SCP-4197 - 虚(ホロウ)
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特別収容プロトコル: SCP-4197は標準ヒト型実体収容セルに収容されます。

説明: SCP-4197は32歳成人女性のヒト型実体であり、著名な外科医にして既知の細胞操作術(サイトマンシー)1実践者であるサラ・ヴィアーズ医師の名を持ちます。検査はSCP-4197の胴体には心臓と部分的な呼吸器系しか存在せず、残りの下腹部は完全に中空状態であることを明らかにしました。この空間には4本の把握性付属肢が非使用時に格納されています。SCP-4197によればこの状態は細胞操作の技術を知る以前からあったものとされ、実家で撮影された写真はその事実を裏付けています。

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ターナー博士によるSCP-4197の例証的描写2

発見: SCP-4197が財団の注意を引いたのは、ある報道機関がアメリカの外科医がボツワナの12歳の少年から複数の脳腫瘍を取り除き、その子供が2日以内に全快したという報道を行ってからのことでした。SCP-4197は翌週ハボローネ(ボツワナ首都)の外で、蚊帳と抗マラリア剤を民衆に配布していたところを捕縛されました。SCP-4197は抵抗せずに降伏し、多少の不本意こそあれ財団の口頭調査に協力しています。

パスポートと日誌によれば、SCP-4197は4年に渡って貧しい国々を旅し、総数不明な外科手術に携わりました。細胞操作術はこの手術のために使用されました。

試験記録 | 実施日は様々です:

SCP-4197の能力範囲を判断するために以下の試験が実施されました。SCP-4197には標準医療装備ならびに細胞操作術の儀式に必要な物資が支給されました。

被験者: D-24729

現在の状態: 民間の建設/再建業務に関係する、腱と靭帯の重篤な損傷。

実施された手術: SCP-4197はD-24729の額に手を置くことで彼の意識を失わせました。次に支給されたキットからメスを取り出すと、膝側面と肘内側を4箇所切開しました。SCP-4197は各部位周辺に油塗料で印章を描いて血流を停止させました。これに続いてSCP-4197は数本のウシの腱を手に取り、D-24729の傷口に挿入しました。D-27429の胸に大きな印章を描いたのち、切開部の縫合を始めました。

結果: D-24729は慢性疼痛が即座に緩和したことを報告しました。

被験者: リチャード・ブランク博士

現在の状態: 突発性腎不全と急性敗血症。サイト-12が遠距離にあることから緊急手術が実施されました。

実施された手術: SCP-4197は自身の血液を用いて付属肢でブランク博士の足首に印章を描いたのち、印章中央を1センチメートル切開してその下に浅いたらいを置きました。黒い液体が傷口から滲み出し始めました。静脈注射で輸血を行ったのち、SCP-4197はメスでブランク博士の腎臓の上を2箇所切開しました。次にSCP-4197は何度か痛みで叫びつつも、メスを用いてサーキック・カルトに関連するシンボルを両手の甲に刻みました。自身を落ち着かせたのち、SCP-4197はブランク博士の胴体に素手を差し込んで彼の両腎を取り出すと、黒ずんで重篤な瘢痕の見えるそれをたらいの上で絞りました。2分後に腎臓はブランク博士に再挿入され、SCP-4197は傷口を縫合しました。

結果: リチャード・ブランク博士は副作用もなく全快しました。外科手術に使用されたたらいには、通常は腎臓で濾過される毒素からなる黒色の液体が入っているのが発見されました。SCP-4197は重度の睡眠不足と一致する症状を示し、以後3日間に渡って睡眠を取りました。


インタビュー-023:


被験者: トビアス・ベル隊長

現在の状態: 車両の激突でC4からL4までの脊椎が破壊された後遺症による、脚部の大規模な複雑骨折、ならびに全身麻痺。

実施された手術: SCP-4197は手術台に七芒星を彫り込み、その中央にアホロートルの血4を1滴たらしてから助手たちにベル隊長を台に載せるよう指示しました。次にSCP-4197はベル隊長の太ももとふくらはぎに爪を走らせ、皮膚と筋肉を分離させ開きました。続く2時間でSCP-4197は全ての付属肢を用いて外科用ピンセットで彼の大腿骨、膝蓋骨、脛骨、腓骨を組み立て直しました。完成すると分離した筋肉と皮膚を左手の親指と人差し指で保持し、右手親指を一舐めすると縫い目を走らせ、傷口を塞ぎました。

神経・血管の適切な再接続を確実に行うために更なる対策を講じつつ、SCP-4197はベル隊長の脊椎でこの作業を繰り返しました。

結果: トビアス・ベル隊長は2週間後には現役勤務に復帰しました。SCP-4197は手術完了後に昏睡し、5日間その状態のままでした。


インタビュー-03:


収容違反:


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