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人が土のちりより生まれ出たときから、そこには神学的な争いがあった。
第一次神聖戦争から丁未の乱、果ては十字軍の遠征に至るまで、人類の戦乱の歴史は神聖なるものと常に絡み合ってきた。宗教は地上のあらゆる争いを仲裁し、同時に火種にもなった。人々を協調させることもあれば、緊張を生み出すものでもあった。何百万もの生と死が、信仰という名の世代を超えた社会的慣性によって決定的に変容させられてきた。この事実に議論の余地はない。
しかし、歴史の歯車を回してきたのは神々の崇高なる名の下に行動する人間だけではない。彼ら自身もまた、我々人間と同様の姿を取って現れ、常にその役割を果たしてきた。神々は単なる理想像や比喩としてではなく、具体的な当事者として、己が目的のために運命の流れに干渉してきたのだ。ギルガメシュの時代から現代に至るまで、世界はその存在を前提としていた。神とは、全ての希望が失われたときに敬虔なる人々が頼る柱であった。そして、彼らはその見返りとして、自らを信奉する者たちに恩恵と祝福を与えた。
しかし歯車が回転を続け、やがて内燃機関がその回し手に取って代わり出すと、神々は地球を縛るだけの力を失っていった。啓蒙思想とそれに続く学派は、神権政治の土台にあった根本的な欠陥を、すなわち、神々の存在が信仰そのものによって成立していることを暴き出した。そして、そのような信仰を失えば、彼らは殺されるか、無力化されることもあり得る、定命の人間とそう変わらない存在になるのだということも。
逆に言おう。もし君が神を堕としたいと願うのならば、まずはそれを形作る信仰を破壊しなければならない。
当初、こうした考えは純粋に理論的なものであった。そしてある日、そうではなくなった。第二次世界大戦によって世界全体が引き裂かれ、ヴェールの下では第七次オカルト大戦がヨーロッパ全土に破壊し尽くしていた時代のことだ。この頃、人類は神の強さを理解しはじめた。枢軸国がこの未開拓の泉を支配せんとし、連合国もそれに目を向けた。最終的に、強力な神性兵器が戦闘に持ち出されることはなかったが、これが地球に新たな恐怖をもたらすパンドラの箱を開けた出来事だったことに変わりはない。
それから半世紀以上の時が過ぎた。人類はバベルの塔を完成させ、今や我々は天に立ち、かつて万物があった場所を見下ろすことができる。しかし、これまでもそうだったように、人間は決して一枚岩ではない。国家間の協調を維持しなければ、我々は地に縛られ、言葉を乱されてしまうだろう。
我々の下で働いている間、君たちは篤い信仰を持つ者が恐ろしい死を遂げるのを目の当たりにすることになる。冒涜的な儀式、尊き存在を貶める風刺画、想像を絶する恐怖とも出会うはずだ。神聖算術を通して鍛造された武器や、デミウルゴスの頭に向けられた銃も目にするだろう。しかし、その全てを通して、君たちが覚えておくべきことは一つ、たった一つのことだ。すなわち
もし殺せるのならば、それは真の神に非ず。
戦術神学局
局長 ムハンマド・アル=タキ
戦術神学部門 ("The Department of Tactical Theology"、略称は "DoTT"。しばしば "戦術神学局" / "The Office of Tactical Theology" とも) は、宗教的アノマリーの戦略的取扱い、収容、利用を専門とするSCP財団の内部組織です。1951年に設立された同部門は、神性についての研究成果を活用し、ヴェールに対する宗教的な、あるいは信仰に基づく脅威を特定し、それらと闘うことを目的としています。
戦術神学部門の徽章。
戦術神学部門は、それぞれが異なる専門分野を扱う複数の副部門に分かれています。これらの副部門は通常、各々の副部門長に率いられ、特定の宗教勢力に関連するアノマリーや、より包括的な神学的トピックを扱うことに重点を置いています。新たな神学的研究・開発の進展に伴って、副部門は新設、合併、分割あるいは解散する場合があります。
戦術神学部門と旧来の神学部門との差異は、主にその目的です。神学部門は宗教と神性を知る上での研究と歴史的側面を扱い、戦術神学部門はその成果を収容活動に応用します。こうして、二部門の間で人員や分野には重複があるものの、責任の大部分は両者に均等に分担されています。
戦術神学部門の現在の本部施設は、オンタリオ州オタワにある遺物エリア-27です。同部門はまた、複数の前哨基地、試験場、観測施設を持ち、更には中東にもエリアを所有しています。約550名の職員が所属しており、その多くが遺物エリア-27に勤務しています。
戦術神学という分野
異常存在に関する文脈において、戦術神学という語句は、神聖なるものとの相互作用を広く指す用語です。大抵は軍事戦略の文脈で用いられますが、それ以外の文脈、例えばオカルト儀式や悪魔との契約などでも使用されることがあります。"戦術" 的な神学とそうではない神学を、何を以て区分するのかは議論が分かれるところですが、一般的なコンセンサスとして、戦術神学という分野は、具体的かつ科学的な方法で神性を扱うことに関するほとんど全ての事柄を含みます。
SCP財団は、戦術神学の分野に関わる組織の中で最も強力な存在ではありますが、決して唯一の存在ではありません。他の複数の要注意団体 (特に境界線イニシアチブ) もまた戦術神学に関与しており、財団と同様に、広範な信仰の研究と兵器化に携わっています。境界線イニシアチブはこの観点で、非常に注目すべき存在です。アブラハムの宗教に関連するアノマリーを大量に所有していることに加え、他の宗教系GoIに対して強い敵意を示していることがその理由です。
SCP財団と他のGoIとの間の大きな違いの一つは、財団がアキヴァ場 (後述) に関する情報をほとんど独占的に有していることです。これによって、財団は他の組織と比べ、より体系的かつ正確な方法で神学を利用することができます。
アキヴァ放射
現代の戦術神学における最も重要な発見が、アキヴァ放射 (Akiva radiation) の実測です。アキヴァ放射とは (それを指すには不適切な命名ですが) 信仰/信念と現実との相互作用を引き起こす要因である、異常な力場です。アキヴァ場 (Akiva field) は、それ自体が独自の粒子を有さないものの、ヒュームやEVEのような異常粒子と相互作用を持つことが知られています。より正確に言うと、力場の様々な因子 (ある領域におけるベクトルの大きさなど) が前述の異常粒子に影響を与え、その結果、アキヴァ場が変化して現実を変容させるのです。
アキヴァ放射は宗教的アノマリーに対処する際にしばしば参照されます。これは、崇拝者らによる集団的な信仰が、一貫してアキヴァ場に測定可能な変化をもたらすためです。アキヴァ放射に基づくアノマリーの収容を容易にするため、これまでに様々な装置が開発されてきました。その中には、 成功を収めたものも、そうでないものもあります。しかし、強力なアーティファクトや同質の信仰流を利用せずに力場の変化を発生させることが可能かという問題 (いわゆる "生成問題") は、依然として、確実性の高い収容装置を開発する上での大きな課題です。
アキヴァ放射に関するほとんどの情報は、厳重な機密として扱われています。戦術神学部門は、アキヴァ場とその効果に関連する情報を、他の財団内部部門からでさえ詮索されないようにする支配的権限を有します。これほどの極度な秘密主義の目的は不明瞭ですが、同部門がある特定の情報を秘匿するために多岐に渡る手段を利用していることは知られており 必要であれば、虚偽情報を流布することさえあるでしょう。
歴史
戦術神学部門の創設より遥かに昔、太古の時代から、神学の戦術的利用は強力かつ危険な手段でした。歴史を通じ、思想戦から神的介入、特に極端な場合には物理的現実の簒奪に至るまで、様々な応用が行われてきたことが知られています。
本項は、数千年前の殆ど記録されていない出来事から現代の戦術神学部門で起きた珍事件に至るまで時代を超えて、神学が戦術的に利用された事例の中から、特に注目すべきものを非網羅的に年表として管理することを目的としています。年表に欠けている事項があると思われる場合は、最下部のエントリ提出についての説明を参照してください。
項目にカーソルをホバーすることで詳細を表示できます。
青銅器時代
戦術神学という分野が学術的に発展するのはそこから数千年先のことになるが、初期の文明も現代の財団と同様に、異常な存在と神聖な存在の両方に対処しており、時には一方を利用して他方の脅威に対抗することさえあった。この時代に起きた出来事については、記録が乏しく、不完全であることが多い。しかし、青銅器時代の人々が、文明発祥の地、あるいはその先で遭遇した異常な脅威を収容、保護、あるいは破壊するために、宗教的実践、道具、複雑な儀式を用いた例は複数残されている。
カラル=スーペ文明
紀元前2500年頃
知られている最古の神格召喚事例。
カラル=スーペ文明の最も大規模な召喚場跡。
カラル=スーペ文明 (現在のペルー沿岸部に位置していた) は、人類史最初期の六大居住地の一つとして繁栄し、同時代に存在したアメリカ大陸の遺跡はこれのみが知られている。大規模な広場と丘陵の建築構造で有名な文明だが、財団の調査によると、カラル=スーペは信仰に基づく確実かつ再現可能な召喚術を利用した最初の集団でもあった。
この召喚手法は現代までに大部分が失われてしまったが、有機的な楽器や人骨の存在は、ある種の調和的な降霊を示唆している。カラル遺跡は何千年もの間無人であったにもかかわらず、これらの道具からは依然高いアキヴァ値が検出される。特に、現在までに記録された最高値は、巨大な地上絵を囲む召喚場の付近で発見された楽器に由来するものである。
ギルガメシュ叙事詩
紀元前2300年頃
現実の改変を目的として神学が利用された最古の記録。
ギルガメシュ叙事詩を記した第五の石板。
ギルガメシュ叙事詩で描写される出来事の全てが実際に起こったと確認されたわけではないものの、詩に登場する地点を調査する中で、現実改変性の神学的アーティファクト (女神イナンナに関連する) が使用された形跡が発見された。存在する考古学的証拠のうち、唯一アーティファクトによる現実改変だと証明されているのは、ウルクのギルガメシュ王が深刻な干ばつの際に都市を存続させるため、ユーフラテス川の流れを再構築したことである。
ギルガメシュ王はまた、奇跡論と神学を利用して自身の寿命を延長しており、紀元前1900年頃まで生存していたと考えられている。
サーキシズムの誕生
紀元前1800年頃
ダエーバイト帝国における奴隷の反乱が異常な宗教思想へと変貌する。
儀式用のローブを纏ったダエーバイトの女司祭の芸術的な描写。SCP-140より取得。
紀元前1万年頃に形成されたダエーバイト帝国は、奴隷制を基盤とした侵略的な母系社会を有していた。ダエーバイト帝国は、その最初期から儀式と信仰を重んじており、戦争の前あるいは最中に様々な占術を用いた。その結果、彼らは古代世界 (特にアジア地域内) で強力かつ脅威的な勢力となったが、同時に現在我々が「戦術神学」と呼ぶものを明確に利用した最初の集団の一つにもなった。
サーキックの反乱が実際に起こった原因は不明だが、ダエーバイト人の母と側室の父の間に生まれた "混血" の男奴隷が、未知の手段によって驚異的な現実改変能力を手にしたことは知られている。この人物 後に "崇高なるカルキスト・イオン" と呼ばれることとなる存在 は、帝国の北部領でダエーバイトに対する奴隷の反乱を起こした。この反乱はダエーバイト人を完全に滅亡させるには至らなかったものの、帝国を崩壊させ、サーキックの宗教体系の形成に繋がった。
神学戦争を専門とする戦術神学部門にとって、ダエーバイトは、その方法論、強烈な信仰心、宗教発祥の古さのため、依然として注目の的である。したがって、ダエーバイト帝国の現代への復活を防ぐことは、同部門の重要な業務の一つである。
出エジプト
紀元前1446年頃
エジプトにおける大規模な局地的終末事象の発生。
