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カノン概要と記事一覧。
”東京事変”によって壊滅した東京。これによって東京は舞台にしづらくなってしまいましたが、今では東京を物語の舞台として再解釈する構想が複数立ち上がっています。
その中の1つが”地下東京”構想です。この構想では、壊滅した地上部から地下へと逃げ込み、そのまま閉じ込められてしまった人類が描かれます。彼らは主に地下鉄網を利用し、各駅ごとにコミュニティを形成して生活しています。
彼らは時に手を結び、対立し、様々な異常と接触しながらも、その生を繋げていくでしょう。
参考
ハブ参照。
地下東京への言及があるすべてのページ
- 地下東京奇譚タグが付いたすべてのページ。
- サウジ・イラン両指導者がメッカにて会談 宗教対立の終結及びテロ組織に対する聖戦を宣言 (見出し部分)
- 最近の政治で面白いと思ったことなど1
テーマ:
構想と設定。
駅 | 地下コミュニティの基盤となる、地下鉄駅のまとめです。 |
用語 | 地下コミュニティで使われる、あるいは関連する用語のまとめです。 |
人物 | 地下コミュニティで生活する、あるいは関連する人物のまとめです。 |
その他メモ | その他、記事構想や文化考察など。 |
注: 以降の内容は”固定されたカノン”とは見なされません。
- 東京駅
- ”私のヘッドカノンでは、東京駅は財団やGOCの職員の拠点で、技術者の送り出しや養成、最低限の物流確保などの基盤になってるんですね” (islandsmaster)
- 浅草駅
- 比較的東京駅に近く、平和だった駅。銀座線と都営浅草線の方。浅草寺の僧侶を駅長に据え、落ち着いた中立のコミュニティが存在したが、深度が浅かったために事変の影響で駅施設の破損が深刻化している。(islandsmaster)
- 数百メートル離れた大深度にあるつくばエクスプレスの浅草駅に遷都するべく、掘削作業が日夜行われる鉱山駅になっている。(islandsmaster)
- 赤坂見附駅:
- 丸の内線の渋谷駅と東京駅の中間に位置する小規模な駅。永田町駅とホームを挟んで隣接しており、それらの駅コミュニティ同士で小競り合いを続けている。人口はせいぜい30人程度、他の巨大な駅が歯牙にも掛けない弱小だったが、ある日マクスウェリズム教会の"有機的エンジェロイド"が墜落して全てが一変する。(carbon13)
- 大手町駅
- 東京駅の少し北に位置し、多くの路線が交差する交通の要衝。時間流が非常に早く、事変発生から地上時間13年の間に住民の世代交代が5回も発生している。さらにメトロの中では生活環境は上流の部類であるため、結果として強烈な人口爆発が発生している。(O-92_Mallet)
- 最下層には、新たな居住区を求め多数掘られた数百メートル規模の大縦穴が林立する。そのうち南西方向に掘られた一つは旧皇居の地底に隠されていたサイト-81GBに接続され、財団にとっての地下東京への玄関口として機能している。一方、北方向に伸びる別の縦穴は除去不可能な悪臭ガスで満たされており、発見時はあわや大手町駅全体が汚染されかける事態となった。(O-92_Mallet)
- 新宿駅
- 事変時に生じた巨大な陥没穴 (新宿の大ウツロ) によって上から下まで貫かれている。そこに各小コミュニティが網を張り巡らし、落ちてくるものを回収して生計を立てている。上層部は太陽観光と資源回収である程度裕福な暮らしを送っており、恵まれぬ下層の住民へ”お恵み”が投下されることがある。 (ここは要再考?) (Dr_Kasugai)
- 現実の構造だとあまり縦穴には適していない。次元異常や改築があったのかもしれない。正直”新宿の大ウツロ”の語感の良さから決めているフシがある。 (Dr_Kasugai)
- 近隣の西新宿駅や新宿三丁目駅などを黎明期に既に傘下に置いていて、それが新宿駅の影響力の大きさの要因の一つにもなっている。他の駅よりも使える駅の数が多いというアドバンテージ。(meshiochislash)
- 光が丘駅
- 都営大江戸線の終点。数少ない(要出典)地上を通らずにいける「車庫」である高松車庫を半ば独占している。「車庫」はデンシャの巣であり、ほかの駅と違ってニクデンシャを能動的に狩ることができる(meshiochislash)
- 東日本橋駅
- 都営浅草線の駅。大災後しばらくは東京駅にほど近いハブ駅として財団管理下で栄えたが、神田川の浸水によって直通通路のある馬喰横山駅もろとも沈没。浅草線と都営新宿線は寸断され、東京駅以北が荒廃する原因となった。(islandsmaster)
