SCP-3000-JP - 幻想に包まれて
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監督評議会命令
以下のファイルはレベル4/3000-JP機密情報です。
無許可のアクセスは禁止されています。
3000-JP




アイテム番号: SCP-3000-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3000-JPの周辺50mはカバーストーリー「地盤沈降」を流布したうえで封鎖します。SCP-3000-JP付近には前哨基地-Ⅹが建設され、SCP-3000-JP進入口の監視を行います。SCP-3000-JP付近には計5台のスクラントン現実錨が配置されます。異常性と低現実性の干渉に伴う予期せぬ事態を防ぐため、以下の機動部隊が編成・配置されます。これらの機動部隊員は複数記憶の所持に対する十分な訓練を受けた人物より選定されます。

  • 機動部隊ん-1("夢中花")
  • 機動部隊ん-2("夢の中で")
  • 機動部隊ん-3("幻覚症状")
  • 機動部隊ん-4("鳴動")

SCP-3000-JPの最深部への到達を目的とした内部探査の試みは現在も継続中です。

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SCP-3000-JP。


説明: SCP-3000-JPは北海道[編集済]に存在する洞窟です。SCP-3000-JP内部は異常空間となっています。特筆すべき点として大量の植物や財団施設と推測される構造体が存在しています。SCP-3000-JPは地下に向かって構成されており、最深部は地下[編集済]mになると推測されています。SCP-3000-JP内は現実性希薄であり、記憶干渉により現実改変が発生することが危惧されています。

SCP-3000-JP内部には不明な人物の記憶が気化した状態で残留しています。この仕組みはSCP-2419にて蒸留された記憶化合物を気化させた際のものと類似していることが判明しています。SCP-3000-JP内部の気化した記憶を吸引することにより、該当する記憶を追体験することが可能です。SCP-3000-JPの深部に進むにつれ、記憶を想起する頻度が高まることが確認されています。無人ドローン等を用いた内部探査は不明なエラーによって通信が切断される結果に終わっています。このため、進行を阻害されており、現在まで最深部にたどり着けた例は存在していません。

SCP-3000-JP内部の物質は残留している記憶の内容が低現実性領域に感化されて顕現したものであることが判明しています。SCP-3000-JP内部の物質の固有ヒュームレベルの調査の結果は平均して8.9Hmであることが判明しています。また、内部の植物には一部未知の種が確認されています。

補遺3000-JP.1: 発見

SCP-3000-JPは2017/09/17にKant-WNETs.世界現実性強度観測網のこと。管理区域規模での名称はKant-NETs(全国現実性強度観測網)です。が異常な現実性の低下を確認したことで発見されました。当時、該当区域には現実性ホールの存在が確認されていました。以下は、当時SCP-3000-JPの調査を行っていたエージェントの活動報告の一部抜粋です。

`記録 3000-JP.1


[記録開始]

あの時 — SCP-3000-JPのもとに向かって調査を行っていたものとして報告を行います。

まず、駆け付けた時に目撃したのは、まるで幻想のような光景でした。光り輝く現実性ホールから、数多の花や木々が出現し — 洞窟内の空間と混ざり合いました。空間は捻じれ、かき回された後に中和していき、次第に現実性ホールは消滅していきました。

次に見たのは、見覚えのある — それも見慣れた意匠です。中心を目がけた三本の矢印と、それを囲む円。

はい。あれは間違いなく財団の意匠でした。壁に財団の意匠が取り付けられた構造物が、非基部にめり込む形で出現していたんです。これは直感ですが、間違いなくあれは財団のサイトでしょう。確証はないですし、他の世界線の財団のものでしょうが。

私は、少しでも異常性についてのデータを持ち帰ろうとSCP-3000-JPの内部に進入しました。

その時だったんです。突然、頭の中にビジョンが、記憶が流れ込んできて。無論、私のものではないです。これは断言できます。

流れ込んできた記憶は、幼少期に公園で砂遊びをしているというものでした。何故砂遊びをしていたのかは分かりません。ですが、妙な充実感、安心感を覚えました。実家にいるような、愛する者のそばにいるような、そんな感覚です。

