f120a

F120Aが実際どんなものなのかを説明するやり方は色々ある。「現代ファンタジーのカノン」「妖精と夜闇の子らに関するカノン」「財団が体制を改善しようとしているカノン」「サイト-120に関するカノン」ある意味、どれも正しい。ただ一文で説明しないといけないのであれば、こうするだろう: 「財団が、流転を繰り返す魔法の世界にやり方を合わせねばならず、変革ないしは解体を迫られていると気づいた世界観の、主要カノン (「標準カノン」ではなく、多くの要素と他のカノン、シリーズ、キャラクター、記事で構成される巨大カノンという意味) を構築する試み」。

何年もの間、「道徳的灰色」が財団の支配的思考だった──だが、世界の本当の姿を見つけていくうちに、これは変革を迫られた。

エスターバーグの不慮の破壊と、その前の第三大ディアスポラの件で、SCP財団はこのやり方では長くは持たないと気がついた──異常界は後戻りできない最後の一線に近づいており、そこを超えたが先、選択肢は全異常との全面戦争しか無かった。

そして、妖精帝国の悍しき神々がこの紛争に乗じて再び地球を支配下に収めようとしていることは間違いない。最悪の事態を避けるために、財団は異常へのアプローチを変革する必要があった。

変わり者のサイト-120、外部の要注意団体、エスターバーグ自体の人々の手を借りて、財団は体制を改善しなければならない。長い時間がかかるだろうが、時間と協力だけがこうした傷を癒やすことができるのだ。財団はもはやただの監獄ではいられない──管理外でのアウトブレイクが今日の世界を崩壊させてしまうからといって、妖精帝国が数千年前に崩壊した際に取り残された無数の怪物たちを収容している余裕は無い。

このカノンはこういう話だ──財団は自身のやり方が現代では時代遅れになっていることを受け入れた。これは財団が協力、魔法、受諾を経て体制を改善しようとする話だ。これは異常が世界を認め、変遷し続ける社会に適応していくことを受け入れる話だ。これは異常が齎すこの世界への影響と、そうして変遷する世界の話だ。これは財団に雇用される人々が、息を殺さなくてもいいのだと気づき、変わっていく話だ。これはそうした人々が生きる価値ある生を送っていることの話だ。これは魔法、恐ろしき神々、太古の戦争、そして三大ディアスポラがまだ解決していなかった頃の過去の話だ(?)。そして、これは財団がついに長い、長い過ちに気づく話だ。

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