アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの収容は実質不可能であり、財団による対処は世間の風潮操作、記憶処理、財団ウェブクローラーなどを用いた発生抑制対策の施行に留まります。SCP-XXXX-JPの発生はその性質上、日本国国内での発生可能性が高く、SCP-XXXX-JP-1の出現に早急な行動を起こす為、複数の人工衛星を用いた監視が行われます。また、SCP-XXXX-JP-1の出現が確認された場合、即座に鎮圧・無効化が行われ、標準隠蔽処理が周囲の地域に施されます。
説明: SCP-XXXX-JPは日本語を用いて作られる所謂"駄洒落"と呼ばれる言葉遊びのアノマリーです。「怪獣は世界中にいるかいじゅう かいじゅう 」という文章を発言、または記載した場所に全長5メートル、体重367kgの爬虫類(以下、SCP-XXXX-JP-1)が現れ、付近に居る人間(以下、被験者)を[データ削除済]し、巨大な口を開けて、被験者に近づきます。そして、被験者に0.5メートル以内に接近した場合、SCP-XXXX-JPは被験者に顔を近付け、「呼んだか」と言います。被験者がそれを認めた場合、SCP-XXXX-JP-1は消滅し、被験者はとても面白いダジャレが言えるようになります。しかし、認めなかった場合、いずれもSCP-XXXX-JPを読み上げるSCP-XXXX-JP-1の声の幻聴がループするように聞かされ続けていると訴え、以降それが永続します。被験者は99.74%の確率で早くて2.7秒、遅くて31時間で自決します。また、二度目SCP-XXXX-JP-1と遭遇、または召喚した場合、同様の効果があります。(従って、この報告書に先程記載した際はSCP-XXXX-JPの問いを肯定しました。)また、この場合、SCP-XXXX-JP-1消滅せず、無力化されるまで、「呼んだか」という質問を繰り返し、被害者を増加させます。この場合、SCP-XXXX-JP-1は従って、この報告書ではSCP-XXXX-JP-1の出現を避けるため、SCP-XXXX-JPと記載します。
SCP-XXXX-JP-Jが他の有名なダジャレ「カレーはかれぇ」や「トイレにいっといれ」のように定着してしまった場合、SCP-XXXX-JP-J-1による、AK-クラス:"世界終焉シナリオ”を引き起こす可能性もあります。
発見経緯: SCP-XXXX-JPはSCP-███の調査の際、██県の███市でSCP-XXXX-JP-1が数人の遺体と共に発見されました。当該建築物の防犯カメラの映像記録より、███氏と他█人がSCP-XXXX-JPをダジャレとして言及しているのが判明しました。尚、これはカバーストーリーの流布により一般人への情報漏洩を防いでいます。
実験ログ
被験者: D-20058
発話: SCP-XXXX-JP-Jを音読しました。
結果: SCP-XXXX-JP-1が召喚され、D-20058に質問されました。D-20058は「そんなことはしていない」と答えました。D-20058は、その後47秒を記録して自決しました。
被験者: D-348295
発話: トイレに行っといれと言いました。
結果: 何も起こりませんでした。
これによって他のダジャレでは何も起きないことが分かりました。
被験者: D-348295
動作: SCP-XXXX-JPを紙に記入しました。
結果: SCP-XXXX-JP-1に質問されました。被験者ははいと答えました。
これにより、記入も効果があることが分かりました。
被験者: D-28481
動作: SCP-XXXX-JPをパソコンに入力しました。
結果: SCP-XXXX-JP-1によって質問されました。被験者はいいえと答えるよう指示され、いいえと答えました。被験者は6時間52分を記録して自決しました。
被験体: 鏡
動作: SCP-XXXX-JPが書かれた文章を反射させました。
結果: [削除済]
このような実験の申請は全て拒否する
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