記憶が流れ込んで来てから、暫く私はそのビジョンを見続けました。砂遊びをしていて、通りすがった年上の人物に砂場を荒らされて泣いている。 — まあ、普遍的な、ありふれたようなものでしたが。

ビジョンを見終えた頃には既にこのサイトの中にいました。

ええ。ご存じの通り、意識混濁状態で倒れていたところを後続の調査部隊によって保護されたんです。後続の部隊でも同様の影響を受けた方もいるようですが、おそらく要因が同じなら私と同じような — 記憶が流れ込んできたことについて話すと思います。

ここからはあくまで考察の範囲なのですが、私はどうもSCP-3000-JPが意思ある存在によって発生したものとは思えないんです。一度 — 財団のサイトと思われる構造体を見たときは異次元に飛ばす実験に失敗したとも思ったんですが、どうも腑に落ちなくて。

何というか — 一種の自然現象のようにしか私には思えません。

[記録終了]

本インタビューの後に、SCP-3000-JP内部の探索が行われました。探索記録については補遺3000-JP.2を参照ください。

補遺3000-JP.2: 探査記録-1

2017/10/04にSCP-3000-JPの第一次探査が行われました。探査目的は内部構造の把握及び混流する記憶の全容の調査でした。探査チームは機動部隊ん-1("夢中花")の構成員であるパープル、アズール、インジゴでした。該当隊員には携帯型SRAを支給済みです。

記録 3000-JP.2


[記録開始]

ん-1-パープル: こちらパープル。全隊員目的地に到着しました。SCP-3000-JP内への進入を試みます。

司令部: 了解。

全隊員がSCP-3000-JP内に進入する。

ん-1-パープル: マイクチェック。パープル。

ん-1-アズール: アズール。

ん-1-インジゴ: インジゴ。

ん-1-パープル: 司令部、聞こえましたか。

司令部: 問題ない。探索を開始してくれ。

ん-1-パープル: 了解。

ん-1-インジゴ: 色々な植物がありますね。木の幹とか、花とか — [奥を指さす]あの植物に至っては見たことが無いですね。司令部、回収しますか?

司令部: 回収してくれ。

ん-1-インジゴ: 了解しました。

ん-1-インジゴが該当する植物を回収する。

ん-1-インジゴ: 回収しました。先に進もうと思います。

5分間の間、機動部隊は進行を続ける。

ん-1-アズール: [呻き声]パープル、今、記憶の混流が — [不明瞭]

ん-1-パープル: 司令部。ただいま、アズールに記憶の混流が発生した。記憶内容の報告を行う。

司令部: 了解した。アズール、落ち着いて、今脳内に流れ込んでくるビジョンを詳細に報告してくれ。

ん-1-アズール: わ — 分かりました。まず、流れ込んできたのは大学?研究室? — とにかく、研究設備のある空間で花や植物を培養している光景です。

司令部: 続けてくれ。

ん-1-アズール: 植物たちはプランターのような — いや、正確には — 機械?見たことのないような機械の中に入っています。主観的なビジョンでは今資料をとって — [嗚咽]資料には、「黙示録的終焉事象による植物類の絶滅対策」と書いてます。これが文字通り、植物が絶滅した世界線だとしたら — その技術力は超常科学の類いに近いと思います。

司令部: なるほど。他にはあるか?

