照々の提言 - 終末(おわり)じゃない
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評価: 0+x
アイテム番号: SCP-001-JP
オブジェクトクラス: Thaumiel
担当サイト: 除外サイト-13
管理官: O5-7
研究主任: アルバート・ジンデル
部隊割り当て: 機動部隊Φ-01
Level 6/001-JP
CLASSIFIED

特別収容プロトコル


本報告書は除外サイトであるサイト-01大深度データベースにアーカイブされます。アーカイブされたデータは不要な混乱を防ぐ目的から、非常時を除いて秘匿されます。SCP-001-JPは除外サイト-13の秘匿された通信室及び管制室からアクセスすることが可能です。SCP-001-JPへの不正なアクセスが確認された場合、アクセスを試みた人物の終了とSCP-001-JP上の情報の復元を行います。また、不正アクセスから5時間に渡ってSCP-001-JPへのアクセスは禁止されます。

SCP-001-JP本体はSCP-2000内部のプログラムとして保存されています。SCP-2000担当班には情報把握を目的として暫定的な5/001-JPクリアランスが付与されます。SCP-001-JPとSCP-2000の相互反応に異常が確認された場合、001-JP/2000テクニカルチームによってメンテナンス及び異常の排除を行います。

SCP-001-JPはプロトコル・アンループに基づいて行使されます。プロトコル・アンループの実行にはプロジェクト・ノンエンド主要メンバーによる投票にて可決票が半数を超えることが必要です。プロトコル・アンループについては補遺001-JP.4を、プロジェクト・ノンエンドについては補遺001-JP.2を参照してください。


説明


SCP-001-JPは巨大な仮想データバンクであるクオートスフィア(Quote Sphere)です。SCP-001-JPはプロジェクト・ノンエンドの成果物であり、財団の開発担当チームによって製作されました。SCP-001-JPが内包することが可能な情報量は理論上無制限であるとされています。

SCP-001-JPの役割はノウアスフィア.ノウアスフィア: 全ヒト知性が概念的に結合された、巨大な非現実の情報集積を指します。ヒトの普遍的な知識、または共通認識が記憶される領域であり、存在が仮定されています。上に存在している必要不可欠な集合意識及び情報のアーカイブ/バックアップと、現在の人類文明が犯した失敗の記録です。現在の人類文明が犯した失敗の例としてSCP-8900-EXの拡散に伴うアンニュイ・プロトコルの実行やSCP-3519の暴露に由来する大量かつ大規模な自殺が挙げられます。

SCP-001-JPは現在SCP-2000に拡張機能として搭載されています。拡張機能としての搭載に至るまでの経緯については補遺001-JP.3及び補遺001-JP.4を参照ください。


補遺001-JP.1


2025/08/12に、SCP-001-JPの動作テストが行われました。仮想テストにはSCP-3049の異常性をリバースエンジニアリングして開発したシミュレーション機構が用いられました。動作テストは計10回行われ、その全ての結果で正常な動作が確認されました。以下は動作テストの記録の一部抜粋です。

テストファイル 001-JP


テストデータ 001-JP.1

年代情報を基底現実と同様の年代(2025年)に設定したシミュレーション機構内で15年が経過した時点で現実改変によるFK-クラス"フィクションの反逆"シナリオの発生を確認した。FK-クラス"フィクションの反逆"シナリオでは神話上の生物(ドラゴン)や空想上の生物(ユニコーン)などが出現し、人類文明に対して攻撃を開始した。機構内での攻撃開始から半年が経過した時点で人類文明は壊滅したものと見做される。その後、SCP-2000に搭載されていた保安システムにより、人類文明は再建するに至った。再建した人類文明に対してSCP-001-JPを使用した結果、再建した人類文明は異常存在に対する攻撃手段/破壊手段/無力化手段の突出した発展を見せた。