- 異常進化した神田川の水棲生物が巣を作っているとされ、この駅から出現した原生生物群はトンネル伝いに東京駅の防衛線を脅かしている。(islandsmaster)
- 国会議事堂前
- 東京メトロでもっとも深い駅。事変開始からすぐさま逃げ込んだ政府関係者が村を作っている。国会議事堂前のエレベーターには"幻の4階"と呼ばれる謎の空洞階が存在していたが、実はこれは国会議事堂の地下につながる抜け道である。国会議事堂の地下には"あの人"がいるのだという……。(carbon13)
- 築地駅
- 旧築地駅地下には空間異常により広大な迷宮が広がっている。地中ではゆっくりと、しかし無尽蔵に冷凍マグロが自己複製を続けている。鉱脈状に析出したそれらは「冷凍マグロ鉱脈」と呼ばれ、築地駅住民により採掘が行われている。高い栄養度と貴重な海産食材であることから他駅との交易に用いられており、築地産マグロと言えばこの冷凍マグロ鉱脈を指す。(nekokuro)
- 築地地下迷宮は未踏領域も多い。特に高深度地下には冷凍マグロ鉱脈を摂取して知性化した魚人(通称タチウオ)の支配領域が広がっている。彼らは良質な冷凍マグロ鉱脈を占有しており、築地駅住民らが地下迷宮踏破の為に組織した「探索隊」と衝突を繰り返している。(nekokuro)
- 秋葉原駅
- 別称: 聖地(地上の秋葉原を指す場合も)、アンダーアキバ、アングラ・アキハバラなど。日比谷線・秋葉原駅が中心部で、都営新宿線・岩本町駅とTX・秋葉原駅とは手掘りの横穴で連結している。ヨドバシAkibaの地下駐車場が主な居住区。(snoj)
- 改造AEDによるニクデンシャ狩りが盛ん。電気街の智慧で乏しい資源をカバーしている。(snoj)
- 東京事変を逃れた駅利用者の多くは、趣味の逸品をしこたま持ち込んできており、それらをシェアすることで、高度(?)な文化が維持されてきた。しかし時代が下るにつれ、記録媒体などの劣化が著しくなり、後の時代では歪んだ残滓を除き、かつての文化は見る影も無くなってしまっている。(snoj)
- 秋葉原の信仰は推し活や性癖を元にした、ある種の多神教である。(snoj)
- 上野駅(上野駅圏)
- 史実ではJR・地下鉄上野駅(日比谷線、銀座線)、京成上野駅、上野御徒町駅(大江戸線)、上野広小路駅、御徒町駅、仲御徒町駅の8駅が地下道で連結しており、居住スペース的にはかなりの余裕がある。「アンダーアキバ」では上野から先が水没しており、日比谷線のニクデンシャが折り返す地点となっている。アラカワ棄水域の分布にもよる(上野駅自体は沈んでるのか?)が、水没区域からの難民キャンプでスラム化してそう。(snoj)
南北線ざっくり考察
以下はsnojが南北線各駅の実際の特徴(下線部)を元に妄想したものであり、他路線との整合性はあまり取れていないものとされたし。
- 麻布十番駅
都営大江戸線と接続。縫製業が盛ん。
大江戸線には都の防災備蓄倉庫があり、1760m2の敷地に大量の毛布・カーペットが保管されていた。
駅の気温はほぼ一定で、防寒の需要がそこまで無いことから、現在はこれらを加工して普段着として輸出している。
ベージュ一色の可愛げない服装は地下庶民の基本スタイルである。
- 溜池山王駅/国会議事堂前駅
銀座線、丸ノ内線、千代田線が接続。
『駅・戦争・天使』で東京駅からの侵攻を受けている。
ひょっとすると、秘密通路か何かで偉い人が避難しているかもしれない。
- 永田町駅/赤坂見附駅
『駅・戦争・天使』の舞台。
秘密通路か何かで(ry
- 四ツ谷駅
丸ノ内線と接続。連絡線で有楽町線にも接続。
新宿駅に狙われているが、四ツ谷駅に至るには258.0 mの地上部を踏破しなければならない。
丸ノ内線ホームとの接続も一度地上1階に出る必要があるため、穴でも掘られない限りは安泰である。
- 市ヶ谷
有楽町線、都営新宿線が接続。市ケ谷留置線(5線)が付随するため結構余裕がある。
九段下駅のジムシを面倒に思っている。
連絡通路の動く歩道がグラインダー並に異常回転しており、素材加工や拷問などに使われる。
市ヶ谷については別解釈での計画があります (Dr_Kasugai)。
- 飯田橋
東西線、有楽町線、都営大江戸線が接続。
メトロ唯一のお忘れ物取扱所が半ば異界化しており、地下東京中の忘れ物が漂着する。
南北民にとって油田のようなものだが、アラカワ棄水域の忘れ物達も該当するため、しばしば大変なことになる。
- 後楽園
丸ノ内線、都営三田線、都営大江戸線が接続。