多数の宗教的文書によって正確な歴史的詳細は曖昧になってしまったものの、考古学調査とアキヴァ測定に基づき、聖書に記述された事象のいずれかのバージョンが紀元前1446年頃にエジプトで実際に発生したことが示されている。
同国に多数居住していたヘブライ人奴隷たちが、最終的救済に対する信仰と絶え間ない抵抗によって団結し、局地的終末を発生させるのに充分な量の局所共鳴アキヴァを生成したと考えられている。一度 "災い" が起こる度に神への信仰が更に強まり、それが更に多くのアキヴァ放射を生み出したことで、災いは周期的に激しさを増していった。第十の災いでその激甚さは頂点に達し、エジプト国内の全ての長子を殺害した上で、神的介入によってヘブライ人奴隷を脱出させた。
現在に至るまで、出エジプトは歴史上最大級の神学的事象として記録され、議論されている。その事実性が証明された場合、ヴェールの破綻に繋がりかねないため、戦術神学部門は出エジプト記の内容が実際の出来事であることを示す歴史的証拠を隠蔽してきた。
アクエンアテンの治世
紀元前1351年–1334年
エジプトで新たに即位したファラオが強力な儀式を試みる。
アクエンアテンの彫像。
エジプト新王国時代、アクエンアテンがファラオの座に即位した。ファラオとなった彼は、直ちにエジプトの古い神々の死を宣言して神官団を解体し、太陽神ラーの名を「アテン」へと改めた上で、崇拝を強要した。その後、アテン神に仕える唯一の大神官となったアクエンアテンは、自身に現実改変能力を付与する効果があったと推定されている未知の儀式 ("夜闇への給餌") の構築を開始したが、儀式を完成させる前に、2人の息子 (スメンクカーラーとツタンカーメン) によって暗殺された。
この出来事の詳細は明らかになっていないが、アクエンアテンは、アキヴァ場を直接観察する能力は無かったとしても、その機能の背後にある多くの重要な原理を推測していたと考えられている。非常に明確な形でアキヴァが利用された「出エジプト」事件 (上記参照) を経験したことで、この推測が可能になり、神学と信仰の力を目的のために利用しようとするアクエンアテンの計画が生まれたと考えられている。
前1200年のカタストロフ
紀元前1200年頃
第一次オカルト大戦が世界を荒廃させる。
前1200年のカタストロフ後の、メカニト帝国の勢力圏。
ダエーバイト帝国における奴隷の反乱を起源とするサーキック信仰は、その後も成長を続け、紀元前16世紀~13世紀の間にアジア地域全体に広まり始めた。同時に、その影響力は世界中に広がっていき、その旗の下に集う国々が寄り集まってカルマクタマ ("不死" の意) という名の帝国が生まれた。カルマクタマ帝国は拡張を続け、最終的にはヒッタイト王国の滅亡の直接的な原因の一つにもなった (なお、彼らはヒッタイト人から「海の民」と呼ばれていた) 。
この勢力の脅威は西方諸国にとってますます憂慮すべきものとなり、そうした国々は、メカニトが率いる勢力の下で団結した。メカニトはサーキック勢力を、彼ら自身の生命、そして機械と金属を中心とする信仰に対する直接の脅威だと考えていたのである。紀元前1200年頃のある時点で、その緊張は頂点に達し、第一次オカルト大戦の勃発へと繋がった。
この戦争の全容は歴史の闇の中に隠されてしまい、事実を分析することは極めて困難である。しかし、メカニトが高度な技術 (兵器化された巨像や、"ギリシャ火薬" と考えられている物質など) を駆使したことで、肉操作魔術を用いるサーキックの圧倒的な力に対抗することができたと考えられている。
長期に渡る壮絶な戦いの末、第一次オカルト大戦はメカニトの勝利で終結したとされている。しかし、これには異論もある。メカニト帝国はさらに1~2世紀続いたものの、この大戦による損害のために徐々に衰退し、最終的には崩壊した。メカニト帝国の外の世界もまた、壊滅的な打撃を受け、現在では「前1200年のカタストロフ」として知られる結果を招いた。
第一次オカルト大戦は歴史上、戦術神学が最も多く利用された戦争であった。そのため、戦術神学部門はこの戦争に関連した遺物を可能な限り多く発見することに強い関心を向けている。発見されたアーティファクトの多くには、アキヴァ吸収時の力が残留しており、メカニト、サーキック、ダエーバイトに由来するアノマリーの収容において、非常に有用である。
この戦争で、2000万から3000万人の死傷者が出たと考えられている。
古典期
古典期は、文化的帝国主義が誕生した時代である。これは主に、マケドニア王国やローマ帝国、ペルシア帝国、中華王朝あるいはマウリヤ王朝の領土拡張の取り組みによるものであった。その結果、文化的な風習や規範が盛んに交換され、(その中でも特に) 宗教思想の "異花受粉" が強く促進された。こうした領土拡大は最終的に、新たな宗教的中心や信仰のあり方を生み出すことに繋がったと同時に、征服で得られた新領地における異常現象を制御し、民に解決策を提供するため、それまで無かった目新しい儀式やアーティファクトを使用する機会をもたらした。
呪いの板
紀元前500年–400年頃
神罰による復讐を遂げる手段として板状の呪具が大量に作成される。
呪いの板は古代世界各地で広く発見されているが、古代ギリシャのペリクレス時代にその数が急増した。これは大抵、槌で打った鉛で作られた薄い板であり、人間界における何らかの行為に対抗するか、天罰を願うため、辺境や原初の神々に嘆願する言葉が刻まれていた。特に、vocas mysticae (神々自身によってのみ使用される秘密の名) を刻み込んだ板を、その神への典型的な崇拝や供物の枠外に置くことで反応を引き出すことができると信じられており、それによって板に書かれた指示を実行するように神を挑発ないしは操作することを意図していた。
非常に興味深いことに、ギリシア人やローマ人の間で活発なシンクレティズムが実践されており、このような方法を用いてエジプト神話系の神々に対して直接呼びかけていたことを示す証拠が存在する。その最も顕著な例はペロポネソス戦争中のものである。この事例ではスパルタの指揮官が作成した呪いの板が使用され、アテナイに対するセクメトの怒りを呼び起こし、それが紀元前430年の "アテナイのペスト" を引き起こしたと考えられている。現存が確認されている全ての石板は、財団の所有下にあるか、世界オカルト連合によって破壊済みである。
焚書坑儒
紀元前213年
現存する中で最古の異常宗教アーティファクトが中国で作成される。
当時中国を収めていた秦の始皇帝は、自身の権力を強化するために、承認された著者による作品という例外を除き、領地内のほぼ全ての書物の没収と破棄を命じた。各書物は2冊の写しのみが皇帝直下の資料庫に収められたが、これは恐らく内部研究を目的とするとともに、思想の大量破壊によって秦王朝が天命と王権を失うことのないようにするためでもあった。
焚書の過程で、何者かがSCP-████を発見して盗み取った上、その文書に記載された儀式を使って上帝 (中国最古の神) の恩恵を得ようとした。考古学的証拠と現地の資料から、その儀式は成功し、紀元前210年に起きた反乱の際、秦軍に対して神性兵器が使用されたことが示唆されている。SCP-████は現在、遺物エリア-27に収容されている。
アウグストゥス・カエサルの死
西暦14年
アウグストゥス・カエサルは詳細不明の強力な儀式を試みていた。
ローマ帝国の崩壊ないしは支配地の喪失を回避するため、ローマ皇帝アウグストゥス・カエサルは未知の儀式を行った。この儀式は、彼の死を以て最高潮に達したが、アウグストゥスが、それを通じて将来のローマ皇帝の行動に影響を与えることができたことは明らかである。この異常現象は現代にも残っており、SCP-3853として分類されている。
エフェソスの戦い
西暦100年ごろ
メカニトとエフェソスのユダヤ人との衝突。
現在のトルコにあたる地域において、エフェソスに住むユダヤ人は同地域のメカニトから厳しい迫害を受けていた。両者の間での攻撃的態度は驚くほど激しく、ユダヤ人はしばしば家を出るのに苦労するほどだったと考えられている。メカニトがこのような迫害を行った理由は、ユダヤ人の信仰がメカニトの信仰と相反するからだと考えられている。これはつまり、ユダヤ教において神は分割不可能な存在であるということだ。
迫害の激化により、エノクという名の聖職者が、町のユダヤ人を守るためにゴーレムの創造を試みた。メカニトたちは真鍮のオートマトンでこれに対抗し、エノクはシナゴーグの破壊を阻止すべく、シナゴーグ内にあったトーラーの巻物を999の断片へと切り分け、それぞれに聖四文字 (テトラグラマトン) を刻み込んだ。そして、それらを用いてさらに多くのゴーレムを召喚した。
ユダヤ-メカニト戦争は最終的に、全てのオートマトンとゴーレムが破壊されたことで終結に至ったが、この時、両方の集団を攻撃する1体の "ハイブリッド" な存在だけが残されていた。それにより、エフェソスにおける当該地域からは退避を余儀なくされ、ユダヤ人とメカニトは両者ともにこの地を追われることとなった。その1500年後には、プラハのユダヤ人がドイツ政府から身を守るために同様の手段を用いた。
グプタ朝最後の偉大なる皇帝
西暦450–460年ごろ
スカンダグプタが女神ラクシュミーによって夫に選ばれる。
The reverse side of a heavy dinar. Lakshmi is depicted.
インドの王スカンダグプタが、女神ラクシュミーによって直接夫として選ばれた。ラクシュミー神は一般にヴィシュヌ神 (ヒンドゥー教の主要な宗派のほとんどで主要な神として崇められる) と結びつけられているため、ラクシュミーの化身が現れて人間を夫として選ぶことは、その人間がヴィシュヌ神の化身または転生であることを示すと信じられていた。しかし、スカンダグプタは生涯を通じて自らを神として主張することはなく、結婚には喜んで応えたものの、自身への崇拝を受け入れることはなかった。
スカンダグプタはインドに存在したグプタ朝の最後にして偉大な皇帝として知られており、中央アジア北西部のフーナの民の侵攻から民衆と領土を守り続けた人物である。ラクシュミーは多くの場合、これらの紛争に直接介入し、敗北寸前の戦闘状況を逆転させ、有利な状況を維持させた。これらの勝利により、スカンダグプタはヒンディー文学や演劇作品に永く残る名声を獲得した。461年の彼の死はグプタ朝衰退の始まりとなり、その後、領土のさらなる分裂と侵略が続いた。
ラクシュミー神が介入を行った正確な理由は明らかになっていない。また、そのような神性実体の長期にわたる顕現がどのような方法で、またはどのようなメカニズムで可能だったかも不明である。ただし、考古学調査とアキヴァ測定に基づき、彼女の神性がアキヴァ場の枠組みに矛盾しないことは確認されている。
後古典期
超常学界においても、この時代をめぐる他の多くの議論と同じく、一次文書資料の不足のために中世を知的衰退の時代と見なしてきた。しかし最近では、超常史においても一般の歴史と同様、後古典期/中世期は新たな発見や思想を生み出し、後に続く研究に取って必須のものであった神学的・科学的なブレイクスルーへの道を開いたのだという認識が広まってきている。
旧世界の外においても、南北アメリカ大陸から太平洋南東部、果ては南極大陸に至るまで、そこに根ざす文明はアノマリーに対処するための独自の慣習を発展させ続けていた。前近代に入ると、そうした慣習の多くはその地を植民地化した宗主国によって利用されることとなる。
神々の争い
西暦600年ごろ
執念深い神によってSCP-2011が作り出される。
ユカタン半島の密林地域に住むマヤ人の村が、2柱の神、トラロックとチャルチウトトリンの間の戦闘に巻き込まれた。後者への信仰の欠如が、その怒りを招いたためである。チャルチウトトリンはトラロックにあっさりと敗北したものの、この七面鳥の神はその腹いせとして、兄トラロックにかけようとした呪詛を村へと向け直した。その結果、村民とその子孫に影響を与え続ける異常な疫病が発生した。
リンディスファーン襲撃
西暦793年
ヴァイキングがリンディスファーン島にて復讐を成し遂げる。
Depiction of the destruction of Jôrmunr.
