奇部門施設であると発覚するというかなり規模がでかいかたちだが、怪奇部門の謎性は維持されている。怪奇部門特有のミニマリズムがなく、話の本題はオカルト月面探査の方にある──JPには比較的すぐに翻訳されたが、上記の特性から少々異色な内容としてとらえられていた。

4309: まだ怪奇部門が固まってない頃の一例。

2019年、投稿はない。いくつかの言及などは見られはした。

5832: 2020年春に投稿。3220の後継的な作品で、231の再解釈として登場。JPでは既に「怪奇部門→他記事オマージュ」の流れが確立していたが、ENで確立し始めたのはこの辺からである。

以後、既存作品の起源示唆・再解釈・オマージュ系の怪奇部門が相次いで投稿される。再び怪奇部門が盛り上がりを迎え始める。ただ、2678などは──012イメージの言及はあるものの──全体としてはカトリックの児童虐待問題を示唆する内容だった。

2020年7月、この流れを受けて怪奇部門のタグ申請があったが、カクタスがこれを拒否。タグ化は一度お流れになる。
https://scp-wiki.wikidot.com/forum/t-13260150/tag-thread-3:revenge-of-the-tags#post-4717574

しかし怪奇部門の人気は続く。2021年には既に一定の人気を獲得しており、3月には4つも怪奇部門作品が投稿され、その後も1~2か月ごとに投稿が続いた。

2021年9月、再び怪奇部門のタグ申請。これは当初、前回の拒否を理由に却下されたものの、既に相当数の関連記事が生まれていたことから、ENテクニカルチームが「原著者が拒否しているものの、多数の記事があるのでタグを認可するべき場合」についての協議を開始し、20記事あれば認可すると発言し、またタグ申請ルールの改訂を行う。
https://scp-wiki.wikidot.com/forum/t-13260150/tag-thread-3:revenge-of-the-tags#post-5080546

この後も怪奇部門作品の投稿は続き、SCP-5356で規定数に到達。三度目の申請がなされ、最終的には認可された。
https://scp-wiki.wikidot.com/forum/t-14227350/tag-suggestion-thread-4:an-approval-for-crows#post-5109641

その後も関連作品の投稿は続いており、既に一つのジャンルとして成立している。

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