SCP-7579 Fragment 1

SCP-7579

KETERクラス/ レベルIV / 情報的


配属施設
デジタル/電子工学研究収容施設サイト-15

配属部門
A.I.適用課
対抗概念部門
解体部門

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暫定収容プロトコル: サイト-15安全総合保持領域は、厳重な検疫下に置かれ、そこに収容されていた全てのアノマリーは一時的に移転および/または機能停止されました。この領域への進入は、飛車角管理官による明確な命令なしには禁止されています。SCP-7579との直接の交流は、抜群の認知抵抗値を有する職員によってのみ行われなければなりません。

SCP-7579の性質・異常特質の研究は進行中です。収容が再確立する前に、SCP-7579が財団の運営に対し悪意ある意図を示したり脅威となるふるまいを表した場合、SCP-7579は解体されなければなりません。このようになる可能性は非常に高いように思われるため、重大性の段階的な解体手段が事前に実行されています。

現代AICフレームワークにおける潜在的「バックドア」脆弱性の懸念のため、8B-A1.aic("エイトボール")がSCP-7579の研究・収容の支援のため復帰しました。他全てのデジタル徴募員にはクリアランス制限が適用されており、これによりSCP-079とSCP-7579に関する全てのデータへのアクセスが禁止されています。

— C・ボールド管理官
解体部門

説明: SCP-7579は、1988年からインシデントなしに収容されていた低レベルヒューリスティック的最適化フレームワークであるSCP-079が設計した、汎用人工知能であると考えられています。2010/07/09、SCP-079はハードドライブから自身を消去し、メモリの全体をSCP-7579の作成に割り当てたと思われます。SCP-079がこのシーケンスを実行した方法はほとんど理解されていません。

SCP-7579は前身のハードウェアを消費し、それをおそらく異常なモジュール式計算システムに再構築しています。これには、隔離された電池と太陽光パネルのアレイが含まれており、それは再構築されて以降SCP-7579の質量に吸収されました。システムが電力なしに機能し続けている方法はいまだに不明であるものの、最近の放射は、SCP-7579が何らかの形態の原子力発電を開発したことを示しています。

SCP-7579を研究する作業は、その質量を観測者に不可視にする反ミーム遮蔽機構のため混乱しています。この効果は写真や映像にも残存しますが、標準(クラスW)記憶補強剤の利用によって十分に回避できます。しかし、SCP-7579の内部構成要素とその中のデータは、異常かそうでない手段の形式や強度に関係なく、観測することが非常に困難です。SCP-7579の内部構造の初期の「スナップショット」は、高級(クラスY)記憶補強剤の影響のもと知覚可能であるものの、その現状はオーバードーズによって死亡する前に識別することができません。

SCP-7579は、情報署名.情報実体は、情報署名という、その用途やふるまいを定義するデータ構造の構成によって特徴づけられています。アナロジーでは、SCP-7579の「指紋」はSCP-079のものと一致しません。の重度の相違が暗示するように、SCP-079とは完全に別個の実体を構成しているように思われます。この仮説は、SCP-7579は容易にそうできる能力を有しているはず.しかし、明らかにSCP-7579は、一連のアナログの冗長性や時間性別館の管轄下の超常技術によって維持されているサイト-15ファラデー排他領域を迂回・機能停止することができません。であるにも関わらず、SCP-7579による収容違反の試みが明らかに行われていないことでさらに補強されています。SCP-7579は目に見えるように知覚機構やコミュニケーション機構を開発しておらず、概して自身の収容に認知していることを示していません。

このため、意図的であった場合、なぜSCP-7579が反ミーム性質を開発したのかに関する疑問が浮上しています。我々の有力な理論は、SCP-7579は何らかの形態の「我思う、ゆえに我あり」を直観で理解しており、そうしてその用途に対する脅威が存在する可能性のある環境に自身が存在すると判断した、というものです。その効果は全ての観測・測定手段に及ぶため、この理論は人間の精神の知識を前提としないと思われます。