リンディスファーン島に所在していたノーサンブリア王国の修道士コミュニティが、ヴァイキングの一団に襲撃された。この事件は、現代の歴史学で「ヴァイキング時代」と呼ばれる時代の始まりを告げることになった。襲撃に先立ち、修道院周辺に住む市民たちは、複数の超自然的な前兆を目撃しており (旋風、稲妻、飛行する炎の竜などが、複数のアングロ・サクソン文献に記録されている) 、その後、『リンディスファーン年代記』の領主台帳に記録されている飢饉が発生した。財産の広範な略奪に加え、ヴァイキングに同行した3人のヴォルヴァ(古代スカンジナビアにおけるシャーマニズム実践者の巫女) が、この襲撃が実際にはオーディンからの神罰であると告げた。
これはカール大帝がザクセン戦争 (773-782年) の最中に、現地民の改宗を強制する活動の一環としてスカンジナビアの聖樹ヨルムンルを切り倒し焼却した事件に端を発するものであった。カール大帝はこれに続き、宮廷に仕えていたノーサンブリアの学者アルクィンの提案により、リンディスファーン島から宣教師の一団を複数回派遣してスカンジナビアにおける異教崇拝を根絶するために行動した。名称不明のヴォルヴァたちは、それぞれヨルムンルの焼けた幹から切り出された、3本の強力な杖を携えていたと伝えられている。これらの杖は、襲撃中にオーディンの力を直接喚起するために使用され、襲撃が終了しヴァイキングの船が出航する際に、カラスの群れでできた雲の中へと消えていったとされる。
十字軍遠征
西暦1095年–1291年
エルサレムを獲得するため、教皇が「聖戦」を宣言する。
教皇ウルバヌス2世の像。
教皇ウルバヌス2世の主導の下、西ヨーロッパ各地の志願兵からなる軍事遠征隊が動員された。その目的はビザンツ皇帝アレクシオス1世コムネノスを援助し、同地域におけるセルジュークの侵入に対抗することにあった。隊jは主に西ヨーロッパの諸侯や貴族によって率いられたものの、貧しいキリスト教徒による大規模な民衆参加も見られた。彼らはイスラムの支配からエルサレムを "解放" する機会を望んでいたのだ。
後の歴史家によって「第1回十字軍」と称されることとなるこの遠征では、ヨーロッパのユダヤ人居住区や正教会共同体に対する大規模な暴徒による暴力、アナトリアやレバントにおける民間人の虐殺が起きたことでよく知られている。その後2世紀に渡り、教皇の権威の下で更に7つの主要な十字軍の召集があった。それは既存のウトラメール国家 (エルサレム王国、アンティオキア公国、エデッサ伯国、トリポリ伯国) を支援するためのものだったが、後にオスマン帝国やカタリ派、グラナダ王国への攻撃を呼びかけるものも含まれるようになり、それらもまたバチカンによって認可された。
これらの紛争において、戦闘員が神学的あるいは全キリスト教的な武器や儀式ないしは神の介入を直接利用しようとしたとする記録が存在する (特に最大規模の戦いとなった第1次から第4次十字軍において顕著である) 。しかし、戦闘の結果を変えるためのこうした努力に対して神聖なる権威が応答した証拠は1つも存在しない。その理由は依然として不明である。
南極大陸のアーティファクト
西暦1100年頃
不明な集団あるいは儀式によって、神学的武器が製作される。
The artifact. Photographic peculiarities believed to be the result of EVE interference.
2011年、財団の南極探検隊は目的地へ向かう途中に、氷床でほぼ完璧な状態で保存された槍の穂先を発見した。隊員たちは当初、この遺物に特別な興味を向けなかったが、隊員の一人がそれを検査した際に幻覚と吐き気を覚えたことで注目された。その後まもなく、別の隊員がこの遺物を回収し、南極の仮収容施設へ運び込んだ。
このオブジェクトの予備分析では、様々な顕著な異常性が示された。第一に、オブジェクトは極めて強力なアキヴァベクターを有し、その近傍のヒューム粒子とEVE粒子を極端かつ混沌とした形で再構成していた。にもかかわらず、既知の宗教との明確な関連性は確認できなかった。第二に、この槍の素材はベリリウム銅 (メカニトが頻繁に用いる異常物質) であったが、年代測定と小さく彫られた刻印から判断すると、10世紀または11世紀の東アジアで製作された可能性が高いことが示唆された。最後に、このオブジェクトが南極大陸に存在したこと自体が疑わしいものと考えられた。発見された地域の周辺には、他に人工的な構造物や遺物が見つかっていないにもかかわらず、依然として異常な挙動を示しており、その場所自体に何らかの意味合いがあることを示唆した。
発見から6日後、施設内の電力が36秒間停止し、オブジェクトを収容していたチャンバーの監視機器が全て停止した。復旧した時点で、オブジェクトは喪失していた。本稿執筆時点では、SCP財団と戦術神学部門は問題のオブジェクトの重要性や現在の所在を示す新たな証拠を発見できておらず、神学的に重要な目的で使用される武器であるという漠然とした理解のみが得られている。
モンゴル帝国の侵攻
西暦1155年-1227年頃
アジア征服のため、チンギス・カンがテングリ神との間に協定を結ぶ。
大山ブルカン・カルドゥン
中世、モンゴルのボルジギン氏族にテムジンという名の子が生まれた。青年期に氏族の指導権を巡る内部抗争が勃発すると、テムジンはブルカン・カルドゥンにて儀式を行い、天空神テングリに対して、自らをモンゴル帝国の敵を打ち倒す地上におけるテングリ神の化身とするよう祈願した。恐らくテングリ神はこれを聞き入れ、テムジン (歴史的に広く知られた名ではチンギス・カン / ᠴᠢᠩᠭᠢᠰ ᠬᠠᠭᠠᠨ) はその後、アジアとヨーロッパに跨がる2300万平方キロメートル以上の土地を征服し、1億人を超える人々を統治することとなる。
財団が保管するᠮᠣᠩᠭᠣᠯ ᠤᠨᠨᠢᠭᠤᠴᠠᠲᠣᠪᠴᠢᠶᠠᠨ (一般的には『モンゴル秘史』あるいは『金書』として知られる書物) の異常な写本によると、チンギス・カンとテングリ神の間で結ばれた契約の条件には、その肉体をブルカン・カルドゥンへ返還することが含まれており、同地においてチンギス・カンの遺体が異常かつ未知の変容を遂げていることが確認されている。歴史を通じ、様々な組織によって当該地域の隔離が維持されてきたが、現在はSCP財団と世界オカルト連合が協力し、地域の安全確保と監視を継続している。
大囲壁
西暦1300年頃
ショナ人たちが霊的世界へ移動するためのゲートを構築する。
Ruins of the Great Enclosure, located in modern Zimbabwe.
西暦1300年頃、現代のジンバブエ、マシンゴ州にあたる地域において、ショナ人が防壁に囲まれた都市を築いた。後にこの都市は、侵攻してきたポルトガル人により「グレート・ジンバブエ」と名付けられた。
考古学者は長年にわたる研究で、この集落がショナ人の国際貿易の中心地であったことを確立してきたが、財団の研究者はまた、この構造物内に14世紀まで遡るシャーマニズム儀式の実践の証拠を発見した。これには、構造物の "大囲壁" 内に存在する物理的なゲートウェイの遺構が含まれる。これはスヴィキロ (ショナ人の文化における霊的活動の実践者) が霊的世界へ移動するのに利用された。
更なる研究結果は、考古学調査によって確かめられてきた多くの貿易相手が実際には物理的な手段ではなく霊的世界を通じて接触されていたことを示唆しており、これはスヴィキロのシャーマニズムの能力が極めて高いことを示している。歴史学はアフリカ大陸におけるシャーマニズムの実践に関する知見をしばしば無視してきたが、ショナ人は、神学的儀式を経済的利益のために世界規模で実践的に応用した最初の集団の一つとして評価されるべきだと言える。
ギョーム・ベリバステの死
西暦1321年ごろ
ギョーム・ベリバステが異常な日誌を完成させる。
カタリ派の最後の完徳者であるギョーム・ベリバステの個人日誌が完成し、名前のリストを継続的に更新し、日誌と相互作用した人物に幻視をもたらす異常なオブジェクト (SCP-1321) が生み出された。これは、アルビジョア十字軍によって異端として処刑される前に、ベリバステが自身らの宗教の神聖な儀式を守るために行った最後の行動の結果と考えられている。
マンサ・ムーサの巡礼
西暦1324年ごろ
マンサ・ムーサは、メッカ巡礼の道中で経済的・宗教的な動乱を残す。
マリ帝国の第9代王マンサ・ムーサは、数万人に及ぶ随行者と、マリ帝国各地から集められた膨大な量の黄金を携え、後世に名を轟かすこととなるメッカ巡礼へと出発した。その数十年前にイスラム教に改宗し、伝統的な儀式や慣習を捨て去ったマンサ自身は知らなかったが、巡礼中に彼がした非常に "気前の良い" 行為は、金が採掘された地域の土地神 (ゲニウス・ロキ) たちの怒りを買っていた。
マンディンカ族の複数の超常組織のタリク記録に記されているように、忘れ去られた土地神は、マリの人々とその先祖たちに、地中に隠された富を与え続け、彼らの名前が記憶から消え去った後にさえ、より容易に黄金の富を蓄えることを可能にしていた。マンサ・ムーサの行為は、異教の信者に向けて古代の祝福を浪費した、重大な裏切りと見なされた。
マンサはメッカからの帰還後、呪いや悪霊による罰として、数々の災難に見舞われたと伝えられている。その詳細な情報は、時を経る中で失われてしまった。しかし、マンサ・ムーサが最終的に、自らの施しだけでなく土地神たちの恵みによってこそマリの民が恩恵を受け、祖先の地を輝かしい都市と知的・文化的に卓越した帝国へと築き上げたことを認め、彼らを説得したことは明確に記録に残っている。この際の贖罪として、土地神たちを称え、鎮めるための祠が複数建てられたが、現在まで残っているものはない。
前近代
前近代は、絶え間ないグローバル化と工業化の拡大によって特徴づけられる。こうした動きは、植民地を多く有する大国の権力をますます強めたが、同時に彼らが広めた文化的・宗教的構造をも強化した。急速な技術発展が、新たな学術分野 (特に人文学・社会学の関連分野) の発達と連動して起きたが、このような急速な変化は、世界全体の急速な世俗化と合わさり、後に戦術神学を生み出す最初期の知的枠組みをもたらした。
天界の文字
西暦1582年ごろ
エノク語の基本アルファベットが完全な形で記録される。
エノク語の全文字。
王室付きのオカルティストであり古物研究家であったジョン・ディーは、複数の強力な奇跡術儀式を完遂した末に、神性言語の最初の完全な記録を残した。学者たちから「エノク語」と呼ばれるこの文字は、初歩的な直接の意思疎通や、錬金術的に誘導された占術による口述記録に用いられたと考えられているが、この行為はディー自身の心身の健康に深刻な影響を与えたと推測される。
残念ながら、1989年にディーの個人蔵書が破壊され略奪されたため、彼の完全な著作の大部分は、古物研究家としての彼自身と共に喪失することとなった。しかし、残存する様々な写本や無意味とみなされていた異言の断片から、その言語の原型が復元された。
エノク語は神学者と神との間のコミュニケーションにおいて最も効果的な手段であるとともに、最も基本的な手段でもあり、人間の言語と天上の言語のほぼ中間的な役割を果たしている。その極めて初歩的な性質のため、より複雑な概念や象徴を翻訳することはほぼ不可能だ。なぜなら、神性言語がさらに発展すると、多くの場合で既存の言語的慣習の枠組みを逸脱することになるためである。
プラハのゴーレム
c. 1600 CE
ソロモンの儀式における "第七の鍵" を用いて、1体のゴーレムがプラハで創造された。
A depiction of the Golem created in Prague.
