Verne Problem
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警告: 当ファイルは暫定的であり、情報は予告なく変更されます。


SCP-XXXX-JPに関する議論が現在進行中です 。SCP-XXXX-JPに関する情報は永久的に保管されます。


2/XXXX-JP LEVEL 2/XXXX-JP

CLASSIFIED

classified-lv2.png

Item #: SCP-XXXX-JP

Object Class: Keter


特別収容プロトコル.シャルル管理官 > 最終決定案

W.Corp1との協定の下、SCP-XXXX-JPの捜索と保護が進行中です。財団はSCP-XXXX-JPの確保を容易にするためW.CorpへA-01-99を提供してください。SCP-XXXX-JPを発見した財団職員は最寄りのサイトに連絡してください。

SCP-XXXX-JPは歴史的・文化的・政治的背景から、収容作戦は時として物理的手段のみならず法的措置を必要とします。このため、W.Corpかつ財団の法務部門が収容作戦に参加可能なポストを常時確保してください。

特別収容プロトコル.サミュエル博士 > 第二改定前案

要注意団体や紛争地域を監視し、SCP-XXXX-JPを発見次第速やかに確保してください。確保時に使用する武器はスタンガン・麻酔銃・催涙弾等の非殺傷兵器に限定され、一般社会に被害が及ぶ場合や安全なオブジェクトの確保できる見込みが限りなく低い場合、各職員の判断により終了が実行されます。戦闘地域においてはこの限りではありません。

特別収容プロトコル.アンジェラ諜報員 > 第一改定前案

一般社会への暴露もしくはアメリカ支部の収容を阻止する目的でSCP-XXXX-JPは保管用の個体を除き発見次第破壊されます。交戦する場合、SWAT部隊かそれ以上の装備が求められます。


説明

SCP-XXXX-JPは複数の異常性を持つヒト(Homo sapiens)の総称です。概形は人間の女性ですが、頭部にネコ(Felis catus)の特徴を有する感覚器官、尾骨が発達しネコ(Felis catus)のものと一致する尻尾等、高度な身体能力等が挙げられます。これらの異常性は女性に限定され子世代に遺伝し、異常性は10歳から18歳までにすべての個体に発現しますが89%は先天性です。異常性の発現が女性に限定される原因は、「異常性発現の原因となる遺伝子がX型染色体に存在するため」と言うのが定説になっていますが、未だ決定的な説明は出来ません。

欧州支部円卓会議2命令により、SCP-XXXX-JPに関する情報は全て記録され、異常性基準マニュアル-ver.8(ACM-8)3の改訂に適用されるほか、財団と倫理委員会の運営方針に適用されます。ACM-8並びに運営方針に関する議論は、必要な限り無期限に延長可能です。


補遺.初期発見 > 遭遇

SCP-XXXX-JPは紛争地域内で活動中のW.Corp職員によって存在が報告されました。当時、W.Corpは紛争地域における要人警護に派遣されました。W.CorpとSCP-XXXX-JPの初期遭遇は███/██/█のヴェルヌ共和国首都に位置するT██ホテルにて開催された日米企業間貿易会議襲撃事案です。

以下はT██ホテルの監視カメラ映像の抜粋です。

T██ホテル襲撃後に実施されたW社調査委員会により回収された映像記録と現場検証から異常存在の関与が判明し、W社は財団へ支援を要請しました。以下は、事案調査委員会が推定する異常存在の概要です。

Report ███/██/█ - Anomaly


Lytton_Commission_at_railway.jpg

現場検証中の事案調査員

場所: ヴェルヌ共和国首都トリンスク

リスククラス: Critical

攪乱クラス: Dark

危険度: Anapolis4


存在概要:

  • 外見は人間で、フード等で顔は確認できない
  • バズーカ砲や重機関銃を抱えたまま50km/h以上で移動
  • 6m以上の跳躍
  • 高速で移動する複数の物体を識別
  • 高度な暗視能力

同時期に活動中であった財団諜報員アンジェラ・ヴィヴァインによる調査から、███/██/█以前に国連軍でも同様の実体による被害が報告されていることが判明しました。これを受け財団は、アンジェラ諜報員に引き続き情報収集と暫定的収容プロトコルの確立を命令しました。

