SCP-6928-DEL - 穴
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Smiling_Man_Pointing_Finger.png

SCP-6928のデジタル再現図。一部の事例において、SCP-6928の外見を厳密に模写した画像は認識災害特性を保持する。これを回避するため、特定の詳細要素は省略されている。

アイテム番号: SCP-6928

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-6928は保護スリーブに収められ、サイト-19の標準的な異常オブジェクト保管ロッカーに保管されています。SCP-6928の取扱いを担当する職員は、CRV1が30以上あり、配属前に変則的認識災害アノマリーの取扱いに関する説明を受けている必要があります。

説明: SCP-6928は、横20cm、縦27cmの紙に描かれた笑顔の中年男性のペン画です。男性の上半身は直径17cmの黒い円の中に描かれており、頭頂部が円の上部から突出しています。男性はスーツとクラバットを着用し、左胸に1輪のカーネーションを差しています。彼は例外なく正面から描かれており、鑑賞者を指差しています。

SCP-6928の認識災害特性は次の通りです — 当該オブジェクトを視認した人物は、絵の中に描かれている男性の背後の空間に対する病的な好奇心を示し始めます。影響者は、円の中のネガティブスペースは穴であり、男性はその空間の探索を阻む障害物であると信じ込みます。89%の実験は、被験者がオブジェクトを損傷するリスクが生じたため、途中で中止されました。

SCP-6928の認識災害効果は、曝露期間の長さに関係なく、最初の曝露後も持続します。影響者の95%は、SCP-6928のネガティブスペースに固執し、空間の性質とその中にあるものについて推測し、空間へのアクセスを妨害する絵の中の男性に憤りを示します。対象者の80%は、空間へのアクセスを意図してSCP-6928の再現図を描き始めます。

補遺: 追加ログ

2021年4月12日、SCP-6928主任研究者のカール・ミカエリス博士が、執務室で昏睡状態に陥っているのが発見されました。正面のデスクにはSCP-6928の正確な再現図がありましたが、絵の中の男性は破り取られ、バラバラに引き裂かれていました。

ジョン・アダムズ次席研究員の提案を受けて、TBBASGFTFTHFYHTD.aicは、SCP-6928のデジタル再現図から男性を除去し、収集された全ての情報を自動で書き起こすように指示されました。この活動の結果、.aicは応答しなくなりました。以下は得られた書き起こしです。


記録開始


(ミカエリス博士が暗闇に立ち、不可視の光源によって部分的に照らされているのが見える。SCP-6928の男性の容姿と一致する中年男性が[TBBASGFTFTHFYHTD.aic]を指差しているのが見える。)

ミカエリス: あれは…

(ミカエリスは首を横に振る。)

ミカエリス: いや。いや、いや、いや。誰も俺を迎えになんか来やしない。

(ミカエリスは[TBBASGFTFTHFYHTD.aic]を一瞥する。)

ミカエリス: 察するべきだったぜ。

(ミカエリスは男性に歩み寄り、指を掴む。ミカエリスは男性の指を後ろに捻じ曲げようとするが、動かない。30秒後、ミカエリスは男性の指を手放す。)

ミカエリス: クソ野郎。とんでもねぇクソ野郎だ。

(男性は動かない。男性の口の端が痙攣する。)

ミカエリス: 見えたぞ。

(ミカエリスは再び[TBBASGFTFTHFYHTD.aic]を見る。)

ミカエリス: どうでもいい事だけどな。俺は第二のスクラントンになっちまったのか? これが俺の余生か?

(ミカエリスは溜め息を吐く。男性が再び痙攣する。今回は、左腕が僅かに前に出る。)

ミカエリス: マジかよ。記録のために言っておくが、今の動きは俺が見た中で一番大きい。

(男性の人差し指が痙攣する。男性の左目が一瞬閉じる。ミカエリスが後ろに身を引く。)

ミカエリス: ジーザス・クライスト。

(男性が呻く。彼の笑顔が広がる。ミカエリスは硬直し、1分間身動きしない。)

(1分後、ミカエリスはゆっくりと男性に接近する。)

ミカエリス: 何がこれを引き起こしてる? どうなってるんだ?

(男性の左脚が、歩き出そうとしているかのように前に出る。男性は[TBBASGFTFTHFYHTD.aic]に顔を向けているが、ミカエリスは1歩後ずさりする。)

ミカエリス: この-

(男性は1歩前に踏み出し、顔をミカエリスに向ける。笑顔は崩れず、人差し指も動かない。ミカエリスは畏縮し、左手を顔の前に突き出す。続く2分以内に、ミカエリスはもがきながら後退し、明らかにパニック状態を悪化させる。彼は過呼吸になり始める。)

ミカエリス: 嫌だ。嫌だ、嫌だ、嫌だ。離れろ。離れろ-

([データ削除済]。 ミカエリスが悲鳴を上げる。男性の指が伸びるにつれて、ミカエリスはスパゲッティ化される。男性の指はミカエリスの身長と同じ長さにまで達する。男性の笑顔が広がる。)

(2分経過。)

(男性がゆっくりと[TBBASGFTFTHFYHTD.aic]に顔を向ける。)

[データ削除済]


記録終了


結: TBBASGFTFTHFYHTD.aicとの連絡が途絶した後、SCP-6928に描かれている男性の認識は変化しました。被験者は現在例外なく、この男性がサーバファームと人間の融合体であり、上半身にはカール・ミカエリス博士の恐怖で歪んだ顔が重ね掛けされていると知覚します。3本の腕は引き続き前方を指差しています。当該アノマリーの実験は打ち切られました。

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出典: SCP-6928 - "A Hole" (rev. 10)
著者: TyumenTyumen
作成日(EN): 2022/08/21 (08/24 自主削除)

ファイルページ: SCP-6928-DEL

ソース: https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Smiling_Man_Pointing_Finger.png
ライセンス: パブリックドメイン/CC0

タイトル: Smiling Man Pointing Finger.png
著作権者: 不明
公開年: 1919年

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