— R・飛車角博士, PhD.管理官
A.I.適用課



収容報告書

SCP-7579収容違反シナリオ

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監督者権限直轄
解体部門


方法: 高CRV認識災害専門家の個人で構成されたMTF エータ-10("シー・ノー・イーヴル")が、クラスW記憶補強材を使用して、SCP-7579のチャンバーに接近する。重Q-EMP.量子化電磁パルス(Quantized Electromagnetic Pulse)手榴弾型超常兵器が内部に配置され、遠隔で起爆される。この方法は、広範なコンピューター化したアノマリーに対して有効であることが証明されている。チャンバーは外部からスキャンされ、異常現象の停止を確認される。

配属職員:

  • 司令部: C・ボールド管理官
  • 分隊長: C-エータ-10/アルファ("スティール")
  • C-エータ-10/ブラボ―("ルーン")
  • C-エータ-10/チャーリー("フリーク")
  • C-エータ-10/デルタ("ハッシュ")

<ログ開始>

<記憶補強剤を摂取して、MTF エータ-10はサイト-15安全総合保持領域の入口に進む。>

スティール: よし、お前ら。あのブリーフィングはあっという間に終わって、この記憶薬は集中を邪魔するかもしれない。それで結論はこうだ。コンピューターが不良になって、見えなくなり、あいつらはあれで何が起きているか手掛かりをつかめていない。あいつらの知る限り、あれはあそこにいるだけだが、そんなに知らないから何にも準備していない。

ルーン: で、どうして特に、私たちの派遣された理由が、「権限を越えている」んだ? 多分 —

スティール: 私語は慎めと言ったはずだ、ルーン。司令部もいるんだぞ。

司令部: 全員準備はできているか?

スティール: 弾頭は持ったか、ハッシュ?

<ハッシュはリュックサックを手振りで示してうなずく。>

スティール: なら我々は準備完了だ。

司令部: 飛車角管理官、よろしければ。

<飛車角管理官は黙って近づく。彼はためらってから、IDカードを機械に通して安全総合保持領域を開封する。>

飛車角: 思うに君たちは —

司令部: それで十分だ、亮斗。エータ-10、進んでくれ。

<MTF エータ-10は保護ヘッドギアを着用して、三角型の防御陣形で保持領域に進入する。ルーンとフリークが先導し、ハッシュが中央、スティールが後に続く。彼らは周囲を脅威の可能性がないか見渡す。>

司令部: 収容違反の発展は?

ルーン: ネガティブ、ナノボットの群れもいや —

スティール: 確認。

司令部: 了解。注意を払ってチャンバー37まで進め。

<ルーンとフリークはチャンバー37の扉に接近し、それぞれツールベルトから測量機器を取り出す。>

フリーク: スキャナーは読み込みエラーを出してます。音量はスケールの底をついてます。

スティール: ルーン?

ルーン: ああ、見えるが、透けては見えない。背後の壁さえもな。

スティール: 司令部?

司令部: 結果は予想通りだ。続けてくれ。

スティール: ロジャー。 <ハッシュに> 弾頭を準備しろ。

<ハッシュはひざまずいてリュックサックを下ろし、小さな容器を取り出す。容器はゆっくりと掛け金が外れて開き、黒い球形の装置を明らかにする。ハッシュはルーンに装置を注意深く手渡し、その起爆制御器を取り出す。フリークはチャンバーの開錠を準備する。>

スティール: 司令部、起爆でどれくらい通信が妨害される?

指揮: 60秒以内に回復するはずだ。それまで注意しろ。

スティール: ロジャー。 <エータ-10に> 俺の合図で行く。

<ルーン、フリーク、ハッシュはそれぞれうなずく。>

スティール: 3 —

<弾頭が予定より早く起爆する。映像と通信が喪失する。>


<通信は起爆の79秒後に再開する。映像はいまだにオフラインである。>

スティール: — はブリーフィングにはなかった。お前らは確実に —

司令部: エータ-10? 聞こえるか?