以下はアンジェラ諜報員が提出した抜粋報告書です。

補遺.共同声明 > 作戦開始

アンジェラ諜報員の報告を受け、SCP-XXXX-JPの収容は財団の対応力5を上回ると結論され、財団傘下の企業であるW.Corpと財団によるSCP-XXXX-JPの収容作戦が開始されました。

この試みは財団と外部組織の最初の連携作戦かつデモンストレーションであり、今後の財団の方針の参考事例になります。オブジェクトや異常組織以外との交戦は、財団としては前例のない事態です。

作戦は急速に達成されなければなりません。作戦の長時間化は国連やアメリカ政府が介入するリスクの増大を意味します。利用可能なリソースは速やかに、作戦に割り当てられます。

補遺.共同声明 > 記録

W.Corp-財団は現地時刻2020/3/11/0:00をもってヴェルヌ共和国首都に位置するアバリ国際空港に最初の輸送機が到着しました。以降、1時間ごとに輸送機は発着しています。

2020/3/11/0:00: Project - Surround Gardenが決行されました。現地駐屯兵の撤退状態に問題なし。住民の避難が進行中です。引き続き、監視体制を維持します。


[0:00] 輸送機により、第1師団の一部が到着する。

(以後、1時間毎に輸送機が到着する)

[3:09] ヴェルヌ共和国首都トリンスクに輸送車両が到着する。首都はコンクリート壁で囲まれ、ロケット弾などが撃ち込まれた建物が点在している。

[4:41] 首都内の高層ビルに対空装備の設置が開始される。

[7:20] 大学や劇場その他の避難者を収容可能な施設に、食料・武器などの備蓄状況の調査と土嚢の積み上げを開始する。

[8:00] 議事堂と付近のダートマス大学に作戦司令部が設置される。2つの建物は非常に堅牢な構造になっている。

[10:30] 共和国軍とW.Corp-財団の上層部の会議が開始する。


本会議にてW.Corpはヴェルヌ共和国軍の全面的な支援を受けられることが決定しました。支援受けると引き換えに、首都への定期的な自爆テロ、ロケット弾攻撃に対処すべく防衛設備の設置を行います。



作戦本部は2020/3/11に敵対勢力の犯行声明映像を傍受しました。映像にはSCP-XXXX-JPが映っていました。当時、SCP-XXXX-JPの情報不足から映像は規制されず、結果としてYouTubeでの公開を許しました。

上記による、SCP-XXXX-JPに関するヴェール維持への影響はありません。

2020/3/11/13:28: 財団は安全圏内の全ての市民を避難させ中心市街地に作戦本部を樹立し、W社は周辺の街に強力な防御陣地を構築を開始しました。

以下は、コマンド部隊によって反政府組織の勢力圏内に存在する基地局から発信された通信の傍受記録抜粋です。


Member:

  • コマンド隊員: Walesa Ronmel
  • コマンド隊長: Besta Ivanhoe
  • コマンド隊員: Gisco Black

Walesa: 不明な発信を観測しました。モニターに映します。

[反政府組織"ジハード"の紋章が表示される]

Besta: テロリストの犯行声明だ。手の空いているものは映像を解析しろ!

[映像が切り替わり、反政府組織のリーダーであるArafatと思われるアフリカ系の人物が映し出される]

Gisco: こいつ、ここでも出てきたか。

Arafat: 遂に沈黙を破る時が来た。私たちは幾度となく声を上げ平和的解決を求めたが、状況は悪化する一方であった。1か月前、我々の救世主であったBob Meeks6が処刑されたことで、彼の自治領は再び貧困による略奪とドラッグによるスラムに変わりはてた。お前らはこれを正義と呼んだ!彼は売買で得た資金を全て市民のために使い、夜は電灯がともり、食事には困らず、隣人同士の略奪や、他の自治領からの攻撃から市民を守った!そのうえ、貧困による犯罪をなくそうと紛争地域の物流をコントロールした。貴様らの行いは正義だといえるのか?

今日という日を経て、我々は生まれ変わる!ここに欧米からの支配を受けない、だれもが平和に安心して暮らせる国家の樹立を宣言する!

Walesa: 発信源を特定しました。7番基地局からです。YouTubeにも同一のものが流れているようです。規制しますか?

