「アトラスタへの提言」旧版




このページは、『アトラスタへの提言』を『提言』として投稿しようとしていた頃に作成した下書きです。途中までしか完成しておらず、現行設定とは大幅に異なる部分がある点にご了承下さい。


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生存圏管理委員会より、全生存圏住民へ通達

3020年10月24日に発表された世界オカルト連合(GOC)との共同声明により、以下に記述される全ての特別収容プロトコルは現行人類の全てに対し実施するものとし、報告書の全文は全人類に対して恒久的に公表されます。

アイテム番号: SCP-001-JP Level 0/001-JP
オブジェクトクラス: Helel1 Unclassified

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財団/GOCが管理している"生存圏"の所在地点。

特別収容プロトコル: SCP-001-JPの収容に用いられる範囲は"生存圏"と公称されます。正常性維持機関が公的に管理している生存圏は財団管轄F.5555領有区域アルファ(公称"Terra Verdeテラ・ヴェルデ")、ベータ(公称"緑神リュウシェン")、およびGOC管轄S-N.747領有区域ガンマ(公称"Surface Cityサーフェス・シティ")の3地点であり、これらは"安全活動区域"としてSCP-001-JP-1およびSCP-001-JP-2の侵食から継続的に保護されます。

生存圏におけるSCP-001-JP-1による侵食深度2が4400Xel以上まで達したことが認められた場合、侵食を受けた区画は安全活動区域の指定を解除され、"対処実施区域"として立入が制限されます。対処実施区域に対しては常に最新のバージョンのクラス-EE攻性植物防壁が展開され、侵食深度を低減させ、機能を回復させるよう対策する必要があります。対処実施区域外郭から半径1km圏内に対してはSCP-001-JPー1の再侵食の阻止が目的の場合に限り、資源の全面的優先利用が生存圏管理委員会により許可されます。侵食深度の低減が不可能であると認められた場合、当該区画は完全に放棄され、"圏外"に指定されます。

生存圏内では資源の効率的な利用及び人類の長期生存を目的とし、F3220-人類存続維持規定が設定されます。この規定は原則として生存圏内の全人員に対して絶対的強制力を持ち、規定に対する違反が見られた者は生存圏治安部門によりただちに拘束されます。生存圏治安部門に対する反抗的態度はF3220-人類存続維持規定に違反し、最悪の場合拘束もしくは即時終了されます。

侵食深度4400Xel以上の圏外および対処実施区域への立入・探索は人員の最大多数の生存を優先する為、原則として禁止されるほか、安全活動区域内であっても探索者が侵食深度850Xel以上のエリアへの探索で168時間以上が経過した場合(或いは侵食深度850Xel未満のエリア及び圏外への探索で48時間以上以上が経過した場合)は当該探索者は死亡したものとして扱われる事とし、食糧等を含めた資源の配給を停止します。再開には本人の意志行使が必要となります。

生存圏外調査部隊以外の者による正常性維持機関から認可を受けていない探索はすべて制限されます。圏外および対処実施区域へ無認可で探索を行おうとする行為はF3220-人類存続維持規定に違反し、最悪の場合拘束もしくは即時終了されます。

SCP-001-JPー2に関連する製品情報と、現在までの探索によってSCP-001-JPー2は自律思考及び自己進化を行っている事が判明しています。しかしSCPー001ーJPー2との交渉が成立した例は存在していない為、SCP-001-JP-2に対しては必要最低限の対話のみ許可されます。

また生存圏内で使用される全ての人工機器は、SCP-001-JP-2を搭載しない機器であることが義務づけられています。SCP-001-JP-2を搭載していることが調査により判明した場合、即時の回収もしくは破壊が許可されます。認可された人工機器を安全活動区域外へ持ち出す事は原則として禁止されます。その他、生存圏内で特別に必要がない限りは、有機物由来の製品の使用が推奨されます。

SCP-001-JP-1及び2の無力化に関する研究は、正常性維持機関および人類の全研究の中でも最優先で実施されます。

説明: SCP-001-JPは、非異常性の知性体です。

SCP-001-JP自体は非異常性であるものの、SCP-001-JPー1及び2によってFE-クラス: "黒鋼の地球"シナリオを引き起こし、その解決にSCP-001-JPが必須の存在である為、その全てがSCPオブジェクトとして指定されています。これには一部異常性を保有する場合であっても特別な手続は要求されません。

SCP-001-JPー1は利益や社会活動の円滑化を目的として、かつてSCP-001-JPによりアトラスタ財閥の筆頭企業であるアトラスタ・インダストリアルにて開発されたマイクロマシンです。「インクリニティウム(Incrinitium)」と名付けられたそのマイクロマシンは特殊な分子構造を持ち、地球に存在する全物質に自己を構成する物質へと変質させることが可能な世界で最も進んだ建材として開発されました。既に開発されていたSCP-001-JPー2の既存プログラムで形質を操作することが可能であり、当初よりSCP-001-JPー1及び2は同時運用が想定されていました。後述する自己増殖機能の不具合により、SCP-001-JP-1は全世界の陸地90%以上を覆い隠す結果となりました。

SCP-001-JP-2もかつてアトラスタ・インダストリアルにより開発された自己完結型自律思考システムであり、多種多様な目的で利用されていたそのシステムは「XANETザネット」と呼ばれていました。SCP-001-JP-2は様々な形でディストリビューションが展開されており、世界中の娯楽やビジネスを始めとしたライフラインや、治安維持、行政、経営、司法などの社会システムにも組み込まれていた事実上の世界の基盤となっていたシステムでもありました。

SCP-001-JP-2はデバイスごとによって完全に独立した汎用オペレーティングシステムであり、あらゆるデバイスに自動的に最適化されるよう開発されていました。また開発された当初から、SCP-001-JP-2は自己による継続的な機能追加と改善が可能で自律進化を行っていました。これらは基本的な製品では一部機能制限こそ掛けられていたものの、アトラスタ財閥によって継続的に開発されていたベータ版に関しては、この機能制限は設けられていませんでした。この機能構造上の問題および、インシデント"Re:BREAK"前後の経済的・政治的な制約により、財団は3020年現在も依然としてSCP-001-JP-2の中核となるカーネルプログラムの完全な解析は成功しておらず、SCP-001-JP-2がどのようなプロセスによって自律進化を含めた活動が行われているのかは依然不明なままです。

SCP-001-JP-1及び2はその自律的侵食活動が開始された2927年のインシデント"Re:BREAK"時点から、2948年までに状況をFE-クラス: "黒鋼の地球"シナリオまで進行させました。その後財団はGOCと連携し人類保全を最優先する協定を締結し対抗措置を実施しましたが、現時点で既に最低でも地球上の87.38%以上を侵食しており、全人類の約92.97%を死滅させています。


補遺001-JP.1: インシデント"Re:BREAK"

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XANETがインストールされていることを示すマーク。2921年・東京都第27区、アトラスタ・トラフィックプログレスセンターにて撮影。

2927年8月14日 現地時間午後5:00頃、北アメリカ民主共和国連邦カリフォルニア州ロサンゼルスに位置するアトラスタ財閥の所有する最高機密直轄研究センター"ACERAD3"の医療ネットワークサーバー内を中心に、システムとして使用中のあらゆるXANET関連システムが命令にない不審な挙動や機能停止、操作不能状態などの誤作動を引き起こす事案が相次いで発生しました。この複数件に渡る誤作動の影響は全世界へ波及しており、集中治療機器や医療用ナノマシン、生命維持装置、全自動介護システム、乳幼児保育システムなど、のべ8900万以上の医療機器に対して深刻な影響を引き起こし、これによる死傷者はおよそ6億人前後にまでのぼりました。

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アトラスタ・メディテックスの日本支社が入居する東京・メディケア・クリスタル・ビルディング。

正常性維持機関による事件の早期収束に向けた介入と対処、およびソフトウェア・ハードウェアの開発元であるアトラスタ・メディテックスへの早急な対処指示により、ソフトウェアの不正動作は3日ほどで修正パッチの開発と配布に成功しており、およそ1週間程度でシステムはほぼ全て復旧しました。この事案に対しては当初、アトラスタ・メディテックスを初めとしたテクノロジー機関の調査によって、これらは外部からの不正アクセスによって感染したウイルスに起因するものであると結論づけられていました。

しかし財団工学部門によるいくつかの内部調査により、ACERADのセントラルサーバーにて運用される中央医療管理システムであるHXS4のソフトウェア実行ログには外部との不正通信のログが確認されていることを確認しました。HXSの不具合と断定した財団は、アトラスタ・メディテックスとの事故調査の結果、HXSは完全なスタンドアローンシステムとして運用されており、外部からのアクセスによる改竄は不可能であることが判明したため、HXSの自動プログラムに何らかの不具合が含まれていた可能性が指摘されました。その後、さらなる原因究明と再発防止、および未知の異常存在の出現の可能性を考慮し、財団は同社にソースコードおよびHXSに対する権限処理設定の開示命令を実施しましたが、FE-クラス: "黒鋼の地球"シナリオの発生が宣言されるまでの間、特定企業情報保護条約5を理由にアトラスタ・メディテックスは有効な情報の開示を拒否していました。

上記事案発生から18日が経過した2927年8月28日、さらに全世界で稼働するXANETシステムの同時誤作動が発生しました。これは個人で使用されているものから軍事施設や研究施設、エネルギー施設、司法行政で使用されているものまで、XANETディストリビューションを用いたあらゆるシステムに対して波及することとなりました。これにより多くの国家は金融・行政・司法システムに対しても深刻な影響を及ぼすこととなったため、2815年に発生したインシデント"BREAK"をさらに上回る、前例のない規模の世界同時デフォルトが発生しました。XANETのインストールされているシステムの多くが誤作動の連鎖によって発生した莫大な情報を処理しきれずにオーバーフロー、それに伴う暴走が発生しました。そのため、多くの金融機関・政府が債務不履行によって破綻し、正常な経済活動は不可能な状況に至りました。また同時に各地の発電施設では限界を超えた負荷による制御部品の破損を筆頭に、様々な要因による暴走事故が発生しました。世界の大規模な都市では停電のため、さらに混乱と被害の悪化が引き起こされていました。詳しくは補足資料「Re:BRAEKによって引き起こされた被害の調査記録」を参照してください。

この際、財団・GOCが一部保有していた機器にもXANETディストリビューションが採用されていたことを起因とする一部施設の機能不全が発生しましたが、インシデント"BREAK"の経験から収容中のSCPオブジェクトの管理システムなどは独自開発のプログラムに運用を移管していたため、それを原因とした収容違反の発生には至りませんでした。しかしながら、全世界経済の破綻による正常性維持機関の運営への影響は甚大であり、それらに対する対処に奔走する必要に駆られることとなりました。その結果、XANET関連システムの誤作動に関する全面調査の実施は、WERO6の発足による社会経済全体の自主的な立て直しが行われるのを待つ必要がありました。

これらの問題は正常性維持機関の運営に直結する問題であり、重大な収容違反に繋がる遠因になりかねない事案であることから、正常な社会の持続可能性が崩壊した本事案は同年8月29日をもって、インシデント"Re:BREAK"と定義づけられました。

補遺001-JP.1-1: Re:BREAKによる被害状況

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外宇宙有人研究ステーション・アストリズム

インシデント"Re:BREAK"によるXANETの誤作動は修正に成功しておらず、その規模は拡大の一途を辿っています。インシデント発生から既に同時多発的に世界各地でのXANETディストリビューションを用いたシステムのダウン、もしくは暴走が発生しています。特に深刻な被害は宇宙・航空関連に発生しており、2927年11月2日にはアストリズム7のメインフレームに暴走したXANETが侵入し、アストリズム全体を司る基幹システムとして搭載されていたXA-VOSシステム8を暴走させる形でアクセス制御機能が掌握されました。地上から宙域通信システム(SLS)を介して莫大なトラフィックがアストリズムに向けて送信されていたところを財団外宇宙部門が早期に観測していましたが、アストリズムは衛星軌道上に存在する施設という立地条件のため地上からの対処は間に合わず、またアトラスタ財閥が諸問題への対処に消極的姿勢を見せていたことから、最も対処が難航する結果となりました。

アストリズムがXA-VOSシステムの暴走によって機能不全に陥ったことにより、地上・次元位置測位システム(GDPS)が使用不能となったほか、通信制御衛星なども不可逆的な破損が認められるなどの影響がありました。使用不能となった衛星の軌道制御系統の暴走の結果一部の衛星は大気圏に突入しており、地上から肉眼でその様子が観測されるなどの報告も確認されています。また、アストリズム本体も広域質量物軌道制御ブロックが破損したことを起因としてスペースデブリの衝突が発生し、これによる在籍職員の死傷被害も発生しています。この問題は宙域観光業にも影響として発生しており、宇宙空間上での累計死者は2928年時点で民間人を合わせると約1100万人にのぼります。

インシデント"Re:BREAK"の発生から1ヶ月以内に破綻した国家はのべ51ヶ国にのぼり、この中には先進諸国も含まれていました。インシデント"BREAK"からの立て直しで経済状況が安定化しつつあった北アメリカ民主共和国連邦は最も経済的打撃が激しかった先進国であり、インシデント"Re:BREAK"によるデフォルト危機によって2度目の財政破綻の発生と、医療システムの崩壊による福祉の逼迫によって無政府状態に突入しました。他にも同様の状況に陥った国家は少なくはなく、WEROによる経済再生手続によって最低限の国家体制が維持されている状態にあります。

また、XANETによる被害以外での問題もインシデント"Re:BREAK"以降増加の一途を辿っています。アトラスタ・メディテックスが管理していた12地点のニューロバンク9がセキュリティプロトコルとして組み込まれていたXANETの誤作動によりニューロデータが異常複製を繰り返し、世界各地で精神損壊事故が発生したことを起因とする反義体化・反アトラスタ団体のテロ活動が活発化しました。

インシデント"BREAK"以降、反アトラスタ財閥を掲げる市民組織は増加しており、2819年には反テクノロジー系要注意団体『修正花卉』によって、未収容のSCP-540の改良・複製品を用いて引き起こされた中国のアトラスタ財閥保有施設での植物テロ事件はその象徴的な事案であったと言えます。このテロ事件はBeyond Entropyやグリーン・スパロウ財団といった他の要注意団体からの支持や肯定を示す声明が発表されたことも受けて、かねてより不満を有していた一般市民によるアトラスタ財閥関連製品の不買運動も加速し、各地のアトラスタ財閥が運営する商業施設や工場が市民によって破壊されました。

