(タイトル未定)
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe
 
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPからはSCP-XXXX-JP-1を撤去し、周辺住民に記憶処理の広範囲散布を施行した上で監視状態に置かれます。類似した異常現象の発生阻止のため、SCP-XXXX-JPによる町興し関連のイベントは阻止されます。

SCP-XXXX-JP-1はサイト-8154にて大型コンテナ内に保管されています。
 
説明: SCP-XXXX-JPは長野県上伊那郡に位置する診録村(Miroku Village)です。

SCP-XXXX-JP及びその周辺地域に滞在している人物(以下、対象)は「ギロチン(Guillotine)」の概念を一時的に忘却し、認識が不可能になります。録音機器等を用いたギロチンについての説明は、即座の忘却により失敗しました。この異常性はSCP-XXXX-JP周辺から離れることで消滅します。例外として、SCP-XXXX-JP住民の中にはギロチンの存在を認識していることを示唆した言動を示す者が確認されています。

SCP-XXXX-JPには2m×1m×10mのギロチンが存在し、SCP-XXXX-JP-1に指定されています。対象の大半(50%~70%)はSCP-XXXX-JP-1を「不思議なオブジェ」として認識します。SCP-XXXX-JP-1自体に異常性は存在しません。

補遺XXXX-JP.1: 発見

SCP-XXXX-JPは2016年、要注意団体GoI-1109("パラウォッチ")のオンラインウェブフォーラムにて以下の投稿が発見されました。

blackcorn 16/09/17(土) 19:42:51 #5233641


最近、廃村めぐりが趣味になっているんだが、ちょっとだけ不思議な出来事があったのでここに記しておく。

長野県にある山村に友人2人を巻き込んで行ってきた。特に心霊だとか呪いとかそういった類いに会うことは無かったんだけど、村の中心地?みたいな所にギロチンが置いてあったんだ。この時点で色々と突っ込みどころ満載なんだが、本題はここからなんだ。

村にいた間だけなんだが、誰もそのギロチンを不思議がらなかった。普通、ヨーロッパとかの海外ならともかく、長野の田舎にギロチンがあるなんて不自然過ぎるだろ?というか俺としてはあの時、ギロチンという存在自体を忘れてた気がする。あれがギロチンだって思い出したのも村を出てからついさっきだったからな。友人達も俺と同じ反応だったよ。

その後、あの村についての文献やら何やら探してみたけど、あのギロチンに関する情報は見つけられなかった。あんな所にギロチンが置いてあるなんてただ事じゃないって事は分かりきっていたから、近郊に住んでいる住人にも聞いてみたんだが、誰も知らなかったみたいだった。これは俺の情報収集力の不足が否めなかったかもしれないが…もう少し調べて見たかったが、如何せん明日までに自宅に帰らなければいけないので調査はここまでになった。

最後にあの村にあったギロチンの写真を貼っておく、気になるやつがいたらぜひ行ってみて欲しい。
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当該投稿フォーラムは専用AICに搭載されている異常存在検出ソフトウェアに反応した事で、財団による調査が行われ、SCP-XXXX-JPが発見されました。また、当該投稿を行なったアカウントを運営していた沢渡健二氏含む友人2名にインタビューを行ないましたが、SCP-XXXX-JPに関する有力な情報は得られませんでした。現在、彼及び友人2名はAクラス記憶処理が施され解放されています。

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