Besta: 管轄外だ。職務に従事せよ。

[画面が切り替わり、頭部にネコ科に由来する器官かそれを模倣した物品を装着した不明なコーカソイド系の女性が映し出される]

Besta: おい!なんでいきなりコスプレイヤーが映ってる。

Gisco: 何をしている?間違えているぞ!

Walesa: ネガティブ。一切操作しておらず、発信源も変化していません。

Unknown: 世界の皆さん。私の姿を見て驚愕するのも無理はないでしょう。

Besta: 悪趣味な奴らだ。人質になんて格好を…

Unknown: 私たちを示す明確な言葉も存在しません。私たちは民族や人種としてでなく、人間としての尊厳を否定され続け、最後には歴史的記録から消されました。私たちは全ての同胞が笑って健康に暮らせるような国を作るだけです。元より、貴方たちは私たちを迫害してきました。

[画面が切り替わり、2人の椅子に縛られた人質が映し出され、人質の1人はネコ科の特徴を有する女性から拷問を受けている]

Besta: 意図が理解できん。

Unknown: これは見せしめではなく、報復です。私たちには、大量の-

[通信途絶]

Walesa: 砂嵐による通信途絶です。通信回復まで約1時間かかります。

Besta: もう良い。奴等は再生回数を稼いで世界の注目を集めたいだけだ。

Gisco: あの映像の完成度は非常に高い。かえって、映画の予告編や新人コスプレイヤーの撮影といった解釈をされかねませんね。

Besta: 避難は完了しているはずだが、念のために最近の入国者について調べてくれ。

どうしたWalesa?顔色が悪い。

Walesa: 非常に映像がリアルだったもので…演技ではないと思いました…すみません。席をはずします。



2020/3/12/10:00: 財団軍事部門長官は不明な人物から連絡を受けました。当時の長官は、一連の事実を報告しました。通信トレースを試みましたが、発信源の特定には至りませんでした。

以下は、通信ログです。


Member:

  • 財団軍事部門長官: Hans-Ulrich Rudel

[Rudelの携帯端末に着信が入るが、Rudelは無視する。5分後に再度着信があるまで、Rudelは作業を進める。]

Rudel: 誰だ?内線を使え-

Unknown: 失礼、私はあなたを知っている。

[変声機によって歪んだ音声]

Rudel: いきなりすまないが、忙しいんだ。いたずらはよしてくれ。

[溜め息]

Unknown: 時間がない。協力してくれ。今は自分が誰なのか明かすことはできないが、権威のある人物だと思ってくれ。

Rudel: ……用件は何だ?

Unknown: 危害を与える存在ではないことは保証する。我々はあることを把握し、複雑化した事態を終息させようとしている。

Rudel: 本題を話せ!

[歪んだ銃声が端末越しに聞こえる]

Unknown: [罵倒]あとで掛けなおす。あの野郎、そこまでして港が欲しいか。

[記録終了]


2020/3/14、敵対組織"ジハード"前線部隊の進行を偵察ドローンにより確認しました。前線部隊は作戦本部に向かっていると予想されます。作戦本部は、防衛のため特殊部隊-"Magic Gang"7を派遣しました。

W社戦闘データベース

記録#: 3735

日付: 2020/3/14

場所: ベルフェルム州 - ペテランセル (ヴェルヌ共和国)

報告: 14:23 UTC、ベルフェルム州シエナ郊外でSCP-XXXX-JPが偽造橋頭保にて戦闘が発生。敵兵士はハンヴィーを主要とする移動隊であった。偽造橋頭保にはSCP-076の特別収容プロトコルで使用される自動制御砲台/戦闘用ロボット/長距離閃光音響装置などの装置によって防衛されていた。襲撃は6-7時間に及んだ。詳細なタイムラインは下記参照。

橋頭保: 基地は縦約300メートル・横100メートルの平野にあり、両側にはハムルク山8の地形を利用して高所に設置。Magic Gangは既存の地形に合わせて巧妙に隠蔽されるよう基地を建設し、砂袋や鉄条網を配置し、持ち場を取り囲むように配置され、120ミリ大型迫撃砲の射撃場所も作られた。侵入者の用いる銃やロケット砲から遮蔽するため、機動部隊はシャベルで陣地と塹壕を大量に構えた。Magic Gangは戦闘能力を持たないため、別地点に待機している。