ん-1-アズール: 他には、主観となっている人物が他の研究員と話していたりしていますね。どうやら、新規記憶処理プロジェクトについて話しているようですが。[沈黙]ここで記憶は途切れました。

ん-1-パープル: とのことです。

司令部: 了解した。先に進んでくれ。

ん-1-パープル: 了解しました。

機動部隊は、15分の間進行を続ける。パープル、インジゴともに記憶混流を報告。記憶混流の内容として、"培養している植物を撮影している記憶"、"研究設備に管理されている木々を眺めている様子"が挙げられる。また、これを通し機動部隊に重度の疲弊が確認されたため、一時撤退命令が出された。

[記録終了]

本探査にて回収された植物を調査した結果、遺伝子構造や生態を含めて基底現実のものとは一致しませんでした。SCP-3000-JPの内部物質は残留している記憶の影響を受けて存在していることや、植物の調査の結果から、SCP-3000-JPが異なる世界線由来のものであることが確定しました。

本探査の後日、同隊員により第二次・第三次探索が行われました。同隊員の選出理由として、他の部隊員及び人員を用いた際の事態の把握等における効率の低下に対する懸念等が挙げられます。探索の結果、記憶の混流現象によって以下の情報が明らかになっています。

  • 別世界線(便宜上、亜世界と呼称)ではGK-クラス"デッドグリーンハウス"シナリオ相当の終末事象が発生し、植物類が根絶された。このため、環境汚染は重篤な状況にある。
  • 亜世界の技術は著しく進歩しており、植物種の再生を行っていた。
  • 現在の亜世界はアノマリーを用いて環境汚染に対処している。
  • また、上記の情報とは別に、記憶処理技術の開発を行っている。該当技術は一部SCP-2419との共通点が認められるが、効果等の機能性・安全性の面では亜世界のものの方が優れているとされる。
  • 記憶の主は植物再建プロジェクトと記憶処理技術開発プロジェクトにて重要な役割を負っているとされる。(補遺3000-JP.3参照)

補遺3000-JP.3: 異変

機動部隊ん-1隊員によるSCP-3000-JPの第三次探索後、探索メンバーであるアズールに異変が確認されました。確認された異変として、人格・趣味嗜好・記憶内容等の変化が挙げられます。これについて精密検査等の調査を行った結果、SCP-3000-JP内への長時間かつ複数回の滞在によって、残留している記憶を大量に摂取してしまったことに起因するものであることが判明しています。これは症例等からY-909記憶処理剤の過剰摂取による人格変化と同様のものであるとされています。現在までY-909記憶処理剤の過剰摂取の症状の治療法は確立されておらず、現時点でのアズールの治療は不可能であるとされています。

また、他の探索メンバーには該当の症状は現時点では確認されていませんが、症状が発生する可能性を考慮したうえで前哨基地-Ⅹにおいて監視下のもと治療を行っています。

以下はアズールに対して行われたインタビュー記録の抜粋です。インタビュアーは東風博士でした。

記録 3000-JP.3


[記録開始]

東風博士: 気分はどうですか?アズール。

アズール: アズール — ああ、そうか。彼女のコードネームはアズールと言うんだな。私 — 正確には私の人格、と言った方がいいだろうか。私の人の名はアルバート。アルバート・ジンデルだ。

東風博士: [沈黙]わかりました。アルバートさん。今の気分はどうですか?

アルバート: ああ、何というか、寝起きみたいな気分だ。あと、少し気分が悪い。なんというか、自分の記憶がかなり抜け落ちてる感じだ。

東風博士: わかりました。早速で申し訳ないのですが、亜財団 — あなたがいた世界での財団のことについて教えてください。

アルバート: [沈黙]分かった。

東風博士: お願いします。

アルバート: 私達の世界では、多くのオブジェクトを収容していた。おそらくだが、この世界で収容している数を大きく上回るだろう。それを可能にしていたのは、他の世界線と比べて著しく進んだ技術力のおかげだった。四次元ポケットや、ワープホールなどを一般の企業が開発するほどには、技術力は発達していた。

東風博士: なるほど。

アルバート: だが、ある日、収容しているオブジェクトが予期せぬ挙動を起こした。そのオブジェクトは入力した質問の解を反対にするように改変する機械だった。具体的には、重力がある世界で重力はあると入力すれば重力は無くなる — 解がNoになるというものだった。

東風博士: [相槌]

アルバート: その機械は突如として、植物は存在すると勝手に質問を入力し始めた。あとは、わかるな?

