アイテム番号: SCP-XXXX
クリアランスLv5: Top Secret
オブジェクトクラス: Apollyon
撹乱クラス: 5/Amida
リスククラス: 5/Critical
SCP-XXXX: "E̸̡̙͂R̵̞̽̚Ȑ̵̹͠ͅỞ̸̱R̸̽ シュウニウム"
オブジェクトクラス: Euclid Keter Apollyon
特別収容プロトコル: SCP-XXXXは、非常に危険な元素であり、直視することができないほどの放射線を定期的に放出している。SCP-XXXXの特別収容プロトコルは以下の通りである。
SCP-XXXXは、認可された専門家のみが扱うことができる。SCP-XXXXは、特別な地下施設に保管され、その施設には、常にSCP-XXXXの監視と制御を担当する高度に訓練された職員が常駐していなければならない。SCP-XXXXの保管施設には、放射線を検知する装置が設置され、SCP-XXXXから放出されるガンマ線レベルが常に監視されなければならない。
SCP-XXXXを処理する職員は、特別な防護服と装備を身に着け、SCP-XXXXを直接取り扱うことができない。SCP-XXXXが処理される場合は、専用の操作ロボットを使用しなければならない。SCP-XXXXに接触する場合は、放射線防護シールドを使用することが必須である。
SCP-XXXXが異常な振る舞いを示す場合、直ちにSCP-XXXXの監視と制御を担当する職員に通知しなければならない。SCP-XXXXの監視と制御を担当する職員は、必要に応じて迅速かつ適切に行動しなければならない。SCP-XXXXが暴走した場合、周辺地域の避難命令が発令される。SCP-XXXXの暴走が確認された場合、SCP-XXXXの保管施設から遠隔操作によって、SCP-XXXXを制御するための特別な装置を起動しなければならない。この装置は、SCP-XXXXを制御し、放出されるガンマ線のレベルを制限するために使用される。
SCP-XXXXが制御不能な状態に陥った場合、直ちに全ての職員は避難しなければならない。SCP-XXXXの保管施設は、完全に密閉され、爆破されなければならない。SCP-XXXXが地球外に逃げ出した場合は、特別な遠隔操作によってSCP-XXXXを追跡し、追跡中にSCP-XXXXを破壊することが必要である。SCP-XXXXが破壊されなかった場合、SCP-XXXXが放出する放射線によって、地球上の生命体は全滅することになる可能性があるため、SCP-XXXXの保管と制御は非常に重要である。SCP-XXXXの存在は、地球上の生命体に対する重大な脅威であり、SCP-XXXXの保管と制御は、人類の存続にとって極めて重要である。SCP-XXXXの特別収容プロトコルを遵守することは、SCP-XXXXによる世界の終焉を防ぐために、極めて重要である。
説明: SCP-XXXXは、非金属の元素で、「シュウニウム」と名付けられている。SCP-XXXXは、定期的に放射線を放出し、その放射能は非常に強力である。SCP-XXXXを直視した職員の一部には、視覚障害のほか、幻覚や幻聴、混乱状態が報告されている。SCP-XXXXは、常に不安定な元素であり、非常に短い半減期を持っている。このため、SCP-XXXXを収容するための設備は、定期的なメンテナンスが必要である。また、SCP-XXXXは、定期的にガンマ線を放出するため、SCP-XXXXを直視した職員は、視覚障害や被曝の危険にさらされる可能性がある。
SCP-XXXXの初期状態は、Euclidである。SCP-XXXXは、特別な保管施設に収容され、放射線防護シールドで覆われている。SCP-XXXXの監視と制御は、常に最新の技術と知識を持った職員によって行われ、SCP-XXXXの異常な振る舞いを監視するためのセンサーが設置されている。SCP-XXXXが異常な振る舞いを示す場合(素粒子が共に不安定になった場合)、SCP-XXXX-1に分類され、SCP-XXXXの制御装置が作動し、SCP-XXXX-1を再安定化する手順が自動的に開始される。しかし、何らかの原因によってSCP-XXXX-1が再び安定状態に戻らなかった場合、SCP-XXXX-1はKeterに分類される(SCP-XXXX-2)。SCP-XXXXの異常な放射能放出は、地球上の生命体に対する脅威を引き起こす可能性があるため、SCP-XXXXの破壊が必要になる。SCP-XXXXの破壊は、極めて危険であり、周囲に衝撃波と共にベータ線が放出される。SCP-XXXXの放射能放出は、十分な保護がない限り、人間の生命に直接影響を与える可能性がある。SCP-XXXXの破壊は、最も専門的な職員によって、厳格な手順に従って行われる必要がある。
SCP-XXXXは、その存在自体が地球上の生命体にとって極めて危険である。SCP-XXXXの保管と制御は、人類の存続に不可欠であり、SCP-XXXXの特別収容プロトコルは、常に最新の技術と知識に基づいて更新され続ける必要がある。