戦力:
Magic Gang 敵対組織 ジハード
戦闘ロボット: 80機 兵員: 1500名
M61 バルカン砲台: 8台 ハンヴィー: 多数
M2 ブローニング機関銃: 80台 RPG-7:

戦闘記録:
[AM2:30] 敵対組織が有効射程内に入ったことで迫撃砲を含む複数の防衛設備が射撃を始め、敵対組織の主要部隊は第1基地を機関銃やRPG、迫撃砲で攻撃した。

敵対組織の別動隊は東の平地から第3基地を攻撃した。

[AM3:47] 敵対組織の別動隊に対して長距離閃光音響が作動し、別動隊を行動不能にする。

この後に「指定…[ノイズ]…ドローン…[ノイズ]…要請」という通信を傍受。約25分後に自爆ドローンが接近し、これに対し防御施設は煙幕を展開した。最初のドローン攻撃による主力火器への致命的なダメージは避けられたが、閃光音響装置が全て破壊された。煙幕と土煙による視界不良の中、33機の戦闘用ロボットが突然機関銃の射撃位置から吹き飛ばされ、付近に居たもう28機の戦闘用ロボットはドローンをハードキル9した。

[AM5:32] 20分で推定80人の敵対組織構成員が死亡し、少なくとも40人が負傷し、他もその後に死亡した。橋頭保へ到達するために敵兵士達が砲火を避けつつ地雷原を強行突破を試み続け、少数の敵兵士が詰めなおして死者や負傷者を運び出そうとした。

[AM7:06] ロボットは機関銃や手榴弾、クレイモア地雷で応戦し、橋頭保Bブロックの大砲は96発の155ミリ弾を一斉発射した。しかし敵兵士は退却させられる前に、急斜面に位置している東側の鉄条網を引き裂いた。監視所での約30分の激戦で生き残った敵兵士は、重傷を負いながらも援軍が到着するまで戦った一人だけだった。その頃、別の民兵が基地の東側の壁を乗り越えようとしていた。敵兵士2人が基地内部に侵入を試み、鉄条網を超えたあたりで地雷により死亡した。

首都本部は「攻撃指定、座標██.██████, ███.██████…[ノイズ]…」という通信を傍受。

[AM9:28] 敵対組織が保有していると思われるヘルファイアで武装した中国製無人航空機と物資を輸送する不明な無人機が到着した。戦闘の間、敵兵士達はドローンによる補給を受けた。近隣のラバト村からSCP-XXXX-JPを含む敵兵士の援軍が到着し、再武装と再補給を行うために負傷兵を撤退させた。

[AM10:50] ドローンによるミサイル攻撃により北側と東側の設備が壊滅的な被害を受け、鉄条網を破壊された東側からSCP-XXXX-JPが侵入を開始する。その後もジハードの援軍が召集された。約1時間の戦闘後、SCP-XXXX-JPは施設の8割を破壊し、続けてロボットと近接戦闘を繰り返し両者は乱戦になる。一部のSCP-XXXX-JPが橋頭保内に取り残された民兵を運び出した。基地内の生存者の救出後に、ジハードは総撤退を開始する。両者ともに戦闘能力を喪失しており、追撃も再攻撃も行われなかった。

ヴァンチカル港奪取作戦

W.Corp - SCP財団


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ジハードに占領されたヴァンチカル港


計画概要:
評議会投票概要:
棄権
O5-01
O5-02
O5-03
O5-04
O5-05
O5-06
O5-07
O5-08
O5-09
O5-10
O5-11
O5-12
O5-13

結果
非承認

我々は諦めるべきではない。衆人環視の中で世界最大の人口密集地を焼き払う行為は、ただちに全世界的な正常性維持への直接的疑念に発展するだろう。その瞬間、財団が槍玉に挙げられないという見立ては楽観的にすぎる。幸いにして事態は未だ制御下にあり、必要な資源が確保できる。為すべきことを為し、破局を阻止することに総力を傾けるべきである。
- O5-12