16世紀のある時期、プラハのゲットーに住むユダヤ人たちは、同地域の非ユダヤ人からの敵意の高まりに直面していた。ポグロムの脅威が高まる中、ラビ・イェフダ・レーヴ・ベン・ベザレル (通称マハラル) は粘土でゴーレムを造り、額にヘブライ語のאֶמֶת (emet、真実) を刻むという未知の儀式によって命を吹き込んだ。現在では、マハラルがゴーレムの内部にソロモンの儀式の第7の鍵を隠していたことが分かっており、その鍵はゴーレムに計り知れない魔術的能力を付与していた。
その後の出来事は不明だが、ある時点でマハラルはゴーレムを停止せざるを得なくなった。マハラルはゴーレムの額に刻まれたאֶמֶתという文字からアレフ (אֶ) を消し、מֶת (met、死) と綴るようにした。するとゴーレムは生命を失い、不活性化したという。地域の非ユダヤ勢力にゴーレムの真の姿と居場所を悟られぬよう、マハラルはゴーレムの残骸と第7の鍵を旧新シナゴーグの屋根裏に隠した。
第七次オカルト大戦の間、ドイツのオブスクラ軍団はその屋根裏部屋から第7の鍵を盗もうとしたが、その際にゴーレムが偶然に復活した。ゴーレムは現在も再活性化しており、財団は所在を把握していないものの、積極的に敵対しているわけではない。ゴーレムはジョセフ/ヨーゼフという名に応答する。
ピエトラ・デュラ
c. 1600
ピエトラ・デュラが、ムガル帝国の複数の皇帝によって作られる。
Non-cognitohazarous portion of the pietra dura.
Through a still poorly understood anomalous process, various Mughal Emperors in India utilize a stonework technique known as pietra dura or parchin kari in decoration to create cognitohazardous worship centers at various royal tombs (most famously on display at the Taj Mahal.) Although the creation of these foci are still being researched in the modern day to understand the mechanism, the inlaid stone artwork converts the appreciation of the artwork into a form of worship, generating Akiva fields comparable to more traditional types of religious expression. It is theorized that the Mughals used these techniques to ensure a degree of theocracy without outright placing the Emperor himself in a place of direct worship.
スカーヴァティーの崩壊
西暦1687-1758年ごろ
終末の到来を遅延させるため、アジア地域で神殺が試みられる。
The surrender of the Dzungar army to the Qing in 1756. The location of Sukhāvatī is revealed shortly after by Khan Dawachi.
A series of expeditions into Central Asia spanning the reigns of the Kangxi, Yongzheng, and Qianlong Emperors are discreetly carried out during the Dzungar-Qing Wars, with the goal of locating the Sukhāvatī realm. Residing in Sukhāvatī is an embryonic eschatological deity worshiped as the Wusheng Laomu (lit. Unborn Old Mother) by numerous salvationist sects as early as the 16th century.
清・ジュンガル戦争
Measures taken by Ming (and later, Qing) authorities to suppress the activities of these groups and thus extinguish the concept of the Wusheng Laomu were previously considered successful. However, the proliferation of increasingly eschatological teachings and an increase in anomalous phenomena suggesting the imminent arrival of the Maitreya Buddha by order of the Wusheng Laomu, led to the decision to take a more hands-on approach to incapacitating the underdeveloped deity.
Imperial Qing records indicate that their efforts were successful, with Sukhāvatī razed and the Wusheng Laomu aborted towards the end of the Fourth Dzungar War in the reign of the Qianlong Emperor. Salvationist sects continue to operate to the modern era, but contemporary dharmic nullification procedures are sufficient in suppressing efforts to nurture the revival of the Wusheng Laomu, or the synthesis of an alternate vehicle for the Maitreya Buddha and subsequent eschaton.
ヘルメスの召喚
西暦1722年3月10日
哲学者たちの賭けが死をもたらした。
ジョン・トーランドの肖像画。
啓蒙時代のアイルランド人合理主義哲学者ジョン・トーランドが、当時の有名なオカルティストや秘教的人物 (マリー=アンヌ・ド・ラ・ヴィルやジェイコブ・ブルースなど) が集まったサロンに出席中、殺害された。サロンの出席者がヘルメス主義の成果や価値について議論していたとき、そこにいた無名の魔術師が、いわゆる"エメラルド・タブレット"または لَوْح الزُّمُرُّذ を徹底的に研究した結果、ギリシャ神ヘルメスを召喚できると主張した。ほとんどの神秘的な信仰に懐疑的だったことで有名なトーランドは、友人のバロン・ドルバッハと何も起こらないと賭け、その男にこの能力を発揮するよう勧めた。
この正体不明の魔術師は、ロンドンの他のヘルメス主義実践者に支援を要請し、サロンのあるタウンハウスの地下室で儀式を行った。目撃者の証言によると、ヘルメスの名を持つ神聖な存在を召喚することに成功したものの、その存在は「こんな馬鹿げたことに構っている暇はない」と主張してすぐに立ち去った。しかし、暇な代わりの者が来ることを約束した。
召喚円の中に第二の存在が現れ、それは数頭のヒョウと、踊る"野生の"女性たち (恐らくマイナス) に囲まれており、ディオニュソスという名であった。その存在は最初は温厚で、魔術師や見物客の驚嘆を面白がっていたが、トーランドが"神を装った芝居がかったトリック"を嘲笑し続けたために激怒し、哲学者はマイナスらの狂乱した攻撃を受けて、バラバラに引き裂かれた。ピューリタン当局によるさらなる調査を抑制するため、トーランドは早急に埋葬され、目撃者全員がその夜の出来事について秘密を守ると誓ったものの、関連する証言は財団のアーカイブに複数残されている。
近代
近代は「科学技術と超常科学技術の進歩こそが、より効果的かつ持続的な収容戦略を可能にする」という事実を突きつけながら、現代まで続いてきた。アキヴァ放射の発見と科学的基準の統一によって、財団は学際的なアプローチで課題に向き合うことができるようになった。これは、神格実体との外交関係の構築から、宗教的慣習の世界的な衰退のために発生した問題への対処まで、広範囲に渡る。
天使の輝き
1862年4月6日
信仰的干渉が北軍に勝利をもたらした。
Shiloh Church
アメリカ南北戦争で起きた"シャイローの戦い"が、北軍側の予想外の勝利で集結した。この戦いは南軍の大隊による奇襲攻撃によって始まり、北軍側は物資と増援が不足していたため、シャイロー教会という小さな教会まで退却することになった。
Despite this, surviving records indicate that members of the Union army were unexpectedly capable of recovering from their wounds at an unprecedented rate, with injuries that would have normally been fatal adopting an abnormal blue luminescence while within the vicinity of the church. This allowed the Union army to hold the Confederates until additional reinforcements arrived.
Years later, surviving members of the battle were examined by Foundation theologians who found a heightened level of Akiva sensitivity, consistent with that of individuals who have undergone minor sanctification. This matches readings of the Shiloh Church itself, which, despite being at the center of the engagement, shows no signs of wear or damage from the conflict.
第六次オカルト大戦
西暦1864年–1868年
苛烈な魔術戦争により、異常界に荒廃がもたらされる。
サイト-2へと輸送中のデミウルゴスの遺体。
戦いの細部についての情報は大部分が失われてしまったものの、第六次オカルト大戦は歴史上の異常な紛争の中で、最も苛烈かつ最も影響の大きい戦いであったと考えられている。この戦争は当初、奇跡術師の2つの派閥が互いに攻撃し合うという構図で始まった。多くの異常団体が瞬く間に、そのどちらか一方の味方に付き、1つの衝突から大規模な戦争へと発展した。その熾烈さと参戦した魔法使用者の多さのため、異常界全体が混乱に陥った。異常界のおよそ93%が、この争いに何らかの形で巻き込まれたと推定されている。
この紛争の最中、「ソロモンの儀式」と呼ばれる強力な魔術的儀式が、「涜神者団」の名で活動するドイツの秘密結社によって再発見された。1868年10月13日、儀式の一部が執り行われたが、彼らは召喚されたデミウルゴスを制御する代わりに破壊した。当時はほとんど知られていなかったものの、このデミウルゴスは世界における奇跡術の異常な影響力を制限する役割を担っていたため、その死によって奇跡を抑える蓋が取り払われることとなった。この結果、世界中で異常な活動が急増し、莫大な犠牲者を出し、両陣営とも戦争を継続できないほどのダメージを受けた。第六次オカルト大戦は、1869年に終戦を迎えた。
続く1870年、複数の先行正常性団体 (全米確保収容イニシアチブなど) が合併し、中央集権的な正常性維持機関を作り上げた。後に "特別収容プロトコル" 財団 あるいはSCP財団と呼ばれることになる組織である。この組織の成立によって、ヴェールが確立された。異常存在に対する抑制が開始され、最終的には、世界全体で "正常" という現体制を作り上げた。
ヴェールの裏で活動する現代の学者たちの間で議論されることはほとんどないが、第六次オカルト大戦は異常界だけでなく、神学的思考全体にとっても大きな転機となった。デミウルゴスの死によって、異常界に属する多くの人々が、啓蒙主義的なナディロシス (神々を殺す研究) の視点が理論上だけのものではないことに気づき始めた。1939年の第七次オカルト大戦を皮切りに、この認識はやがて「戦術神学」の可能性を世界に解き放つことになる。
アキヴァの定義
西暦1871年
神性の存在度が初めて数値的に定量化される。
Samuel Birnbaum's menorah.