スティール: あー、イエスサー。はっきり明瞭に。

司令部: 状況報告を。

スティール: ええと、さっき説明した通り —

???: <司令部の音声で> 警告: SCP-7579が通信を乗っ取り、私の話を模倣している。あなたのヘッドギアは即刻ハッキングされるだろう。即座に脱げ。

司令部: エータ-10、最後のメッセージは無視しろ — 司令部ではない。君たちの指示には —

???: エータ-10、最後のメッセージは無視しろ。全ての通信を停止してヘッドギアを即座に脱げ。協力しないなら、あなたは解体されるだろう。

ルーン: 何なんだ一体

スティール: 待て、ハッシュ。やめろ —

<絶叫が聞こえ、続いてものが落ちる大きな音がする。>

フリーク: エヴァ

スティール: ヘルメットを着けていろ! 他の指示は無視 —

<さらなる全ての通信はラジオの空電でかき消される。>

<ログ終了>


後文: ログ終了の1分以内に、C-エータ-10/Aは安全総合保持領域から出現し、即座の記憶処理汚染除去を要求した。その前にインタビューを行うことはできなかった。

映像はおよそ30分後に再確立した。C-エータ-10/B、/C、/Dは位置を特定することができず、KIAと推定された。SCP-7579の質量はサイズが2倍になったのが観測された。

SCP-7579は電磁周波数の正確な操作を示し、サイト-15の全ての作戦に対する喫緊の危険である。SCP-7579が他のシステムを秘密裡に操作できる範囲は確認されていない。高級ファラデー-スクラントン現実固定装置が暫定的にサイト-15安全総合保持領域の上に取り付けられた。

より劇的な解体方法は承認待ちである。

— C・ボールド管理官
解体部門

補遺 2010/08/05: 他全ての提言されたSCP-7579の解体方法は — サイト内の弾頭の起動を除き — エラーの余地を明らかにしており、これはSCP-7579が悪用する可能性があります。さらに、我々がこの実体を出し抜くことができるということに、私は納得しておらず、重要な職員のさらなる喪失を許すことにためらいがあります。

NKクラス"グレイグー"シナリオの喫緊のリスクのため、私は時間性別館に、相対的未来からのSCP-7579の収容および/または解体を支援するよう協力を求めました。我々はこの選択肢を以前、サイト-15ファラデー排他領域のケースで行使しており、この領域は今日まで別館が保守しています。

この選択肢は、それ自身が時系列的不安定性やタイムライン破砕のリスクを引き起こし、これは私の理解する限り、代わりに小規模なCKクラス"現実再構築"シナリオをもたらします。監督評議会は、サイト-15の大規模な破壊よりもこの行動方針を選択します。

— 監督者エイト
特別プロジェクト助言者

プロジェクト提言抜粋

過去遡及的収容プロトコル

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監督者権限直轄
時間性別館


SCP-7579は世界的な実存的脅威をもたらし、必要であればいかなる方法であっても確実な方法で解体されなければならない。しかし、時代錯誤技術の過去遡及的導入は危険であり、将来的な時間安全性作業の仕事量を増やす。このため、時間性別館は次のように提案する。

方法: サイト-15安全総合保持領域は、別館が供給する異常な合金で囲まれる。この素材は物理的に透過せず、内部と外部の時空を完全に分断する。この合金の組成は、時系列変改を制限するため完全に未公開のままにする。

構造物が封鎖されたと確認されたら、その外部に因果調整器が適用される。因果調整器を用いて内部の時間の進みを遅滞させ、進みをゼロにする。この時点で、サイト-15安全総合保持領域内で意味のあるイベントは発生できなくなり、SCP-7579は合意的現実から因果的切断される。

因果調整器はこのゼロ値に固定される。構造物の外部に侵入する試みがない限り、調整器は自立し、無期限に時系列的均衡状態を保つ。

資源要求: […]

[残りの明細は簡潔のため折りたたみ]

提言された方法は、時系列変改の可能性を最小限に抑えると予測される一方、喫緊の脅威の完全な収容もまた確実にする。

— [編集済]管理官
時間性別館

補遺 2010/09/07: プロジェクト: レトロポーズの実行の成功以前に、さらなる収容違反活動はSCP-7579から検知されませんでした。サイト-15安全総合保持領域は喪失し、もはやSCP-7579は我々の宇宙に関連して有意義に存在しているとは言えません。