補遺.手順修正 > 異変

2020/3/26/14:18 制圧作戦中のW社職員により、爆発物を身体に縫い付けられた3名の人型異常生物が発見されました。

現地指揮官により、爆発物の解体と人型異常生物の保護が試みられ、1名の人型異常生物の爆発物解体と保護に若干の負傷はあるものの成功しました。

しかしながら、上記の一連の行動は現地にいた職員の命令及びプロトコル違反であり、4名のW社職員と2名の人型異常生物が死亡する事案が発生しました。


Member:

  • コマンド隊員: Walesa Ronmel
  • 財団機動部隊員: Zou Ostwald
  • 現場指揮官: Michael Smith

Smith: 3時間後に移動大隊が到着する。それまでに付近の建造物の調査と安全確保を完了しなければならない。総員、マニュアルを順守し遅滞なく行動せよ。

[隊員50名が10隊の小部隊に分かれ作業に取りかかる。作業開始後、Smith率いる小部隊が異常生物に接触する2時間後まで問題なく進行する]

Zou: 何かを発見。いや人だ!

[ライフルを構え、安全装置を解除する]

動くな!両手を上げて、地面に伏せろ!

Walesa:



2020/3/28/5:43: 大使館制圧において敵対組織の重要構成員Mustafa Meisの捕縛に成功しましたが、上記と同様の特徴を持つ異常生物による自爆攻撃が行われ、参加職員50名に対し生存者は8名という結果になりました。殉職した職員は全て異常生物の攻撃によるものです。

以下は制圧記録です。



インタビュー記録

SCP財団


Member:

  • 反政府組織指導者: Mustafa Meis
  • 尋問官: William Archer

William: 質問に答えてもらう。

[Mustafaは沈黙しているが、ゆっくりうなずく]

William: この映像は一体なんだ?

[Williamは端末に犯行声明の映像を見せる]

Mustafa: 世界への宣戦布告かつプロパガンダだ。

William: 君の映像に写っているこの生物はなんだ?

Mustafa: 生物と呼ばないで欲しい。彼女たちは人間だ。

William: こいつらをどこで入手している?

Mustafa: 入手じゃない。人身売買から解放した。


補遺.再改定案 > 再開

制圧作戦に関する報告を受け、シャルル管理官率いるSCP-XXXX-JP調査委員会が設立しました。第一調査報告会時点で、倫理的観点からの収容プロトコルの改訂、他国間に渡るSCP-XXXX-JPに関する追加調査の申請等が提出されました。

以下は、第1調査報告会の記録です。

Record - SCP-XXXX-JP

W.Corp - SCP Foundation


SCP-XXXX-JP: 生物学的変異体もしくは改造がなされた生物の総称です。非常に高い身体能力を有する他、知能は同年齢の人間と大差ありません。SCP-XXXX-JPとその関係者は、「歴史的背景から一般社会に認知されることがなかった。」と供述していますが証言を裏付けるものは存在しません。

追加調査: シャルル管理官率いるサイト-6993から調査団を派遣しました。

手順変更: 関係職員による要請から、倫理委員会立会いの下特別収容プロトコルの修正が行われました。収容プロトコル及びそれに伴う装備変更が行われました。この収容プロトコルは暫定的なものであり、調査団の第2次報告会にて改定されます。

  • 可能な限り非致死性の武器の使用
  • 作戦は破壊から確保・収容・保護に重点を置く
  • 精神的・身体的なアフターケア

概要: SCP-XXXX-JPは人間をベースとした異常生物です。反政府組織は当オブジェクトを利用していることが判明しています。反政府組織はオブジェクトの意思とは無関係に自爆テロを強要していると推定されます。このため、他のオブジェクトも心身的外傷を負っていると考えられます。

補遺.再調査記録 > 再発見

制圧作戦に関する報告を受け、シャルル管理官率いるSCP-XXXX-JP調査委員会が設立しました。第一調査報告会時点で、倫理的観点からの収容プロトコルの改訂、他国間に渡るSCP-XXXX-JPに関する追加調査の申請等が提出されました。

以下は、第2調査報告会の記録です。

補遺.作戦終了 > 事後処理

W社の戦闘能力と財団の情報戦術により、当初1ヶ月では実現不能とされた作戦は、25日という極めて短期間で達成されました。作戦完了後、シャルル調査団による再調査とアメリカ合衆国政府関係者への記憶処理、特別収容プロトコルの最終改訂等が取り決められました。