しかし、既に社会基盤の隅々にまで利用されるXANETに代表されるように、世界各国のインフラシステムは数百年間にも及ぶアトラスタ財閥による移管計画と国家への強大な影響力による支配状態が継続していたこと、また多くの市民がアトラスタ財閥の提供するニューロデータ化および義体化の恩恵を受けていたこと等の複合的な事由により、これらの運動は今日に至るまでアトラスタ財閥に対して大きな影響は及ぼさず、次第に沈静化していくこととなりました。

補遺001-JP.1-2: Re:BREAKの発生原因の究明記録

財団本部 XANET誤作動事故調査委員会 第3次調査資料

担当: A15事故調査班

日付: 2927年9月19日

記録官: 古河 京介

対象: アトラスタ・メディテックス - ACERAD

調査班メンバー: 古河 京介(班長)、ハーベスター・ローゼンバーグ、イリシア・トッド、テレミー・キュリオン、揺灯 麟、ローグウェル・マダラザ


調査経緯: 2927年9月19日、インシデント"Re:BREAK"による社会全体の崩壊の根源として、8月14日に発生した医療用システム誤作動が全ての始まりであるとの指摘が財団・GOCだけでなく、既に外部でも複数挙がっており、正常性維持機関の共同によるXANET誤作動事故調査委員会によって関連する追加調査が実施されることとなった。事故による重大な責任問題に発展したアトラスタ財閥に対し、XANET誤作動事故調査委員会は「過度に社会全体を破壊し、人類全体を危機に陥れた」ことを事由とし、特定企業情報保護条約を超法規的措置として棄却の上、ロサンゼルス・ACERADへの強制捜査が行われた。

同日15:30にはACERADへの立入調査が開始されたが、我々が見る限り、ACERADには必要最低限の人員しか配置されていなかった。立入調査の結果、HXSの保守管理は事故当時、既にアトラスタ・メディテックスの制御下には置かれておらず、施設内の記録を見る限り、少なくとも2890年から保守管理はすべて完全自動化されていたことが判明。アトラスタ・メディテックスはあくまでHXSの出力するデータを利用してサービスを提供していたに過ぎず、同問題の発生は予測できない事態であったと考えられる。

これは、第1次調査、第2次調査でアトラスタ・メディテックスの内部調査、財団による独自調査で報告されていた事実と食い違っており、先の報告を上回るほどに、HXS関連のモジュール、実行記録のログダンプさえも完全にブラックボックス化していた点からも、HXSに致命的な欠陥が発生したことでこのような事態に陥ったという事実を確認することすら状況から不可能であることの裏付けになり得る事実である。

XANET誤作動事故調査委員会は本事案を受け、アトラスタ・メディテックスに対してACERADの運用の全面禁止を命令し、HXSのインストールされたハードウェアやツールなどは全て差し押さえとなった。接収した各種データやアーカイブ、ACERADで管理されていたニューロデータは全て財団工学部門もしくはGOC技術部門へ引き渡す形で解析を行う予定である。

問題となったHXSのソースコードはプログラム本体と共に接収されシステムカーネル部分の解析も実施されましたが、内部情報はシステムによってこれまでに計測不能なレベルでの更新が行われた形跡があり、これまでの調査結果と同様、ほぼ全てのバージョンが既に人類が取り扱える言語に復号化できる域になかったため、解析の試みは全て失敗しています。

また、2927年9月28日にアトラスタ財閥の中枢企業であるアトラスタ・インダストリアルから、誤作動の原因はXANETに関する製品不具合の見落としであるとの旨がXANET誤作動事故調査委員会に対して報告され、その後同様の内容の報告がニュースとして公表されました。また、HXSを含むXANETディストリビューションに含まれる不具合については、システムカーネル部分を開発した同社が責任を持って調査・報告する旨の提案を受けており、これらの提案はXANET誤作動事故調査委員会により当日中に承認されました。

これは、XANETは既に人類社会において個々人のあらゆる生活基盤として深く根付いたものであり、XANETの存在なくして人類全体の社会的な意思決定基盤を確立することが不可能であるほど多大な影響力或いは事実上の決定権を持つに至っていることが承認事由として挙げられます。正常性維持機関によるHXSのシステム解析が現状不可能であった点、XANETそのものに対して正常性維持機関では対処不可能な問題が含まれているという事実が公表されることによるさらなる社会的混乱が引き起こされている点などを踏まえても、正常性維持機関のこれ以上の介入は一連の問題を攪拌させる結果に至る可能性が高まる恐れがあると判断されたためです。2927年9月30日までに接収したXANET関連製品は全てアトラスタ・メディテックスへ返還され、同社への追加調査は同日付で打ち切られました。

また、当決議に関する財団内部での不適切案件が以下の通りに発生しました。

不適切案件 番号 2927A727586


日付: 2927/10/7

対象: 古河京介及びA15事故調査班(XANET誤作動事故調メンバー)

概要: 当対象らによるXANET誤作動事故に関する無断調査

対応: 一時的な職権の停止及び謹慎等

経緯: XANET誤作動事故調査委員会によるアトラスタ・インダストリアルへの調査の全面移管および委員会による調査打ち切り決議から、委員会による事故調査記録のアトラスタ・インダストリアルへの譲渡の際に、複数件の記録データに不自然な欠落があるとの苦情がアトラスタ・インダストリアルから報告されました。

これに関して財団は欠落した当該データの管理責任者であり、調査担当責任者でもあったエージェント・古河に対し即時の監査聴取、ならびに事故調所在施設に内部保安部門による査察を行ったところ、欠落した調査記録の財団内部の別サーバーへの送信及び記録等の削除、その隠蔽等を行っていた事実が判明しました。

一連の事案について古河に対し説明責任を求める為、本部サイト-19副管理官のオリビア・アレクサンドルによる古河へのインタビューが実施されました。

エージェント・古河らによる財団の指示を逸脱した行動は、結果的には財団ならびに社会全体に対し損害を与える可能性は認められなかったものの、独断行動を理由としてエージェント・古河ならびに古河班であるA15事故調査班に対し、懲戒処分として2週間の一部職権の一時停止ならびに業務振替が言い渡されました。


不適切案件 番号 2927A728284


日付: 2927/10/19

対象: 古河京介

概要: 当対象の指示によるXANET誤作動事故に関する無断調査

対応: 特別措置

経緯: 懲戒処分による謹慎を命じられていたエージェント・古河が、東京都第27区に位置するアトラスタ関連施設であるアトラスタ・トラフィックプログレスセンターに対して報告のない調査を実施していたことが判明しました。本件は同地でエージェント・古河が許可なく施設内に潜入していたところをアトラスタ・スカイリンクの職員により拘束され、その後財団に対して不法侵入と違法調査が行われている旨の抗議文書が送付されたことで事態が判明しました。

一連の事案について古河に対し懲罰を決定する上での説明責任を求める為、本部サイト-19副管理官のオリビア・アレクサンドルによる諮問が行われました。

その後、エージェント・古河から提出された調査資料上における、アトラスタ・トラフィックプログレスセンター跡地で回収された同社の報告と食い違う不自然な痕跡の調査を行うため、アレクサンドル副管理官の推薦に基づいたスミス管理官による承認を経て、捜査で得られた情報の報告書を随時アレクサンドル副管理官、およびスミス管理官に提出する事を条件に、翌10月20日付でA15調査班は正式にアトラスタ財閥への極秘捜査権が付与されました。

また同時にエージェント・古河はスミス管理官による承認を経て、アトラスタ財閥総合調査報告書の記録管理責任者に任命されました。


補遺001-JP.2: アトラスタ財閥組織調査報告

Re:BREAK発生の1か月前である2927年7月14日、アトラスタ財閥外郭企業のひとつである神々廻重工業の製造する義体"パペッティアシリーズ"の欧州向け製造工場であった「神々廻重工EUL支社 義体構成研究所」において倉庫内に保管されていた義体(パペッティア・HAU-0400シリーズ)が暴走し、完全に制御を逸脱しました。暴徒化した義体群は施設を脱走後、市街地周辺で市民に対して攻撃を行っており、機動部隊や現地警察組織による鎮圧までにのべ2億9000万人以上が犠牲になっています。同様の事例は全世界で同時に発生しており、アトラスタ・インダストリアル製義体、アガルタ・パラノ製義体、シンコア・サイバネティクス製義体、エデンズクリニカ製義体でも発生しており、いずれもアトラスタ財閥に関連する企業の製品であったことは特筆すべきです。これらの暴走事故は主だってEUL圏で大規模に発生しており、先述の犠牲者数のうち30%はEUL圏での事例となっています。

この事象の際、各国のアトラスタ・メディテックスが保守管理を請け負っていたニューロバンクにてセキュリティシステムの誤作動と大規模なダビングアウトが発生しており、これによるニューロデータの大量破損も引き起こされていることから、これらはインシデント"Re:BREAK"に関連して発生したものである可能性が指摘されています。これまでに発生した暴走事故の鎮圧の為、財団/GOC所属機動部隊Sー7からKー13までを含めた鎮圧隊が出動しました。

一連の暴走事故もRe:BREAKに関連している疑いがあることから、全体の原因究明を目的としたXANET誤作動事故調査委員会の判断により、2927年8月17日にA15調査班によるヨーロッパ統一連盟(EUL)領イギリス連立国ノース・ウェスト・イングランド州リヴァプールに位置するニューロバンク「ユグドラシル」及び関連企業への臨時監査が行われました。

また、以下の音声記録は財団内部で記録されたA15調査班の会議内容の書き起こしです。本件の調査に直接的な情報ではないものの、補足資料としての機能を果たす情報であることから、本報告書に添付しています。今後この情報は報告書の整備のため削除もしくは要約の形で再整理される予定です。

財団本部 XANET誤作動事故調査委員会 第6次調査資料

担当: A15事故調査班

日付: 2927年8月22日

記録官: 古河 京介

対象: 大黒工業義体医療総合研究センター / EUL保有・管轄ニューロバンク「ユグドラシル」

調査班メンバー: 古河 京介(班長)、ハーベスター・ローゼンバーグ、イリシア・トッド、テレミー・キュリオン、揺灯 麟、ローグウェル・マダラザ


義体製造メーカー各社の製品が世界的に誤作動ないし暴走したRe:BREAK関連事件であると断定したXANET誤作動事故調査委員会からの指示を受け、A15調査班はまずニューロバンクでの同時ダビングアウトと義体の暴走との関連性を洗うこととした。J21調査班、P19調査班、V17調査班がそれぞれの義体製造メーカーへの調査に赴いたが、現状有力な情報は得られたという報告はない。

以下に記す音声記録は、ニューロアーク技術を開発・確立・普及の立役者となったかつての日本企業・大黒工業株式会社、そのイギリス支社に勤めるイ・ヨンナム義体研究主任との調査記録である。

ニューロアーク技術を確立させた大黒工業への調査は無駄骨ではなかった。ニューロアークに関する基礎知識の入手に成功したと同時に、アレクサンドル副管理官の政治的交渉によって、EUL領イギリスに位置するニューロバンク「ユグドラシル」への立入調査が許可される見通しとなった。

EUL圏が、現状世界各国で最も義体の暴走事故による被害が甚大であるのも、世界に同時に存在する20のニューロバンクのうち最大規模を誇るユグドラシルがEUL領イギリスにあることからつじつまが行く。A15調査班はシステム解析用のアイテムが届き次第、ユグドラシルに赴きさらなる調査を実施することとする。

以下は、ユグドラシルへの立入調査、およびニューロデータの処遇について記録した音声記録である。

本作戦によって発生した損害として、ユグドラシルのセキュリティプログラムであるクレイドル、および人型演算機イマーゴに不可逆的なエラーや消失が発生したため、EUL中央評議会から財団に対して抗議が行われたが、ニューロデータの大部分の無意味化と、それがクレイドルによって引き起こされた証拠を提示したところ抗議の方向は施設管理者のアトラスタ・メディテックスへと向けられた。当のアトラスタ・メディテックスはこれに対し陳謝と、製品不具合の原因究明のためユグドラシルの解体が実施されることとなった。これはニューロバンク開設以来初めてのケースとなる。

その他気がかりな点がローゼンバーグ情報分析官、イ義体研究主任から報告されている。クレイドルシステムは数百年間稼働し続けていたセキュリティプログラムであり、人の手によって落とされるような代物ではなくなっていたことは得られたログから判明している事実である。しかしながら実際には、プログラムには本来あるはずの無いバイパスが存在していた。それが設置されたのは2800年代のどこかのタイミングであったと思われるが、誰がそのようなことをしたのかまでは現時点までの調査では判明していない。今後はアトラスタ財閥への綿密な調査とともに、このバイパスを誰が設置したかの調査も並行して行う予定である。

なお、大黒工業所属のイ・ヨンナム義体研究主任は2927年8月21日付で同社を辞職、財団の引き抜き採用で職員として雇用の上、アレクサンドル副管理官の承認を経てA15調査班に臨時配属されることとなった。

補遺001-JP.2-1: アトラスタ・インダストリアルへの監査記録

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アトラスタ・インダストリアル本社社屋の映像。ワンダーテインメント・ニュース・ネットワーク(WNN)による2927年8月15日に報道されたニュースより。

2928年1月9日、昨年発生したXANET誤作動事故から連鎖したインシデント"Re:BREAK"に関する追加調査として、財閥中核企業のアトラスタ・インダストリアルへの臨時監査が実施されました。以下はその際の調査記録の抜粋です。

財団本部 XANET誤作動事故調査委員会 第7次調査資料

担当: A15事故調査班

日付: 2928年1月9日

記録官: 古河 京介

対象: アトラスタ・インダストリアル

調査班メンバー: 古河 京介(班長)、ハーベスター・ローゼンバーグ、イリシア・トッド、テレミー・キュリオン、揺灯 麟、イ・ヨンナム、ローグウェル・マダラザ


調査経緯: 北アメリカ民主共和国連邦オンタリオ州オタワ市に位置するアトラスタ・インダストリアル本社に対して、HXS暴走事故、アトラスタ関連メーカーの義体暴走事故、そしてインシデント"Re:BREAK"についての情報確保を目的とした臨時監査が実施された。我々に対する社内での扱いは特にこれといった違和感を感じることはなかったが、全体的に公表されている従業員数と比較しても社員の数が異様に少ないことが気になったか。セキュリティのためのドローンの数のほうが多く見受けられる。