東風博士: 植物種が絶滅したと。

アルバート: ああ。植物は絶滅し、世界中がパニックに陥った。無論、ヴェールもめくられた。大気汚染は進み、人々は異常に頼らざるを得なくなった。異常のお陰で大気汚染は食い止められているが、それにも限度がある。そこで私達は植物種の再建に取り掛かることにしたんだ。

東風博士: そんなことが、可能なんですか?

アルバート: 正直苦節したし、挫折もしかけた。でも、私達は成し遂げた。植物種の培養に成功したのだ。培養した植物は日本ならではのもの — 桜、ソメイヨシノだった。他にも、リンゴの木や、花、その他植物の培養にも成功したんだ。

東風博士: なるほど。すさまじい技術力ですね。

アルバート: でしょう?でも、植物種を世界に解き放つときに、どうしても植物を知らない世代の子供からすると違和感や記憶のズレが生じる。だから、私達はアンニュイ・プロトコルを実行することにしたんだ。そのためには、記憶処理剤の安定した生産が不可欠だった。

東風博士: そして、記憶の抽出を行っていたが、それが何らかの要因によってばらまかれた、と。

アルバート: ああ。ある日、開発していたサイトで巨大な現実性ホールが出現したんだ。それに研究設備が巻き込まれていって。[沈黙]一人、データのバックアップを行っていた私はそれに飲み込まれた。私の体は霧散し、設備を通して大量の記憶がばらまかれた。そして — あんたらが言うところのSCP-3000-JPがあるわけだ。

東風博士: なるほど。ありがとうございます。

アルバート: ああ — 私も、転移する前の数年の記憶しか覚えていない。失ったものが大きすぎるんだ。

[記録終了]

この後、ん-1-アズールもといアルバート・ジンデルの管理に対する協議が行われました。結果として、アルバート・ジンデルは東風博士の研究室にて監視状態を維持したうえで同博士によって各種対応が行われることが決定しました。

補遺3000-JP.4: 提出された資料

アルバート・ジンデルが監視下に置かれてから数日後、東風博士より以下の文書が提出されました。以下は文書の内容の一部抜粋です。

記録 3000-JP.4


わたし、東風 環は以下の提案を行います。この提案について目を通し、快く許可していただけだると幸いです。

提案内容は、SCP-3000-JPの内部探査にん-1-アズール — 現在のアルバート・ジンデルを起用するというものです。これについては本人の同意を得ています。同意文について添付資料.添付資料はこちらを参照ください。を確認ください。アルバート・ジンデルは、自身の記憶を取り戻すことに執着しているように見られます。また、記憶適合者として障壁が少ない状態で探索が可能であると考えられます。

また、アルバート・ジンデルの起用により、これ以上の人員のロスを防ぎます。ん-1-アズールのような症状が今後も確認された場合、その都度検査を行い、わたし含む前哨基地の人員で対応を行うというのはあまりも生産性がなく非効率であると考えます。そのため、わたしはアルバート・ジンデルを探査に起用するのは有意義であると考えます。

また、予期せぬ事態を防ぐため、アルバート・ジンデルには携帯用SRAと遠隔式小型終了装置を携帯させます。命令や司令に違反する行動が確認された場合は終了装置で彼女を終了してください。これは任務への支障をきたす恐れがあるため、彼女には秘匿しておいてください。

[…]

  東風 環

この提案について関係者各位による協議が行われました。協議の結果、提案は可決され、数日後に第四次内部探索が行われることが決定されました。第四次内部探索の記録については補遺3000-JP.5を参照ください。

補遺3000-JP.5: 第四次内部探索

2018/02/13に第四次内部探索が実施されました。探索員はん-1-アズール — 現在のアルバート・ジンデルです。アルバート・ジンデルには携帯型SRAと遠隔式終了装置を装備させています。

記録 3000-JP.5


[記録開始]

アルバート: 目的地に到着しました。内部の調査を行います。

司令部: 了解した。

アルバートがSCP-3000-JP内部に進入する。

アルバート: ああ、やっぱり。これは — 私の記憶がもとになっているのだろう。なんとなくだが、そんな気がする。[嘲笑]確証はないがな。

アルバートがSCP-3000-JP内部を30分間進行する。

司令部: アルバートさん、現時点で異変はありませんか?