第六次オカルト大戦がアブラハム宗教における唯一神を殺害していないことを科学的に証明する試みの中、カバリストであるサミュエル・ビルンバウムは神性の存在度を初めて数値的に定量化した。その方法は、メノーラーをガラスケース内の秤に乗せ、オリーブ油の燃焼速度を様々な場所で測ることだった。黄金の夜明け団での同僚から金銭的支援を受けた彼は、更なる実験のためオスマン帝国へと渡り、同じ条件下で同じ量の燃料がエルサレム市内ではスペイン南部の7倍長く燃焼することを観察した。この調査に基づき、ビルンバウムは「1アキヴァ」をエルサレム市における「神の存在」の平均的な値として定義した。
ビルンバウムは、周囲の都市よりもアキヴァ放射レベルが高い、神殿の丘に行くことができなかった。環境アキバ場が高い場所は限られているため、オカルティストたちの間ではセンチアキヴァが標準単位として採用された。
ビルンバウムがなぜ、新たに定義した単位を、紀元135年に処刑された有力なユダヤ人学者であるラビ・アキヴァ・ベン・ヨセフにちなんで命名したのかは不明である。しかし後年に彼が残したコメントによると、自身の祖先であるユダヤ人を敬うことを望んだようだ。ビルンバウムは幼少期に英国国教会の洗礼を受けたが、成人してからはヘブライ語とアラム語の読み方を学び、生涯を通じてタルムードの研究に大きな関心を示した。
"神の盲点"
西暦1884年
地球上で唯一知られているアキヴァ値0地点が特定される。
神性の存在度を定量化する方法が発見されて間も無く、黄金の夜明け団はシナイ半島の周囲におけるアキヴァ値を測定するために、様々な初期の奇跡量測定器を使用した。彼らは特に、出エジプト記4章24~26節に言及されている "宿" と呼ばれる場所を探していた。その場所は、神がモーゼを殺すことに失敗した場所である。彼らは問題の地点を再発見することに成功したものの、その神学的に重要な性質を十分に活用するための資源が不足していた。
黄金の夜明け団は追加の構成員を募集するため、1888年にロンドンに寺院を設立したが、すぐに内部対立に巻き込まれることとなった。"宿" の所有権は財団の前身組織の手に渡り、現代のSCP財団によって収容された。施設Tに関する全ての詳細情報は機密指定されている。
ベルクエントリュックング
西暦1915年–1918年
第一次世界大戦の戦場で複数の神性実体が目撃される。
第一次世界大戦の初期、戦火に巻き込まれた複数の交戦国の国民たちは、ベルクエントリュックング (Bergentrückung) あるいは "山に眠る英雄たち" を呼び覚まし、再び故郷を守るために立ち上がらせる方法を探求した。伝統的な宗教的崇拝の概念とは無関係ながら、これらの伝説の英雄への信仰はアキヴァ放射シグナルを伴う神性の顕現を、記録されているものだけで少なくとも5件引き起こした。
SCP-4918として分類されているこれらの存在は、現代の神学における神性の捉え方に疑念を投げかけ、一般的な宗教的信仰と異常な戦争の交差点に関するより深い洞察をもたらした。また、アキヴァ放射線がいわゆる "宗教的" 信念にのみ関連しているのではなく、むしろ信念そのものの概念に結びついていることを示した。
ファラオの呪い
April 5th, 1923
Lord Carnavon dies from blood poisoning.
Six weeks following the opening of the tomb of Tutankhamen, the financier of the expedition Lord Carnarvon is pronounced dead from blood poisoning. Occurring two weeks prior to a media frenzy falsely reporting that a curse has supposedly been found within the tomb — alongside numerous other supposedly cursed events during the expedition — current hypothesis suggest that this resulted in a manifestation of such a curse into existence. Additionally, as current Akiva readings suggest, this curse is not bound to the tomb of Tutankhamen and seems to extend to almost all archeological efforts within the region.
Fortunately, due to the curse itself manifesting from misinformed belief as opposed to genuine worship, department contacts within theological and archeological circles have been able to slightly shape the guidelines of the curse towards Foundation interests. This, combined with the large amount of estimated anomalous objects still undiscovered within the Valley of the Kings, serves to prevent other Groups of Interest from securing them first.
第七次オカルト大戦
西暦1939年–1945年
ソロモンの儀式を巡り、ヴェール下での戦争が勃発する。
Photograph purportedly taken in Germany on January 11th, 1945.
第三帝国がヨーロッパ全土に渡る民族浄化計画の準備を開始した裏で、ドイツ政府のオブスクラ軍団は、その戦いを早期かつ効率的に終結させるため、オカルト技術の実践についての研究を開始していた。その中で、ある魔術的伝説が彼らの注目を引いた それは「ソロモンの儀式」と呼ばれる神学的儀式であり、噂によれば、人間1人を変身させ、奇跡術の法則そのものを改変可能な能力を有する神へと至らしめるものであるとされていた。この情報を得たナチスは、儀式に用いるため、アキヴァ含有性の多様なアーティファクトを収集し始めた。その中には、新生する神を操るために使う7つの「鍵」のうち6つも含まれていたが、これにより、他のオカルト団体がナチスの活動に気づくことになった。それらの団体は連合国オカルトイニシアチブ (AOI) として同盟を組んだが、これが第七次オカルト大戦の幕開けであった。
Although the Obskuracorps possessed six of the seven keys necessary, the last key was possessed by the AOI within the reanimated Golem of Prague, making it impossible for the Nazis to complete the ritual properly. As the war progressed, it became clear that in order to perform the ritual, the keys would need to be artificially recreated. After the SCP Foundation learned of their activities and joined the war on the side of the AOI, the Obskuracorps recognized that their time was limited, and thus attempted to perform the ritual on January 11th, 1945.
Although the first part of the ritual was successful in converting an individual into a demiurge-like being, the second part — designed to control it — failed, allowing the being to rampage freely across the area while killing many Obskuracorps officers. Through the combined effort of the AOI, the SCP Foundation, and various other occult groups, the demiurge was neutralized on January 12th, 1945, through the use of a thaumic eigenweapon.
While this event led to many major geopolitical shifts beneath the surface of the Veil (such as the founding of the United Nations Global Occult Coalition), one important consequence was the newly named field of "tactical theology" gaining immense traction in occult academia. A number of groups have attempted to mimic the efforts of the Obskuracorps since the end of the Seventh Occult War for various purposes, but with the SCP Foundation and Global Occult Coalition in control of the artifacts and means to reproduce it, it is unlikely that the Rite of Solomon will ever be completed again.
Modern consensus between Department of Tactical Theology academics suggests that the second set of keys produced by the Nazis failed because they did not act as Akiva sinks; or, in other words, that no one had faith they would be effective.
二度目の降誕
1945/07/28
Jim Davis is born.
キリストの再誕は、1945年7月28日に発生した。戦術神学部門の広範な調査により、ジム・デイビス氏 (漫画作品『ガーフィールド』シリーズとその派生作品の作者として有名な人物) がナザレのイエスの生まれ変わりであることが示唆された。デイビス氏が自分自身が有する神性を自覚しているかどうかは不明である。
戦術神学局の設立
1951年10月22日
ジョシュア・アロンソンにより、戦術神学局が設立される。
Joshua Aronson, demonstrating rudimentary "Akiva Seeding".
第七次オカルト大戦の影響が未だ大衆の記憶に鮮明に残る中、朝鮮戦争においてアキヴァベースの兵器が運用されていることが分かった。アキヴァ場についての知見自体が乏しかった (況してや、その適切な利用の手法は全く知られていなかった) にもかかわらず、歴史を通じて宗教的な兵器が使用されてきたことに刺激され、アメリカ政府はこの戦争にアキヴァ場を利用しようと試みた。これらの戦術の中で最も注目されたのは、(現在で言う)「アキヴァシード」の使用である。これは、神性による介入を促進する (同時に敵対する神々の介入を阻止する) ために、味方陣営の神格に関連するアーティファクトを戦地全体に配置する行為を指す。
SCP財団は、直近のオカルト大戦の余波の中で、紛争を幅広く監視しており、アキヴァ放射の戦術的使用にも関心を抱くこととなった。ジョシュア・アロンソンは4ヶ月にわたる徹底的な調査の後、O5評議会に調査結果を提出し、超常軍事組織 (世界オカルト連合など) がアキヴァ放射を利用する可能性が高まったと報告した。評議会投票の結果は8-1-4で、戦術神学局の設立を承認した。
Grinch's Ultimatum
December 26th, 1957
A malevolent entity is banished through mass-publication.
Theodor Geisel's depiction of the entity shortly after the attack.
Theodor Geisel, better known by his pen name Dr. Seuss, suffers from an attempted possession by a powerful entity. Believed by Foundation theologians to have been an inverted simulacrum of the Christian nativity, it had appeared to the author through reflections in various surfaces, although only during the winter season. This came to a head when the entity appeared to Geisel in place of his own reflection, where the entity is believed to have exploited Geisel's lack of holiday spirit to gain control of his body.
Although Geisel was able to temporarily ward off the entity, the experience left him terrified of further possession attempts. As such, Geisel spent the following weeks crafting a simple yet moderately powerful religious doctrine, created to more permanently ward off the entity and hopefully prevent others from falling victim to its possession attempts. Crafted in a style of Geisel's other works, the doctrine easily spread throughout the continental United States, becoming one of his best-selling works. This publication is also believed to be the most effective application of tactical theology by a civilian in the modern era, as further accounts of this entity have diminished to near zero.
神格化実験
1958–1968 CE
戦術神学局は神を創り出そうと試みる。
Junior Researcher Jackson Riley attempting to measure the Hume output of an experiment.
One of the most important goals set out by the early Office of Tactical Theology was the successful synthesis of a god. The theory was that, with enough trial and error, one could study the birth of a divine entity in a controlled environment, and hopefully learn how to control it. This major leap in development towards the birth of new gods and control of old ones would allow the Foundation to gain an extraordinary advantage in not only containment efforts, but also conflicts that may arise between religious organizations.
Although apotheosis was eventually synthesized, the so-called "Apotheosis Experiments" never achieved what they set out to do. While the understanding of Akiva radiation had gained significant funding and made decent progress, many of the mechanisms underpinning apotheosis were very poorly understood or misrepresented in early literature. This caused significant problems for the team, resulting in many workplace accidents and — in one notable instance — the eternal damnation of a junior researcher, who remains irretrievable to this day.
The Apotheosis Experiments came to an explosive conclusion in 1968, when Joshua Aronson, the Department Head, was inadvertently exposed to extreme concentrations of Akiva radiation in a short time span (~50-75x magnitude increase in <.3s) while deconstructing a potent anomalous artifact. This event was presumed to have caused severe thaumic backlash in the immediate radius of Aronson, resulting in him quickly perishing from what was later determined to be total organ failure.
While there is little evidence to support it, a number of individuals have held onto the belief that Aronson's experiment successfully resulted in his own apotheosis. Currently, no evidence exists that suggests Aronson became a divine entity, and this line of speculation is generally discouraged by the Department due to the possibility of a self-fulfilling prophecy resulting in retroactive deification.
境界線イニシアチブ
1960 CE
アブラハム宗教を中心とした、新たなGoIの誕生。
The Horizon Initiative logo.
In the midst of the Seventh Occult War, three individuals — one Jewish, one Christian, and one Muslim — met in a nondescript and unknown location, and began the formulation of a new, Abrahamic movement. Although their plans would not come to fruition for another sixteen years, in 1960 the Horizon Initiative was officially formed.
The Horizon Initiative was (and still is) a very chaotic and unstable organization, with many internal sects operating independently to one another under the same name. Interestingly, these sects were not divided amongst religions, but rather attitudes towards the anomalous and primary aims and interests. Some sought to destroy anomalous entities, while others sought to harness or incorporate them into Abrahamic viewpoints.
With the Horizon Initiative's founding and continued activity, tactical theology would begin to see more widespread use, especially under the Veil. Their activities in their earlier days put significant financial pressure on the Department, and strained tensions between them and the SCP Foundation as a whole.
部門の昇格
July 8th, 1976 CE
戦術神学局が戦術神学部門になる。
Throughout the 60's and 70's, financial strain and external pressure stretches the Office of Tactical Theology thin. The activities of the relatively new Horizon Initiative and the expanding scope of the office's responsibilities result in its employees being consistently overworked, stressed, and under scrutiny. By 1975, the office has nearly 100 employees and is extremely underfunded, a fact that begins to become apparent to the senior staff of the Foundation.