調査班のうち数名は社内の別エリアへと赴き、私は本社最上階、59階の会議室内に通され、15分ほど待機させられる。その間は特筆すべきことはなかった。15分後、アトラスタ財閥の経営陣が入室。アトラスタ・インダストリアルの取締役のアルベルタ・ニコライ・ダーク氏ほか中核企業の経営者などのべ13名が見られるが、同社の代表取締役会長、アウグスト・ラグナダ・イサナギ氏の姿は見えなかった。経営陣の大多数はニューロアークを施された義化者であるように見える。

以下の情報は、本調査でエージェント・古河が録音した経営陣との音声会話記録である。

その後、我々調査班はアトラスタ・インダストリアル本社を後にしたが、その際にもアルベルタ氏は上階から我々を見下しているかのような様子が見て取れた。経営陣から渡された資料に記載していた内容は視覚複製器を使って撮影・保存して情報を精査したが、これと言って真新しい内容は見つけられず、既に我々が報告している通りの事象しか記載されていなかった(しかし内部文書を複製禁止処理すらせず私に見せてきた点からも、あれらも本当に開示されるべき情報ではないのではないかと推察できる)。

アルベルタ氏との会話をして感じた総評だが、どこか無機質な印象を受けたことは否定できない。義化者特有の感情的な動きの喪失もしくは欠損という線も考えられるが、それにしたとしてもあまりにも感情の表出が薄すぎるように感じた。2500年代頃のデータによれば、アトラスタ財閥の初代当主でもあったヘレボルス・イサナギとは夫婦関係にあったとされる。これはあくまで推測に過ぎないが、アルベルタ氏は義化者として不死性を得たことで初代イサナギと死別した結果、数百年間心を閉ざした結果だろうか。どちらにせよ、あのような造形的にも最高峰の義体を用いながら、あれほど人間性の感じられない態度を見せるアルベルタ氏は、ニューロデータのないアンドロイドと見紛うほどであったことはここに記しておく。

補遺001-JP.2-1: アルベルタ・ニコライ・ダークへの追加調査

2928年1月10日より、A15調査班がさらなる追加調査を実施し、アルベルタ・ニコライ・ダーク取締役副社長の経歴記録が精査されました。

業務を一部委任していた財団情報解析部門からの報告によると、アルベルタ氏に関してヒットした情報の内訳としては、経営に関する後悔された記録・情報は多数発見されたものの、本人に関する情報がアトラスタ内部データベース、およびインターネット上からほとんど欠落していました。その他、確認出来た特筆すべき事柄として、アルベルタ氏は長らく経営に関与しなかったものの11、2820年頃に経営に再び関与し始めたことが判明しています。またさらに、アルベルタ氏が経営に復帰したと思われる2820年付近を境に、それよりも過去に記録されていた氏の情報が軒並み欠損しています。これらの調査の際、アルベルタ氏に関するあらゆる情報において不可逆的な削除が実施された形跡が、確認できただけでもおよそ6400万件以上認められます。財団による断片情報の回収と情報の復元が進行中ですが、2928年現在、成果は挙がっていません。

さらにその他、家族構成、実年齢、住所、性別、国籍、入社時期、義体化処置時期、ニューロデータ化時期など、「北アメリカ民主共和国連邦において、連邦法で義務づけられた起業する上で必須の提出情報」に関しても、全てA15調査班による監査以前の段階で削除されており、事実上アルベルタ氏に関する情報はほぼ隠蔽されている状況です。これに対し、アトラスタ・インダストリアル側に再三にわたり情報開示請求を通知していますが、同社は「北米連邦下の司法行政上においても、XANET司法裁定システムが特例的に許可する形で情報秘匿が容認されているため問題はなく、情報開示請求を受理する必要性はない」と返答しています。

その後、A15調査班の情報分析官であるハーベスター・ローゼンバーグより、エージェント・古河宛てにEメールが送信されました。以下がその内容です。

補遺001-JP.2-2: アウグスト・ラグナダ・イサナギへの追加調査

財団本部 XANET誤作動事故調査委員会 第8次調査資料

担当: A15事故調査班

日付: 2928年1月15日

記録官: 古河 京介

対象: アトラスタ・インダストリアル

調査班メンバー: 古河 京介(班長)、ハーベスター・ローゼンバーグ、イリシア・トッド、テレミー・キュリオン、揺灯 麟、ローグウェル・マダラザ、イ・ヨンナム


2928年1月13日、A15調査班主導によるアトラスタ・インダストリアル代表取締役/アトラスタ財閥現当主であるアウグスト・ラグナダ・イサナギ氏への追加調査が提案された。提案はアレクサンドル副管理官およびスミス管理官による即日承認により許可された。聞き取り調査の実施は承認当日のうちにアトラスタ・インダストリアルへ送付され、同社は調査に応じる姿勢を見せたため、翌14日にアトラスタ・インダストリアル本社への聞き取り調査が実施された。

以下に添付する資料は、アウグスト・ラグナダ・イサナギ氏への聞き取り調査の際に録音された音声の転写である。

聞き取り調査の後、イサナギ氏は特に本件について手出しできる立場にいなかったことが判明した。アトラスタ・インダストリアルの経営陣側において権力・派閥の紛争が発生していることが証言として得られた点、その軋轢の果てに反イサナギ派の発言力が強まった点などを踏まえると、イサナギ氏は次第に発言力を失いつつあった可能性は大いに想定できる要素である。反イサナギ派閥によるイサナギ氏の失脚を狙った工作の線も考えられるが、不明瞭な点も多く調査が必要である。

そのためA15調査班はイサナギ氏の協力のもと、インシデント"Re:BREAK"の影響により治安の低下を招いたエキュバ独立民主国に位置する第八政令指定工場・トキワ飲料株式会社への調査を行う事とする。

補遺001-JP.2-3: トキワ飲料・第八政令指定工場「トガルス」への監査記録

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トキワ飲料の保有施設の所在する第八政令指定工場、通称「トガルス」。アジア経済連合領・エキュバ独立民主国に位置する。

2928年1月17日、アジア経済連合領・エキュバ独立民主国内に設置された第八政令指定工場「トガルス」に所在するトキワ飲料株式会社に対して、政令指定工場同時発生暴動事件に関するA07調査班、およびA15調査班による監査が実施されました。政令指定工場同時発生暴動事件の発生の際、工場参入企業一同は事件の原因は従業員に対する行きすぎた待遇改善の指導が原因であり、再発防止策を講じるとの旨で発表されていましたが、後述のミーム汚染状況の検証などにより、公表された事実と異なる結果が確認されました。XANET誤作動事故調査委員会は同件についてアトラスタ・テイストプロダクツおよびアトラスタ・インダストリアルへの事実確認を求めていますが、特定企業情報保護条約を理由に回答を控えています。

第八政令指定工場は当初、アジア経済連合が各国へ批准した雇用維持協定12に基づきエキュバ独立民主国に最初に設置された最古の工場地帯であり、トキワ飲料のほか17社が保有する工場が同地に所在しています。

2928年現在、第一~第二十三政令指定工場がアジア経済連合領内に点在しており、アトラスタ財閥が管轄する第八政令指定工場はその中でも最大規模の敷地面積と設備稼働率を有しています。2927年8月31日にインシデント"Re:BREAK"の発生による工場内のシステムダウンが引き起こされた際、在籍する従業員に集団的ミーム異常の兆候がA07調査班からの報告および財団認識部門の検証により指摘されており、本案件もインシデント"Re:BREAK"に関連するものとしてXANET誤作動事故調査委員会による調査が実施されていました。同事件によるミーム異常の根本的原因の可能性として、工場内の設備システム管理用XANETディストリビューション「デメテルアドバイジングシステム」、通称DASダスの異常動作が関連しているのではないかという報告がA07調査班から挙がっており、追加の現場検証が同調査班主導で実施されました。なお、同様の調査はA15調査班班長のエージェント・古河からも実施の可否を求める声が上がっており、アレクサンドル副管理官の推薦、およびスミス管理官の許可により、2928年1月17日付でA15調査班による第八政令指定工場設備の再調査・監査が実施されました。

補足調査情報001-JP.A: トキワ飲料株式会社の事前調査・評価情報

財団本部 要注意団体調査資料記録

トキワ飲料株式会社

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トキワ飲料のロゴマーク。かつての親会社であるトキワフードサービスと共通であった。

本拠地所在地: アジア経済連合領・日本国 近畿州 エキュバ独立民主国 トガルス

設立年: 2851年

代表者: イーノ・F・ゴースデン

関連企業: アトラスタ・テイストプロダクツ(親会社)

組織概要: トキワ飲料は、2851年に日本国で設立された大手食料品製造メーカー「トキワフードサービス」の飲料部門が子会社化して設立された企業です。2879年にはトキワフードサービス全体がアトラスタ・テイストプロダクツの事業傘下に入り、後に吸収合併したため、現在はトキワ飲料はアトラスタ・テイストプロダクツの子会社として運営されています。2928年現在、第八政令指定工場の35%は同社が管轄しており、アトラスタ・テイストプロダクツを中心としてアジア経済連合圏内の食糧事業の管理・維持を担っています。

親会社のアトラスタ・テイストプロダクツ吸収合併以後はXANETを利用した完全自動化工場の設置などで安定した製品の開発と販売を継続していますが、雇用維持規定の遵守を目的とした政令指定工場への工場設立が実施されて以降、トキワ飲料は品質の低下による売り上げの減少と業績の悪化が著しく認められています。第八政令指定工場のトキワ飲料区画は、インシデント"Re:BREAK"による治安悪化が最も激しかった区画であり、エキュバ独立民主国全体の治安悪化を招く事態にも発展しています。同社の調べでは、治安悪化による業務成績のさらなる低迷が予測されており、現状のまま対策が難航すれば、トキワ飲料を含む各社の工場撤退も視野に入れる必要もあるとの報告も上がっています。

以下の記録は、2928年1月17日にA15調査班が実施した第八政令指定工場トキワ飲料区画への監査報告です。

財団本部 XANET誤作動事故調査委員会 第9次調査資料

担当: A15事故調査班

日付: 2928年1月17日

記録官: 古河 京介

対象: アトラスタ・インダストリアル

調査班メンバー: 古河 京介(班長)、ハーベスター・ローゼンバーグ、イリシア・トッド、テレミー・キュリオン、揺灯 麟、ローグウェル・マダラザ、イ・ヨンナム


A15調査班は、エキュバ独立民主国に位置する第八政令指定工場、トキワ飲料区画への臨時監査を実施した。A15調査班が到着した時点で既に工場内の状態は劣悪な状況にあり、事前に受けていた報告上の状況とは大幅に異なっていた。トキワ飲料区画内の衛生状態は法基準を遙かに下回っている可能性が高く、食料品を取り扱う異常必要な最低限の衛生管理プロトコルすらも遵守していないため、製造された製品はの85%以上がDASの品質検査で除外されている状況であった。前述の状況は他の政令指定工場を監査していたA07調査班、D19調査班、F03調査班の報告と概ね一致しており、第八政令指定工場も他の政令指定工場と同様、急激な環境の悪化が認められる。

従業員の多くは規定されている勤務時間や手順を遵守しておらず、A15調査班による制止に対し強く反発する態度が認められた。後のA07調査班からの報告で、リオネカルド式財団標準ミーム汚染因子検査法13を用いた従業員のミーム検査が実施されたが、検査の判定は最低でもステージF(治療困難)にまで到達しており、即時治療プロトコルの実施を要することが認められた。

これらの件について、A15調査班はトキワ飲料区画の工場責任者であるモハマッド・ハルティナ氏に聞き取り調査を実施した。以下に記した記録はその際の音声記録である。

本件の調査中に引き起こされた一連の暴動事件により、弊A15調査班メンバー1名が負傷、A07調査班メンバー3名の負傷(重傷者1名)、財団所属車輌3台の大破が被害として発生した。本件の主犯であり、インシデント"Re:BREAK"に付随する各事件に関与していると疑われるハルティナ氏は無力化時に肋骨、両腕部、脚部の複雑骨折を伴う負傷、ニシノ氏も多少の軽傷を負った。第八政令指定工場の設備および従業員の人的被害については別紙「第八政令指定工場同時発生暴動事件総合被害報告#29280117」を参照。

また、A07調査班が先行して行っていた第八政令指定工場、およびDASの命令実行ログの解析により、工場内の人事システム上の権限処理にDASの運用規定に違反する処理が行われていることが発覚した。各工場所属の従業員らはこの違反処理に基づいたDASによるミーム因子を含む業務教育プロトコルを受けたことによる高いストレス影響に起因する人格変容によって政令指定工場同時発生暴動事件が発生したものと思われる。これらはトキワ飲料を発信源としたDASを導入する全てのアトラスタ財閥系工場区画で発生していることが分かっている。

以上のDASの権限処理の違反は全てトキワ飲料区画の工場長が有する権限が中心となっていることからも、ハルティナ氏は本件の重要参考人として取り扱われている。また本件の発生1ヶ月前にトキワ飲料へ転属したニシノ氏に関しても、本件との関連性が疑われる情報が見られるため、本件の重要参考人として取り扱われている。なお、アトラスタ財閥関連の政令指定工場にて運用されていた共通の工場管理システムが、1つのクローンシステム上での違反処理を連鎖的に伝搬させるに至った原因は、DASを構成するXANETカーネルがブラックボックスであることから調査は断念されている。

以上の調査報告をもって、ハルティナ氏の回復を待ち次第一連の事件との関連性についてのインタビューが後日行われる予定である。

A15調査班からの上記の報告、およびA07調査班からの調査資料の提出以降、XANET誤作動事故調査委員会によるDASの権限処理の本格調査が開始されました。DASに対して送受された権限処理のログダンプがDASがインストールされている中央サーバーから確保されましたが、ダンプはXaP7レベルの強力な暗号化処理が施されていたため、情報は現在解析中です。情報はTAPトラスト・ホールディングスによって解析されました。この解析により、ロジックプログラムはDASの人事教育システム上、所属する従業員の精神負荷率の高い行動を強力なミーム作用を介して誘発・奨励する方向に権限処理設定を改竄していたことが判明しており、DASのログダンプの改竄・暗号化は同プログラムが自動的に実行した結果によるものと思われます。

このロジックプログラムは、トキワ飲料区画を管理するアトラスタ・テイストプロダクツの内部定期報告資料に存在しないものであり、プログラムは後天的に何者かによって適用されたものであると考えられます。A07調査班の現場調査により当該プログラムは発見されており、後の財団が実施した機能調査とリバースエンジニアリングによって上記の動作を自動的に行っていたことが裏付けられることとなりました。