SCP-XXXXは、初めはEuclidクラスのSCPとして分類され、安定した収容が行われていた。しかし、ある時点からSCP-XXXXの放射線レベルが急激に上昇し、収容施設内で異常な現象が発生するようになった。最初に報告された異常現象は、SCP-XXXXを直視した職員の一部に見られた視覚障害であった。その後、収容施設内で発生した異常な現象の中には、SCP-XXXXの周りに現れた不可解な赤色の光や、施設内の電子機器の故障が含まれていた。これらの現象は、SCP-XXXXの放射線レベルが異常なまでに上昇していることが原因であると考えられた。
この段階で、SCP-XXXXのクラスはKeterに変更され、より強固な収容プロトコルが施行された。しかし、これらの対策もうまく機能せず、SCP-XXXXの放射線レベルはさらに上昇し、収容施設内での異常な現象はより激しくなっていった。最終的に、SCP-XXXXの放射線レベルは限界を超え、衝撃波で収容施設が崩壊し、収容不能になった。その後、SCP-XXXXによって引き起こされた様々な異常現象が発生し、ApollyonクラスのSCPとして分類され、人類史上最大の脅威の一つとして認識されている。
補遺: SCP-XXXXの収容にあたって、定期的なメンテナンスと安全対策が必要であることが判明した。また、SCP-XXXXが引き起こす異常現象によって、収容施設や周辺の機器が大きな被害を受けることが確認された。これに対して、収容施設の強化や、SCP-XXXXによる異常現象の予測・監視システムの強化が行われている。
【実験ログ】
実験番号: SCP-XXXX-1
実験者: Dr.████
日付: ██/██/20██
目的: SCP-XXXXの放射性特性を調査する。
手順:
SCP-XXXXを保管している特別収容室に入室する。
SCP-XXXXの放射線量を計測する。
SCP-XXXXを人工的な熱源に曝露する。
SCP-XXXXの放射線量を再度計測する。
SCP-XXXXの放射線特性に変化があったかどうかを調査する。
結果:
手順2で計測されたSCP-XXXXの放射線量は██ mSvであった。
手順4で計測されたSCP-XXXXの放射線量は███ mSvであった。
SCP-XXXXは、熱源に曝露されることで、放射線量が急激に増加することが確認された。
考察:
SCP-XXXXは、放射線量が急激に増加することがあり、周囲の熱源によってその効果が増幅されることが判明した。このことは、SCP-XXXXの収容施設内での管理において、非常に危険な要素であることが示唆される。
20██年██月██日、SCP-XXXXの放射線量が突如として急激に増加し、周囲の機器に異常が発生した。SCP-XXXXの収容施設内において、不可解な現象が頻発し、数名の職員が視覚障害や被曝による健康被害を受けた。この異常事態を受けて、SCP-XXXXのクラスはEuclidからKeterに変更された。SCP-XXXXの周囲には、不可解な音や光が多発した。Dr. █████はSCP-XXXXの特性を理解するため、実験を行った。彼はSCP-XXXXの近くに立ち、ガンマ線のレベルを測定した。その後、彼はSCP-XXXXの直視を試みたが、数秒後に目に異常を感じました。彼は直視をやめ、数分間視力が回復するまで待ちました。しかし、その後の測定結果は明らかに異なっていた。SCP-XXXXが放出するガンマ線とベータ線のレベルが大幅に上昇し、周辺の生物の死亡率が増加した。SCP-XXXX自体も、以前よりも不安定になり、激しい放射能を放出するようになった。
以下は、SCP-XXXXがKeterからApollyonに変異する瞬間における、Dr. █████の実験ログの録音である。
[録音開始]
Dr. █████: SCP-XXXXの観察を再開します。今回は、SCP-XXXXに対して新しい実験を行います。
[SCP-XXXXからガンマ線が放出され、録音機器に干渉音が入る]
Dr. █████: (干渉音を聞きながら)SCP-XXXXの放射線はますます強くなっているようです。このままでは、私たちの実験施設に被害が及ぶ可能性があります。しかし、SCP-XXXXの力を解明するためには、実験を続ける必要があります。
[SCP-XXXXからの放射線がさらに強くなり、周囲の装置に異常が起こる]
Dr. █████: (動揺しながら)SCP-XXXXの放射線がますます強くなっています。実験を中止しようと思います。
[SCP-XXXXの実験を中止する装置が動かず、SCP-XXXXから鈍い音がする]
Dr. █████: こんなはずは…予想外だ。
[SCP-XXXXの放射線が更に増幅し、周囲の装置が故障し、爆発音が聞こえる]
Dr. █████: (慌てて)実験室を緊急避難してください!SCP-XXXXが何かを引き起こしたようです!繰り返す、緊急避難してください!