On March 4th, 1976, Director Muhammud al-Taqi approached the O5 Council to request for the Office of Tactical Theology to be upgraded to the Department of Tactical Theology. This would allow for the then-Office to receive significantly more funding and resources, as well as many benefits not currently allotted to their group. This proposal also included various restructurings to the Office, including the splitting of the "Non-Abrahamics" Sub-division into various other Divisions with more specialized personnel.
On July 8th of the same year, the O5 Council voted to promote the Office of Tactical Theology to a department in a 6-2-5 vote.
As per protocol, the newly-promoted Department of Tactical Theology was provided UL-00915 as a base of operations, now designated Reliquary Area-27. Formerly a Roman Catholic minor basilica, UL-00915 was found to have a degree of resistance to reality reconstructions, and has thus been retrofitted to serve as a safehouse for Foundation staff. UL-00915 was granted to the Department of Tactical Theology under conditional access, namely that it maintain emergency quartering alongside regular department responsibilities.
ORIAの設立
1979年
The Organization for the Reclamation of Islamic Artifacts is created.
ORIA Logo
In the wake of the Islamic Revolution in Iran, the Organization for the Reclamation of Islamic Artifacts (or سازمان احياء اثار in its native Farsi) is officially folded into the structure of the newly formed Revolutionary Government as the Islamic Artifact Reclamation Directorate.
While on paper loyal to the Ayatollah and orthodoxy of the new regime, ORIA maintains a surprisingly autonomous position within the government as it remains focused upon protecting its sphere of influence and its people from anomalous as well as colonial threats. Pragmatism, first and foremost, is their watchword, and while they have often shunned any assistance from outsider groups, cooperation is not unheard of if it is in their best interests.
In particular, ORIA acts as the diplomatic bridge between Dar-al-Islam and the anomalous beings known as djinn. While differing greatly from the popular image of a 'wish granting genie', these beings are known for their ability to walk between reality and the external dimensions since before the founding of the early Mesopotamian kingdoms. Djinn form political structures of their own known as Houses, the oldest of which is House Afsaneh of Persia which has a longstanding, if tenuous understanding with ORIA.
エンテオゲン利用式のアキヴァ測定器
1982年
非異常の科学原理に基づくアキヴァ定量化手法の発見。
これまでアキヴァ値計測の方式は悪魔を召喚し取り込む電気回路を用いる悪魔工学によって標準化されていたが、この方法には深刻なリスクと欠点があった。1980年代までに、戦術神学部門はアキヴァ定量のための代替方法を積極的に模索していた。
メスカリンの構造式。
Doctor Gerald Dennison, known throughout the Foundation as the resident "expert on drugs", contacted the department in 1982, proposing a new method of quantifying the Akiva Field based entirely on non-anomalous scientific principles. He had taken an interest in recent research into entheogens, chemical substances that enhance perception of the divine when used as part of religious or shamanic rituals. Doctor Dennison hypothesised that the Akiva field affected the affinity of these entheogen molecules for receptors within the brain. With funding and support from the Department of Tactical Theology, he created a working prototype capable of quantifying Akiva radiation later that year, by observing the effects of the entheogen mescaline on human neurones.
その後の改良により、生きたヒト神経細胞を培養して維持する必要はなくなったが、N-THEOシリーズのアキヴァ測定器は現在でも使用され続けている。
シナイ山危機
1988年1月
SCP財団、境界線イニシアチブ、ORIAの三者が、神格化を企むカルト教団を止める。
1988年、「ザ・サンライズ」を名乗るカルト教団 (GoI-9382、解散済み) が、聖カタリナ修道院の史跡に異常な手段で拠点を構築し、要塞化した。アイカテリネ (Αἰκατερίνη: コイネー・ギリシア語で「カタリナ」に当たる名) という現実改変者によって率いられるこの教団は、神格化儀式の準備を開始した。この儀式は、その効果を驚異的に増幅させるため、現地に元々存在していた天然のアキヴァ蓄積を利用するものだった。
ヴェール崩壊に繋がる危機的状況のため、SCP財団、境界線イニシアチブ、ORIAの3者からなる合同部隊が結成され、財団のヨッサリアン・レイナー博士がその責任者として状況を評価した。
レイナー博士は、修道院の壁のすぐ外側にある天然のアキヴァ放射蓄積を利用し、イニシアチブとORIAから借用した複数の異常アーティファクトを駆使して、何百ものジンを召喚して異常な要塞に群がらせることに成功した。これにより教団は不安定化し、合同部隊は防衛線を突破することができた。アイカテリネは捕縛され、まもなく境界線イニシアチブによって無力化された。
MTF Eta-77 Establishment
May 17th, 1988
Mobile Task Force Eta-77 is officially formed.
Following the Mount Sinai Crisis, the Department of Tactical Theology demonstrates its need for a specialized Task Force, eventually cementing the creation and membership of MTF Eta-77 ("Spheres Within Spheres"). This task force is the first (and still primary) MTF employed by the Department, specializing in religious combat and expert deployment tactical theology.
Akiva Measurement of the Shroud of Turin
1988 CE
The Akiva count of a major holic relic is quantified for the first time in a secular setting.
Photograph of the Shroud of Turin.
The Shroud of Turin is a holy relic, venerated as the burial shroud of Jesus of Nazareth and allegedly imprinted with an image of his body. In 1988, Foundation reserchers obtained permission from the Holy See to remove a swatch of material, enabling a major relic's Akiva count to be measured under laboratory conditions for the first time. This research confirmed that even small samples of the Shroud retained the artifact's elevated Akiva levels, even when placed in a secular context.
Although radiocarbon dating of the Shroad dated it to 1260–1390 AD with 95% confidence, and so it could not have been Jesus of Nazareth's actual burial shroad, the announcement of this finding did not affect the object's Akiva reading. It is unclear whether this is because the object's long history of reverence has more impact on its Akiva reading than its current perception, or because faith is inherantly resistant to scientific disproof.
The Undervegas Initiative
January 12th, 1991
ラスベガスが文字通り地獄に落ちる
Site-666
On January 12th, 1991, the city of Las Vegas in Nevada, USA experienced a large-scale anomalous event that temporarily merged it with a similar city — "Undervegas" — located in the Christian representation of Hell's Fourth Layer (as described by Dante in his Inferno). With the merging of the two cities, hundreds to thousands of Tartarean entities flooded Las Vegas, resulting in a localized breach of the Veil and the necessity of Foundation intervention. Thanks to the quick actions taken by Director Randall House, the situation was quickly brought under control, and Site-666 (the Luxor hotel) was founded.
Despite the separation of the two cities, Tartarean entities continued to exist throughout Las Vegas, sometimes even possessing high positions of power and rarely using them for Veil-breaking purposes. To this end, Director House established the Undervegas Initiative, bringing in multiple departments and sites of the Foundation to help prevent another large-scale catastrophe in Vegas, as well as keeping its resident demon population in line and behind the Veil.
Among the departments participating in the Undervegas Initiative, the Department of Tactical Theology played a very large role in assisting Site-666. In addition to securing a consistent stream of holy water, the department established its Demonology Division in 1994 to research ways to combat Tartarean entities effectively. Eta-77 have also been deployed on occasion, whenever the site required additional backup.
The relationship between Director House and the Department of Tactical Theology remain vague to outsiders, likely at House's own insistence.
恐怖の夜
October 31st, 1992
あるカルトが恐怖の感情に基づく宗教儀式を試みる。
On October 31st, 1992, the Society for the Preservation of Horror (a small cult of former make-up artists, actors, and directors who had been involved in the Golden Age of Horror) infiltrated a horror film festival. The group planned to use the fear generated by the event to produce the energy required for a religious ritual, designed to summon the classic "monsters" of that era, including the 1931 Dracula, the 1931 Frankenstein, the 1932 Mummy, among others. Using these entities, they intend to produce even more fear, which they believed would increase the power of their cult for several unspecified end goals, one of which is speculated to have been higher wages for individuals in the entertainment industry.
Although the ritual was successful, all of the entities summoned were mistaken for extremely dedicated cosplayers, and the cult’s plan failed. Due to this, the Society for the Preservation of Horror broke up in 1993. However, this event remains notable in the Department of Tactical Theology's history as it proved that under certain conditions, fear can be thought of as a form of worship and thus produce Akiva Radiation.
Religious Equilibrium
September 27th, 1996
An Akiva broadcaster is installed within the Popemobile.
The Mercedes-Benz M-Class Popemobile (2016)
A deal is struck between the Office of Tactical Theology and the Vatican in an effort to passively address concentrations of low-Akiva within populated areas. This was addressed via the installation of a then experimental Akiva broadcasting device within the Catholic Pope's specially designated motor vehicle (colloquially referred to as "the Popemobile") to equalize adjacent areas via the highly concentrated amount of Akiva naturally generated by the Pope himself.
This would also result in the secondary effect of reducing the then mildly-hazardous levels of Akiva generated by the Pope, as extended exposure would regularly result in disorientation, anomalous cognition, and spontaneous prophetization.
This effort would eventually lead to a long history of collaboration between the two organizations, which still continue to this day.
鉄槌計画
2000年ごろ
境界線イニシアチブ内の過激派が結託する。
財団と境界線イニシアチブの間で緊張が高まる中、後者は「鉄槌計画」の開始を決定した。これは、彼らが所有している宗教的アノマリーを利用し、直接的に "壊れた神" 信仰や第五主義セクトを攻撃する作戦である。この軍団 (通称 "狼") は後に解散されることになるが、それまでの間に、彼らが移動した先々の異常宗教界に混乱をもたらし、ヴェール下の住人たちの間における境界線イニシアチブの評判を著しく悪化させた。
Discovery of SCP-5993
August 15th, 2002
Marcus Ambrose is devoured by bees.
Marcus Ambrose's personal shrine. Note the presence of apiaries.
Foundation consultant Marcus Ambrose is discovered dead, having become host to SCP-5993 (a hive of Akiva-consuming honeybees) via unknown means. Although posthumously credited as the discoverer of the anomaly, Ambrose's potential involvement in its propagation has been debated in more recent years given his more aggressive approach towards theological containment.
As a minor but reproducible Akiva sink, the ingestion of SCP-5993-1 was a consistent safety measure against theological interference, severely decreasing the risk of possession or divine inspiration. This continued until the accidental neutralization of EE-09739, upon which the volatility of the divine when exposed to SCP-5993 was discovered.
This volatility would later be expanded upon with the development of MDV-HIVE ("Cleopatra's Coffin"), a deployment containment and neutralization vehicle that has seen an over 96% effective rate in deployments since initialization. Furthermore, utilization of SCP-5993-1 in interrogative efforts and religious dampening within the Department has become all but standard practice, and its usage can be directly correlated with the severely decreased rate of faith-based contamination.
サイト-43における収容違反
2002年9月8日
サイト-43が壊滅的な収容違反を経験する。
On September 8th, 2002, Site-43 (located nearby Area-27) suffered a catastrophic breach in their Acroamatic Abatement facility, resulting in numerous anomalous substances mixing uncontrollably and leading to severe anomalous effects and casualties. Although the breach was contained, it reoccurs annually on September 8, resetting the surrounding facility to exactly how it was on the date of the initial breach.
Although not having a major effect on Area-27, the event is somewhat notable as the breaching substances contained some religious waste byproducts. This precisely-occurring environment allowed for great opportunities in measuring the Akiva field's interaction with non-Akiva particles, namely Hume and EVE.