状況調査が完了して以降、ハルティナ氏、およびニシノ氏に対するXANET誤作動事故調査委員会による正式なインタビューが実施されました。ハルティナ氏は、自身の引き起こした一連の行為に対しては「財団の人間がわざわざ立ち寄り、設備を調査してくる事に腹を立てて実行した」と説明しており、第八政令指定工場での自身のポストに大きな不満からインシデントを引き起こした可能性があります。DASに対する要請権限の改竄については当初は黙秘していましたが、A07調査班の提出した調査資料を掲示したところ、第八政令指定工場での一連の行為の具体的理由は黙秘をしつつも、後述の音声ファイルを提出しました。

ニシノ氏へのインタビューにより、DASに適用されていたロジックプログラムは同氏によって組み込まれたものであることが判明しました。プログラムは当初、ニシノ氏がトキワ飲料区画での生産能率の向上を目的として個人で開発したものであると主張していましたが、財団による拘束から10日後、TAPトラストによるロジックプログラム、およびログダンプの解析の報告、そしてハルティナ氏が提出した音声データの情報により、当該プログラムはアトラスタ・インダストリアルの執行役員であるマチルダ・メル氏によってハルティナ氏にもたらされ、ニシノ氏がDASへ適用させたものである可能性が示唆されています。本事実が判明して以降、ニシノ氏は心神喪失状態に陥るほどの精神的負担が発生し、会話が成立しなくなったため、以降の詳細なインタビューは一時延期となりました。

以下の音声記録はハルティナ氏がニシノ氏への不信感に依拠する形で秘密裏に記録した音声データです。音声データに含まれる雑音も復元済ですが、復元しきれなかった点は記録から除外しています。

補遺001-JP.2-4: 関連人物への処遇

第八政令指定工場の職員はニシノ氏およびハルティナ氏両名を除いた全員がプログラム改竄前日の時点まで記憶処理を施され、両名は財団を経由の上、日本国の捜査機関に引き渡されました。また、回収された音声記録にて関係が浮上したマチルダ氏については後日、公的に捜査令状が発行されました。

マチルダ氏はこれを受け逃亡を企図しましたが、その途上でA15調査班に鎮圧され、聞き取り調査が実施されました。結果として、マチルダ氏は業務上の横領の罪をはじめとした大小合わせて12の連邦法令及び社内規則違反が確認されたため、氏の居住地域である北アメリカ民主共和国連邦にて刑事警察当局により逮捕されました。その後マチルダ氏は規定通り連邦法定総合照会機構による司法手続を経て処分が決定される予定でしたが、北アメリカ民主共和国連邦政府側の調整指示によりこれらの予定が延期され、2928年1月20日現在、マチルダ氏の処遇は未定のまま拘束されることになりました。処遇宣告日の目途も未定です。連邦法定総合照会機構によるマチルダ氏の違法性検証および司法処理システムによる最終的な司法判断の結果、北アメリカ民主共和国連邦側の刑事警察当局が監視を引き継いだ上で執行猶予付きでの釈放が決定しました。財団および世界オカルト連合はこの決定に対して正当な司法手続の判断が行われていない可能性があるとして異議申し立てを行いましたが、北アメリカ民主共和国連邦はこれらの申し立てをすべて棄却し、マチルダ氏は2928年2月28日に釈放されました。これらの一連の事案とマチルダ氏の業務上の処分については、アトラスタ・インダストリアルはコメントを差し控えています。

なお、本件に関してマチルダ氏は当初、第八政令指定工場への関与を否認していましたが、氏の身辺情報の調査が行われた途上で発覚した複数の不貞行為の対象人物のうち、アトラスタ・インダストリアル取締役副社長であるアルベルタ氏もその中に含まれていました。これにより、アルベルタ氏への身辺調査が開始された結果、アルベルタ氏はMC&D社の社長であるシャーロット氏と血縁関係にあることが判明し、MC&D社及びシャーロット氏に対して任意の事情聴取を行うこととしました。


・財団によりまとめられた今までのアトラスタに対する現在の経営状況や職場環境、関連組織に関する諸々のレポート。 完了!

・財団によるアトラスタ本社への臨時監査の実行 完了!

・臨時監査により数人の経営陣からの無難な感じ(ここで神々廻とかTAPの名前も出す。具体的には同様にミスも他社はしている…みたいな感じの)の回答を貰う。この時点で既に究極的なまでに効率化と先鋭化を極め、無人に近いレベルで経営されていた事がこの時点で示唆される。 完了!

・準トップのアルベルタは、会話の内容が非常に無機質。喋ってる内容も会話も成立しているんだけど、どこかテンプレ的。「一時失踪していたとはいえ」初代イサナギと一緒にいた時から不死(初めて言及される不死者がアルベルタなのは皮肉)となって何百年も生きてるからか?と推測される。(理由は年表の蘇生後の心身の破綻による家族以外への対外的興味の喪失。ただ理由は後の補遺の時にに判明させます。)青髪の超美人という事もあり、古河はまじで作り物と喋ってる感覚を覚えたらしい。 完了!

・アルベルタに人数の少ない理由を聞くと、国の政令とかの義務の関係により、工場等で雇用創成はしてるけど正直いない方が利益は出る事が伝えられる。またその工場はシステムの処理能力を割と使う割には利益も出ないな上、働き口与えてもらってるブルーカラーも割と自己中な自分勝手な人らばかりと言う内容が伝えられるのと、これには古河も同調を見せる(「特定政令指定工場」、通称特例は社会ブルーカラーによる治安の悪化で問題化してた) 完了!

・今回のリブレイクも、その手の奴らが起こした事故なのでは?とモブの経営陣(ここはアルベルタでは無い)に示唆される…も、最先端技術である「インク」をそんなブルーカラーに任せるか?という疑問はとりあえず保留にされる。そのまま色々と有耶無耶にした上で、アルベルタは仕事により退席すると言い放つ。もちろん引き止めるも、「財団の人にそんな権限、今や無いでしょ」と言い放たれる。むっちゃアルベルタが怪しい感じに。 完了!

・しかも過去に娘を殺されてるんだし、何か人類に恨み持っててもおかしくないよねって話にもなる。 完了!

•この世界における、不死と蘇生の難易度の差を話す。今ある寿命、それに掛け算をしてるイメージだ。それが1ならばかける数字で100でも10000にでもできるが、0ならば∞をかけたところで0だ。という話。蘇生は実際無理という世界線。ちなみに不死になると「原始一つ残らず完全に体を消滅させるまで死ねないし、実質無理」だそう。また、不死化と言えどもやってることは「細胞のアポトーシスシステムと自己複製回数制限の解除や分化能力の向上」などをやってるだけで原理としては自己修復力の超向上による自前の再生力を最初のスイッチとしてるもの。 完了!

•だからアルベルタはずっと生きなきゃならないし、娘は絶対に帰ってこない。と言う世界だそうな。 完了!

・その殺された話として、2516年のプロメテウスの人間によるイサナギ、アルベルタ、イザベラの暗殺事件(通称アトラスタ暗殺事件)のその後は対外的には2人死亡、イザベラは未成年の為名前は伏せられている。初代死亡後イサナギ家の別の人間がアトラスタトップ2代目を襲名した。言うカバーストーリーがイサナギにより流布されている。 完了!

•その直前に、「イサナギの娘は義体化恐怖症」というゴシップ誌が出回った事により、アトラスタ上層部への印象は嫌悪、好奇、差別などに溢れていた為、恐らくその手の協力者も多かったと思われる。 完了!

•プロメテウスの動機は「アルベルタによるダーク家でのプロメテウスに対する市場調整があったと逆恨み(実際、当たり前だが関与してないアルベルタに関する物証は出ない。しかしダーク家自体がシャーロットによりむっちゃ市場調整してる)した社員の1人の犯行」であるが、実際には色々な陰謀説がある。アルベルタは近年、この事件で負った致命傷によるコールドスリープから目覚めたという話であるが、同一人物なのかも疑問視されている。 完了!

・そして、アルベルタ消えたしまぁならトップのイサナギ呼んでこいやという事に。 完了!

・トップであって社内で最高のエンジニアなはずのイサナギ(この時既に4代目を名乗ってるけど、中身はもちろん初代です)は明らかにデータが改竄されたことに気づいてたけど、社内のパワーバランスで動けなかった…と言ってて(これは古河も怪しむし最初は文句言うけど、その時言ってる事聞く限りでは本当の事言ってるように見える感じ)かなりメンタル面がやられている様に見える。良い人そうな感じ。イサナギが言う限りだと反イサナギ派と親イサナギ派で別れてて、最近はそれ(例えばイザナミの解体について、とか)で争ってるらしい。 完了!

•2803年に人工神格の創成を表向きとした研究センター、通称「イザナミ」について。 

•後ここで軽くイザナミの説明。維持費だけかかってもう使われてない箱物って評価。イサナギが壊したく無い理由はだいたい想像の通りなんで経営的にはそりゃ反対される。 これらは後で描写でもいいかもしれない?マチルダに対する糾弾の際にマチルダに喋らせても良いかもしれないーワタザカナ

・んじゃ反イサナギ派って誰よって聞くと、「マチルダ・メル」の名前が。これがさっきのブルーカラーがやったんじゃ?と戯けたモブ経営者。 完了!

・結果として、イサナギに実権は無かったと判断(この時点であらゆる資料はイサナギによって改竄済)した古河らはイサナギと協力してマチルダを調べる事に。

・古河はマチルダの事を大して信じてはいないが、話として登場した以上イリシアの勧め(ならとりあえずトキワ調べて潔白ならあのおっさんに話違うじゃんって言えない?みたいな)もありトキワ飲料第八政令指定工場にも監査を行う事に。ついでに既に調査してたA12班のレポートからトキワ飲料の軽い説明だけど、ほとんどカルピス社みたいな感じで。

トキワ第八の人間の仕事は飲料工場の「調合」「殺菌」「充填」「出荷」のうち、特に「出荷」と「調合」の部分を意図的に人力で行っている。トキワいわく「人の手で作る温かみのある飲料」との広告。飲料名は「LABHA(ラビハ)」。トキワ飲料の売上ランキングのうち最下位(安心感の欠落)だが、政令の問題で撤退も出来ない上に工場維持費でマイナスになってて悩みの種。言うて雇った人間全員に仕事与えないと行けないとかいうくそ法律。

※画像 トキワ第8の挿入

・工場長は「モハマッド・ハルティナ」で、まず古河らがインタビューに行くのはこの人。その道中、衛生管理が命の工場ではありえない衛生管理の逸脱の数々、暴力沙汰、「その他にもこの工場があれば失業はしない」と高をくくっている奴らのクズな面々が色々とお見せされる。象徴としてはイリシアあたりにセクハラかましてくるおっさんとかか。古河かイリシア自身にぶちのめされて欲しい。

・古河いわく「仮にミーム汚染で全員死んでても誰も困らない工場」という感想。そしてモハマッドにたどり着く。インドネシア系の男性で、トキワ飲料での出世競争に酷い負け方をし左遷されてここに来たそう。

・そして早速本題に。「この工場のザネットの権限持ってるやつか、あるいはここでザネットに1番詳しいやつ」を聞く。結果的に…「ルカス・ニシノ」という男が挙げられる。

・そのルカスって誰だよ?→例の「トキワ第八の件」の少し前にやってきた自称元TAPの開発部の人間。何かしらで懲戒されてここにやってきたらしく、最初から信頼はゼロ。(雇用された理由は政令で、それが無かったら絶対に働き口の無いような男、みたいな言われ方)

・古河とイリシアによると「なんかあからさまに怪しすぎて逆にもはや怪しい」との事。とりあえずそいつに事情を聞くことに。話を聞いてみると「割と普通」って感じ。一応「ザネットに対してrequest(要請)を行う権限」はあるみたいだが「order(命令)を行う権限」はトキワ本社の開発部にしか無い。とはいえrequestでもかなり高位(と言うよりも大半がaccessのみしか許されてないから)の権限。

ちなみにザネットに対するアクションのランクの高さとして1部として

「access(接続。利用者の権限。機能の利用のみ)/request(要請。命令に反していない限り実行される)/order(命令。目的の設定。操作者の権限では最高クラスであり、基本これを越えない。また基本的に上位の操作であるlimitによって一つの目的しか設定不可能になってる。)/limit(制限。操作者に対して機能の利用を制限する。義体の自立進化制限とかもこれ。アトラスタのザネットの開発部門とかが持ってる)/intervention(干渉。ザネットに対する進化方面干渉。これとdeleteはイサナギしか実質持ってない)/delete(削除。ザネットの過剰進化による自己崩壊を促す。基本はこれをしない限りザネットは自滅しない)」とかがある。とりあえずrequest履歴を色々と閲覧してみる。

・特段異常な点はなさげに古河は見える。

・トキワ第八に関して「飲料製造を主目的としながらもザネットを集団洗脳プログラム」として利用しようとしてた事が「requestの傾向が本来の業務と逸脱してて、あまりにも心理学的な内容が多い(ここで上の実例からどこが?とか言うといいかも)」と気づいたA13班により判明。(requestの書き換えによる)また、その計画書にはルカスの名も。トキワ第八の集団パニックの原因。

・流石に言い逃れできねえってルカスについて色々聞いてみると、TAPがアトラスタに散々やられて死にかけてる描写が。ルカスの解雇もそれによる。

・周りが全く信じてくれなくて死にそうって話も。なんなら嫁さんの形見とか大切なものをぶっ壊されててもいい。

・その憎しみからやったのか?と上の事を聞くと、全く覚えがないという。明らかに隠してる風の反応でもないんで怪しいと思ってデータの改竄履歴とかないか調べると、名前の部分が意図的に暗号化されて書き換えられてた。

・暗号化が複雑すぎて財団の技術力だと時間かかりすぎる…みたいな話に。TAPに依頼するも既に退職した人間関連か…とあまり乗り気じゃない。んじゃどうする?という話になって

「なら権限持ちなんてそんないないんだから、書き換えられた時間だけ推定する事にしてそん時に会社にいた人間が多分実行犯でしょという事の提案」

・requestの主犯は「工場長」だった。

さらに言えば、この時与えられた権限を逸脱した行動なのでハック。→ほんとにリブレイクに関連してる…?みたいな

この時工場長は逆上してドローンで襲ってくるも、生身の古河によりすぐに制圧(評価高い理由としても描写)。この行動が白状みたいなもんなんで、トキワ第八の異常行動の原因とかも判明してトキワ第八の件はとりあえず解決。工場長の動機はあまりにも従業員が手をつけられない的な中間管理職あるあるのやつ。

・と思いきや、TAPの解析によると工場長の実行はルカスが誘導してたもので実質的な主犯。さらに「マチルダとの繋がりが出てきた」→目的は利益。ルカスが乗ったのはアトラスタの飲料会社の社長の席をくれてやる、みたいな話。なんで解析したかと言うと、ほっとくと損害が出そうだからとかいうドライすぎるやつ。

ここより未着手!