後"楽園"というが、実際のところはごく普通のハブ駅であり、夢見てやってきた他路線の民を落胆させる。
一方で、後楽園より北には小規模な駅しか無いため、南北線北部住民にとっては楽園といっても過言ではない。
- 東大前
- 東大下生協
東大前駅に隣接していた弥生キャンパス(農学部キャンパス)の生き残りが下地となって発足。
事変初期は南北線での食料生産指導に一役買った。
東大前駅は小規模駅にあたり、住みにくい駅であったが、
エレベーターに落ちてくるキャンパス由来の怪異を調理・栽培・飼育して何とか成り立っている。
春には殺人蛙の襲撃に遭い、初夏は栗の花の刺激臭に苦しめられ、秋は構内が巨大イチョウで埋め尽くされる。
地下では希少な四季を楽しめることで有名。
- 西ケ原
事変前からマイナー駅であり、定住者はめったにいない。
元々遺跡があった影響か、縄文人やマンモスやらが湧いて出てくるようになった。(線路にマンモス詰めとけばニクデンシャ抑えられるんじゃないか…?)
- 赤羽岩淵以北~埼玉方面
- "ケンミン"
埼玉スタジアム線一帯の勢力。事変前の地縁・スポーツ縁でまとまっている。
中心駅は鳩ヶ谷で、"トミン"との商業拠点として赤羽岩淵を管理している。
地元のスポーツファンが下地となっており、地上駅ゆえ崩壊した浦和美園駅の上に聖地があるらしい。
フットサルなる遊びをわざわざスペースを開けてまで興じており、陽気。
(あいうえお順?)
- イモ酒
- ジャガイモから作られたアルコールを使った飲料。地下東京における主要な酒類で、非常に不味いばかりか悪酔いする。種芋も土も貴重品であり、祝い事の時にしか口にできない。(islandsmaster)
- ウラ
- 裏東京ならびにその住民たち。現実交錯によって多数の世界断片ならびに実体が基底現実に漏れ出してきており、ある種ゾンビのような存在となっている。主要な怪異の一つであり、交戦例も多い。 (Dr_Kasugai)
- 駅の心臓
- 駅構造間維持力の源泉として機能し、周辺の環境を維持する、各駅に備え付けられた機械 (一部生物化しているかも?)。その正体は大災に伴い半異常化した、かつてのスクラントン現実錨 (SRA) ベースの現実性保全システムである。 (Dr_Kasugai)
- 東京駅のエンジニアたちはこれをある程度ながら維持管理することができ、モヤシプラントなどと併せて彼らの優位性を支える要因の1つとなっている。異常化が進行して歪んだ“現実”を駅に押し付けていたり、電車賊が狙っていたり。時には自我を得て歩き出すことすらあるかもしれない。使い勝手が悩ましいので、地底紀行には現状未採用。 (Dr_Kasugai)
- 神田川越え
- 川または濠のある線路を越えることを地下東京では川越えと呼称している。地下にあるが故に次元崩壊の影響を免れている地下東京だが、一部の駅や線路では部分的に地上に出る箇所がある。とりわけマルノウチラインの中野坂上駅から中野新橋駅までの区間では神田川を避けるために線路が地上に出ている箇所がある。この路線を越えるのは地下住民にとってかなり難度の高い任務であり、怪物や最悪な環境に耐えなければならない。しかし、物流の拠点である東京駅に向かうためであったり他の駅と食料を求めての交易など、様々な事情から渡河をしようとする者は(その危険度に相反して)多い。(carbon13)
- ギンザ同盟
- 築地駅-銀座駅-新橋駅の三駅を中心として築かれた交易同盟。東京駅の庇護のもと、地下東京随一の商業圏として栄えている。銀座駅の災害用備蓄保管庫を防衛するため、モヤシ傭兵を中心とした独自の軍事力を有する。(islandsmaster)
- 比較的物資や電気に余裕があり、辺境駅よりは文明的な生活が送れるものの、人口過密により慢性的な空間と酸素の不足に悩まされている。(islandsmaster)
- 下水送り
- 地下東京における最上級の刑罰、または試練。旧下水道の本管は迷宮化し、毒素の混じった汚水や毒ガスが滞留する中を異常生物が跋扈しているため、送り込まれた者の多くは生きて帰れない。司法制度が機能していない地下における、実質的な死刑宣告。(islandsmaster)
- 下水ワニ
- 地下東京における最大脅威。パニックに陥った地下住民が暗所でワニと見間違えたためそう呼ばれているだけで、本来ワニとはおそらく関係ない。下水道に生息する巨大生物は全部ひっくるめて下水ワニと呼ばれているようで、様々な異常特性を有した個体が存在する。(islandsmaster)
- 自称"真ニッソ"のある研究員が下水送りにされてしばらく後に目撃例が急増し、また異常進化した個体もみられるようになったが、関連性は不明。(islandsmaster)
