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サイト-8189記録セクションより通達

あなたが閲覧しているアーカイブされたファイルは、2011年5月2日に更新されたSCP-3000-JPのファイルです。古い情報や不正確な情報が含まれている可能性に留意してください。なお、このアーカイブは奥山 徹 サイト-8189管理官の要請により自由な閲覧が可能になっており、サイト-8189職員は閲覧することが奨励されています。

— 記録セクション長 駒場 美雪

アイテム番号: 3000-JP
レベル1
収容クラス:
pending
副次クラス:
none
撹乱クラス:
none
リスククラス:
none

site-8189.jpg

サイト-8189。


特別収容プロトコル: SCP-3000-JPは、現状単発性の現象であり、事後的な調査に焦点が当てられています。さらなる混乱を抑制するため、現在の状況が十分に安定するまで、このファイルはセキュリティクリアランスレベル1に分類され、サイト職員全員がアクセスできるようにします。

SCP財団保安施設文書: サイト-8189

正式名称: SCP財団日本国東北地方統轄収容研究施設

識別コード: JP-042021-Site-8189

設立: 1966年8月17日

設立管理官: エンマニュエル=ジャン・ジョルジュ博士

場所: 日本国宮城県石巻市

カバーストーリー: 島田化学製作株式会社(Shimada Chemical Production Company) 石巻特殊開発研究所

規模: 230,000 m2

概要: サイト-8189は1966年に竣工した、東北地方で最大級の財団施設です。低・中脅威度アノマリーの収容・研究のほか、東北地方の財団作戦の総合的な拠点となっており、この地方の一定特殊度以上の玄妙除却や機動任務部隊の配備などを担っています。

説明: SCP-3000-JPは、3月11日の東北地方太平洋沖地震と同時にサイト-8189に発生した複数の異常の総合指定です。この現象により、問題のサイトはこの震災の被害をほぼ受けませんでした。

現在判明している限り、この震災によるサイト-8189の被害額はおよそ240万円、死者0名、軽症者3名であり、収容違反したアノマリーや破壊されたアノマリーはありませんでした。これは周辺の他の施設と比べ圧倒的に少ないものであり、この異常がなければ他のサイトのように大きな被害を受けていたものであると推測されています。

SCP-3000-JP-1は、深妙物質の相互作用による振動現象における確率論的異常です。当時の振動は、始まってから除却による処理が完了するまでの間、完全に地震と逆位相となっていました。この異常が何らかの因子によって起きたのか、あるいは完全に偶然なイベントによって起きたのかは不明です。

この現象により、除却セクションを中心とする半径およそ160メートルは地震の影響をほとんど受けませんでした。この範囲には研究セクション、実験セクション、清掃セクションなどが含まれており、地震が終結した直後からこれらのセクションの活動を再開することができました。また、電力セクションもこの領域内にあったことから、サイト-8189は停電することなく運営することができました。

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当時の通路、3月14日撮影。

SCP-3000-JP-2は、収容職員CT126の国元 弘です。彼は、地震発生時にそれまで知られていなかった現実改変能力を用いて、自身から半径およそ120メートルの範囲の時間を停止させました。これを可能にした最大の原因は、巨大地震による甚大なストレスであると考えられていますが、正確には判明していません。この時間停止の間、彼は食事は排せつなどの生理現象なしに行動していたと考えられています。

この現実改変は、サイト内の安全が確認された25日後の4月5日に、彼の有していた無線機に職員が通信したことで終了しました。この方法が有意義な結果をもたらす見込みは低く、これによって改変が終了した理由はいまだに不明です。この際、彼は非常に錯乱しており、医療セクションでの療養が必要な状態でした。現在でも療養は続いており、当時の状況の聴取はできません。

この時間停止は収容セクションの全域を覆っており、結果として全ての収容対象は収容違反することも破壊されることもありませんでした。これが終結した際にはすでに十分な収容態勢を整えることができていたため、対象の円滑な再収容が可能でした。

SCP-3000-JP-3は、すでに起爆した財団標準発煙手榴弾です。この手榴弾の起爆により発生した煙幕は、異常な量と蔓延速度を見せ、サイトの兵站セクション、部隊セクション、管理セクション、医療セクションなどに広がりました。この際に、煙が充満した部屋は異常な耐久性と恒常性を見せ、煙が消散するおよそ8分から30分後までの間、全ての部屋内の全ての設備、備品、文具は一切破壊、移動しませんでした。また、その場にいた職員には一切の身体的影響はありませんでした。

この手榴弾が収納されていた保管庫は本来ロックが掛けられており、電力が喪失しても解除されることはない設計になっていました。また、手榴弾の収納は地震などの大きな揺れが発生しても落下する作りにはなっておらず、たとえ落下したとしてもピンが抜けることはありません。このように、この手榴弾が起爆する経緯には不審な点があり、何らかの作為的な要因があったと考えられています。これに対し、MTF職員の多くは「何者もやっていない」という見解を示していますが、この仮説の証明、反証は今までできていません。

seawall.jpg

サイト-8189の防潮堤。

SCP-3000-JP-4は、サイト-8189の防潮堤です。津波が到達した際に、この防潮堤の上部では原因の不明な力が働き、津波は防潮堤より奥に入ることがありませんでした。調査では異常な点は発見されておらず、この現象が起きた原因は判明していません。

この異常は津波を全て防御したものであると考えられています。この防潮堤と同様の状況に置かれていたものは、その多くが津波で破壊され、陸上に大きな被害がもたらされました。このため、これがなければ他と同様に大きな被害を受けていたと思われています。

bedrock.jpg

SCP-3000-JP-5。

SCP-3000-JP-5は、サイト-8189地下の地盤です。この地盤は、視覚的に青色から緑色をしている他、地中の揺れに対して完全な制震性を有しており、サイトは余震の影響を受けていません。

この地盤がこのような性質を得た原因は詳しくわかっていませんが、おそらく除却セクションから漏出した深妙物質が地盤と相互作用したことにより変質したものであると考えられています。この説は、地盤の外見や、深妙物質にしか見られない組成などからある程度裏付けられています。


これらの異常により、サイト-8189の構造的完全性はほとんど損なわれませんでした。しかし、震災の影響により道路など外部のインフラが寸断され、サイトにいた職員はサイト内の休憩セクションや管理セクション、研究セクションなどのオフィスに寝泊まりすることになりました。兵站セクションの備蓄には十分な余裕があったため、3週間後に道路が復旧して職員らが自宅もしくは仮設住宅に移動することができるまで、大きな混乱はなく生活することができました。

SCP-3000-JPがサイト-8189に発生した原因は判明しておらず、調査、研究が進行中です。


サイト-8189記録セクションより通達

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