色々メモ

http://scp-jp.wikidot.com/canon-hub-jp
http://scp-wiki.wikidot.com/canon-hub

namu wiki: SCP財団/カノン

暫時空虚
http://pseudo-scp-jp.wikidot.com/under-tokyo-story

カノンの個人的まとめ
http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:3995762-357-f284

Can you summarize all canons on the Canon hub page in a nutshell?
http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:3995762-363-4079

カノン文化の掘削
http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:3995762-374-ee09

カノン
http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:3995762-436-3be2

カノンヒッチハイク・ガイド
http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:3995762-206-d88d

各カノンを一言で
http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:3995762-203-06f2

メモ

  • 特に断り書きがない場合、その内容はDr_Kasugaiが記したものである。

カノン

カノンについての引用

ここで言うカノンとは、ある特定の主題や設定を中心とする合作Taleシリーズである。一般に通用する世界観とは異なる、"Ifもの"的な設定も可能である。
- namu wiki: SCP財団/カノン

カノンとは、財団宇宙のある特定の側面──要注意団体、平行宇宙、主流派とは異なる解釈──の掘り下げを可能とする合作Taleシリーズです。
- How to Contribute

制作者たちは舞台や設定、登場人物、そしてプロットを共有した幾つかのSCPやTalesを集めて独自の「カノン」を作ることができる。これらの「カノン」は多数存在し、基本コンセプトを紹介して時系列や登場人物リストといった情報を提供するためのハブページを持っている。
- Wikipedia: SCP財団

カノンとは何か

  • カノンは比較的曖昧な存在であり、具体的な定義は存在しない。しかし、概ね次のように説明することができる: カノンとは、複数人の著者によって形成される、ある特定の主題や設定を中心とする開かれたシリーズである。
    • この主題や設定には様々なパターンがある。
    • シリーズと言っても、プロット上に繋がりがあるかはカノン次第。
  • 基本的には3著者5記事がカノンを成立させる要件だが、支部によって差異がある。

カノンについての備考

  • カノンは複数人の著者によって形成され、他著者の参加を受け入れる合作企画である。このため、一部のカノンは”合作性”の部分に重きを置き、連続性の部分が希薄になっているものもある。
    • 「クールな戦争2」(EN)、「アブサンの夢」(JP)、「舞台裏」(FR) など。
  • 「一般的に受け入れられているビジョン/世界観」を指してカノンということもあることはある。この意味を指す単語として、ここでは”メジャーカノン”を使う。”メインカノン”などと呼ばれることもある。
  • カノンは (しばしば) ひとまとまりの解釈群として機能するため、メジャーカノンからの分断性を認識する者もいる。すなわち、「これはカノン内の出来事なので、メジャーカノンでは起きていない」「これはカノン内の解釈なので、主流なものではない」などである。メジャーカノンに近しいカノンもそこそこあるので、この部分はものによるとしか言えない。

カノン史-EN
カノン (Canon) とは本来”正典”を意味する単語であり、その後フィクション用語として公式設定を指すかたちで使われるようになった。時折見かける文言「(財団に) カノンはない」 (There is no canon) は、この用法に則っている。すなわち、財団に公式の設定はないという意味だ。

しかし、それはまた様々な解釈・設定が生まれるということでもあり、各著者が独自の (擬似的な) ”カノン”を擁立し始めた。現代のカノンハブなどでの”カノン”に近い用法は、Taleシリーズから生まれた──クラシカル・リバイバルやGames Dayのハブには、その足跡が残されている。そうして一定の設定・プロットを共有した作品群が、初期のカノンだった。

時は2013年、新年の幕開けを祝って、2013年ニューイヤーカノンコンテスト (NYC2013) が開催された。現代的なカノンの始まりはここにある。NYC2013のハブページには既存のカノン (的な存在) として、「クラシカル・リバイバル」「テイルズ・オブ・Mr.コレクター」「思い出」「In His Own Image」「The Lombardi Tales」といったシリーズの名称が挙げられている。このコンテストではこれらを参考に、チームに分かれて”何らかの接続を持った”作品群を執筆し、カノンを形成することで競い合った。

現代も残るカノンの実に1/4がNYC2013で誕生した──たとえば「財団のない世界」「壊された虚構」「教会の博士」などだ。コンテスト終了後の2013/2/26にカノンハブが設立され、最初の11のカノンが掲載されることとなった。ただ当初のカノンハブのデザインは今のものとは違っていて、現代と同じデザインに変わるのは2014/1/25になってからだ。

