SCP-XXXX-jp 死体蹴り(暫定)

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは、ガラスで製作された特設ケージにて飼育されます。当該SCPはその異常性の為目視が困難であり、観察、実験の際はケージ内に設置された反響定位カメラにて行って下さい。当該SCPはその異常性により、未だに全個体の収容ができておりませんが、異常性の持つ危険度の低さから、収容に際してはより危険度の高いketerクラスオブジェクトが優先されます。

説明: SCP-XXXX-JPは日本全域に分布する新種のカタツムリ1の総称です。当該SCPは一般的なカタツムリと同じく卵生であり、孵化した後に幼体から成体へと成長しますが、成体へと成長したとほぼ同時に、稀に反ミーム的異常性を獲得します。(以下、卵をSCP-XXXX-JP-a、幼体をSCP-XXXX-JP-b、成体をSCP-XXXX-JP-cと呼称します)卵、及び幼体の体長及び特徴は近似種との差異が殆ど無く、且つ非異常であるため、成長による異常性獲得についてのさらなる研究が期待されます。

当該SCPは、エージェント・██が、SCP-XXXX-JP-bを発見後、自宅に持ち帰り飼育、SCP-XXXX-JP-cへと成長した際に対象の消失を確認、それを財団内の知人に話した所、反ミーム的異常を持っていたのではないのかと揶揄され、エージェント・██が実際に調査をSCP財団に依頼した事により発見されました。

SCP-XXXX-JP-cは、何らかの方法で自身に受ける全ての光を透過させるという異常性を有しています。可視光のみならず、紫外線、赤外線を含む全ての光を透過させるため、目視や赤外線カメラ、光学顕微鏡等を含む全ての光、及び電磁波を用いた媒体でSCP-XXXX-JP-cを捉える事が出来ません。この反ミーム的異常性は記憶補強剤の使用による効果が確認できなかった為、脳や認識に直接影響するものでは無い事が判明しています。

補遺1: 以下は発見当時、SCP-XXXX-JPを飼育していたエージェント・██への、研究主任であるもろ博士からのインタビュー記録です。

対象: エージェント・██

インタビュアー: 諸博士



<録音開始, 20██/07/██>

諸博士: よし、じゃあ手筈通り、インタビューを初めていくよ。質問内容は渡した紙にある通りだから、スムーズに答えて貰えると嬉しいね。

エージェント・██: あぁ、はい。[沈黙。考える様な仕草をする]あのカタツムリ、SCP-XXXX-JPは、二週間前くらいに自宅の庭で見つけたやつなんですよ。かわいいな、と思って、元々金魚を飼っていた時に使ってた水槽に、庭の土やら葉っぱやらを入れて、飼うことにしたんです。

諸博士: ふむ、それで?

エージェント・██: ええと、それで[沈黙]昨日の朝、いつもみたいに餌をやろうとして、急に居なくなっている事に気づきました。最初は脱走でもしたのかと思ったんですけど、水槽にはちゃんと蓋をしていたし、逃げる事は絶対に出来ないんです。結局、土の中とか、葉っぱの裏とか、結構探したんですけど、それでも見落としてる所に隠れているんだろうな、って思って、餌だけ与えてたんですよ。

諸博士: なるほど。[沈黙]だがそれだと、SCP-XXXX-JPの異常性からして、「見えないのに餌は無くなる」という状況に直面すると思うのだが、それはどうなったんだい?

エージェント・██: それは、その、SCP-XXXX-JPが見えなくなった日、いつも通り出勤して、その事を同僚に話した時、「透明になる異常性でも持ってるんじゃないのか?」って揶揄われたんですよ。だから、今日帰って、餌が齧られてたら報告する、って、自分の中で決めていたんですよね。

諸博士: ほう[沈黙]つまり君は、「見えないのに餌が無くなる」という状況に直面したからこそ、こうして異常を発見したと?

エージェント・██: そうなりますね

[以下、重要度が低いと判断したため割愛]

<録音終了, 20██/07/██>

補遺2: 以下は、SCP-XXXX-JPへの実験記録の抜粋です。

補遺3: インシデント記録001 - 日付20/8/██
SCP-XXXX-JPを飼育しているケージの清掃していたDクラス職員二名が行方不明になるという事例が発生しました。
職員の内一名は、約一ヶ月前程に行方不明との報告が入っており、当時は当該SCPとの関連性は無いとして結論付けられていました。が、二名が行方不明になった現在、Dクラス職員の発見がされていない為、情報として記録する事となりました。

補遺4: インシデント記録002 - 日付20/9/██
依然行方不明であったDクラス職員二名が、飼育ケージ前にて腐乱した状態で発見されました。
発見同日、諸博士の行方不明事例が発生しております。以下はインシデント発生直前の、諸博士と、現在研究主任である白湯元補佐の通話記録です。

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