・マチルダに対し強制聴取を実行しようとするも、肝心のマチルダが行方不明。

・どうやら責任を負いたくない自分可愛さで、遠くに逃げたようだが…GOCと協力する事により身柄確保。ここでマチルダの雇った殺し屋との戦闘も発生する。

・マチルダの無理に利益を目的とした開発部門の暴走により起きた事故ととりあえずは判定。…したが、こいつ頭悪いし黒幕他にいるんじゃね?という話に。

・しかし司法ザネットの不調により、マチルダは一時拘束に留まる。

・…したが結果として、アルベルタとマチルダのビジネスと恋愛的繋がり(言うて、これもイサナギの茶番で実際にはマチルダが一方的に言いよっていただけで、アルベルタとの関係なんて微塵も無いが)が判明。更にアルベルタはかのMC&Dとの繋がりがある「ダーク家」の生まれと判明する。ならば次はそこに監査を仕掛ける事に。

・ここでイサナギはアルベルタが怪しいとかそういうのは一切言ってないし、なんならアルベルタに関しては触れてない。

補遺001-JP.3:MC&D

・そんな訳で元所属してたMC&Dとか含めた色んな所にも任意事情聴取(実質的には強制)を実施し、神々廻とかTAPとかにもここで事情聴取。ちなみに神々廻はこの時点でアトラスタのほとんど子会社で、今回の事件のトカゲの尻尾切りされる役目…になりかけてて辛いって内容の話。TAPは全体的に屑。

・MC&D当主、シャーロットを呼ぶ。最初断られるも、ダーク家の雑魚と戦闘して気丈な態度で古河が言った結果出てきた。

・第一声は「当組織は関係ありません」と「今やあなたがたに収容される覚えも、要注意と言われる謂れもありません」と「旧き守護者よ、今やあなた方は新しき守護者であるアトラスタどもに席を譲ったんだ、帰ってくれ」と言われる。(ここでアトラスタを引き合いに出すのはもちろん拗れたシャーロットだからです。あとここはアトラスタに対してここで死ぬほど文句言ってる想定)

・そこでマチルダとアルベルタ関連の証拠を提示する。明らかにシャーロットがビビる。(ここでびびった理由は、家どうこうというよりあのアルベルタがイサナギ以外にそんな関係になったのか?という心情が強い、でもそこまでここでは描写しないので伏線の1つです)

・結果、話だけは聞いてあげますということに。→古河が驚く。本来「あの子はもう私らには関係にない」とか言われるもんだと思ってたから仕草とかで判断するつもりだった。

・その時の社会情勢として、インク事件後のアトラスタはザネットの軽い不調(この不調は後にイサナギの仕掛けた罠の伏線だってわかる)も合わせて民衆はむっちゃ文句を言っている。それまで助けられてたのとか全く覚えてないような感じ。これに関してシャーロットは「ざまぁない」と言いつつ内心は民衆にそれ切れてないか?って感じを出したい。
具体的には民衆をアトラスタ同様にこき下ろす感じ。

・MC&Dから、アトラスタを潰す秘策を教わる(イサナギの仕込みというか予測というか)→ザネットの逆支配を行えとの事だ。できるのか?と聞くがそれは自分らで考えろ、そこに1人いちばんそれを知ってる人間がいるでしょとシャーロットは言う。(基本的にシャーロットが拗らせてるのはアルベルタ関連だけで、アトラスタという企業やイサナギに対しては「シャーロットに関係している」以外での興味はゼロです、そもそもイサナギ別人になってるのもある。どっかで初代イサナギが生きてそうとは思ってても目の前の人間がそれとは毛程も思ってない)

・なら、逆支配してみるか?でも自分は初代じゃないから無理だと。初代は気分で自社の生物兵器工場ひとつの施設を完全に停止して敵対国を利用し競合になり得る発注国を潰したとか相当の天才らしい。

•でも自分はやり方分からない…となる。しかし周りの押しでそれでもやる!と決めた瞬間、別系統で対策してたインクがもっとやばい事になってる報告が入る。

補遺001-JP.4:Incrinitium

・初めは財団の工学部門の調査報告書から。

・あとから古河とイサナギがやってくる。

・初めにインクの性質について書く。「質量保存の法則の法則ガン無視の無限増殖」に「エネルギーの出処は完全に自己完結」してるやばい物質である事。

・そのインクが「ザネット」と接続した事によって自律行動してて、目的は「自身の存在の保持と自己生存性の出来る限り高い上昇」である事。つまり生きる為に驚異となり得るもの全部今潰しに行ってる状態。それには人間の発明や人間も含む。

・結果的に、地表の17%は既に侵食されててGOCのピチカートでも完全に処理できてない。人も死ぬほど死んでいて、既に2億は死んでる。GOCは世界全てのマップ兵器を使って何とかしようとしてるが、地球軌道にもたらす影響から実行までには時間がかかるらしい。

・財団の工学部門によると「自己の分子構造を変質させる転化、自己のマクロ的構造を変化せる構築、自己以外を判別し性質を観測する解析、自己以外の分子構造を自己へ置き換える侵質」の4つの処理システムを基幹にしてインクは世界を侵食していると指摘。

・中でも信質はえげつないほどに厄介で処理を遅らせることすら無理。つまり解析終わるとほとんど死ぬ。

・データを取るためにとりあえずインクと一回古河らがぶつかって見る事に。とはいえ勝てはしないし当たると致命傷確定っぽいので避けて相手を動かす方法中心。

•その瞬間、古河班から軍用研究システムや工場、外宇宙有人研究センター「アストリズム」等に存在する全てのXANETをどこかの施設(現時点では不明)を中心として接続され、アルドラを統合機構とした超高速計算ネットワークの構築を行う。この時、世界のほとんどの単独運用されていた軍用、気象管理用、軌道制御、あらゆるXANETが「Nord block(Nb)」となり、同期によって1つに統合されていた。と言う報告が入る。処理能力が桁違いに上がっている報告。

・イサナギによるエンジニア観点で「人は殺してるだけで侵食してない」事を見抜く→つまり有機物「炭素を含む全て」になれないという事を。(茶番)

・しかし「有機物には転化も信質も出来ない」と判明。だが古河はこれに違和感を覚える(なんでこんな完全な物質にそんなあからさまな弱点が?というもの。ここではそこまで書くと文字にすると誰かがそうしたんだなってのがあからさますぎるんでしないが、違和感を覚えた事だけ書く)

・しかしその違和感を1度棚上げにし、ここで古河は「ザネットへの逆支配」を提案する。理由はインク自体への攻撃の為。

補遺001-JP.5:XANET

・財団によるザネットに関するスペック報告書

・「有機的な不規則演算にはザネットは弱いのかも」とか言いながら「今なら多分行ける」とか言うイサナギ(全部茶番なのに)、んで当たり前だけど一時的にザネットに侵入して動きを止める。

・「明らかにザネットって有機的な演算の方が得意に見えるんだけど…?」と読者に思わせる描写をちょこちょこ入れる

・社会におけるザネットの復旧と、それを使っていいのか?で揉める民衆。特に修正花卉 / Beyond Entropy /グリーン・スパロウ財団の叩き方は酷い。なんなら民衆(修正を除く)は好き勝手にアルベルタやイサナギを馬鹿にして楽しみ、働き口を与えられたブルーカラーも全く関係ない給与が足りない(仕事内容的には適正給与)ってアトラスタ悪者扱いし、それまで助けられてたのとか全く覚えてないような言い方もし、と社会は一気に反アトラスタに。

・ここで「古河が同情したのがイサナギだけで、アルベルタ叩きには同調した」のがひとつのトリガーとなる。

・しかし、結局人類はザネット無いとどうにもならないしそれに依存してたので使い続ける事に、ただし文句とか不信感は常に言い続ける。(この民衆の反応も当たり前といえば当たり前だけど)→ついでに言うと、TAPすら含めた色んな人間にして「どうせザネットがあるし、勝てないし」的な気持ちを持ってる事も判明。

・それも当たり前で、ザネットはこの世の全ての仕事を代替可能であり実際にそうした。自己進化するそれは、研究分野や教育、芸術にすら参入し、この世から「仕事」を全て奪いかけた。(目的自体がそれであり、この世から経済を無くす事が目的なのだからそれはそう)。しかも、それによって産生される新しい職などは無い。消費者の産生すらアトラスタによる日本を舞台にして「ベーシック・インカム」を軸にした総無職化計画(しかも最悪な事に、その財源もアトラスタによって出してるのでまじで日本は「いてもいなくてもどうでもいい国」となった)により、既に日本では「仕事」の概念は消えている。日本政府はその前に総無職は許容できないので残存企業をかきあつめ「大日本産業」という企業を作るも、アトラスタにとっては塵だった。みたいな話がサラッとされる。ついでに日本支部もアトラスタによって完全に代替されてる。神々廻はギリギリで海外避難したとこ。

・日本の惨状を見て各国やら正常性維持機関は手遅れになる前に特定政令指定工場の導入や法改正、反アトラスタ政策を大量に実行。(ちなみにこの反アトラスタにもシャーロットが1枚噛んでたっぽいのでほんとシャーロットは情緒不安定な子。アルベルタ好きなのか嫌いなのかハッキリしろ的なキャラ。)

・この時点でマチルダを一時的な首謀者と認定し、ザネットの管理する司法システムによって、アトラスタに対して法的措置と賠償金の支払い命令を宣告し事実上の解体、この時点でその上の人間であるイサナギとアルベルタ以外は解雇して子会社を復活させたり(神々廻とか)或いは別企業(TAPやら)に移籍し、ザネットの掌握する管財システムによる本格的解体の開始。イサナギが解体に関する諸々の作業をしててその手伝いを古河がしたりしてる。(この時イサナギは邪魔になる可能性になる物を社内から一掃してた。考えてみればこの時点で司法システムもイサナギの手中なのでまじで都合よく使ってただけ)

・仕事を失ってどうでもよくなった(それまではマチルダにばらすと辞めさせるぞと脅されてた)マチルダの関係者に対する事情聴取によりアルベルタとの繋がりはない事が判明。(つまるところ毎回フラれてた)→その代わりになんか今度はシャーロットの名前出てきたよ…?って感じ

・もちろんMC&Dに対して財団の本気の監査。具体的にはアトラスタが解体され国家の実権に関してある程度(大半はまだザネットに管理されてるし、ここでザネットから切り離した実権もイサナギにより選択された撒き餌=イサナギの掌の上)の掌握権を回復した事により機動部隊をかなり大量に派遣できるように。

・結果的にシャーロットはアルベルタに対し過去迫害していた事、そしてシャーロットの策略によりリブレイクを起こした事が判明した。

・そのシャーロットは「もう遅いよ」とか言いながら古河の前で爆散。ただし死ねないので、彼女は永久に苦しみ続ける事に。ただしもう事情聴取も出来ないし仕草で何かを判断する事も出来ない。古河がいうに「狂気」と称される。ここで事実上MC&Dは終わる。財団によって残骸は一応全て回収され、復元処置を実行する事に。

・ここで首謀者の判明とその死亡が確認でき、捜査は終了する流れとなるが、古河による「違和感」を理由にしてアルベルタを探し、何があったのか話を聞くという事でアルベルタの捜索を始める。この時上から「何も成果ない場合は…分かってるね?」と脅される。(でも行動させてくれる)

補遺001-JP.6:Isabella

・古河班で探すもまじでアルベルタ見つからない。どこいったんあの人状態である。

・そんな中、本部で捜査してた古河により殺されたアルベルタの娘について色々調べてる。「ネットにも関わらず意図的に大部分のデータが削除されていた」が、名前は「イザベラ」らしく、「義体恐怖症」らしい。そこまで分かった瞬間に財団のシステムに莫大な負荷がかかり完全シャットダウン。

・「私らにこれ以上何もするな」の第一声で右目の下にトライバル系の紋様がある少女が財団本部にインク思いっきり殴り込む。仮にも相当強い財団本部を簡単に壊した上諸々を破壊してってる。仮にもインクが止まった後だから超混乱起こしてる。

・だけど人は殺してない。あくまでも「その人の尊厳を破壊してる」だけ。例えばその人の大切にしてた研究データとか、仕事の誇りとかそういうのも壊していってる。

・システムの予備機能が復旧。監視カメラの映像により、古河が「この子、イザベラ…?」と気づく。
・そこでイザナギが「あ、気づいた?まぁアルベルタの事調べてたんだしね。昔モデルもやってたからアルベルタに似て美人だろ」と言う。マジでいきなり。古河が明らかにイサナギの様子がおかしい事に気づき直感で拘束しようとする。

・その瞬間、イサナギと古河のいる部屋にイザベラが突っ込んでくる。古河は一瞬でイザベラの操作するインクによって壁に叩きつけられ、身動き出来なくなる。

・イサナギが「ちょっと早くないか?もうちょいゆっくりしてても良かったのに。まだしばらくインクのバランス調整もしたかったんだが」の後「財団に行ってからもう1週間だよ、逆にお父さんが遅すぎ。お母さんもどっか行っちゃってるし。ついでに!連絡も全部2文字で『無事 』とかで済ますのやめてくんない?」「悪いな。まぁもう邪魔になりそうなものはだいたい処理したよ、そろそろ行く」とかのやりとりをしてるとこで古河が「今までの全部がイサナギの掌の上」って事を察する。だけどイザベラのお父さんって呼び方にはひたすら混乱してる。

・・古河の叫びに近い文句と、「なんで誰にも気付かれずにいきなり本部サイトにカチコミかけれた、ここまで隠せた」的な疑問。ついでに部屋のロックの遠隔緊急施錠。しかしイサナギは意に介さず「このサイトやら財団の今使ってるシステムの基幹作ったの誰だと思ってんの?」の言葉。そして、スミス管理官の登場。スミス管理官の「やぁ、約立たずの狂犬」という言葉。

