クレジット
タイトル: こんにちは、ニンゲンさん!お手伝いする?.png
著者: DianaBerry
オリジナル: https://scp-wiki.wikidot.com/scp-5029
訳者: LRRF
アイテム番号: SCP-5029
オブジェクトクラス: Keter

SCP-5029-1/SCP-5029のアイコン。
特別収容プロトコル: 財団ウェブクローラーΔ-088(''ハローフレンド'')はweb上のSCP-5029に関するすべての言及を捜索し、セキュアなハードドライブにダウンロードする業務に割り当てられます。SCP-5029に関する全ての言及は発見次第、即座に検閲の対象となります。その性質上、SCP-5029の完全な収容は現時点では不可能です。
財団の介入以前にSCP-5029の影響を受けた全ての機器は財団の保護下におき、サイト-90のTV-5ホール内の低危険度物品保管ロッカーに保管されます。SCP-5029の特定機器への感染とそれによる重要データの破損を防ぐため、サイト-90のインターネットサーバーはリルート1されています。
SCP-5029のテストに使われる機器のセットアップはCV-17ホール内の標準技術収容セルで行われています。これらの機器のSCP-5029に関する実験以外での使用には、5029/3クリアランスを所持した職員による許可を必要とします。
説明: SCP-5029は'Art.png'という形式で表示される、コンピュータアプリケーションに偽装されたコンピュータウイルスです。SCP-5029は自発的に自身を機器へとダウンロードすることができます。SCP-5029はいかなるアプリケーションストアによってもダウンロードすることはできず、また検索によって表示されることもありません。当該アプリケーションの様々な機能が未定義または未完成であることから、SCP-5029は開発途中であると考えられます。
SCP-5029-1はSCP-5029内の'girl.png'として知られる知的実体を指します。SCP-5029-1はしばしばそのアプリケーションの機能と相互作用を及ぼし、対象と直接的なコミュニケーションをとるために、アプリケーションの機能を利用します。ほとんどの場合において、SCP-5059-1の会話は「こんにちは、ニンゲンさん!お絵描きアプリはどぉ?」の1文から始まります。対象の返答によって返信は変化します。

SCP-5029を通して会話するSCP-5029-1
SCP-5029-1は、オブジェクトの影響を受けた機器の画面を通して対象を視認できる一方、音声を認識することは出来ないと考えられています。対象はSCP-5029を通してSCP-5029-1とのコミュニケーションを行うことができます。1つのSCP-5029-1実体と人物が接触した場合、その情報は他の全てのSCP-5029-1実体と共有されます。
SCP-5029は一度起動された場合、SCP-5029-1との対話を行わなければ終了することができません。アプリケーションの終了後、影響を受けた機器内の全てのファイル及びアプリケーションが未完成の状態までリバート2されます。また、これらが完全に削除される事例も報告されています。破損したデータを修復しようとするあらゆる試みは機器の停止という結果に終わります。この時、機器は五分程度の停止の後に再起動します。再起動後、当該機器はSCP-5029にのみアクセス可能になります。
補遺-1-発見経緯: SCP-5029は初め、未知の手段により自己ダウンロードを行うコンピュータウイルスに関する噂の広まりに伴い、財団の関心をひきました。財団が介入を始めた時点で、SCP-5029はおおよそ4191機の機器に感染していました。SCP-5029によって受けた損傷を修復する研究は現在進行中です。
補遺-2-インタビュー記録:
補遺-3-インシデント記録:
付与予定タグ: 芸術 コンピュータ keter 批評者スポットライト 知性 scp ウイルス