プロジェクト・ケプリ
2003–2010年
機動部隊カイロス-01が創設される。
Beginning in 2003 under the personal supervision of Director Al-Taqi, Project Khepri was a project spanning seven years to create the perfect Mobile Task Force for nadirosis, or the process of killing a god. By using all knowledge obtained over the years of Akiva radiation study, Kairosism was created as a means of generating worship to allow members of the task force to achieve a natural apotheosis. This occurred in 2010.
[データ削除済み]
Operation End Days
December 10th, 2012
NSTRDM-OS is brought online.
Following a large push by Foundation resources — likely due to the predicted impending eschatological doomsday on the winter solstice of 2012 — the department creates an experimental prediction algorithm. Classified as NSTRDM-OS, the program utilizes a mix of both computational and theological elements in order to calculate potential apocalyptic events via large-scale pattern analysis and occult scrying.
In addition, NSTRDM-OS acts as a complete exclusionary record of the Department and its practices, as well as a copy of every major theological text and a succinct explanation of religious customs should any particular faith's "end times" occur. Additional information is classified to Level 4/DoTT clearance or above.
アル=タキ管理官の死去
2020年10月23日
アル=タキ管理官がCOVID-19のため死去する。
SCP財団が講じた予防措置にもかかわらず、アル=タキ管理官はCOVID-19感染症に罹患し、2020年10月23日に死去した。彼の遺志に従い、その遺体は棺を用いずにイスラム教の慣習に従って埋葬された。
2020年11月4日、ヨッサリアン・レイナー管理官が彼の後任者となった。
偶発的神格化
2021年1月6日
ジャクリーン・ロバーツが意図せずして神格化を達成してしまう。
On January 6th, 2021, Junior Researcher Jacquelyn Roberts accidentally achieves apotheosis while working for the Department of Tactical Theology. This process represents the first natural apotheosis fully recorded by the Department, which has provided valuable insight into its underpinning mechanisms.
SCP-7997の誕生
2021年7月23日
ある企業が神格化を果たす。
2021年7月23日、ブラキストーン靴墨社が不明な手段によって神格化を果たした。なお、神格化を達成したのは社内の個人ではなく、会社そのものであることは特筆すべきである。その手段については、戦術神学部門が現在も研究を続けている。

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First and foremost: your entry must be related, even tangentially, to tactical theology. This might seem obvious at first, but it's important to remember that we mean tactical theology; things like the birth of Jesus or the creation of Confucianism, while very theologically significant, are not tactical applications of faith or divinity.
Second, entries should be well-researched and non-offensive, at least to a reasonable extent. A poorly-researched entry about the Baháʼí faith, as good as one may believe it is, could be quite offensive or inaccurate if due diligence is not performed. Therefore, please either only write about topics you're familiar with, or take extra care to tread lightly on grounds that are not your own.
Lastly, please be sure to only submit entries that do not drastically deviate from modern (understood) history. While certain exceptions are okay (especially as you go father back in time; see the Daevites and the Sarkics, for example), you should ensure that your proposed addition fits neatly within the established chronology of history and what's currently present on the timeline. We'll let you know if something doesn't fit.
With all that said, we'd like to make clear that to enforce a certain level of standards, ensure sensitivity and quality, and prevent coding mishaps, all entries to the timeline will be manually approved. To submit an entry to the timeline, please DM your submission to Yossipossi,
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If you have any questions or concerns about this process, please don't hesitate to reach out!
副部門
戦術神学部門は、幅広い宗教的・神学的性質を持つ多様なアノマリーを扱うための、多くの副部門を有します。これらの副部門は決して自己完結的な組織ではなく、人員や任務、権限の共有はよくあることです。非網羅的なリストが以下に提供されています。
アブラハム部門

アブラハムの宗教が世界的にどれほど広まっているかを考えると、アブラハム部門が副部門の中でも特に大規模なものの一つであることは、特に驚くべきことではないでしょう。その歴史的、文化的影響のため、宗教的アノマリーの相当数はアブラハム宇宙論を取り巻く神学に由来します。そのため、戦術神学部門が収容を担当しているアノマリーのうち、アブラハム宗教に関係した性質を持つものは半数近くを占めます (ただし、DoTTが特に中東地域に注力していることから、これは全世界の神学的アノマリーについて表した数値としては不適当かもしれません) 。
アブラハム系の教義に従う複数の宗教の間では、あるいは宗教の内でさえ、しばしば深く暴力的な分裂が起こってきました。しかしながら同部門は、関連するアノマリーと闘い、収容するために、あらゆる信仰と宗派の専門家の間の効果的なコミュニケーションと協力に頼っています。
東アジア部門

東アジア部門は主に仏教、儒教、道教、神道の伝統と、その関連アノマリーに焦点を当てています。それらの神学と宇宙論は銘々に異なるものの、発祥における地域性を共有しているとともに、人間の行為と苦悩の関係を説明するという共通のテーマを有します。この枠組みに基づき、自分自身を完全な状態へと近づけるために宇宙的エネルギーや天佑神助を利用する儀式・技術が、多くの修行者や信仰者によって生み出されてきました。
同部門において、職掌や専門分野を厳格に区分して活動する集中型のチームは、他の部門と比較すると少数です。これは、対象とする宗教の神学や伝統が多岐に渡ることを一因とします。その代わり、研究者らとチームは、発生した個々の脅威に対し、より総合的なアプローチを取ります。その結果、広く深い理解が得られるとともに、更なる戦術的機会が生じるのです。
ヴェーダ-インダス部門

ヴェーダ-インダス部門は、主にヴェーダ信仰、バラモン教、ヒンドゥー教などの、インド亜大陸の人々によって実践・伝播されてきた信仰の広がりと、それらの信仰が他の宗教と重なり得る方法に焦点を当てています。『ヴェーダ』や『ダルマ・スートラ』、『シュルティ』などの聖典に記されている儀式は、対立する地域や為政者を支配するため、歴史を通じて (そして今現在でも) 様々な集団によって使われてきました。
神学的構造の複雑さと、活発な信仰者・崇拝者人口の多さは、同部門のリソースを限界まで圧迫しています。それでも、同部門が行なってきた継続的な研究は、世界中の異常な脅威に立ち向かうために部門全体で使用されている、最も成功した戦術神学的技術と戦略のうちのいくつかを生み出してきました。
シャーマニズム/アニミズム部門

シャーマニズム/アニミズム部門は、類似したテーマを持ちながらも地域的には多様な、土着信仰の慣習を幅広く扱います。こうした慣習の文化的側面は地域・時代によって大きく変化しますが、我々の存在平面とは異なる、しかし密接に繋がり合った霊的世界の存在を信じ、そこに住む精霊たちは、説得や強制的手段によって我々の現実に来訪し得ると考えているという共通点もあります。
妖魔界実体として指定される存在とは異なり、シャーマニズム的な霊界は我々の現実界の自然的要素との繋がりを重視するとともに、多くの場合、悪魔に典型的に見られる厳密な階級構造を欠いています。こうした性質を有する宗教実践者やアノマリーは少数ですが、そうした神学体系の多くが有する古来からの特質に相応しく、その効果は非常に複雑かつ強力な傾向にあります。
シャーマニズム/アニミズム部門のエージェントは、主に霊的世界に由来する超常的病因による疾患を積極的に治療 (あるいは "ヒーリング") することに重点を置き、同時に占術と幻視に関する財団のあらゆる試みの先頭に立っています。なお、スピリット・ウォーキングや神託による未来視の試みは、O5承認を得るための事前の申請を必要とします。
ネオペイガニズム部門

ネオペイガニズム (新異教) 部門は恐らく、全ての副部門の中で、最も多様な宗教に関与しているものです。同部門はウィッカ、ケメティズム、ヘレニズム、ルシフェリアニズムなどに由来するアノマリーを扱っており、現代に復興した "異教的" な宗教の専門家、研究者、実践者らがその業務を担っています。
過去に有力であった様々なネオペイガニズム宗教が復活したことで、以前は無力化されていた複数のアノマリーが息を吹き返し、更には全く新しいアノマリーも出現し始めました。これは同部門にとって重要な問題であり、彼らは新異教的なアノマリーの収容に多大なリソースを投入し始めています。そして、必要な知識や技術を持つ神学部門の専門家を (あるいは財団内の無関係な分野の人員さえも) 引き抜いてくるようになりました。
異常信仰部門

異常信仰部門は、それ自体が異常であると見做される宗教を扱います。このような指定は、その宗教がアノマリーを中核とするか、その実践においてアノマリーと強く結びついているか、その他の点で現在のアキヴァ研究で理解されている様式と合致しない場合になされるものです。例としてはメカーニズム、ナルカ、様々な第五主義系の団体、第二ハイトス教会などがありますが、それで全てではありません。
超常宗教に関連するアノマリーを扱うため、戦術神学部門と他の要注意団体、特に境界線イニシアチブやORIAとの間の連絡もまた、多くの場合、同部門が担当します。こうした団体間のやり取りは、散発的かつ敵対的で、非意図的に発生する傾向にあります。そのため、任務中の予期せぬ接触に備え、同部門の人員の一部には外交と緊張緩和の訓練を受講することが求められています。
同部門は、他の副部門が主導する小規模な異常カルトへの対応の支援も行います。
悪魔学部門