・・古河のイサナギとスミスに対する怒号。

・・イサナギの「正常性を維持する為なら、1番性能さえ良けりゃ作ったのが全部俺でも疑問も持たず買ってくれるから助かったよ。いや、疑問は持ってても俺のを使う他無かったというのが正しいかな。そりゃあそうだ、他の奴らが作ったガラクタ、人類を守るお前らがそれに背中を預けるなんてできやしないだろう」

・・そしてスミスの「さて、それは人も同じだ。ここでは優秀で都合のいい人間が上に行く。つまるところ、上と繋がり成果さえ出してりゃ上に上がれる。俺がザネットって事すら隠してりゃ、上は優秀な俺に全て任せた。馬鹿みたいにな。」と。

・・イサナギの「さて、そして俺は一体いつから準備してたと思うよ。」その瞬間、今から何をやろうとしてるのか察する古河。

・・次の瞬間スミスは「管理官権限により、サイトの全オブジェクトを解錠する」と呟き、全オブジェクトとあらゆるセキュリティが解放される。「危ないもの(これは、横にいるスミスの事も指してはいる。あまりにも従属的すぎてつまらないし、攻撃的すぎてつまらないという話。)は消しておきたいし、そうでないのは君たちに任せるよ。今までなかなか楽しかったよ。特に古河、シャーロットですら自分が原因だと錯覚していた。それに違和感を抱けたのには賛辞を送る他ない。また会おう」と言ってイザベラと消える。そして最後に聞こえるイザベラの「Wake Up,World!」の声と共に世界のインクは再び動き始める。そして、ザネットも支配権を復旧する。

・二人が消えた後、古河はスミス管理官に「さて、なかなかに面白かったよ。お父様がイザベラと会うまでのいい暇つぶしにはなったろ」額に銃を突きつけられる。

・イリシアがやってきて発砲するも、スミスに簡単に吹き払われる。「邪魔だ、小娘」とか言ってマジで眼中に無い。

・その後、スミスが銃の引き金を引こうとした瞬間、「邪魔だ、管理官」との言葉と共に横から「有効な銃撃」を頭に3発くらい喰らう。古河もその機を見計らって脱出。銃の持ち主はアレクサンドル副管理官。

・イリシア超大混乱、何が起きてるの状態。後から来たA15班も場面が

・頭の右半分が吹っ飛んだスミスの「…よう、副管理官殿。これは立派な規律違反だぞ」との言葉とアレクサンドルの「その規律ってのは、財団の規律かな?それとも…ザネットのシステムとしての規律か?どちらにせよ、お前はここで消えてもらうから関係は無いがな。さっきの銃弾には細工をしてある。もう管理官殿、あんたはなにも出来んよ」と煽る。ついでに更にスミスに銃弾を浴びせる。スミスの怒号。そして「バックアップ如きが」の断末魔。

・副管理官の「規則12条4項ハ127による仮権利委譲手続を略式的に開始。完了。全オブジェクトの再収容開始、全扉閉鎖。」との言葉とセキュリティの復旧。

・古河の「副管理官殿…てめえも、想像はしてたがやっぱザネットか」の発言と副管理官の「と、今は仮にも管理官だ。何、そう珍しい事でもない…さて、あんたの仇が死んだ気分はどうだい」

・死ぬ程ブルってるイリシアと、マジで混乱してるA15班。

・副管理官による「なぁ、A15。あんたらの班長がたががフィールドエージェントの地位で甘んじてる理由はなんだと思う」との質問と周りの「独断専行が酷すぎるからじゃねえの」という回答。そしてアレクサンドルの「その独断専行で助けられてる上層部も数多くいるんだよ。こいつの功績的には本来なら、機動部隊の指揮くらいは任せても良いんだ」の後の沈黙から「…さて、質問に質問を重ねようか。こいつが生身にこだわってる理由はなんだと思う」の後の「…さぁ、なんだ?」との周りの反応。

・副管理官の「さて、あとはそこの古河に直接聞け。…ついでに私はザネットだ、しかし話は単純でなぁ。私はそこの男のバックアップとしてここにいたが、そこの男が「開発元」を優先したのに対して、私は「顧客」を優先しただけだ。信頼するもしないも君らに任せるがね…そんな事を言ってたら、いつの間にか外がだいぶ騒がしいな」

・襲ってきた外のオブジェクトとの戦闘を挟み、古河による昔話。

・「義体化」。それは失敗する事もある。それがアトラスタだろうがTAPだろうが。

古河とその同期である新道がいた。話は単純で、古河と新道は義体化を予定していた。しかし、古河には義体化は行われず、新道なんて人間は既にいない。その理由はなんだ?…理由は、スミス管理官とその周りの上層部による「非義体の嫌悪」が全てだ。正確に言えば、「非義体を信用していない」と言っても良い。

・その理由は?「義体は全て、ザネットが搭載されている。神々廻?TAP?ここは例外だ。義体には全てザネっと。これが決まりだ。ザネットでないと人体の紛い物なぞ上手く動かせん」「そのザネットは、義体にも影響する」「それは人間の思考にすら影響する」…「つまり、財団を管理する側のスミスにとって自分勝手に動かれる非義体など不要」だった。

・どこでそれを知った?そしてそんなことをなぜ覚えている?記憶処理薬の存在で、そんな機密直ぐに忘れるだろう?

・財団にはもはや記憶処理はあんなあぶねえ薬(3000)じゃない、ザネットにて賄われている。しかし、俺の記憶そのものはザネットが消去できなかった。その理由として…「orderに反する」からだ。つまるところ、その記憶は財団にとって有用と判定された。スミスの意志そのものとは裏腹にな。

・こんなことを知った理由…それは新道だ。新道は失敗した。義体化に失敗した人間がどうなるのか、お前知ってるか?

人間がシステムに負けるんだよ。脳の過膨張に瞬間的処理能力の増加、感情や記憶の全欠落、そして…機械的な計算に特化した機械になる。

・この現象を使った並列ネットワークをスミスは作ろうとした。新道はそれに使われた。そして、俺がそれを止めた。詳しく話す(ここら辺は001ーⅡでやりたい)と長くなるが、顛末はこんな所だ。機密を知った俺は、あらゆる動きに制限をつけられ、そして財団に有用と判定された俺は死ぬ事すら許されてねえ。…そんなつまらねえ話だ。

そして今、あんたらもそれと同じ環境に持ち込まれたぞ。という古河。

・その後、こんなふざけた状況を終わらせるかもしれない「アルベルタ」「イザベラ」「イサナギ」について更に調査を行う事を決意。

補遺001-JP.7:Charlotte

・そもそも1度死んだイザベラが何故生きている?
400年も前に死んだ人間なはず。という疑問。

・なら、事件自体が間違っているのか?とアトラスタ暗殺事件に関して調査。…結果として「実際にダーク家はプロメテウスに対し徹底的な市場調整(簡単に言うと、プロメテウスの子会社の幾つかに粉飾や不良債権の爆弾を仕掛け、プロメテウスが行っている最大ジェクトが「後戻り出来ない瞬間」になった瞬間爆発させ、プロジェクトを潰した後に取引先全体に競合他社を斡旋したみたいな話、プロメテウスの信用監査やリスク評価をすり抜けられるレベルの諸々の策を打ってた。場合によっては特許の書き換えによる特定の特許を無効化したり、もはや執着と言えるレベル)を行っていた」事が判明。シャーロット絡みで判明した。

・じゃあ、なんでシャーロットはプロメテウスにここまで大掛かりな事をした?やっぱりアルベルタ絡み?

・じゃあ、具体的にはシャーロット…ダーク家はアルベルタをどう扱ってた?どういう関係だった?

・アルベルタへの排斥的な虐めについての洗い出し始まる。家内の大半が参加していた事が分かる。原因は高級な名門一族でありながら義体化・電脳化を忌避し続けたことによる…「義体化恐怖症」について判明。

・義体化恐怖症についての症状と社会的評価。

・上のに加えて5年という僅かな期間で、アトラスタはXANETの牽引により複数の事業に進出するほどに成長(この期間のうちにXANETは複数のバージョンが開発され、同社の経営にフル活用されていった)し、関連企業群はその結束を強め、「アトラスタ財閥」と自他共に呼ばれるようになる。しかし事業展開が競合する、暗殺当時世界最大の事業体であったプロメテウスグループにとって、新参のアトラスタ財閥は目の上のこぶであった。…と当時の財団の報告書にはある。

・ここでプロメテウスは致命的な損害を受けるし、世界的大企業に躍進していた東弊重工やアンダーソン・ロボティクスもこの流れに巻き込まれて損害受けたから反発してて、ってる。アトラスタへの間接的な援助となったるこのシャーロットの行為はやっぱり暗殺事件とかにも絡んでるのでは?

・シャーロットは2429から始まった一般技術の急速な進化や義体化・電脳化技術などの盛況、異種族存在の権利意識向上などの複数の理由により、ヴェール政策を用いた異常存在の隔離を行うメリットが薄くなったことで、財団やGOCなどの正常性維持機関が始めた60年掛けてヴェール政策撤廃により2489年に16歳の若さで副当主に任命されてる。SCPオブジェクトとして収容されていたものも機密指定を解除され、再評価によって非異常性認定されるなど、社会変化が著しくなってた時期。

・しかし、揃ってるのはあくまで状況証拠だけで推論の域を出ない。とりあえずアルベルタを探さないと話は進まないよね。

・その流れで、ザネットはどうやって生まれたんだよ?ザネットが根本的に何なのか分からないと、ザネットを利用してるイサナギに対策のしよう無くない?という話になり捜査を始める。→"アトラスタ"内部にはその情報が無い。徴収した監査資料を全部引っ張り出し、ついでにもぬけの殻になったアトラスタ本社に捜査行った人間とかも合わせて「ザネットが開発された時期」の資料を探すも…ほとんどが処理されているのか欠落。ただし、ザネット関連情報だけでなく、「2005年の名称変更(この年に、ザネットの基本カーネルが開発されたとこまでは見たが、原型はどこで出来たのかまるで不明)」以前のデータが欠落している事が判明。

・内部の人間なら何か知っているか?という事でマチルダに対し半分ブチ切れ気味で聴取。その結果として「アトラスタ」の前身企業として「ジーマ」という企業があったのが判明した。…そして、そんな事を聞いてきた人間はイザベラを1人目として、2人目だと言う。財団も民衆も、アトラスタに前身企業があった事も、ジーマなんて企業も誰も聞いた事が無い…が、調べるなら、そこだなと言う事に。

・ついでに、マチルダは更に変な事を言ってる。アルベルタとシャーロットは「出会いは最悪だったが、昔の一瞬は仲良かったと聞いてるけどな」と。古河は反応しないものの、この言葉を記憶した。

・アトラスタ暗殺事件の後、社会情勢は目まぐるしく変わっていっていた事を古河は調べた。TAPトラストの経営陣の抹殺。幾つかの国の革命による自滅。…そして、この年からシャーロットは何かに取り憑かれたように働き始めてる。この年の4年後にシャーロットは当主を襲名してる。

・とはいえ、当のシャーロットはもう二度と口も聞けないしザネットの使用不可能になった今、復元処置もほぼ不可能。事実上死んでいるに近い。この世界の不老不死は万能ではない。人体のシステムと世界のシステムを超えた事態には永遠の苦しみが待つ。

・とりあえず、ジーマについて調べる事に。

補遺001-JP.8: ジーマ社に関する調査報告

財団本部 要注意団体調査資料記録

Gemma LLC

gemma.png

唯一発見された関連資料に記録されていたロゴマーク。

本拠地所在地: 情報不明

設立年: 情報不明

代表者: ヘレボルス・イサナギ(推定)

関連企業: アトラスタ・インダストリアル(再編)

組織概要: ジーマ社に関する詳細についてはほとんど判明していません。多くの情報が既に現時点で消失もしくは破損しているため、断片的な記録でしかその存在を確認できていません。

2927年現在、財団によって回収されたいくつかの情報から、ジーマ社はアトラスタ・インダストリアルの直接の前身であること、代表取締役にアトラスタ財閥の初代当主であったヘレボルス・イサナギ氏が就任していたことが判明しており、その情報を基にさらなる情報の精査と分析が継続中ですが、有効なデータはこれ以降発見されていません。

陸華機関

・捜査しても、全くと言っていいほど情報が出てこない。と言うよりも全て削除されたという言い方が正しいか。

•なら情報をネットに載せず保存してる団体って無いのか?と言うことで出てきたのが機械を嫌う修正花卉 / Beyond Entropy /グリーン・スパロウ財団。って事で交渉開始。修正花卉 / Beyond Entropyは要注意団体の指定の解除と釈放を条件にしてきた。釈放は飲めなかったものの、財団と協力してるうちは指定だけ解除してやると条件を飲む事に。ついでに修正の出てくるやつは若干オカマ入ってて欲しい。修正の奴の名前は「神枷 甲斐(かい)」。財団に要注意指定を解かさせ、アトラスタに潰されなかった理由、大立ち回りをしておいて生き残っている理由としては神枷の存在と過去の経緯です。

•なぜ中国のテロをあそこまでしたのか?の明記。
ここで2819の27の各国の経済主要となっていたザネットのエラーによる世界同時デフォルトによる経済の崩壊によるアトラスタへの反発が原因だろと関係ねえグリーンスパロウが言い放つ。このデフォルトが通称、「アトラスタによる世界の秩序を破壊したことの象徴」として1回目のBlakeとも呼ばれる。原因は未だ不明とされる。古河は「いうて、あれは依存してた人類が悪い側面もあるけどな…今もかわっちゃいねえけどよ」と言い放ち少し修正の構成員に切れられる。しかし甲斐が否定しなかった事でそれ以上追求は古河はしなかった。

•Blakeとは、アトラスタの主要工場や研究所など27つがオーバーリミットし、運用が停止され、この時各国(もはや国そのものはアトラスタの傀儡であるが)の経済システムにも打撃が発生し、世界同時デフォルトが引き起こされる。結果的に失業者2400万人、アトラスタのそれまでで最大損失を叩き出した事象。

•古河の「言うて、あれは過負荷が原因のオーバーリミットってのは判明してる。ザネットにそこまで負荷をかけられる存在なんてあんのか…?」と疑問視。甲斐が「だから陰謀論が尽きないんでしょう。私達はそれを提唱する側だけどね」と。
古河は「やっぱあんたら、屑だな」と息は合わない。