その後、カノンは順調に増え続けた。2018年終末コンテストでは、久しぶりにコンテストから「アポセオシス」「死の終焉」といったカノンが誕生することとなった。また、古参カノンの投稿頻度の低迷から、それらカノンを再興するために2020年カノン復興コンテストが開催されたが、このコンテストにおいて複数の古参カノンが復活し、一部のカノンはハブを現代風に改築するなども行った。

カノン史-JP
当たり前といえばそうなのだが、日本語圏のカノン史はまず翻訳から始まる。当初、日本語圏にはSCP系のサイトが (大きく分けて) 2種類あった。片方は現在も残る、我々のよく知る「SCP-JP/SCP財団日本支部」。もう一方は、今はなき「SCP Foundation 非公式日本語訳wiki」。当初は日本支部が創作を行い、非公式日本語訳wikiが翻訳を行うというかたちで、分業体制が取られていた。当時、日本支部に存在する翻訳記事は、非公式日本語訳wikiから転載されたものだった。

非公式日本語訳wikiにカノンハブが翻訳された年月日は、Internet Archiveでは少なくとも2013/11/27まで遡ることができた [参考]。しかし、日本支部への転載は2013/10/14に行われているため、実際にはそれ以上前から存在していたのだと思われる。(なお、当初のカノンハブの説明文は今の訳文とは少し異なっていた)

カノンハブ-JP1は2013/12/22に作成された。とはいえその内容は空で、仮置きのものであった。その一日前の2013/12/21に「忘年会Tales大募集!」というスレッドが建てられており、そこで「財団日本支部年中行事 - 2013年忘年会」の参加記事募集とカノン化予定についての話がなされていた。かくして忘年会は2013/12/24に第一のカノン-JPとなる。

次にカノン化の話が現れたのは、”わるいざいだん”である。2015/1/19に建てられたスレッド「"わるいざいだん"カノンを考えています。」において、カノン化に向けた洗練や、作品の執筆が進められていった様子が確認できる。そして2015/2/8に、”わるいざいだん”はめでたく第二のカノン-JPとして登録されることになった。

そしてこれからしばらくの間、カノン-JPの氷河期が続く。

2016/7/12、「カノン-JP, 「財団日本支部年中行事 ― 2013年忘年会」についての提案」というスレッドが建てられ、2013年忘年会をカノン-JPではなくTaleシリーズ-JPにすべきではないかという議論が行われた。この議論は最終的に提案の通りになり、2013年忘年会はカノンハブ-JPから削除されることとなった。この際、ハブのリンクもcanon-jp-1からbounenkaiへと変更された。わるいざいだんのハブがcanon-jp-2である理由もここにある。なお、シリーズアーカイブ-JPはこの際に設立された [参考]。

この間、3年間にわたってカノン-JPは”わるいざいだん”一つのみという状態が続く。

2019/1/2、ODSSのハブが投稿された。当初はまだTaleシリーズであったものの、一ヶ月後には「カノン化目前!〈ODSS〉シリーズについて語るスレッド」が建てられ、カノン化に向けた参加者の募集を行っている。そして2019/6/3、ODSSはカノン登録された。新たなカノン-JPが現れたのは実に4年ぶりのことであるし、前述したとおり、カノンハブ-JPが”わるいざいだん”だけでなくなったのも3年ぶりのことであった。

なおこの際建てられた「〈ODSS〉のカノン-JP登録について」というスレッドは、後のカノン-JP投稿ガイドに影響を及ぼすこととなった。

これ以降、カノン・ブームの炎が静かにも燃えだすこととなる。

2020年は波乱の年であった。この年は多数のGoI、キャラクター、カノン、Taleシリーズが生まれ、過去最大規模でシェアード・ワールド的な取り組みが広まった。

2020/1/25、Taleシリーズとして始まった「扶桑紀」がカノンに昇格し、歴史系カノンの総本山として拡大していくこととなる。2020/2/8には後に世界最大のカノンとなる1998年が登場し、続く2020/3/7にはサイト外でも高い知名度を誇るスシブレードが登録された。これら3つのカノンは、2020年のカノン拡大期を象徴するカノンとして、急速にブームを巻き起こした。そして今なおコンスタントに記事が投稿され続けていることからも、その影響力の大きさが見える。

その後もファウンデーション・コレクティブ、アブサンの夢、四辻喜劇と短期間でカノンが増殖。2020/5/8にはTwitterから始まり、当時比較的新人だったメンバーたちが主導で進めていた企画、「筐体造り」がカノン化を迎えた。

