Tale - 僕らは笑っている プロット(ブレスト)案

ある日を境に僕らは笑い出した。笑い声と不気味な歌によっていつもの日常は侵されていったのである。

SCP-1374-JP — 全ての現況である、異常な伝染性を持つミームオブジェクトである。感染した存在は、不気味な笑顔を纏った存在へと変わってしまうのだ。しかも、燃やすこと以外で無力化できないというおまけ付き。その特異性も相まって世界中にミームは瞬く間に広がっていった。

そんな中、笑顔に侵されていない、未だ健全な人間として残っている者達がいた  


「まだ諦めてないんですか」

白衣に見を包んだ長身で細身の男性である宮原博士が瀬戸博士に声を掛ける。瀬戸博士はそんな事を意に返さず、言葉を返す。

「宮原さん、そんな事を言っている暇があったら手伝ってはどうですか?私達だって暇ではないんです」

「そろそろ私達も笑顔に呑まれてしまうというのに現状打破をしようと研究するのは無駄だと思ってます。本当なら私だって今頃は  

「分かりました。手伝わないのなら帰ってください」

瀬戸博士は強く言い放つ。宮原博士は呆れた様子でドアを開け、部屋を後にするのだった。

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