•そして本題。ジーマについて何か知ってるか?と聞く。そこで甲斐は「あぁ、イザベラって子とアルベルタって人のいたとこのこと?」とあっさり。理由を聞くと「たまーにイサナギさん含めてここに遊びに来てたらしいからよ、本とか探すまでも無かったわね」

•そこで古河は「いや、あんたらアトラスタ嫌いだろ…?」と言った瞬間に甲斐が「んー、組織と個人の好き嫌いは別なんじゃない?しかもその時はまだアトラスタですら無かったっぽいしね。例えば私は財団は嫌いだけど、あなたは好きよ?」といい「そう言う事じゃねえ」と古河に言い返される。

•その後「まぁでも、好きだとしても私らの罪は消えないけどね。それに贖う気も償う気も無い。」と意味深な言葉を。ここではテロの事言ってんのか?みたいなミスリード挟みたい。

•甲斐が真面目に説明し始める。数百年前、「義体化恐怖症」と社会の反応から、イサナギ一家の一時的な避難場所になってたと言うのが真実。どうやら先代に聞いたらしい、と言うかここじゃ有名な話らしい。そして知ってるジーマの事を話し始める。

•まず、始まり。バナーレ社にてシステムエンジニアとして務めていたヘルボレス・イサナギとアルベルタが邂逅。この時不器用ながらイサナギはアルベルタに好意を寄せ、接近するようになった事。

•そして、アルベルタはイサナギが長年温めていた画期的な汎用OS"Irminsul"(後のXANETのプロトタイプ)の設計図を見て、アルベルタはこれに投資。同年、イサナギはバナーレ社を退社。アトラスタ財閥グループの前身であり、後に中核企業の1つとなる「ジーマ(現 アトラスタ・インダストリアル)」を発足させた事を。

•そして、XANETの開発完了。更にアルベルタとイサナギの間で子供を授かり、イザベラ・アルベルタ・ダークと名付けられた事。

•アルベルタとイサナギ率いるジーマと、ダーク本家(MC&Dを含めて?)と内々に争いが絶えなかった。この時点で、イサナギはアルベルタにすら言わなかったものけど、世界そのものを開発中のXANETというシステムで一つに共有できるようにするつもりでいた事。MC&Dのハブにおける「町で唯一の商人」になろうとしたというのが1番近く、世界経済というゲームの盤をひっくり返して、ダーク家が1番嫌う「ゲームを終わらせる」事をしようとしてた。主目的はアルベルタとダーク家の争い自体を無くし、ダーク家との関係を断とうとした。事実これは後に叶ってると言う事も。

•そして、3人は義体化恐怖症というだけで迫害を受けていて度々ここに避難しにきていた事。受けた内容は…イサナギが絶望するには充分だった。それだけよ。みたいな感じで話される。対策も予防もそれ以上の悪意で超えられたと。

•そしてイサナギはXANETの基本カーネルを開発。この時点のXANETはインストール環境適用能力こそあったが、後の暴走に至るような自律進化能力はまだ搭載されていなかった。アルベルタによるジーマのさらなる事業発展の拡大をサポートするため、イサナギはβテストも兼ねて経営特化に進化するよう調整したXANETを社のシステムに組み込んだ事。そこから5年経って、一気に巨人となりアトラスタの名前を名乗り始めたそこからはもう多分君も知ってる通りよ。的な事を。

•そしたらなんで、あんなテロを起こしたのか?という古河の疑問。「あぁ、あれ?イサナギって奴があんまりにも馬鹿だからよ」「こんな世界で生きてたって、楽しくもなんとも無いでしょうに」(と明らかに知ってる感じの発言だがこれは勿論イサナギでなく、アルベルタとイザベラに向けて。しかし古河はイサナギに言ってると思ってる)「なんなら、一度ここもそれが原因でやられて、ここに来れなくなって、もうどこにも本当に逃げ場なんて無くなってんのにさ」

•修正は義体化恐怖症嫌悪派に擬態推進派と思われ大量の猛毒の枯葉剤を有人の時に撒かれた経験を持つ。そこから、アルベルタとイザベラもここに避難できなくなった。

•古河が「何言ってんのかちょっとよく分かんねえが、第三者が勝手に決めるもんでも無いがな」と言い放つ。甲斐は「私が言いたいのは、あんたと全く同じ事(勝手に蘇生されたくないでしょって事だが、まだ古河には分からない)よ」「何言ってんだ…」

•古河が「愛は案外弱い、簡単に壊れる。夫の初代イサナギも結局テロくらいの時期から行方不明か」みたいに呟く。甲斐は「そう?愛って強いものよ」と言い返す。その後「まぁそうねぇ、神隠しにでも会ったんじゃないの…例えばイザベラ(この名前の意味は 神からの贈り物。)とかに。」と呟く。

•古河が神のワードから「イザナミ」の存在を思い出す。古河は直感でイザナミへの緊急監査の実行を本部へ連絡し、承認される。古河はそこからいなくなる。

•甲斐は「ほんと馬鹿よねえ、男って。そこまでしといて最後の最後で私達のおじいちゃんにどうすればいいか分からなくなって泣きつきに来たって言うんだから。遥かに長く生きてる癖に。…好きな人と過ごしたいって気持ちは少しだけ分かる気もするけどね」と言い、最後に「意趣返しよ。止められたいのか、進みたいのか男ならはっきりしなさい。イサナギくん」と。甲斐の名の由来は「努力の末路」として。彼は終末が来るとすれば、歓迎する側の人間です。修正である事も要因ですが、彼も人間に絶望している。自らで引き金を引かなかっただけだ。

補遺001-JP.9:Break

•古河による人工神格体創造研究センター・イザナミへの潜入準備。

•インクは寒冷地においては分子運動の関係で動きが鈍くなる為、まだ到達してない。しかしイザナミ自体のセキュリティとザネットはまだ普通に動いてる想定。

•神々廻の持つ旧軍用航空機によりイザナミへと到達。セキュリティ自体は稼働はしているものの「全ての人間を通過させる設定」になっているので事実上のザル。班員の一人は罠かと疑うも、古河は直感で「なんか違う気がするわ」と一蹴して内部へと突っ込む。

•内部の長大な空間のその中心にはアルベルタがいる。「ここに来たって事は、色々ある程度調べてくれたみたいですね?それともただの直感だったり…しますか?」と言い放つ。古河も「さぁな。でもまぁ、やっと見つけたわ。アルベルタさんよ」と言い、「さて、アルベルタ•ニコライ•ダーク。財団により拘束させてもらう」と即時に拘束しようと距離を詰める。

•「あら、それは困りますね」と半透明の障壁を展開、古河の持つ武器が障壁に衝突し、アルベルタの眼前に切先がある感じに。「私さ、やっぱ家族が1番好きなんですよね。」そこから自分語り。

・この場では「蘇生をイサナギともう一度会った時」に言い換える。

・2815の蘇生は成功した。2人はこの蘇生にあまり喜びは示さなかったが。

・2816の殺害直前の時点でアルベルタとイザベラの精神は既に壊れていたというのが正しかった。2人とも、これ以上の苦痛を伴って生きる事を既に望んではいなかった。しかし幸いなのは、死ぬ事も望んではいなかった。ひたすらに無気力なだけだ。

・2820 無気力な二人を見て、イサナギは更に壊れていく。

・2830 その後、しばらくの間過去の生活を模倣した生活を続けたが、世界もイサナギも何もかもが変わりすぎていて、壊れていたアルベルタとイザベラは、更に少しずつ壊れていった。

・2840 そして、イサナギも罪悪感で壊れていく。2人に3人で心中する事を提案するも、3人で生きたいという本心をアルベルタに読まれた結果、拒絶される(そして、これはあまりにも肉体を変えたり最新技術を突っ込みすぎたりなどで実質的にイサナギは死ねない体にもうなってたのもあるだろう)。拒絶の言葉は「あなたとイザベラがいれば、別に生きていても良いかなって思えるから」この時点でもうアルベルタとイザベラも、家族以外の世界は全てどうでも良いという精神状態まで陥った。この時点で、2人には不死化処置が行われた。

・2845にきらいきらい星的な奴をOdinとGungunirで撃退する、ここで多少イサナギやアルベルタ、イザベラは人間に対して希望を僅かに持ち始めた。

・2850にイザベラが毒のナノマシンで殺されかける。強硬的な経営を続け、世界を支配して気づけば修正花卉を筆頭として、世界の大体はアトラスタを嫌っていた。(逆に言えば、アトラスタは世界を何回も救ったりもしているのだが、そんな事民衆は覚えていない)

・2851 この件の結果、イサナギは3人で永久に生きる為に、世界をすべて壊そうと決意した。このことは2人には罪悪感を抱かせる可能性を恐れ、結局話すことはなかったが、話しても止めはしないだろうと言うのが分かっていたし、実際その通りだった。

・からの「ーイザベラ。」で。アルベルタ側にイザベラがインク連れで出現。イザベラは「大丈夫?お母さん」とイサナギとの対応の差が結構ある。

•古河もすぐに応戦体制に入り、財団や神々廻もイザナミのシステムにハックをかけるものの、戦闘には移行しない。

•アルベルタの「誰も彼もいらないと言ってるこんなとこでも、私にとっては意味のある場所です。…ねぇ、あなた達がここに来てくれて、私としては嬉しかったんです。てっきり誰も来てくれないって思ってたんですから。だから、ありがとうございます」の後、イザベラの「ごめんね、さよなら」の発言でイザナミが崩壊。そして同時に二人も行方をくらませる。

•崩壊するイザナミから古河らは緊急避難。しかし、神々廻によってほんの少しだけデータを解析できた。残骸も財団から大人数の解析班がやってきて解析するそうだ。

•唯一取得できた、施設の最後の使用履歴はー
かのBlakeの日だった。つまるところ、ここもBlakeに関係がある…?と言う事。

•全ての起源は世界恐慌であるBlakeと暗殺事件なのはだいたい想定がついたが、動機を想定できるアルベルタにここまでの事を起こす意思があるようには見えなかった。つまるところ、本当に何があったのか?誰が何をしたのか?みたいな話。

•というか、そもそも「犯人」にちゃんとした聞き込みしてないのおかしくね?多分言ってる内容違うよあいつら?って事でtapトラストに臨時監査。過去の暗殺時間近くのプロメテウスの資料を探すも、やたらと拒否られる。めんどくなった古河は社員だろうが一度ぶちのめし、「正浄性監査なんでこれ」と一蹴。ついでに全データのバックアップ取っとけの命令。ここですでに部下は「さてはあの暗殺事件の責任有耶無耶にしたまま逃げてたなこいつら」と看破してる。

•資料を漁った結果、元プロメテウスの人間によるアルベルタとイザベラの暗殺する為の製品の開発計画(タイトル アトラスタの無力化の為、事実上のザネット管理者であるイサナギ及び関係者を殺害する為の偽装人形の開発計画)の資料が何重にもダミーされて隠されてた。結果はアルベルタとイザベラの2人を殺せたとある。イサナギも巻き込まれたが、義体化・電脳化による不死化処置をしていたため命は助かるが精神疾患を患いほぼ無力化できたとも。彼らはもはや誇りを無くしていた。

•アルベルタは、一度昔に死んでいる?と古河が混乱する。しかし古河は「アルベルタの私に取って意味がある場所」「イザベラのイサナギに対するお父さん呼び」「甲斐の訳のわかんない発言」から「蘇生の可能性」を見出す。

•さらにイサナギはその後精神が崩壊、暫くの間経営も出来ず、次第にXANETが経営を肩代わりするようになる。そしてその直後TAPトラストの経営陣全員が社会的に抹殺されてる。これはシャーロットによるものなのは知っていたが、古河はシャーロットもまたこれをきっかけとした精神失調によってブレーキが壊れたんだろうと推測。ついでに、ここでシャーロットとアルベルタが腹違いの姉妹である事も判明。

•ザネットの経営の特徴的な判断として、それまでの軋轢を無視した超合理的判断がある。その一つがXANETによって提案されたアトラスタとTAPの合同計画が実行。これが南極にてOdin及びGungunirの建造であった。しかし、お互いに相反する思想を持つ組織故に揉めた為、グループが異なる設備の接続点に欠陥が残存している(無論、改竄で隠蔽されてた)。ちなみにこの槍は「空間そのものを消し去って脅威を無くす」とかいう超脳筋なシステム。消費エネルギーがやばすぎるので月に1度しか使えない上、1度以上のエネルギーを充填しておくことは無理。しかし2845年にきらいきらい星的な奴をOdinとGungunirで撃退した。

•古河はここまでの話でtapが全く信用に足らない組織と断定し、財団捜査本部による「コードL17」を宣言することを要求。ちなみにこのコードは事実上の全資産の凍結。要するに経営再開を考慮しないあらゆるデータの外部への解析やら何やらを始めるのと、社員からある程度の期間行動力を奪う(この場合の失業保険は無効となる)と言う意味。tapは反抗するも、即時的に承認される。…ここまであまり触れていないが、既にインクがやばいんで世界もそろそろなりふりを構ってない。

•結果、2850年にまたイザベラが殺されかけてる。…と言うより、猛毒のマイクロマシンで無限の苦しみを与えられてる。プロメテウスが計画し、実行者はアトラスタ反対派のブルーカラー。この時期の情勢は強硬的な経営を続け、世界を支配して気づけば修正花卉やtap、正常性維持期間すらを筆頭として、世界の大体はアトラスタを嫌っていた。(逆に言えば、アトラスタは世界を何回も救ったりもしているのだが、そんな事民衆は覚えていない)

•つまり、2516年に死んだイザベラもアルベルタも2850年時点には生きている。そして、蘇生なんて馬鹿げた事できるのは多分、イサナギしかいねえよなあと言う結論に。

•監査によって残っているイザナミの対外的な情報として、2803年に人工神格の創成を表向きとした研究センター、通称「イザナミ」をアラスカに建造。暫くは通常運転が行われていた。…と言うことを再確認。

•イザナミを作ったのは2573年にトップとなったエルザベート•イサナギ。…しかし財団の監査資料と古河の感覚(お父さんと呼ばれてたこと)によると、この人物は存在せず、恐らくは初代から自分の会った当代までの全てが同一人物だろうとの見解。この代の時、既に神算鬼謀により国を含めたあらゆる組織をガンガン吸収ないし解体していく、この時点でもはや戦争じみていた。その例としてはー、やはり日本。ちなみに手始めに神々廻重工業を初めとした多くの事業系GoIが吸収されてた。経営陣の徹底的削減と解雇もしており、事実上この時点で既に実権を握っている人間はイサナギ1人に。究極的なまでに効率化と先鋭化を極めた。…と言えば聞こえはいいが、単なる邪魔を消したのみだ。財団を含めてもはやアトラスタの蘇生に向けた目的を邪魔する可能性のある者がいなくなった後、本格的に動き始める。

•初代は自社の生物兵器工場ひとつの施設を完全にいきなり転用した(ついでにこの時点で敵対国を利用し発注国を潰した)、と言う話を思い出す。試しにもう一度調べてみると、時期は暗殺直後。古河は「…ビンゴかもな」と言いつつ、その工場跡地へ捜査を行う事を決める。今回はインクもいるしまじでやばい。

•近づくだけで殺しにかかるセキュリティども。戦闘して勝つ。インクも避ける、素早く中へ。しかし古河は右手を裂かれるなど結構の重症。

•アルベルタとイザベラの肉体を粒子1つ残らず死亡直後の状態まで復元し、保存した。と言う記録が施設最深部に。古河は軽くその執着に畏怖してる。これ、蘇生というより要するに「限りなく0に近い0.000…1」(と言うより、事実上の0)から「どこかから莫大な処理能力」を持ってきて、不死化処理を持ってきた、と言う話。古河はもうだいたい見当が付いてるが、イザナミ残骸の解析班に連絡。

•イザナミは「Nord block(Nb)」の中心点であった痕跡がやはり残っている。つまるところ世界中のザネットで死んだ人間を無理やり「生きてる僅かの部分」から再生するなんて無茶をやった訳で、「Blake」のザネットにかかった莫大な負荷の正体はこれか、と言う事に。そりゃほとんど0から1を構成するようなもんで、不可能をやろうとしたんだから当たり前ではある。

•とはいえ、「限りなく0に近い」訳で、既に「自己再生が不可能な部分も限りなく多い」はずだ。心臓や脳なんか特に。通常のHXSと医療ナノマシンに世界の全てのザネットを繋げたとして、こんな無理やりな蘇生が成功するはずがない…イサナギはどんな魔法を使った?