[録音機器に干渉音が入り、絶叫と共に音声が途切れる]
[録音終了]
結果: SCP-XXXXの放射線が異常な増幅を起こし、実験室に被害をもたらしたことが確認された。SCP-XXXXは、これまでに知られているどの元素よりも危険なものであることが明らかになった。また、この実験をもって、SCP-XXXXはApollyonクラスのSCPとして特別収容プロトコルに追加された。
被害: SCP-XXXXのApollyon分類以降、SCP財団はその影響を最小限に抑えるために、様々な試みを行った。しかしながら、SCP-XXXXは大きな影響力を持ち続け、多くの異常な現象を引き起こすようになった。
最初に報告された異常事象は、SCP-XXXXの影響下にある個人が極端な幻覚を起こすことであった。これは、SCP-XXXXの放射線に直接曝露した場合に限らず、その影響が長期的に蓄積された場合にも発生した。被験者たちは、SCP-XXXXが自分たちに向かって襲い掛かっていると感じたり、終末的な光景が現れたりする幻覚を経験した。このような現象は、SCP財団職員の間で深刻な心理的影響を引き起こし、多数の職員が精神的な健康を損なった。SCP-XXXXが全ての人間にとって致命的である可能性が高いことから、SCP財団はSCP-XXXXに直接曝露することを厳密に禁じるようになった。
SCP-XXXXが引き起こした最も深刻な影響の一つは、SCP財団の施設での内乱であった。SCP-XXXXに曝露された職員の中には、異常な思考パターンを発現し、SCP財団への敵意を抱いている者が出現した。彼らは、SCP-XXXXを解放することで、世界を滅ぼすと主張し、他の職員と戦闘を開始した。この内乱は、SCP財団の職員とSCP-XXXXに曝露された職員の間での激しい戦闘となり、多数の死傷者を出した。最終的に、SCP財団は内乱を制圧したが、多くの職員が死亡し、SCP財団の施設は深刻な被害を受けた。
以下はSCP-XXXXが引き起こしたSCP財団の施設内乱の録音の一部である。
[録音開始]
[SCP-XXXXのガンマ線放出音が聞こえる]
Dr. ██████: これは何だ?何が起こっているんだ?
[SCP-XXXXのガンマ線放出音が増大し、職員の一部が激しく動揺している様子が確認できる]
Site長: 全員、冷静になってください。現在何が起こっているかを把握し、適切な措置をとります。
[SCP-XXXXのガンマ線放出音が激しくなり、一部の照明が破壊される]
[銃声が鳴り響く]
Dr. ██████: 救援が来る前に脱出しなければならない。
Site長: 全員、すぐに脱出してください。SCP-XXXXの影響から離れてーーー
[Site長に干渉音が入り、音声が途切れる]
オペレーター1: こちら管理室、何か問題が発生しているようです。報告を待っています。
オペレーター2: こちら施設3、SCP-XXXXの保管室で異常が発生しています。何かが暴れています。
オペレーター1: 了解しました。SCP-XXXXの状態は?
オペレーター2: SCP-XXXXは、異常な振る舞いをしています。職員たちに---
[オペレーター2に干渉音が入り、音声が途切れる]
オペレーター1: どうした。オペレーター2、聴こえるか。
Dr. ██████: SCP-XXXXに曝露された職員たちが、奇妙な言動をとっている。彼らは「世界を滅ぼす」と口にしている。何かが彼らの心を乱しているようだ。
オペレーター1: 了解しました。対処法を考えます。職員たちはどこにいますか?
Dr. ██████: SCP-XXXXの保管室にいる。SCP-XXXXの保管室周辺の扉を完全に閉めろ。絶対にそこから出させるな。
オペレーター1: 分かりました。全力を尽くします。
[録音終了]
SCP-XXXXは、現在AKクラスシナリオに分類されている。これは、SCP-XXXXによって引き起こされた世界規模の災害に対して、SCP財団が何らかの手段で対処できる可能性がないと判断されたためである。SCP-XXXXによる被害が拡大し続けていること、またSCP-XXXXの特異性と影響力が非常に高いことから、SCP財団はSCP-XXXXを完全に制御することができないと考えられている。現在、SCP財団はSCP-XXXXに関する研究を継続し、SCP-XXXXによる被害を最小限に抑えるための対策を模索しているが、SCP-XXXXを完全に制御するための方法はまだ見つかっていない。