ガンジルとかSCP-5000について。

補遺.最終決定案 > SCP財団

シャルル管理官を代表するSCP-XXXX-JP管理チームによるSCP-XXXX-JPに関する収容プロトコル最終決定案が出されました。倫理委員会、O5評議会による5日間の審議によりシャルル管理官による最終決定案は管理チームからの再申請まで永久的に変更されません。

O5評議会は「SCP-XXXX-JPは人類もしくは亜種であり、SCiPに適用される特別収容プロトコルのSCP-XXXX-JPに対する適用はジェノサイドに該当するが、最低限の処置は実行する。」と見解を示しました。SCP-XXXX-JPは遺伝的特徴や社会的混乱の誘発から、一般社会への接触は現状禁止ですが、財団の直接的監視の及ぶ範囲での行動は可能です。

SCP-XXXX-JP収容作戦の結果を受け、O5評議会により、財団-W社間でカンナエ協定が結ばれました。協定は、近年増加傾向にある重大な危険性を有するアノマリーや広範に渡る異常存在の暴露に対して効力を発揮します。

Cannae Agreement

W.Corp - SCP Foundation


協定概要: 当事者は以下に定められた内容を順守する義務を負う。例外として人道的配慮に著しく欠ける活動や十分な議論なく一方的な判断による執行には適用されない。当協定の安全性と信用性ひいては法的判断は当事者の法務部もしくはそれに該当する機関が取り扱う。当協定は、第三者機関に認知もしくは適用されることはありません。協定に関する詳細は、当事者の法務部門のみが把握できます。

  • W社による財団への非異常的な戦力の提供
  • 財団によるW社への技術の提供
  • 当事者間での敵対組織への防衛線を構築の援助
  • 特別収容プロトコル達成への支援
  • 当事者間で継続的な経済的支援

適用事項: カンナエ協定は一般社会の安全維持の達成を目的として設定されたため、W社と財団が協力し一般社会への安全を維持します。前述の通り、人道的配慮に著しく欠ける活動や十分な議論なく一方的な判断による執行には適用されませんが、この限りではありません。使用される戦力は非異常のものに限定する(SCP-XXXX-JPは例外とする)。これはSCP-XXXX-JPの収容プロトコルの最終目的である社会への帰属の達成を含みます。

  • Keterクラス収容違反
  • 都市規模での異常的被害
  • 紛争地域での収容作戦
  • カバーストーリーによる避難支援

署名: カンナエ協定に調印した時点で、当事者が把握可能ないずれかの過去未来または不確定の平行世界に対して無制限に効力を発揮します。又、カンナエ協定や締結までの経緯などを締結前の当事者が関知する必要性はありません。

  • W.Corp president: Charles Wallenstein
  • SCP Foundation counsilor: O5-1

Corporation.jpg

W社のかっこいいロゴ。今後の活躍にぜひ期待してくれ!

ストーリー構成
共同声明 > 調査記録
youtubeで不明な生物実態が国家建設を訴えている。ノイズで詳細は見えない。
テロ組織とW社の交戦
手順修正 > 異変
捕虜になった対外諜報部門職員がテロ組織構成員を使って財団に情報を伝える。
W社職員が街で爆弾を括りつけられた3体のオブジェクトを発見する。解体を試みるも1体のみ生存。
プロトコル更新
再調査記録 > 再発見
付近の民族、人類史、救助した個体のDNA解析によるオブジェクトの解明により、中世の魔女狩りの時点でオブジェクトが迫害されたとことを知る。
最終決定案 > O5声明
猫と性行為するエージェント。

PARAGON SAFOS Primary Points of Contact:

Dir. Sophia Light - Director, Western Regional Command

Dir. Kain Pathos Crow - Director, Foundation Technology

Dir. Shannon Lancaster - Project Director, PARAGON

Dir. Coryn Malthus - Director, Department of Antediluvian Research

Dr. Osmon Iles - Lead Researcher, SCP-6000

Cmdr. Alexandro Freitas - PARAGON South American Forward Operating Site Chief

Cmdr. Cecilia Aestrei - Hēt-1 Commander

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