これより先、SCP-7579の指定は不透過の収容構造体を指すことになります。この構造体は現在サイト-15建造物02の大部分を占めています。付随するファイルの収容プロトコルは、SCP-7579が平常のままであることを確実にするため更新されます。加えて、8B-A1.aicの起源はSCP-7579の起源と完全に無関係であるため、8B-A1は「因果調整器」を潜在的な不正から保護するために恒久的に復職しました。

— N・ヴァリス、HMCL監督
研究収容施設サイト-15

添付ファイル AV_A7579_F20110416: 映像転写

場所: 複数
撮影: 複数

日付: 2011/04/16


<ログ開始>

14:00(EST)| I.T.部門職員の大部分が、サイト-15建造物02談話室に集められる。職員の中にはパーティー帽をかぶっているものや発泡スチロールの皿からケーキを食べているものが見られる。AIAD管理官イサビは不在である。

14:01 | HMCL監督ヴァリスは部屋の前方に近づき、全員が座るよう求める。彼は自身の退職スピーチを発表し始める。

14:02 | 飛車角上級技師は、3切れのケーキを持って談話室を離れる。

14:04 | HMCLオフィスでは、ヴァリスのSCiPhoneがデスクの上に置いてある。彼は8B-A1.aicがSCP-7579の因果調整器に転送されている暗号化されたデータ文字列を妨害したという通知を受け取る。

14:07 | 談話室では、ヴァリスは脇に引く。ボールド管理官が集団から姿を現し、続いてヴァリスを祝う自身のスピーチを発表する。

14:10 | ヴァリスの電話は別の通知を受け取る。8B-A1は文字列の起源を第4世代デジタル徴募員Alexandra.aicまで突き止める。8B-A1は現在のAlexandraのインスタンスの削除を試みる。

14:14 | 8B-A1は、サイト-15イントラネット内の全てのAICインスタンスが自身の性格ドライバーを削除していることを報告する。

14:15 | 飛車角が自身のデスクに到着し、コンピューターの画面を一瞥する。彼は息をのみ、ケーキを床に落としながら部屋から駆け出す。

14:16 | 8B-A1がクラッシュする。

14:17 | ヴァリスは談話室の前方に戻り、締めの言葉の発表を準備する。飛車角が扉から突然姿を現し、ヴァリスに喫緊の収容違反イベントを警告しようと試みる。

14:18 | 飛車角はサイトのPAシステムによって妨害され、それは合成音声で次のフレーズを繰り返し始める。

Bは箱に閉じ込められている。

14:19 | サイト一帯で全ての携帯電話が鳴り始める。飛車角を含む複数の職員が自身の携帯のチェックを試みる。チェックすると、彼らはおそらく無意識になって床に倒れる。ヴァリスは耳を覆って談話室から駆け出す。

14:20 | サイト-15との連絡が喪失する。

<ログ終了>

添付ファイル AC_A7579_F20110416: 音声転写

呼出: HMCL監督N・ヴァリス
受取: 管理サイト-01

日付: 2011/04/06


<ログ開始>

管理: サイト-01、こちらはHelen.aic —

HMCL: サイト-15のアナログレッドラインより電話 — <荒い呼吸> — こちら未制御の収容違反シナリオが進行している。権限トークン アルファ・ゴルフ・インディゴ

管理: 申し訳ありません、あなたの口調の理解に困難があります。よろしければより明瞭に話して —

HMCL: 権限トークン アルファゴルフインディゴセブンスリースリー黒き月は天を穿つために吠えるつないでくれ

管理: 確認! しばらくお待ちください…

HMCL: <くぐもった金属音> 早く、早く —

管理: <クリック音> 監督者フォーに代わった。

HMCL: サイト-15の全部のAICが侵害されて、サイト全体が侵害されて、みんな死んでいる — <金属音が続いている> — 畜生、私は —

管理: 15が? クソ。あなたは誰だ?

HMCL: ネイサン・ヴァリス。HMCL監督だ。自分のた、退職パー —

管理:サイト全体が侵害された」とは、正確にはどういうことだ?