2020/9~11にかけて行われたチームコンテスト2020では、複数の著者がチームを組み、一つのタグを作成することが目的のコンテストであった。ここでも聖杯を仰ぐ翳、共異廻歴、相貌失認、ちいさなざいだん、極夜灯、Thanatomaniaと多くのカノンが誕生し、またそのどさくさに紛れて以前からカノン化の要望が強かったTaleシリーズ”二重の故郷”もカノンに昇格した。

こうして2020年はカノン大盛況の年となり、チムコン中に当時支部中で最もカノンが多かったCN支部を抜いて、支部としてはJPがカノン数最大となった。

2021年2月頃には1998年カノンがENも抜いて世界最大のカノンとなったことが確認され、また3/20には大正150年が登録された。関連記事の投稿は未だ続いており、とうとうJPにもカノン文化が根付いたことを実感させてくれる。

連続性

  • 連続性 (Continuity) とは、作品間で設定やプロットがどれだけ共有されているかを表す概念。カノンの連続性はそれぞれ異なり、緊密な連続性を持つものから、そうでないものまで様々。
  • 連続性の高いカノンでは、投稿前に有識者のチェックを受けないといけないものも多い。

関連コンテスト

  • NYC2013: 2013年-ニューイヤーカノンコンテスト。EN。
  • MTF2016: 2016年-機動部隊コンテスト。EN。
  • Doomsday2018: 2018年-終末の日コンテスト。EN。
  • Canon2020: 2020年-カノン再興コンテスト。EN。
  • チムコン2020: 2020年-チームコンテスト。JP。

カノンの区分

大雑把な区分。カノン1つに付き複数の属性を兼ね備えていることも多く、これらの分類はあくまで目安としてのみ機能する。

内的区分
そのカノン内の世界観で分類したもの。

  • 別世界型
    • いわゆる”Ifもの”。一般的に共有されている財団世界像 (メジャーカノン) とは大きく異なり、根本的な世界観の変更を孕む。
    • Ifものとしての性格が強く出る場合、メジャーカノンでの設定とは大きく乖離した形でキャラクターやGoIを登場させている例もある。
  • 設定追加型
    • メジャーカノンとは大きく乖離せず、そこに設定を追加するか、あるいは若干の変更にとどまる形で成り立つ。
    • 特定の財団部門やGoIについて掘り下げるもの、ある特定の解釈に基づいて財団世界を掘り下げるものなどはこのタイプになりやすい。
  • 滅亡型
    • いわゆる”終末もの”。世界が滅びていくまでの過程 (アポカリプス・フィクション) や、終焉後の世界 (ポストアポカリプス・フィクション) が題材となる。
    • 別世界型とも類似する、というよりはその1区分を切り取ったものである。設定追加型系のカノンが後半で滅亡型カノンよりの展開になることもある。
    • Kクラスシナリオが発生しても、それが正常性を毀損するタイプのものであれば滅亡型カノンではなく別世界型カノンとなる。例としてはLK-クラス: ”捲られたヴェール”シナリオが発生した1998年など。

外的区分
そのカノンがどのように運営されているかで分類する。

  • テーマ型
    • ある特定のテーマや基盤設定に従って創作するタイプ。
    • カノン内での設定共有は控えめであり、各自が比較的独立している傾向にある。
  • ワールド型
    • ある特定の世界観内で創作するタイプ。
    • 基本的にはカノン内で設定が共有され、クロスリンクなども使用されやすい。ワールド型のカノンでは作品間でネットワークが構築され、そこから世界観が描き出されていく。
  • シリーズ型
    • ある特定のシリーズが1つまたは複数あり、それを中心に構築されるタイプ。プロットを持つカノン。
    • 参加作品は基本的にシリーズの一部を担うか、その間の掌編となる。
    • 基本的にキャラクターや舞台の設定が強く確定され、記事間でも強く共有される。
    • まとまりが強く、高品質なものとなる一方で、カノンとしては閉鎖的になりやすいのがネック。有識者と事前に綿密な打ち合わせを行うことが必須となるものも多い。

カノン-EN

Taleシリーズの発展系というかたちでカノンが生まれたENでは、カノンの連続性は比較的重んじられる印象にある。とはいえもちろん、そうでないものもある。連続性に重点が置かれがちなENでは、JPやCNよりもカノンの中核的なテーマが薄く、どちらかというと世界観やプロット、時系列の繋がり全体でもってカノンが成り立っているような例も多く見られる。

以下にカノンハブでの掲載順に則って載せていく。

財団のない世界

  • 原題はUnfounded。2013年にニューイヤーカノンコンテストで誕生し、同コンテストで優勝した。

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