これにより、テスト01は成功したものとされる。直後、第二回テストの為にシミュレーション機構内がリセットされる。


テストデータ 001-JP.5

年代情報を1980年に設定したシミュレーション機構内で2年が経過した時点で巨大な重力特異点の出現に伴うGK-クラス"グラビティ・ワン"シナリオの発生を確認した。GK-クラス"グラビティ・ワン"シナリオの発生により、地球上の重力場の大規模変動に伴う複数の異常気象/異常事象の発生を確認。異常気象/異常事象による死者は人類の5%に及ぶ。GK-クラス"グラビティ・ワン"シナリオの発生から3年が経過した時点で重力特異点は徐々に体積を増加させていく。GK-クラス"グラビティ・ワン"シナリオの発生から5年が経過した時点で地球の体積の1/5は消失している。その後、SCP-2000が生存者により起動される。新人類に対してSCP-001-JPを使用した結果、新人類文明は重力特異点の破壊及び、喪失した体積の補填について研究を開始した。研究開始から23年後、重力特異点の破壊と喪失体積の補填に成功する。このテストでは問題解決に対して突出した発展を見せた。

これにより、テスト05は成功したものとされる。直後、第六回テストの為にシミュレーション機構内がリセットされる。


テストデータ 001-JP.7

年代情報を2234年に設定したシミュレーション機構内で1年が経過した時点で人工知能プログラムの大規模エラーに伴うAIK-クラス"無慈悲の裁き"シナリオの発生を確認した。AIK-クラス"無慈悲の裁き"シナリオでは人類文明に対して人工知能プログラムが反乱を起こしていることが確認されている。反乱内容として、脳に組み込まれたマイクロチップの発火による脳の焼却や人工知能プログラムが搭載された機器による事故の多発などが確認されている。これによる死者は人類全体の85%に当たる。人類文明の壊滅に伴いSCP-2000が起動。起動後の新人類文明に対してSCP-001-JPを使用した結果、新人類文明は身体を人工知能プログラムと同化することによって最終的な人工知能プログラムとの和解、エラーコードの解消が確認されている。このテストでは問題に対して適応することによって事態の収束を図ったことが確認されている。

これにより、テスト07は成功したものとされる。直後、第八回テストの為にシミュレーション機構内がリセットされる。


補遺001-JP.2


アーカイブ済


プロジェクト・ノンエンド


プロジェクト・ノンエンドは終焉シナリオに対する情報を次の人類文明へ託すことを目的としたものです。プロジェクト・ノンエンドの目的達成のため、クオートスフィア(Quote Sphere)の開発を行います。クオートスフィアについての概要は以下のファイルを参照してください。

クオートスフィア

クオートスフィアは、仮想空間に存在する巨大な仮想データバンクです。クオートスフィアの開発にはエンダース=プレースホルダー"仮想空間構築技法"及び特殊データアーカイブ手順、ノウアスフィアアクセスポインタが用いられます。

クオートスフィア内にはノウアスフィア上に存在する記憶/知識/情報及び終焉シナリオの原因 — 即ち失敗した理由を記録します。これらはサイト-01及びザーション=ブライト"ヒト科複製装置"に搭載され、作成されたクローン人類の海馬領域以内に強制的に情報を埋め込むことによって機能します。

仮想空間内には感覚刺激シナプス等を組み込むことにより、非常時に瞬時にデータを記録/拡散させることが可能になっています。

[…]


クオートスフィアに記録された情報は除外サイト-01の秘匿された空間から確認することが可能です。現在、テクニカルチームによって開発が進行しています。

代表文


私達は失敗を幾度となく繰り返してきました。空の色が変わり、人々が死に絶え、逃げることすらできない終焉と向き合いました。しかしながら、命がけで研究/解明/向き合ったこれらの情報は、この代で潰えてしまうのです。

次の代では私達が情報を残さなかった — 残せなかったために滅んでしまうかもしれません。そこで人類は潰えるのかもしれません。そんなことがあっていいはずがないのです。

私達は、クオートスフィアを作ることによって、これらの情報を後の代に残すことにしました。これを繰り返すことにより、私たちはあらゆる終焉を回避する手段を持ち得るようになるでしょう。