- サイト-81GB
- もともと東京事変の発生前から東京の地下深くに秘匿されていた財団のサイトであり、立地は旧皇居の真下。東京事変の発生後は外界から半ば隔絶されていたが、非生物転送装置や有人転送装置の部分的な復旧により、東京の嵐の中に現れた新規オブジェクトの収容・管理業務を細々と遂行する力を僅かながら取り戻した。地上時間の2031年初頭、地下東京コミュニティの住民にサイト-81GBが発見されたことで、財団は瓦礫に覆われた東京の地下に想定以上の広大な社会が営まれていた事実を目の当たりにすることとなる。(O-92_Mallet)
- 地下東京コミュニティとの邂逅があった時のサイト-81GB管理官は「乾 圀元」という名の老人男性。サイト-81GB内には東京の地上・地下に散逸した財団職員を取りまとめることを目的とした「財団東京事変管理部門」というものが存在し、部門長は「黒井 愛」が務めている。黒井は他でもない前・日本史部理事“鵺”その人であり、乾はかつて彼女の側近であった。(O-92_Mallet)
- 新宿の大ウツロ
- 新宿に空いた大穴。世界交錯点が近いようであり、様々なものが落ちてくる。各階層の住民はそれぞれの領有地で網を張って、落ちてくるものを回収して生計を立てている。ただ10年前に一度ビルが降ってきており、設備を一度作り直す羽目になっている。穴の間には些細な通路が構築されているが、あまりそこを通りたがる人間はいない。かつては青空が覗いていたが、今では網に覆われて真ん中のホールから若干見えるぐらいになっており、下層までいくともう全くといっていいほど見えない。地底都民はここと、僅かに発見されるアニメ・マンガぐらいでしかまともに太陽を見ることができない。(Dr_Kasugai)
- 社会学者
- 実践的な社会学者。主に財団所属の者を指す。地下東京では駅同士の絶え間ない戦争が続いているが、まことしやかな一部の噂ではこの恒常的な戦争状態は財団によるものであると言われている。小さな戦争を続けさせることによって大きな戦争に発展することを防ぎ、地下住民の全滅を防いでいる。Discord上で挙げられた誰かのアイディア。(carbon13)
- スジ屋
- 鉄道のダイヤ作成を担うプロフェッショナルのことを地上ではそう呼ぶ。地下東京においては、そこから転じて肉電車の離発着時刻を確認・記録する人物のことをそう呼んでいる例もあるが、標準語における「○○屋」の影響も受けたのか、駅によっては狩りの現場において長を務める者や収穫された肉の分配を担う者を指している。情報の重大さに反して記録業務自体は他の業務と兼ねることが可能であることもこの定義の曖昧さに買っているのだろうが、地下東京の文化的多様さを前にすれば仕方のないことである。なお有力駅は勢力下の駅からダイヤを報告させ、整理した情報を駅内で独占している。現実では一般的に3月に行われることが多いダイヤ改正だが、地下東京の時間流は均一ではない上、やはり"臨時ダイヤ"も稀に存在する。(Tark_IOL)
- 大災
- 東京事変、特に2017/12/17の本震に対して使われる用語。地上と地下は繋がっていないので、地下住民は基本的に”東京事変”や”東京大異災”ではなくこちらの名称を用いる。(Dr_Kasugai)
- 電車賊
- 電車を根城にする強盗団。駅から放逐されて身寄りのないものが集まった犯罪組織である。仲間同士が鉄の掟によって固く結ばれていて、駅に襲撃して食料を強奪したり女を犯したりする。常に移動しているのでなかなか確保することができない。(carbon13)
- ジムシ
- 地下鉄に潜伏していたジライの一派。地下トンネルに武器を蓄え、"コウキョ"を襲撃する計画を練っていたが、大災で地下深くに取り残されてしまった。(islandsmaster)
- 旧都営新宿線の九段下駅周辺を縄張りにし、"テンノウヘイカ"をお救いするために日々ミートレインと死闘を繰り広げている。昆虫めいた多眼暗視ゴーグルがトレードマーク。(islandsmaster)
- 進化概念歪曲現象
- 東京事変における概念震災の1種。進化という概念が歪んだ結果、世代間に起こる生物の形質の変化のスピードや方向性が全く違うものになってしまった。これはニクデンシャを生み出した要因にもなっており、外部の科学者が東京事変に大きな関心を向ける理由の1つ。(carbon13)
- 東京事変