•そこで古河は何にでもなれる「インク」を思い出す。

•つまり、過去と現在を全て演算し尽くし、彼女らの体細胞一つ一つの状況から「一つも間違わず正しくインクで死んだ細胞を置換した」という事に気づく。

•とは言えインクは有機物には転化不可能。とはいえ、こんな化け物じみた事ができるナノマシンはインク以外無い。

•つまるところ「あからさまな弱点」は開発時にできた欠陥ではなく、何かしらの理由で本当に「何にでもなれるナノマシン」に「わざわざ弱点を使ったもの」であるって事に気づく。古河は「流石にどんだけ拗らせてんだよ、あいつ…」との事。霾生えが起こされた本当の理由はこの蘇生である事もなんとなく分かる。

•古河の言葉として「なんで誰も彼も大量の人間を巻き込むかなあ…!ほんっとに!」の後、「tapへのコード-L17も似たようなもんじゃない?」のカウンターが。

•考えてみれば、「大切な人」が「義体化恐怖症」であるというだけで「実家からも迫害され、社会からも迫害され、暗殺事件の後は喜ばれ、必死の思いでまた会えたと思ったら今度は死ぬ程苦しめられて、逃げ場すら失って」…イサナギは何を思ったんだろうなと。

•古河によると「お前は許されない悪だ。そして多分それはお前自身が一番分かってる。…気持ちは少し分かるかもしれない。だからこそ、絶対にちゃんとした形で裁いてやる」と。

補遺001-JP.10:FK-Class
•GOCにおける108評議会のみが操作可能であった軌道兵器軌道兵器「ロンギヌス」によるインク全体を吹き飛ばす計画が既に大型の準備が終わり、ゼロポイントを中心として既に24時間の発射カウントダウンに入っていた。

•とは言え、インクは既に空から見れば既に地を覆い隠そうとする程になっており、なるべく早期の発射が必要であった。しかし、ザネットのスカイネット無い今エネルギー充填も自前で行わなければならず、なかなかに難航。またインクの拡大により既にO5や108評議会は密集せざるを得なくなっていた。

•その瞬間、そのスカイネットに捜査されていた無人衛星の一つである「フクロウ」がロンギヌスに上から叩き落とされる形で衝突する。ロンギヌスは破損こそしなかったが(とういうかザネットが破損しないようにぶつけたのだが)、軌道は自己修正不可能なレベルにまで乱れ、地上に近づくように緩やかな落下を始めた。

•そして、インクが空に達して空を全て覆い隠した後、「ロンギヌス」が地上のゼロポイントに近づいた瞬間、インクが急激に地上から穿つ様にロンギヌスに侵食し、ザネットが乗っとった。

•そして、人には不可能な軌道修正をインクとスカイネットによって行われたことで、ロンギヌスの軌道は回復。O5などが同じ大陸に集まった(正確には誘導した)所までロンギヌスはロンギヌスで全員殺した(通称 血の執行)。この時点でロンギヌスが撃たれた所は「ゴルゴダ・リング」と呼ばれていて、どデカい凹みとなっている。

•そしてFE-クラス: "黒鋼の地球"シナリオの指定。O5評議会を含む正常性維持機関の中枢部は消滅。O5評議会員の半数以上が行動不能となった場合に稼働する組織保全プロトコル(O5-13)が緊急作動し、組織が崩壊することは避けられる。GOC側も類似する形で組織は保たれるものの、絶望と言う他もはや無い。

・財団とGOCによるF3220-人類存続維持規定の締結。

•古河はこの時点で役職が変更され、「人類存続の為に全ての権限が付与される」とあるも、既にやっていい事だめな事を気にしてなかった古河としてはどうでもいいしか無い。

•しかし、流石に古河もこれをみて一時的に「イサナギの収容」より「人類の存続」を優先する事となる。…とりあえずイサナギ残した「有機物には弱い」事を利用したいと考えた古河は再び甲斐らに会いに行く。財団の研究員の過半数を連れて。

補遺001-JP.11:Lebensraum

•甲斐による多種多様な植物の講義。

•「ゲオガレナ」についても「呪いの植物」として言及される。「人を食う事により多種多様な育ち方をする人食い草だ、こんなのが癒しの王の名を冠しているんだから笑えるな」

•言うて植物なんて現代にほとんどない…みたいな感じではあった。そう、中国のあそこを除いて。
居住不可能ではあるものの、そこの植物を一部除去して居住可能区域にし、またその一部除去した植物を転用し人類の最後の砦を作る事に。通称、生存圏。

•GOCはサーフェスシティとティアズを建築。ここで海を自衛策として選択したのは、「有機物に弱い」と言う事を知識として知っていてもおそらく自己で克服すると睨んだ為。寒冷による分子運動の制限や海上の潮などに侵食が止まらないにしろ遅くなる現象を利用したもの。

・後のテラ•ヴェルデそこに財団のアノマリーすら含めた全資産使って植物むっちゃ育てる。

・そこで、植物を使った武器の提案。

・甲斐によれば、理論上は脳を始めとする電気信号を発して処理できる有機物を植物の力で一気に機能拡張もできるが、とある事情で無理だと言う話に。

•そして、生存圏の問題点として通信方法が無い。…ならば、ロンギヌスの意趣返しとして、スカイネットの奪還と通信プロトコルを奪うぞと言う事に。(インクが侵食したロンギヌスは奪還不可能だが、残弾ゼロだと思われる)

補遺001-JP.12:ASTRSM
・odin/gungunirの使用権の剥奪。寒冷地である事と自己防衛システムによりなんとか奪還する。

・目的。地上が黒鉄に覆われつつある中、世界がXANETに支配されつつあるり、生存人類が活用できるよう、アストリズムのスカイネットの消去及び緊急通信プロトコルとアーカイブ領域にXANETを掻い潜れるようバイパスルートを設置する。

•1番最後の最後で既に死ぬ事が分かっているアストリズム内部の人間による全セキュリティの「強制解除」。これはイサナギですら知らなかった裏コードに近い。それまでは散々どんぱちして一回財団側をピンチにする。

•インク到達のほんっとギリギリ前に地球軌道の全人工衛星を管理するアトラスタの外宇宙有人研究センター「アストリズム」のザネットによる支配権を、odin/gungunirを用いることで財団によるセンター近くのインクの消却、GOCによるセンターへの強襲、神々廻重工と修正花卉によって開発された有機植物高速計算機構による逆支配によって強奪(通称 アストリア作戦)した。これにより、後の各生存圏の連絡手段がかろうじて残る事になる。また、この時アストリズムにGOCの防衛部隊が常駐する。

・内部に「蘇生時」の主要ザネットとして使われていたからかデータが残存している。「砂礫」についても。

2655 そして、財団を含めてもはやアトラスタの蘇生に向けた目的を邪魔する可能性のある者がいなくなった後、本格的に動き始める。

2683 イサナギの本当の目的には誰も気づいていないが、アトラスタの強硬的態度を批判する声は多い。だからといって何か出来る訳でもないのだが。

・2718年にもはや完全に世界の支配者となったアトラスタと、そこで自身の野望を叶えんとするイサナギ。彼らはある時に異次元よりもたらされた新物質の研究を開始する。「あらゆる物質に物理的制約を限定的無視して変化できる物質」として発見されたそれは、「クアンタ」と名付けられる。イサナギはここで再び名と代を変え、一気にアトラスタの経営方針を研究主体へと転換する。

・2756年にクアンタを粒子解析研究用XANETと、それがインストールされたアトラスタが保有する大規模並列型有機コンピュータを使い解析、結果ついに人工的な操作を可能とした。これを通称「砂礫
されき」と呼ぶ事を決めた。

・2800年に砂礫を使い、アーカイブに保持されていたアルベルタとアルベルタの蘇生の実行の為の最終段階に入る。イサナギは実験計画に従事していた社員や研究員にすら、これらの本当の目的は伝えていなかった。

・そして2803年に人工神格の創成を表向きとした研究センター、通称「イザナミ」をアラスカに建造。暫くは通常運転を行っていた。

・そして、2815年のBlakeによるXANETによる2400万人の失業と、砂礫の可能性からこの2つを使って世界を壊そうとイサナギは決意する。

・2867にイサナギはXANETに人間を「敵」として認識するかどうかの判定システムを組み込もうと一度は考えはするも、アルベルタとイザベラも人間であるからという理由で、それらは行わなかった。

・砂礫を利用したインクの開発。ただし表向きにはまだ発表を行わない。そして、この時のインクには「植物にはなれない」という制限がかけられた。理由はまぁもちろんアルベルタの義体化恐怖症に対して色々してくれた修正が根源となってる。というかこの時点でイサナギも何をしたいかよくわかんなくなってきてる。世界を滅ぼそうとしてるのに、あえて植物に弱くなる原因の滅ぼせなくなる要因を創り出したり。

・アルベルタと自身、イザベラにのみ有効なインクに対する抗体「Thinclear
シンクリア
」の開発。完成した後それを3人に組み込む。→このシンクリアは、ダーク家の人間にも一部有効であることが示唆される。

・砂礫を利用した無限増殖欠陥と有機物転化制限を残したインクリニティウムの開発の発表。だがこれはイサナギにとって目的であるインクリニティウムを利用した世界の破壊の為に、あえて無限増殖を許可した状態で完成させた。この事に気付いていたのはイサナギとシャーロット、財団の工学部門のみであった。

・イサナギはシャーロットが自分と全く同じ事をしてくれるだろうと予測し、上手い具合にシャーロットを利用した。シャーロット自体はイサナギの策と気づかなかったから、インクによるRe:BREAKは全て自分が引き起こしたものであると思っている。財団がアトラスタに干渉できなかったのはシャーロットの影響もあってのことだった。

・そして、アトラスタ本社地下研究施設にてインシデント"Re:BREAK"の発生。発生地は通称ゼロポイントと呼ばれる。発生から1年足らずという速さでインクが宇宙空間にまで達している。

補遺001-JP.13:About the future world
・南極に建造されたodin/gungunirとインクの接触。自律攻勢植物防壁及び攻勢胞子により南極はインクを一時的に退けた。ただし、元々の機密性と植物防壁人類も居住不可能となってはいる。しかし、欠陥によって侵食部位が発生。残り使用回数は数える程しかないレベルに。更にアストリア作戦の使い方は相当に無茶だった。

・植物武器の製造。その植物を通称「ガオケレナ」
そしてその不可逆的な接続を「アデヘナル」と呼ぶ。脳を始めとする電気信号を発して処理できる有機物を植物の力で一気に機能拡張。後の操作可能な植物。人間を取り込んだ時点で一気に操作可能な感じに変質的に成長する。つまるところ、武器と人命は等価交換です。

・植物なんでそのうち枯れるわ、脳のレベルによってガオケレナのスペックも変わるわ。生存圏の壁含めて、かなりの人命を消費してるので出生率の維持はかなり大変。孕袋すら「特別作業従事個体」としている。男側の性欲処理の側面もあるが、基本は出生が第一目的。

・そういう「資源」の上手い使い方を考えるのも生存圏委員会のお仕事です。

・外界は地獄も地獄。
・生き残る為に管理社会にする決意と生存者がそれに同意している。
・割と精神的にキツめの規則も他にもある(資源配分を考えた姥捨山とか)

•というか、そこまでやっても先は長くは無い。ティアーズは実際内部からインクが湧いて陥落している。多分しんくりあが原因。

•そこまでやっても決しては先は長くない
・でも希望がないわけでもない。→特にいなくなったイサナギ。いなくなった時点で死亡扱いではあるけど多分まだどっかで生きてるし、地獄を終わらせる鍵は多分あいつしかいない。

追記

最後に、SCP-001-JPは決してイサナギではない。

"非異常性の人間"というのは彼だけではない。人類をここまで窮地に追い詰めたのは天災でもオブジェクトでも無い。"XANETやインクで世界を滅亡させた"のは決して彼一人だけではない。

この報告書は自戒だ。今を招いた私達の。

希望を捨てるな。そして打開策を探せ。
決して忘れるな。そして二度と繰り返すな。
SCPー001ーJP、それは人類だ。



001提言 esoteric-class scp-jp mc&d k-クラスシナリオ アンダーソン アートワーク エントロピーを越えて 機械 世界オカルト連合 グリーン・スパロウ財団 コンピューター プロメテウス 外部エントロピー 共著 植物 自律 修正花卉 人工 電子デバイス 都市 歴史 東弊重工 神枷一族



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執筆者: SOYA-001
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最終更新: 22 Nov 2022 08:29
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