全ては、人類の繁栄のため。

  プロジェクト・ノンエンド メインチーム


補遺001-JP.3


2025/09/17に倫理委員会よりSCP-001-JPの運用について倫理的問題があると指摘されました。これについて、倫理委員を交えたうえで議論が行われました。議論の内容は以下のファイルを参照ください。

議論ログ 001-JP

議論参加者:

  • アルバート研究顧問
  • O5-7
  • ナルコフ倫理委員
  • ジョーン博士
  • デーズ研究員
  • 他21名(プロジェクト・ノンエンドメンバー)

付記: 本議論は倫理委員会からの指摘を受けて、2025/09/17に行われました。このため、O5-7及びアルバート研究顧問はリモート通話を用いて議論に参加しています。


<記録開始>


<O5-7はデスクに座っている>

O5-7: では、ナルコフ倫理委員に問いますが、倫理委員会はプロジェクトの実行のどこが非倫理的であると考えているのか教えてください。

ナルコフ倫理委員: 分かりました。我々、倫理委員会はプロジェクトの実行がヒトを — 生命を冒涜するようであると考えています。

アルバート研究顧問: どこが生命の冒涜だ? 言ってみろ。

ナルコフ倫理委員: まあ、落ち着いてください。今話すので。焦りすぎはいけませんよ?

<アルバート研究顧問が舌打ちをする>

ナルコフ倫理委員: まずですが、クオートスフィア — SCP-001-JPを実行することはヒトの脳を弄りまわすことと同義であると考えています。SCP-001-JPを実行することは脳に知識を無理やりねじ込むことであるからです。我々はマッドサイエンティストでも、血の通わない冷たい人間でもありません。人類を保護し、健全に生きていくために脳をいじり、倫理を犯す — これは矛盾しているように感じます。

ジョーン博士: 確かにそうだが、知識を入れなければ同じ理由で人類はまた滅ぶんだぞ? それは非倫理的だと思わないのか?

ナルコフ倫理委員: 他にも手段があるかもしれないでしょう。例えば — 異常技術を応用して、データを詰め込んだタイムカプセルを作る、とか。

デーズ研究員: だが、タイムカプセルを見つけられなかったら? 壊されていたら? そもそも、SCP-001-JPを作ったことは資源の浪費になるんだぞ?

O5-7: 皆落ち着いてください — 私たちは、人類存続の確実性を高めるためにクオートスフィアの作成、という方法を取ったのです。

ナルコフ倫理委員: ですが、そのためには倫理をないがしろにしていいんですか?

アルバート研究顧問: 誰もそうとは言ってないだろ。俺たちは直前まで倫理を捨てようとしなかった。だが — そう上手く行くはずがないんだ — 結果として、俺たちは人類を選んだんだ。

ジョーン博士: 時に、倫理と理想を両立することはできないんだ。私たちは、これまで人類を救う為に数多の非人道行為を行ってきただろ?

ナルコフ倫理委員: それは —

O5-7: ナルコフ倫理委員。これは、SCP-001-JPや強大な力を使うには代償を伴うんだ。今回は、その代償が倫理だっただけさ。

<ナルコフ倫理委員は沈黙し、暫くの間思考する>

<沈黙>

ナルコフ倫理委員: 了解しました。倫理委員会上層部に持ち掛けてみます。

O5-7: いい返事を待っているよ。


<記録終了>


終了報告書: 本議論を経て、倫理委員会内でSCP-001-JPの運用を許可するかについての投票が行われました。投票は37-33-30で可決されました。これを受け、SCP-001-JPの運用プロトコルが正式に制定されました。運用プロトコルについては補遺001-JP.4を参照してください。

SCP-001-JP - 終末(おわり)じゃない

説明

オブジェクトは巨大な仮想データバンクであるクォートスフィア(Quote sphere)。クォートスフィアの役割はノウアスフィア上の、生存に最低限必要な情報のバックアップと、今回の世界の失敗を纏めるものである。(代表的な失敗として、アンニュイ・プロトコルの実行、3/6の大量自殺などが挙げられる)