- 1998年カノン・シーズン2017の中核となる事件。2017/12/17に突如として東京地上部を中心に大規模な現実崩壊が発生し、人の居住が不可能な空間となる。その後も現実崩壊は続き、26年後の2043年12月27日にようやく完全な静止を見せた。(Dr_Kasugai)
- 東京脱出青年団
- かつて財団の若手職員たちが小さな同盟を組み、地下東京からの脱出を目指して東京駅から地下鉄東京終端部まで向かった。しかしそこは既に封鎖されており、人の影はなく通過も叶わなかった。彼らは諦めて帰還し、解散にいたった。それから20年、彼らの大部分は東京駅周辺で生活を営んでいる。大部分の地下コミュニティと異なり、彼ら同士は苗字で互いを呼ぶことが多い。 (Dr_Kasugai)
- メンバーの名前は、いずれも98カノンのライターから取られている。性格や外観にこれといった関連性はない。 (Dr_Kasugai)
- ”ゲームで言うとその辺に落ちてる紙切れだったり、駅で呑んでるおっさんや機械屋と仲良くなると昔ちょっとだけ関わった話を聞ける感じの「なにをしたんだこいつら…」と言うイメージです” (Tark_IOL)
- 地下内財団
- 地下で孤立した財団職員の土着化した集団。サイト-81GBの理性のある財団職員と違って、地下内財団の人々は完全に狂っている。東京駅や新宿駅などの大きな駅に分散して居を構えている。地下東京で発見された異常なアイテムを改造して兵器にし、私利私欲のために使ったりする。(carbon13)
- 肉列車/ミートレイン
- 肉に覆われ断末魔のごとき叫びを上げながら線路を高速で走り回る物体。住人の多くはこれが"デンシャ"であると認識している。地下東京全域に無数に存在(生息?)し、何処からともなく現れては轟音と共に消える猛獣のような存在です。(sanks269)
- 構造はかつてのデンシャに酷似しており、車輪、扉や窓、つり革、手すり、椅子のような物も確認されています。例外なく大小様々な肉塊に覆われており、ぬめりとぬくもりに包まれています。内部で大勢の声を聴いた者もいるとかいないとか。(sanks269)
- 個体差が確認されており、色や体格や肉質や付属物などの身体的差異、巡航速度や経路や発停車の有無などの行動的差異が認められます。(sanks269)
- 狩猟や追い剥ぎを行い食料として活用する者もいれば、出現時刻("ダイヤ")を調べあげ乗り込み移動手段として活用する者もいるようです。(sanks269)
- 初出の妄言はこちら(Twitter)。(sanks269)
- 肉電車はかつての「車庫」から湧く。車庫付近には通常の肉電車とは違う「整備用車」がいることがあり、一両編成でレールなどの資源を積み込んでいるこいつは絶好の狩猟対象。(meshiochislash)
- 標準和名はニクデンシャ。生物学的な分類はこちらによれば、Kiliamanibus属が確認されているが、それ以外にも近縁種が多くいる模様。進化概念歪曲現象によって発生した。(carbon13)
- 人間の姿や理性を失い怪物となっても、苦難の中で団結して前へと進む“人間性”を残した何か。98カノンのテーマに対するアンチテーゼ的な存在である。 (Dr_Kasugai)
- ブラウン・キューブ
- 俗に”ローチ・キューブ”とも。養殖高栄養ローチを挽き、味をつけてキューブ状に固めたもの。地下東京に広く流通しているが、大多数の都民は原材料について認知していない。 (Dr_Kasugai)
- バー状のものもある。 (Dr_Kasugai)
- モヤシ
- 理由は不明だが、長期間摂取せずにいると病気になって死んでしまう。(islandsmaster)
- 地下における最重要食料資源だが、いくつかのプラント駅でしか生産できないため、地下交易における主要な取引物資となっている。多くの駅の中で最も大量のモヤシを安定生産できることが、東京駅の隠然たる影響力の源泉。(islandsmaster)
- ラジオ局
- 駅の放送設備を流用したラジオ局。路線情報を伝えるのみならず、下世話なトークをしたり、音楽を流したりと、地下空間をささやかに彩る存在。(snoj)
- ただ、音楽に関しては記録メディアの問題もあり、時代を下ると局員の生歌に取って代わられていく。このため、各局で曲のマンネリ化が激しい。(snoj)
- 路線図
- かつて”デンシャ”が走っていたルートを示す地図。現在では主に地下東京内の簡易地図として利用されており、各駅の中心地にはほぼ必ず置かれている。路線図には様々な情報が付記されており、”ウラ”などによって陥落した都市には立入禁止区域としてバツ印がつけられていたりする。 (Dr_Kasugai)
(あいうえお順?)
