C Dives Hideout 6

SCP-C240

アイテム番号: SCP-C240

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-C240はマニラフォルダに封入され、サイト-204のオーバーフロー保管庫にある施錠されたファイルキャビネットに収納されています。フォルダはキャビネットの底面に接着剤で貼り付けられています。SCP-C240のファイルキャビネットへの干渉や点検を決して行わないように注意しなければいけません。

説明: SCP-C240は実在しないKeterクラスアイテムの特別収容プロトコルを説明する文章が印刷された紙片です。ページの下側が破れ、1行以上の文章が読み取れなくなっています。インクと紙の組成は、SCP-C240が1970年代のある時点で印刷されたことを示唆します。

問題の架空異常物品は“SCP-139 - 頭蓋A Skull”と指定されています。SCP-C240にはこの(実際のSCP-139とは全く関連性が無い)異常物について記載されていませんが、幾つかの特性は推測可能です。具体的には、これは収容に関わる財団職員の感情、身体の姿勢、日課に極めて敏感に反応する情報災害性のオブジェクトです。SCP-C240に記載された収容プロトコルは、現在及び過去の財団倫理基準に準拠していません。

2007/06/05、監督員 ブランドン・ビッグスが残した文書記録が以下に書き起こされています。この記録はサイト-163から回収されました。

11:03 - ヤードセールで売りに出された古いファイルキャビネットに、政府の文書が収められたままだったというニュースを読んだ。ウォルシュの手が空いていたので、保管庫をくまなく調べさせ、私たちが同じ間違いを犯していないか確認させることにした。

[無関係な記録を除去]

14:41 - ウォルシュは戻って来ると、保管庫に領収書を何枚か見つけたが、疑惑を呼ぶ類のものは何も無かったと言った。領収書は裁断した。

[無関係な記録を除去]

16:16 - ウォルシュはファイルキャビネットの底にへばり付いたフォルダに言及した。空だと思い込んでいたようだが、考え直している。レターオープナーを渡して、こじ開けてこいと伝えた。

16:40 - ウォルシュは手間取っている。

16:52 - やはり、フォルダには中身が入っていた。SCP-139の収プロだ。私たちの部門はSkip関連の書類を扱わないのに、どうしてこんな所にあるのか全く分からない。明日の朝確認しよう。

ビッグス監督官は当日の夜に帰宅せず、現地時間20:43から捜査が開始されました。ビッグスのオフィス内にあった固定されていない物品は、家具も含めて全て部屋の一隅に押しやられていました。反対側の隅では、ビッグスの遺体が壁に向き合い、金属バケツの中に足を入れて直立していました。検死解剖で、彼の胃からは1.3kgのプリンター用紙と0.5kgの塩が見つかりました。死因は高ナトリウム血症でした。

その後、ビッグスのオフィスにあった全ての物品は、検査のためにサイト-62へ移送されました。しかしながら、SCP-C240はサイト-62の搬入記録に記載されておらず、誤配置または見落としの発生を示唆しています。SCP-C240の発見についての文書記録が注目され、SCP-C240は欠落中のin absentia要注意物品に指定されました。

SCP-C240はやがて2018/11/26、従業員24名を擁する高度保安文書保管施設、前哨基地Z-51で発見されました。前哨基地のほぼ全ての物品は地下室に移動され、179個の空の金属バケツがそれ以外の各所に散乱していました。前哨基地Z-51職員の遺体は切断され、塩を詰め込まれ、24台のファイルキャビネットに保管されていました。これらのキャビネットは屋根裏部屋に1列に並べられ、その正面の床にSCP-C240が置かれていました。他の文書類は施設内から発見されませんでした。

この事案に続いて、現在の収容プロトコルが、SCP-C240の発見当初の状態に基づいて実装されました。

SCP-C240の異常性質は、仮に存在するとしても、不明です。




出典: SCP-C240 - Containment Procedures for a Skull
著者: Communism will winCommunism will win
作成日: 2020/09/27
補足: この記事は旧SCP-139 “あるいは白きディヴの頭蓋”の再解釈です。

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