プロット
オブジェクトは「プレイした人間を取り込むMinecraftサーバー」
救助するためにリバースエンジニアリングし、逆の性質を持ったオブジェクトを作成
しかしそのデータがCIなりなんなりに渡ってしまう
そして大量のGoIがMinecraftやそのマルチプレイサーバーを利用して商売をし始める
さらに連鎖的にMinecraft自体の所持している異常性が判明
仕方がないので開発元のMicrosoft社を買収しようとするが大企業過ぎる&秘密主義的体制のせいでできない
そこでMinecraft部門結成、サイト-418が建設される
最初は人を取り込むサーバーをオブジェクト指定
しかしそれが無力化されてから内部に入る技術がオブジェクト指定
オブジェクトクラスはSafe⇒Ticonderoga/Archon
財団記録・情報保安管理局より通達
以下の文書は記録のため保存されたものです。
この文書は現在使用されておらず、情報は更新されていません。 そのため不正確な情報が含まれている可能性があります。
— RAISA管理官、マリア・ジョーンズ
特別収容プロトコル: SCP-XXXXはサイト-15の秘匿された回線に接続されているサーバー内に維持されます。実験にはセキュリティクリアランス4以上の職員2人以上の許可が必要です。
現在SCP-XXXXの解析と内部に封じ込められた人物の救出、そしてSCP-XXXXの有用なオブジェクトへの変換のための"Project Pygmaliōn"が進行しています。
説明: SCP-XXXXは、ビデオゲーム"Minecraft"のバージョン1.12.8に生成された異常なワールドを指します。マルチプレイ可能であり、ゲームモードはハードコア1に設定されています。バージョン1.12.8は開発中であったバージョンの1つでしたが、当該バージョンを用いたテストプレイの最中に発生した事故によってその存在はあらゆる記録から抹消され、一般のプレイヤーはゲームをプレイする際に当該バージョンを選択することが出来ません。
SCP-XXXX内には現在2 8名のプレイヤー(以下、順にSCP-XXXX-1から-8)が存在します。SCP-XXXX-1のゲームIDは"Robert1109"であり、これはMinecraftの開発者の1人であるロバート・A・クリスチャンセンがテストプレイに用いていたIDと一致します。SCP-XXXX-2のゲームIDは"SelenaD"であり、これはロバートと同じMinecraftの開発者であるセレーナ・ディーツがテストプレイに用いていたIDと一致します。両者ともにゲームのテストプレイ中に発生した事故によって行方不明になっており、2人はテストプレイに用いていたバージョン1.12.8のワールド内のプレイヤーとして封じ込められたとみられています。なお、SCP-XXXX-3からSCP-XXXX-8までの実体の身元は判明しておらず、これらの実体はSCP-XXXXの異常性によって後天的にSCP-XXXXに封じ込められたものだと見なされております。詳細については補遺資料を参照してください。
補遺1: 発見経緯
SCP-XXXXの存在はSCP-4335に関連する調査のためにMinecraftの開発チームに潜入していたルナ・キャロルによって偶然発見されました。先述のSCP-4335に関する情報を収集していたところ、施設の最上階にある電子ロックで封鎖された部屋内に2つの起動状態のパソコンとサーバーおよび事案についての全文書が保管されているのが確認されました。また2つのパソコンの画面はそれぞれRobert1109とSelenaDのMinecraftの視点を映していました。キャロル含む財団エージェントはこれら全てを秘密裏に回収し、起動状態を維持したままサイト-15の中型物品収容室に保管し、事案を知る社員などの関係者には記憶処理が施されました。
以下の記録はMinecraftのバージョン1.12.8のテストプレイ中に発生した事故を記録していたカメラ映像の抜粋です。
補遺2: インタビュー記録
補遺3: インシデントXXXX-01
補遺4: Project Pygmaliōn
注記: 報告書SCP-XXXX 旧版/2012-05-11は以上です。
最新版の報告書には こちらからアクセスできます。