- シータ
- マクスヴェリズム教会によって作成された有機的エンジェロイド。本来は同じ性質を持つ仲間達と群れで行動するらしい。異常な次元災害で崩壊する東京をさながらGoogleマップの撮影隊のように"マッピング"し、無限のデータを累積することを目的として周遊していた。新宿の大虚と呼ばれる洞穴で腕が失われた状態で地下東京の住民である少年に発見される。個体識別番号θ-A12d56。地元住民からは長くて覚えられないので単に「シータ」と呼ばれる。(carbon13)
- タキオリ
- 旧”東京脱出青年団”のメンバー。青年団所属時はおそらく20代。各地を転々とする放浪人だが、その正体は東京駅との連絡員だったりするのかもしれない。真ん中で別れた頭髪、丸眼鏡、怪しい目つきと薄ら笑みの中年。一人称はたぶん”僕”。興奮しているときは早口でまくし立てたりもするが、きっと悪い人間ではない。 (Dr_Kasugai)
- ユウ
- インディーズバンド、"Dawn Break Break"のボーカル。他のメンバーは地下には巻き込まれなかった(とユウは思っているが、他のメンバーも東京住みなことと地上の惨状を考えれば、とうに死んでいるだろう)ため、ユウのみが地下東京に。黎明期の新宿の心の支えとして歌を歌い続けたが、やがて他人の心の支えになっている、という重圧に耐えきれなくなり新宿を去る。以降はいろんな駅を転々としながら、ストリートライブで日銭を稼いでいるようだ。(meshiochislash)
- "神田川越え"などで一部地上に出ることのできる区間があることについては問題があるかもしれない。個人的には一時的に移動のために地上に出られることは、地下東京の魅力である閉鎖性と独立性を揺るがすものではないと思っているが、「空を見ることができない」というようなこここのいくつかの記述を考えると、一時的であろうと地上に出ることはダメなのかもしれない。"神田川越え"の単語説明では地下のルートを通るか地上のルートにするか曖昧なままにしておいている。ひとまず保留にしているが要議論。(carbon13)
- 2037年かそこらに、新宿の大ウツロへ落ちてきた探京家の少女(ソラ)と、大ウツロで暮らす少年(タイヨウ)のボーイミーツガールをやりたい。亡き父の思いを継いで太陽をその目にしようとする少年と、地上へと戻ろうとする少女のもとへ現れた怪しい中年”タキオリ”。少女のスーツを直すべく、3人は東京駅を目指して旅路へと乗り出す。そこで出会った”カスガイ”たちによって再結成された東京脱出青年団は、東京駅を後に地上への脱出計画を再始動する。たぶん。 (Dr_Kasugai)
- 執筆パワーのなさで実現可能性が危うくなりつつある……。 (Dr_Kasugai)
- これめっちゃ好きなんですよね。東京脱出青年団の散り散りになったメンバーが奇しくも同時期にいろんな駅でその駅の若者を助けていたら面白そう。(meshiochislash)
- islandsmasterさん、machikawaさん、k-calさんの下、原案をリミックスしたうえで『少年少女地底紀行』シリーズとして始動しました。(Dr_Kasugai)
- 地下東京における財団の立ち位置、地上との交流開始時期について、解釈が分化しています。詳しくはハブを見てください。(Dr_Kasugai)