F120Aのメモとか
- Ralliston氏が書いていた長編シリーズ『And Every Time We Meet Again』とサイト-120関係が発端となって誕生したカノンです。ハブの投稿当初は前述のシリーズが未完なこともあり、カノンとして完全に開放されていたわけではなかったのですが、後に正式にカノン化しました。Rallistonがエグいライターボットだったこともあり、以後は急速に拡大を続けます。
- このカノンは妖精/Faeについて、かなり独自の設定・見解を有しています。ちなみに、準要注意団体タグ"homo-sapiens-sidhe"は、F120Aカノンの設定に準拠する妖精用のタグです。
- ポーランドが主な舞台となるカノンなので、ポーランド語版/PL支部においても多大な人気があり、独自記事が多数書かれ、それらはカノンの本史に組み込まれています。そもそもカノンのメインライターであるRalliston氏はPL支部の管理者でもあります。このカノンがきっかけで、PL支部の創作活動が大きく活発化したりもしました。
- 多数のカノンを連携させていくプロジェクト、『メタファウンデーション』の中核カノンの一角です。OG43やノーリターンなどとも関わりがあり、設定面やキャラクターがクロスしています。詳細は下の“メタファウンデーション関係の話”を参照してください。
- なおRalliston氏は全カノンの踏破を目標にしている人物なので、F120Aはメタファウンデーション以外にもあらゆるカノンと何らかの繋がりがあったりします。別にそれらカノンを知らなくても読めるようになっていますが、色んなカノンの入り口になっているかもしれませんね。
- 翻訳メモ: It's Free Real Estateは同名のインターネットミームに由来すると思われるので、暫定的に日本語化していません。シリーズの翻訳が進んで適切な訳題が見つかれば差し替えます。
メタファウンデーションについて
- 『メタファウンデーション』とは、2022年初頭前後から有志が開始した、複数のカノン、シリーズ、設定等を連携させて、より大きな“メガカノン”を構築しようとするプロジェクトです。
- プロジェクト中では、参加カノン/シリーズ同士で頻繁にクロスオーバーし合い、キャラクターやGoI、歴史的出来事などの設定が共有されます。
- 基本的に、特定のサイトやロケーションを舞台にしていて、設定が相互に排他的でなく、共存できるカノン群から構成されてはいる……のですが、実際には細かいところで食い違うので、タイムラインシステムが導入されています。とはいえ、実際にはそれほどタイムラインを意識せず、各カノンは比較的シームレスにクロスオーバーしています。
- 設定上は、1981年多財団連盟協定によって複数タイムラインの財団が結託し、誕生した存在がメタファウンデーションです。特にOG43とS&CPは同一タイムラインであるとされているのですが、この2カノンのTLがTL-001-PRIMEとして、すべての根幹となっています。
- F120Aはメタファウンデーションの中核的なカノンの一つであり、そのためプロジェクト内の他カノン等と各所でクロスオーバーしています。
- MetaFの世界観では、基本的に2021年に難局/SCP-6500が発生します。これは財団の収容活動 (魔法を暴き、封じ、神秘性を消し去る) が原因で発生した、全宇宙規模での異常事物の減衰・死滅です。財団はこの事態を解決しますが、その際に採る方法によって、タイムラインが2種類に分岐します。
- OG43とS&CPは、スレッショルド側 (財団が存続して収容活動を続行するが、一部職員やGoIが財団が元凶であることに気付いている) を採用しています。
- 一方のF120Aは、ヴァンガード側 (財団が解体され、複数GoIと融合して新組織ヴァンガードへ移行。ヴェールが撤廃される) を採用しています。
- このため、F120Aカノンでは、2021年以後ヴェールが存在しません。財団は存続しているものの、次第にヴァンガードに置き換えられているという見解をとっています。
- 言うのが遅くなりましたが、メタファウンデーションには専用のDiscordサーバが存在します。F120Aハブ冒頭にある招待リンクから参加可能です。サーバ内には参加カノンごとにチャンネルがあり、各カノンの議論場も兼ねています (というか、そちらの方がメインかも……?)。
- なお、メタファウンデーションの根幹記事が今後投稿予定らしいので、そのあたりで本格的に認知度が上がるかもしれませんね。既にそこそこの知名度はあるようで (まあ参加者が膨大ですし)、2022年7月号のEN新聞では特集が組まれたりもしました。
MetaFマップ
ファイルストレージ噛ますとWikidotの自動リサイズが効かずにクソデカ画像を直に読み込んじゃうんよなあ
http://scp-jp-storage.wdfiles.com/local--files/file%3A6370408-157-fmmh/map2_JP.png
とりあえずで訳してそれから各自修正していく感じで
訳注/解説:
カノニカル (canonical): 形容詞: 「カノンである」。ここでのカノンは、「正式設定であると見做されるもの」の意味。「AはBに対しカノニカルだ」と言う場合、「AはBにおいて正式設定として扱われる」という意味になる。ENのカノンのハブなどで、これはカノンの正式設定に組み込まれている、これは組み込まれていない……というのを説明する際によく使われる言い回し。
ハードカノン (hard-canon): 名詞: 「強固なカノン」。カノニカル同様、ENのカノンのハブでよく使われる言い回しで、「AはBに対しハードカノンだ」と言う場合、「AはBにおいて全面的に正式設定と見做されている」という意味になる。両者が姉妹関係にあり、ほぼ同一世界観で展開されていることを明言する場合などに用いられる。
120の記録書庫アーカイブより
これだな 今史料館だけど
- ZM "Witch Slayer"のZMとは、ポーランド語の"Zabójcy Magii" (魔法殺し) の略。