補遺1 - 動作確認

財団はオブジェクトの初期実行テストとして、シミュレーションを行う。シミュレーションの結果、クォートスフィアの機能がちゃんと働いていることが確認されるのだった。

補遺2 - アーカイブ・プロジェクト

クォートスフィア開発経緯であるプロジェクト・ノンエンドについてのアーカイブ資料。開発には2855-JP(SKYWEEL: THE FIRST)のデータを参考にしている。具体的には、仮想空間の構築技術の応用に当たる。構築した仮想空間内に本能刺激シナプス、非常時発動拡散装置を仕込むことで次回の人類種に失敗の歴史を伝達させることを試みる。

最後に代表文

補遺3 - 議論001-JP.1

実行についての議論。クォートスフィアを人間に知能として搭載することは後の人類の脳を弄ることと同義であり、倫理的に問題があるとされる。しかし、後の人類が今回と同様の失敗をしないという保証はないのである。これは、必要な犠牲であると証言し、場を言いくるめる。

後の投票で可決が決定

補遺4 - プロトコル・アンループ

オブジェクトの運用プロトコルであるプロトコル・アンループが決定される。プロトコル概要は「2000(機械仕掛けの神)」に001-JPを搭載することによって最短・最高効率で001-JPを運用するというものであった。

補遺5 - 終焉発生

突如として、世界中の全生物が改変事象により死亡する事態が発生(2950-JP - 正常崩壊)。除外サイトに留まっていた人物は生存したものの、長くもたないことを悟る。また、連鎖的に複数の改変が発生する。

それを悟った職員達は、最後の希望を001-JPに託すのだった。

補遺6 - 新人類出現

補遺5の記録から数年後、2000によって再構築された世界にいる新人類は、改変に対する知識を身につけることに成功する。これは高現実性を纏うことで改変を防ぐというものだった。

この影響により、地球全体のHm値が上昇。人類は現実改変を使えないが、改変に対する耐性を得るのだった。

補遺7 - 新生財団設立

再構築から10年後、ある人物が財団を設立するのだった。そして、最後は設立時の代表文によって締めくくられる。

我々は、過去の者達の失敗を糧にしなければならない。過去の者は多くの過ちを犯してきた。神の追放、予期せぬ事態、これらは初見では避けようのないものであった。

だが、我々はどうだろうか。この身に宿る、潜在的な失敗の記憶を糧にすることで過ちを回避出来るのではなかろうか。

過去の者達が我々に遺してくれたものを、決して無駄にしてはいけない。これは、彼らが死の間際まで集めた記録の集大成であるからだ。

仮にこの代が終わろうと、我々が終わることがない。

我々の命は受け継がれ、連綿と続いていくのだから。
— 管理者


追記

切り札タイプの001提言としての強度

これは今回の人類文明の情報と敗因を記録し、次の人類に託すというオブジェクトですね。確かに発動条件が重かったりしますね。財団は死にゲー同様に人類が安寧を得るために001-JPを作っています。(最終的には終焉に対するあらゆるデータを獲得すること/終焉を克服することを目的としています)

繰り返していくことによって突発型の終焉シナリオのデータを収集することも可能です。(ゲームのセーブ機能に近い感じ)

効果ですが、本能や深層心理、知識領域に対抗手段をはじめとする情報を組み込む、ですね。今回の改変耐性は、改変に関係する情報/知識/技術が関係しているだけであり、それ単体に異常性はありません。(かつてはフィクションだったものが技術の進化によってフィクションじゃなくなる感じ)生物が死にすぎるならタナトマカノンのような世界が構築されますし、ミームによって滅びたのならミーム学が発展した世界が構築されます。(死の終焉なら亜財団への人員提供のようにすると考えます。死の終焉世界から異世界に行った人員は死ぬことが可能なので)

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