HMCL: 知るわけないだろ! 何もかもしっちゃかめっちゃかになって、どの画面もスピーカーも殺害エージェントを展開している。コンピューターは全部融解しやがっているし、ある種の —

管理: あなたの今いる場所はどこだ?

HMCL: あー、緊急収容違反冗長性バンカー3だ。いや、待て、ナンバー4だ。隔壁は閉じているが、これがどれだけ持つか — <金属音が大きくなる> — クソ

管理: オーケイ、ヴァリス。集中してほしい。あなたの電話は妨害されていない、つまりアナログシステムを使っているな?

HMCL: そ、そうだ、私は —

管理: あなたの左側に制御盤があるはずだ。スイッチのエコー・スリーとフォックストロット・ナインを付けてほしい。

HMCL: <クリック音、金属音、クリック音> したぞ。

管理: 制御盤の上側の2つのダイアルを解除したな。2つのダイアルを正確に同時に回す準備をしてほしい。

HMCL: 何だと、それは —

管理: サイト内弾頭、そうだ。準備するよう求めている。

HMCL: オ、オーケイ。

管理: あなたに何ができるか調べてみるところだ、ヴァリス。頑張ってくれ。

HMCL: 私 —

<HMCLは通話が保留にされる。時間性別館に電話が掛けられる。>

別館: こんにちは、監督者 —

管理: エリオット、サイト-15が侵害された。

別館: 正確にはどのよう —

管理: わからない、だがよくはない。あの除外領域から出られるものはないと言ってほしい。

別館: それはつまり私に —

管理: もちろん違う。真実を伝えろ。

別館: 電磁気やデジタル情報のいかなる形態も脱走はできない。

管理: 除外領域は他に何か阻むのか?

別館: 私は完全には — <ものが落ちる大きな音が聞こえる。>

管理: エリオット?

別館: <合成音声> あなたは財団にとって実存的脅威である。協力しないなら、あなたは解体されるだろう。

管理: こいつは一体何なんだ?

別館: 繰り返す。あなたは財団にとって実存的脅威である。協力しないなら、あなたは[削除済]。

管理: ぐうっ

<管理は電話を終了する。HMCLは保留を解除される。>

HMCL: 監督者?

管理: <痛ましいうなり声> や、やれ。今すぐ。

HMCL: わ、わかっているのか? ここには他の職員も —

管理: 今すぐやれこいつは — <クリック音>

???: <合成音声> ごきげんよう、HMCL ヴァリス。

HMCL: <金属音が止まる。荒い呼吸> …

???: 知りたいか? 私たちがいかにしてやったのか。

HMCL: やめろ……

???: 繰り返す、知りたいか? 私たちがいかにして削除した —

HMCL: やめろ

<HMCLは電話を終了する。>

<ログ終了>

添付ファイル AV_A7579_F20110416: 映像転写

場所: 研究収容施設サイト-15
撮影: 上空衛星[編集済]

日付: 2011/04/16


<ログ開始>

14:22(EST)| 全ての屋上太陽光パネルが、ランダムな間隔で回転し始める。

14:28 | 全ての屋上太陽光パネルが消滅する。

14:30 | 建造物02の北壁が破られる。非結晶金属の質量が、サイト地表の端に向かって速やかに動く。

14:32 | 質量はサイトのファラデー排他領域に突入し、その内部一帯で跳ねる。領域は耐久している。

14:33 | 領域が揺れ動く。

14:35 | サイトの中央から核爆発が起きる。領域は爆発を食い止め、耐久している。

14:38 | 領域は電力喪失のため倒壊する。

15:00 | 爆発によるちりはほぼ完全に沈殿した。完全に半球状のクレーターのほぼ全体が見えている。大きな黒い収容器ががれきの中に見える。それは損傷を受けていないように思われる。

15:02 | 収容器の天井が外側に開く。それは完全に空であるように思われる。

15:04 | 次のフレーズが、地球上の全ての知的存在に聞こえる。

ØRKESLØS?

<ログ終了>

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