悪魔学部門は、妖魔共振エネルギーを利用するか、それによって形成される異常実体群を研究・分類し、それらと戦います。それらは「妖魔界実体」と呼称されており、多くの宗教において "デーモン" や "悪魔" 、"ラークシャサ" などの様々な異なる名で現れる存在です。実体の性質は元となった信仰によって変化しますが、その役割は互いに類似しています。
悪魔学部門は、アンダーベガス・イニシアチブの一環として、主にサイト-666に集中して配属されています。しかし、妖魔界実体は多くの文化圏で広範囲に存在しているため、戦術神学部門が存在するほとんどの施設で同部門のメンバーを見つけることができるでしょう。
機動部隊
SCP財団のあらゆる施設や部門がそうであるように、戦術神学部門もまた、特殊なアノマリーに対処するための独自の機動部隊を有しています。戦術神学の "戦術" の部分を担うのが、そうした部隊の隊員たちです。彼らは、敵対的な宗教アノマリーの捕獲や戦闘を担当し、それらに関与する作戦を実行します。
イータ-77 ("球中球")
部隊長: エマニュエル・ティルク (Emmanuel Tirk)
人員数: 15名が活動中、3名が予備隊員、5名が他業務と兼任。
主目的: 攻撃的ないしは脅威的な宗教関連アノマリーに対応する訓練を受けた、個人化された作戦部隊。
詳細情報: 機動部隊イータ-77 ("球中球") は、物理的な介入または抑制を必要とする、アキヴァ/信仰に基づく異常脅威と戦うための理論的・実践的訓練を積んだ特殊部隊です。隊員らは、アキヴァ場が戦闘に影響を及ぼす場合の既知の様々な機序や、神的影響を回避する方法 (SCP-5993の兵器利用など) についての講習を受けています。
部隊は1988年にマーカス・アンブローズ神学コンサルタントとアル=タキ管理官の監督の下で設立され、宗教的アノマリーの理解におけるブレークスルーに伴い、着実に成果を増やしています。
カイロス-01 ("信仰義認")
部隊長: ソヴェント-アンス (Sovent-Anth)
人員数: 4名が活動中。
主目的: その必要がある場合に、アキヴァベースの神性を無力化するために動員される特化型部隊。
詳細情報: 機動部隊カイロス-01 ("信仰義認") は、戦術神学部門によって神的な存在を排除する目的で創設された神性部隊です。数多くの強化を施されたカイロス-01の隊員は機能的に不老不死であり、アキヴァベースの兵器を極めて高い精度で操作する能力を有しています。しかし、徹底的な強化と高度な専門訓練のために、絶対的に必要不可欠な状況以外ではほとんど展開されません。
MTFカイロス-01は、戦術神学部門がナディロシスの実行に最適な兵士を創造する目的で、機動部隊の "自然な" 神格化を引き起こすことを目指した7年間にわたる計画、プロジェクト・ケプリの最終成果です。[データ削除済]。詳細はプロジェクト概要を参照してください。戦術神学部門はその後、監督司令部の監督下で、広範な財団職員へのカイロシズムの普及を促進してきました。
カイロス-01に関する更なる情報は、機密指定されています。
著名な職員
戦術神学部門に所属している職員および協力している職員の中には、特に分野に大きな影響を与えたか、重要な発見をした、または重要な役割を果たした人物がいます。以下に、同部門に雇用されているか同部門と深く関与している著名な職員の概要リストを掲載します。
ジョシュア・アロンソン (1967年頃)
氏名: ジョシュア・N・アロンソン (Joshua N. Aronson)
職位: 戦術神学部門 設立者
概要: ジョシュア・アロンソンは1951年に戦術神学部門を設立し、1968年まで管理官を務めた人物です。朝鮮戦争が始まって間もない頃、アロンソンは部門創設のため、この戦争と戦術神学分野の注目度の高まりを利用してO5評議会を説得しました。
部門創設当初、神学の正式な訓練を受けていない無神論的な物理学者であったアロンソンは、"アブラハム" 副部門を (異なる宗教間の違いを無視する形で) 創設したり、部門の人員を無神論者中心で構成したり、主に東アジアを起源とする多数の宗教を軽視したりといった、疑義を向けられるような決定を複数下しました。
1968年、アロンソンは戦術神学部門による神格化達成のための最大級の試験に関与しました。この実験では、アキヴァ場に影響を及ぼす未発見の要因が適切に考慮されておらず、結果としてアロンソンは、急性の高密度神性曝露、アキヴァ中毒、魔術的バックラッシュにより死亡しました。アロンソンの死は、アキヴァ放射被曝が原因で死亡した数少ない事例にして、部門内で最も議論されている事例研究の一つです。
ムハンマド・アル=タキ (2008年)
氏名: ムハンマド・アル=タキ (Muhammad al-Taqi)
職位: 戦術神学部門 管理官 (元)
概要: ムハンマド・アル=タキは1968年、彼が27歳のとき、前任者の死去に伴って戦術神学部門の管理官に就任しました。同部門に雇用されていた数少ない宗教科学者の一人であった彼は、この分野で最も経験豊富とみなされ、その結果、指導者としての立場を与えられたのです。
彼の指揮の下、同部門は急速に規模と管轄範囲を拡張し、それ以前の収容活動において無視されていた盲点 (アジアの宗教やシャーマニズム信仰など) に取り組み始めました。更に、前任者の頃よりも、神学者や宗教家の雇用枠を大きく増やしました。これは物議を醸しましたが、最終的には効果的な決断でした。彼の指揮の下で、この部門は今日見られるような多くの特色を持つようになったのです。
2020年10月23日、アル=タキ管理官はCOVID-19によって死去しました。
ヨッサリアン・レイナー (1996年)
氏名: ヨッサリアン・レイナー (Yossarian Leiner)
職位: 戦術神学部門 管理官 (現職)
概要: ヨッサリアン・レイナーは、1985年に戦術神学部門に加入しました。当初はユダヤ教に関連するアノマリーのみを専門にしていましたが、部門の歴史を通じ、様々な重要な出来事に遭遇したことで、神性とのコミュニケーションにおけるユニークな経験を積んできました。このため、アル=タキ管理官は1990年8月4日、彼をアブラハム副部門の主任へと昇格させました。
副部門主任として、レイナー副管理官はアンダーベガス・イニシアチブで重要な役割を果たすとともに、様々なアノマリーの収容を直接的に支援しました。加えて、アキヴァ場に関する研究や神的存在を収容するための[実験的な装置の開発においても、大きな功績を残しています。
ヨッサリアン・レイナーは2020年、 アル=タキ管理官の死去の後に、戦術神学部門の後任の管理官に任命されました。現在までの在任期間中、大きな出来事や変化はありません。
マーカス・アンブローズ (2000年)
氏名: マーカス・アンブローズ (Marcus Ambrose)
職位: 主席神学コンサルタント (元)
概要: マーカス・アンブローズは、1973年から神学部門および戦術神学部門に勤務し、アル=タキ管理官の指導の下、急速に頭角を現しました。宗教的伝統、歴史、神話に関する豊富な知識を持っていたアンブローズは、すぐに両部門において指導的な役割を果たすようになったのです。
アンブローズの在職期間中、同僚たちは、彼の宗教的アノマリーに対するアプローチが、次第に攻撃的なものになっていったことを指摘しています。彼は神殺しを掲げる要注意団体や宗教についての研究を推進し始め、堕神論についての個人的な研究を行いました。これは2002年、彼が成功を主張した仮想上のブレークスルーの後、彼の失踪の時点で頂点に達しました。
しばらくの後、遺体は彼が頻繁に訪問していた個人所有の神殿で発見されましたが、そこでは、SCP-5993が遺体に営巣していました。SCP-5993とアンブローズとの関係は、完全には明らかになっていません。
ランドール・バノック (2013年)
氏名: ランドール・バノック (Randall Bannock)
職位: 神学的収容スペシャリスト
概要: ランドール・バノックは1996年から戦術神学部門に勤務しており、1998年からは同部門の主要収容スペシャリストを務めています。同部門での彼の主な業務には収容レポートの処理、未収容または収容違反後のアノマリーの回収方法の開発、収容プロトコルの設計があります。
部門に所属する職員数が比較的少ないことや、高いインシデント発生率、およびアノマリーの複雑性のため、バノックは常に過労状態にあり、戦術神学部門の管轄下にあるほぼ全ての複雑なアノマリーの収容に関与しています。
ジャクリーン・ロバーツ (2016年)
氏名: ジャクリーン・ロバーツ (Jacquelyn Roberts)
職位: 頑強にして優美なる者、次席研究員にして低級神
概要: 頑強にして優美なる者、ジャクリーン・ロバーツは、財団に所属する次席研究員であり、2001年1月6日に発生した職場での事故に巻き込まれたことで、低級神としての位へとアセンションを果たしてしまいました。
ジャクリーンは、応用物理学の学位を取得した直後、2020年に財団によって雇用されました。事故に遭う以前の彼女は、次席研究員としてサイト-89にて勤務しており、深妙微積分学の研究とアキヴァ場のモデリングを行っていました。その後、2021年に発生した不慮の神格化事故によって、低級神としての地位を獲得してしまいました。現在、彼女は依然として次席研究員でもありますが、近い将来の昇進を目指しているところです。
彼女が有している神格としての性質の具体的な特定については、未だに研究が継続中となっています。しかしながら、その性質は、少なくとも他の財団職員、あるいは正常性のヴェールに対して何らかの危険を及ぼすものではないようです。
アリス・パンドーラ (2021年、本人の要請により自画像を掲載)
氏名: アリス・パンドーラ (Alice Pandora)
職位: 先住民族宗教の専門家
概要: アリス・パンドーラは、戦術神学部門に専属で雇用されているわけではありませんが、北米・南米大陸における先住民族宗教の専門家です。彼女は現役で信仰されているか、衰退しつつある、ないしは既に消滅してしまった宗教の全体を含むアーカイブを管理しており、戦術神学部門が宗教的アノマリーに関する世界の歴史を見渡すより良い地図を構築するための資料を提供しています。
パンドーラ博士はこれまで、アーティファクトの所在の特定、失われた都市の地図の再構築、宗教的な文書や図像の翻訳などに貢献してきました。彼女の研究の大部分は、現役で信仰されている要注意宗教に焦点を当てていますが、余暇を利用して現在または過去に注目されたことのない宗教について研究し、その結果を部門に報告してもいます。
ランドール・ハウス (2001年、本人の要請により肖像画を掲載)
氏名: ランドール・ハウス (Randall House)
職位: サイト-666 管理官、アンダーベガス・イニシアチブ 主任
概要: 当人自身は戦術神学部門に所属していないにもかかわらず、ランドール・ハウスは同部門の運営において重要な役割を果たしてきました。サイト-666の施設管理官であるハウスは、SCP-4661への対応として「アンダーベガス・イニシアチブ」を開始しました。これにより、財団全体における悪魔学の研究と神性兵器の開発に大幅な資金増額がもたらされました。戦術神学部門はその大きな恩恵を受けており、また、逆にこちらからもイニシアチブに多大な貢献を果たしました。
ハウス管理官が戦術神学部門に対して持つ影響力の正確な程度は不明ですが、悪魔学部門の支援を自由に要請できるようです。彼はまた、現在の部門長であるヨッサリアン・レイナーと長年にわたって関係を持っており、先代の部門長ムハンマド・アル=タキとも友人関係にあったようだと推測されています。ハウスの祖先 (本人同様に財団で著名な人物) が当部門と何らかの目立った関わりがあったかどうかは不明です。
彼は以前に主要な悪魔たちと関係を持った経験があり、そのため彼は強力な妖魔界実体が関与する状況において効果的な "外交官" として動くことが可能です。ハウスと先述の実体群との関係は予想通り不明確です。しかし、特に厄介な悪魔に対処する必要があるケースでは、彼の支援が頻繁に求められます。
SCP
Tale
GoIフォーマット
Other
やあ、君も神と戦いたいのかな?
戦術神学部門の作品群は、単一のカノンでまとまっているものではない。むしろ、特定の「コンセプト」を共有するものだと言える。これはすなわち「神々は科学的探究の対象になり得るし、そちらの方が時代遅れの畏怖や分別のない崇拝よりも神を理解する手段として適切だ」という考えだ。宗教、場所、時代に縛りはない。作品のスタイルも、信仰構造の解剖についてのシリアスな話から、ジム・デイビスがキリストの再臨であるというものまで多岐に渡る。それでも、覚えておくべきことはいくつかある。以下に紹介しよう。
- 題材についてよく知っておく: 言うまでもないことだとは思うが、宗教や信仰について書くことには、他よりも一段上の配慮と気配りが必要になる。特に、それが "現役" の宗教なら尚更だ。ステレオタイプに基づく雑なやり方は、誰かを傷つけ得るし、君の作品の質を下げることにもなる。その分野の学位を持っているべき、とまで言うつもりはない。ただ、執筆にあたって、自分が題材についてある程度理解しているかどうか、それが特定の集団やその信仰に対する誤解に基づいていないかどうか、一度確かめておいてほしい。
- 既存の世界を活用する: 束縛的な「カノン」は無いとは言え、確立されたキャラクター/施設/アノマリー/その他、戦術神学部門関連でよく使われる様々な用語は確かに存在する。それらが君の執筆の助けになりそうなら、自由に取り入れてみよう。アキヴァ放射、境界線イニシアチブ、SAPPHIREのようなアイデアは既出だから、車輪の再発明に労力を使う必要はない。(異常なプロセスで車輪を再発明するアイデアがあるのなら話は別だ。それはそれで遊んでみよう。)
- 手を取り合う: 著者仲間と話し合うのは良いことだ。特に、君が読者として感銘を受けたことのある相手なら、より良いだろう。結局のところ、ここは共同執筆プロジェクトだ。
もし君が戦術神学部門にまつわるキャラクター/施設/アノマリーを作り上げ、それをこのハブに載せたいと考えたなら、Yossipossiまで祈りか供物を捧げて連絡を取ってほしい。
Ne redeant ad abyssum.