アルバート: ああ、今のところは。にしても、植物まみれだな。そこらかしこに蔦が蔓延ってやがる。だが — どこか、幻想的な雰囲気すら覚えるな。まるで、人間の手がついていない自然のような。

アルバートはSCP-3000-JP内部を5分間進行する。

アルバート: [呻き声]

司令部: どうしましたか?

アルバート: 記憶を思いだした — いや、流れ込んできた?とにかく、私の記憶が流れ込んできました。直感で分かります。これは私の記憶だって。

司令部: [沈黙]記憶の内容について報告してください。

アルバート: ああ。 — 図書館で本を読んでいる記憶だ。読んでいるのは植物についての図鑑だと思う。そうだ、私はいつも図書館に入り浸って本を読んでいたんだ。

アルバート: 進みます。

アルバートはSCP-3000-JP内を15分間進行する。中途で記憶の混流が複数回発生する。報告された記憶の内容は"大学にて植物類の研究をしている記憶", "未確認のアノマリーと対峙する記憶", "アノマリーを無力化したことにより亜財団に雇用された記憶"等である。

アルバート: [荒い息]すいません。少し休みます。思ったより記憶が流れ込んでくることの負担が大きくて。

アルバートは5分間の間地面に座り、休憩を行う。

アルバート: [立ち上がって]進みます。

アルバートは15分間SCP-3000-JP内を進行する。

アルバート: この辺りには財団のサイトらしき構造体がありますね。進み  

崩落音。SCP-3000-JP内の空間ヒュームレベルは0.5Hmを指している。

司令部: アルバートさん、今の音は。

アルバート: ああ — 足元が崩落した。装備に異常はない。

司令部: 進めそうですか?

アルバート: 問題ない — それに、先に明かりがみえるんだ。そっちからも見えるだろ?

司令部: はい。見えます。

アルバート: 今からそっちに向かう。なんというか、そっちに行けばなんか — なんというか、終わりそうな気がするんだ。

司令部: 終わりそう、とは?

アルバート: 記憶が戻りそうというか。 — なんて言えばいいかわからないが、とにかく終わりそうなんだ。

司令部: [沈黙]

アルバート: 進みます。

アルバートは明かりの方向に向かって進む。

アルバート: ああ、もう少しで — [不明瞭]

アルバートは5分間進行し、明かりのもとにたどり着く。たどり着いてから数秒後、カメラの映像がエラーを起こす。

アルバートの足音

アルバート: ああ、なんてきれいなんだ。そうだ — 私は、植物を愛していた。それは今も変わらないんだ。今、目の前にはそれが広がっている。幻想的な風景に、移り行く景観。葉の色一枚一枚の美しく、素晴らしき様相を。

アルバート: だから植物と関わっていたかったんだ。幻想と触れ合っていたかったんだ。それが、私にとって唯一の安らぎだったから。

アルバート: 神秘は、幻想はここにあった。

アルバートとの通信が途絶される。現在まで安否は確認されていない。

[記録終了]

アルバート・ジンデルとのこれ以降の通信の試みは全て失敗に終わっています。また、最後のカメラ映像には以下の光景が映っていました。

現在、アルバート・ジンデルの救助作戦が計画中です。




scp jp safe 3000jp k-クラスシナリオ 異次元 場所 記憶影響 現実改変 樹木 植物 精神影響



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執筆者: teruteru_5
文字数: 11579
リビジョン数: 37
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最終更新: 23 Jun 2022 12:29
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