hourglass

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Keter

特別収容プロトコル: [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]

説明: SCP-XXX-JPは██県██市郊外に存在する異常な空間です。SCP-XXX-JPの内部に置かれた無機物は急速に腐敗/劣化が加速し、それに伴い一部が珪砂へと変化します。SCP-XXX-JPにはウスバカゲロウの幼虫が作成する巣と酷似した流砂が存在しており、穴を通して毎時間██kgの砂が消失しています。SCP-XXX-JPの周辺にヒトを含む生物が侵入すると、流砂は異常な挙動を見せ対象生物を地中に引き込むように流動します。砂中に引き込まれた生物のその後の調査は投入した機材が地中7m地点でロストしたため判明していません。

SCP-XXXX-JPは20██年██月██日、██市内に住む住民から大量の砂が弧を描くように空中へと移動し再び地面へと落下する瞬間を捉えた映像が提供された事で財団職員の注目を引きました。初期調査中、調査チームの数名がSCP-XXXX-JPの異常な流動に巻き込まれ、消息不明となりました。近隣サイトであるサイト-81██は民間人への暴露を防ぐため、地下空間の入口を土砂で埋め、平坦な地面に偽装する措置を講じました。

20██年██月██日、定期巡回を行っていたエージェント・██との連絡が途絶えた事で捜索部隊が派遣されました。巡回ルートの捜索中、SCP-XXXX-JPの範囲を示すマーカーに異常な消耗が確認される事が指摘され、翌日にSCP-XXXX-JPの再調査が行われました。

再調査の結果、初期調査時に記録されていたSCP-XXXX-JPの範囲から1.2倍の拡大が発覚しました。

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